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D)子育て環境の懸念

ここまで、遊び環境の劣化とインターネット等の普及により現れた危惧すべき事項を記載してきましたが、あらためて子育て全体を見渡すと、もう一つ大きな課題が見えてきます。

おじいちゃん、おばあちゃんが家族という単位で子育てに携わるのは地球上の動物の中では人間だけと言われています。(群れという単位においては類似するようなものはあるかもしれませんが。)これは、複雑な人間社会に適応する大人に育てるには、もの凄くエネルギーが必要で、両親だけでは足りないことの証明とさえ言われます。

しかし今は「父は仕事、残った母一人、子一人がマンションの密室で子育てをする」ということが珍しくない状況。言い換えると、これは人類始まって以来の危機といっても決して大げさではないと聞いた事があります。だから三世代同居が好ましいという短絡的発想でモノゴトが進むわけはなく、必要に応じて社会全体でフォローしていく必要があると考えています。

また、これまでの日本の美徳であれば、「人に迷惑をかけない」ということが理想とされますが、この難しい時代においては、より良いコミュニティづくりは楽しくお互いに頼り合える、言い換えれば迷惑をかけ合える様な関係を築くのが理想なのかもしれません。子育てを通すと、そんな互いに尊重し互いに頼りあえる。迷惑をかけあうことができる環境づくりができると思っているのですが、そのきっかけとなったのは、平成26年10月に開催された男女共同参画市民フォーラムinいわみざわにおける松居和氏の講演でした。


どうして人間は0歳児から生まれるのか。

ゼロ歳児は話せない。

これには意味がある。

生後2ヶ月ぐらいで必ず笑う。大人は嬉しくなる。自分が良い人間だと感じる。夫婦や近隣の大人と一緒に眺めると、そのなかで心が一つになる。

人間は心を一つにするのが好き。

一つ屋根の下に赤ちゃんがいるだけで空気が変わる=心を一つにしようとするから。

人間は子育てをしながら双方向で育つ。言葉を話せない赤ちゃんを前に、両親、祖父母、近所の人々等、複数人で育てる。これは非常に手のかかる絶対的存在の赤ちゃんを育てることで、自分たちも育つ。そして存在する意義を見出す。そこにモラルが生まれる。

*****

常々、今を生きる子ども達を取り巻く環境が悪化している原因は「大人」にあるということを私も述べてきました。言葉を借りるならば、社会から「親心」が失われていくと、優しさや許す力が消えていく。社会の「親心」から何とかしなければ次代は変わらないということ。

また、現代の時代の流れにおいて、子育てが「親」の手から「システム」の手に移るとどうなってしまうのか。政治という観点においても決して蔑ろにしてはならない部分です。

あらためて、こちらのyoutubeをご覧いただくことをお奨めいたします。


次の投稿からは、この様な課題を踏まえ、強く逞しい子ども達として育つために、とってどんな事が必要なのかについて考えていきたいと思います。

 

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C)インターネット・ゲーム等が及ぼす悪影響

現在、幼いころに良く感じた「あ~ぁ、暇だ暇だ!やることがない!!退屈だ!!そうだ○○しよう!」という様な時間が限りなくゼロに近い様な気がします。それは私が個人的に忙しくなっているから・・。と考えると終わってしまう話ですが、決してそうではなく、ちょっとした空き時間にスマホでSNSをしてしまったり、サイトを見入ってしまったりという「恐ろしく素っ気ないこと」に時間を消費してしまっているからとも感じます。

これは子ども達にとっても同じで、暇あればタブレット等で動画を見たりして時間を浪費してしまっている現状。

実はこう言ったことは、我々の意思ではなく、人間の本能的な部分で悩に操られてしまっていることだと認識するに至りました。これは我々大人にとっても脅威ですが、これから五感をフルに使った遊びを通し、様々な体験をしていかなくてはならない子ども達にとっては、百害あって一利なしと言って良いほどのものだと思われます。もちろん、この様な情報社会において、上手く付き合っていくのは大事なことですが、その前にどのような危機があるのかを大人が把握していなければならないと思われます。

以下は、その危惧すべき状況について抜粋させていただきます。

子育て世代の方々には、面倒でも是非読んでみていただきたいと思っています。


平成26年12月に発刊された「インターネット・ゲーム依存症 ~ネトゲからスマホまで~」と題されたこの本は、これまで私自身が曖昧だった感覚を裏付けするための情報の一つとして大いに参考になりました。

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大ざっぱに表現すると(以下は全て正式な本文引用ではありません。あくまで私の個人的咀嚼の範疇の表現であることをご了承ください。正式には本を購入してお読みいただくことを強くお奨めいたします。)

①人間は目先の事ではなく、将来の「報酬」に向けて努力する。例えば、、スポーツにおいて厳しい練習を乗り越え、結果を出して賞賛される。辛い仕事を乗り越えて成功し評価される。人間はこの様な報酬系の行動を積み重ね、評価されることや、自分で逆境を克服していくことなどで脳が喜びを感じる。

②しかし、現実社会においてはそんなに容易には脳が喜ぶ様な結果を出すことは困難である。反面、ネット環境などでは、いとも簡単に擬似的に脳が喜ぶ要素に恵まれる。言い換えると、脳内に苦労せずドーパミンを放出することができる。

③あらゆる依存症とは、『努力なしに簡単に脳が「報酬」を味わえる』という性質を持っている。

④前述③の様に簡単に「報酬」を得られる事により、脳内において、わざわざ苦労して現実社会において微々たる「報酬」しか得られない行動を頑張ることが無意識下で愚かしく感じてしまう。まるで汗水たらして働くのが当たり前と思っている人が、急に宝くじに当たり続けているようなものになる。

⑤これら依存が進むと、「結果の呈示にだけ反応し、社会的な報酬や金銭的な報酬にさえ、あまり反応しなくなる」という研究結果が明らかになっている。

⑥それら感覚は眼窩前頭葉という脳の部分で「報酬系」という回路をもって機能している。ネット環境に依存する事により、その機能が正常に働かなくなることが科学的にもわかってきた。


◇基本的に「胸がときめくような行為」や「モチベーション、意欲を生む行為」の興奮系の報酬には、脳内にドーパミンの放出を伴う。そして脳は短絡的にその報酬を得られることに気付くと、本人の意思にかかわらず、心を操って依存化していく。そんな容易に心地よさをもたらす行為は、すべて依存性を生む可能性がある。

心地よい結果を生む行動は増え、不快な結果を生む行動は減る。というのが、行動心理学の根本原理である「効果の法則」です。

これらのことは私達の周辺においては極端であり、滅多にないこと。あったとしても非常に高度なオンラインゲーム等にはまっている様な人などの限られた話だろう!と感じるかもしれませんが、決してそうではなく、インターネット自体や単純なゲーム全般にその傾向が満ちあふれ、判断能力が育まれていない子ども達(私達に)にとっては非常に危惧すべき状況となっていると思われます。例えば、、、

◆E-MAIL。脳は心地よい行為を繰り返そうとする習性を持っている。メールチェックしたときに「褒められるような事」「感謝されるような事」「良かった!」と思う様なことがあると、脳はメールチェックをする事で報酬を得られるような錯覚に陥り、頻繁にメールチェックをするようになってしまう。心当たりはありませんか?

◆SNSも同様で、facebookの「いいね!」やコメントが入ることで、喜ばしいことがあったりすると、脳はその味を覚え、いつの間にかまた同じような事がないかと頻繁に繰り返し確認したくなる。ありますよね??

◆大して面白くもないのに、ネットサーフィンや動画チェックを長時間し続けている人も多いはず。これは、たまたま良い情報や刺激的な画像、面白い内容などを見つけた”歓び”の経験に脳が味をしめてしまい、また次もそんな刺激を得られるのではないかと「脳の報酬系が延々と我々を操っている結果」である。これも良く理解できますよね??私達も、つい長々とサイトや動画を見続けてしまいますが、これはたまたま良い情報を見つけた時の歓びを再現したいと悩に操られている結果という状況です。

これら短絡的な行為でドーパミンを放出させる行為に「依存レベル」まで達してしまうと、その反動として「その行為以外の生活において、もう歓びを感じられなくなる。それどころか深い落ち込みや無気力に襲われ、否定的な感情、空虚感や自己否定、希死念慮などに襲われやすくなる。と言われています。


これらをもう少し補足すると、依存に至る過程は行動心理学の「変率強化」で表現できると言います。

この変率強化とは、報酬(ご褒美)がもらえるかどうかが、いつも一定しない予期しえない状況におくことにより、その行動を強化する方法。例えば、部下が同じ様な業績を上げても、いつも同じ対応はせず、ボーナスがもらえたり、逆に叱られるような状況におくこと。

わかりやすくスロットマシーンやパチンコを例にとると、最初の千円で5万円勝つこともあれば、同じ千円をつぎ込んでもあっという間に無くなり、更につぎ込み続けて5万円負けることもある。

人間の習性としてこの「変化」に強く惹き付けられてしまうのです。金銭的に勝つか負けるかはギャンブルをしたくなる表面上の理由であり、その実態は「褒美がもらえるかもしれない」という期待と、それが「裏切られるかもしれない」という不安の間で心が揺れること自体が行為への依存を生み、ついには報酬に関係なく、その行為を繰り返すこと自体が病みつきとなると言われています。

パチンコやスロットマシーンに依存するようになると、勝ち負けには関係なく、とにかく賭けつづけたくなる。言い換えると「賭けるという行為が悩にとっての報酬」になってしまう。人生の大事な時間を犠牲にしてでもゲームやインターネットに興じるのも、その行為自体が報酬となってしまっている事と置き換えられるのです。

メールやSNS等に依存してしまう傾向には、明らかにこの「確立変動」による「変率強化」に影響を受けている。返信や書き込みといった報酬が常に変化することで不安を感じやすい神経質な状況におかれること。更にいつ返信や書き込みがおこなわれるかわからず、なおさら不安になりやすい。こうした不安を鎮めるために、確認行為が誘発されやすくなる。

前述の原理に当てはめると、その変動する確率ゆえに「心は脳の操作に負けてしまう。」という事がわかります。


この長時間ディスプレイに目を奪われてしまうのも、通常サッカーなら90分で終わります。映画も概ね2時間少々。長編小説も終わりが存在します。しかし、今ネット上に溢れている情報には終わりがありません。

MMORPG等のネットゲームにも終了の節目は無いし、youtubeは人生のすべての時間を費やしてもUPされている全ての動画を見ることは不可能な量です。SNSも終わりのルールはありません。そのため、「変率強化」による脳の深部からくる”衝動”によって、貴重な人生の時間を脳の司令による安易なドーパミン放出のために費やしてしまっているのだと思われます。

スマホを手放せない。手元にあるとついチェックしてしまう。

私自身もかなりこの傾向があります。まずはこのような悩のメカニズムを知ることが大事なのかもしれません。

そして、小さな子ども達や、今、様々な体験をしなければならない成長期の子ども達が、家の中でタブレットの画面やゲーム機の画面を見続けている状況に危機感を抱かなくてはなりません。

純粋に刺激的で楽しくて熱中しているのではなく、悩の深部からくる衝動に操られ、もの凄く貴重な機会を無碍に費やしてしまっているだけの可能性が非常に高いのです。


◇次に脳科学から見た弊害として、【当たり前の事ができなくなりつつある現状】を考えてみます。

『Go/NoGo課題と勤勉性』という考え方があります。

これは、小さい頃から「やりたくなくても、やるべきことをやる。」、「やってはいけないことはやらない」と自分の欲求を抑制する能力で、幼い頃から育む必要がある。

ただ、これは何でも我慢することではありません。

長期的にメリットがあることと、デメリットがあることに分けて、メリットがあることは嫌な事でも積極的にやり、デメリットのあることは、短期的にはメリットがあってもやらない。という判断をできることが大事。

こうした思考と行動の積み重ねが、脳の報酬系に勤勉な価値観の体験を創り上げていくと言われます。勤勉さとは、短期的には苦労だが長期的に報われることに励むことであり、短期的に快楽だが長期的には自分を損なう行為を慎むことである。

コントロールの効かない行き過ぎたゲーム・インターネット環境は、この大切な能力を物理的にダメにしてしまうことが懸念されています。だから私たちはもっと真剣に子ども達に対してルール作りをしていき、大人が積極的に守っていく行動が必要なのだと思うのです。


◇ネット環境が子ども達に与える負の面もご紹介します。

例えば、人にあって話をしたり、電話をするのが苦手な子どもがいます。

その子がメールによって緊張せずに自分の気持ちを伝える体験をした際、脳の中ではメールをするという行為と不快な体験が避けられたという結果が結びつけられます。結果、人に会って話をしたり、電話をしたりとすることよりも、メールをするという行為が強化され、益々現実のコミュニケーションに苦手意識が芽生えることとなるのです。

インターネット環境を伴う電子媒体に共通することとして、対面式のコミュニケーションを避けるということがあります。文章を中心にやりとりすることが多く、対人緊張の強い人や、社会的場面が苦手な人にとって、それらの媒体は「直接の対人関係という苦痛を避けられる」という”負の強化”として働いてしまいます。

新しい電子媒体から得られる楽しみといった正の強化だけでなく、直接の対人接触に伴うストレスや不快さを避けられるという負の強化も、益々の依存を生んでしまいます。恐らく私達が望んでいる社会はこうではないはずですよね。


これら、様々な科学的な視点からネット環境の危惧を表現していることが、非常に腑に落ちる展開となっています。

そして本書の第7章ではどうやって依存を克服していくかという事に向かっていくのが本の内容となっていますが、あまりにも長くなってしまましたので、その事についてはまた機会を見てご紹介できればと思います。

少なくとも今の私たちが行わなければならないこととして、インターネット環境を有する電子媒体は非常に便利で快適であるものの、その反面、とてつもなく大きな負の要素が存在しているということを理解すること。そしてその事実を大人も子どもも共有することが何より大事なのだと感じています。

昨年の10月に出すこととなった協議会メッセージにおいても、残念ながらその真意までは表現しきれておりません。

子ども達(大人も)が、なぜyoutubeなどの動画サイトに熱中しているのか。なぜ、長時間ネットサーフィンをしているのか。なぜ、長時間オンラインゲームに熱中しているのか。ただ、現実社会で群れる場所がなく、しかたなくバーチャル上で群れるためにやっているのか。でも実際にはそれだけではなく、脳がその短絡的な刺激を求めて、それに身体が支配されているということを気付かなければなりません。

その様な環境下、大人は子ども達がネットトラブルに巻き込まれない様にと、ただ見守るのみで良いのか?

私はずっと懸念だった事が、この本と出会ったことで明快に言葉になりつつあります。
ネットいじめや、ネットトラブルの当事者になってしまうことも非常に危険な事であり、絶対的に避けなければならない事ですが、人間としての大事な能力を育むべき時期における、貴重な機会・時間の浪費や、Go/NoGo課題と勤勉性という観点から言っても、多大な損失をしていることに気がつかなければなりません。

私自身、行政に関わる機会を得ている者の一人として、そして保護者として、地域の大人の一人として、もう少し、この危惧すべき環境にエネルギーを注いでいきたいと思います。

*青少年問題協議会におけるスマホ等のルールづくりに向けた動き
https://hiranoyoshifumi.jp/2015/02/10/4652

*青少年問題協議会で発行した啓発リーフレット
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/media/k2/items/book/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88_151028021819.pdf

 

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b)教育と遊育 ~幼児期の遊びが大事な理由~

平成27年8月にこども環境研究会北海道第2回研究会があり、9月に第20回園庭研究会in恵庭&札幌で学ぶ機会(https://hiranoyoshifumi.jp/2015/09/17/6568)があり、そこでこれまで言葉にならなかった朧気な事が具体化できる様になってきました。

ここでは上記講演会等で聞いた遊びの重要性について抜粋していきたいと思います。


良く言われること → 【親がこどもに身につけて欲しいこと = 集団生活をすることで培う「社会性」】 しかし、これは一方的な指示や教育では培われることはなく、遊びを通して培われるものです。

ここで遊びの定義を考えると、環境に遊ばされている内は遊びではない。と断定することが出来るかもしれません。

 

例えば、鬼ごっこは遊びか?という問いがあったとします。

これに関しては、その時に鬼ごっこをしたいと思った子どもにとっては遊び。でも、その時に一人で静かにしていたいと感じている子にとっては遊びとは言えない。

これは今の一般的な幼稚園や保育園で行われる幼児教育として、一斉に同じ時間に同じ”あそび”をさせるのは無理だということを表しています。遊びとは自分からやってみたいと思うかどうかが何より重要なのです。

 

【遊ぶ = その子の世界】

一人ひとりの子にとって、やってみたいは沢山あるものの、AちゃんとBちゃんのやってみたいは全て重なるわけではありません。例えば砂遊び一つとっても、綺麗に山を作りたい子や、山の形はどうでも良いが、トンネルをつくるのに楽しさを見出す子もいるのです。似ていても全ての子が違う価値観「”私”というアイデンティティ」を持っています。

すなわち、遊びを通してアイデンティティの創造につながるはずが、現代の一方的な教育手法では、教育者の型にはまらないことは禁止事項となってしまう傾向があります。こういった要素で、遊び=自己の形成が不足すると思春期が第二幼児期になってしまうと言われます。自分が自分である原点をつくることができないまま大人になってしまうのでしょう。

結果、自分を認めて欲しくて、注目を集めるような問題(?)行動が出る。幼児期における「見て見て!」が続いてしまう。

大人はちゃんと子どもを見ているつもり。しかし、それはこの様に二つの異なる”育”、教育と遊育で隔たりがでてしまうと考えます。

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今の教育の流れでは、教える側に価値のあることを教える。よって、「遊ぶ」や自ら「育つ」ためのキタナイウルサイアブナイを禁止する傾向があります。それぞれの子どもにとって異なるアイデンティティを保持し、とても意味のある世界=遊育を認めてもらえない。これが、幼児期を終え、大きくなっても見てもらっていない。認めてもらってない感覚を引きずる。自己肯定感の欠如に繋がる。

教育者(保護者やほとんどの大人)にとって、思い通りになる子はよい子。子どもの「遊」の世界で価値観が合わないと”困った子”になりがち。真っ当な自己を形成するチャンスを失い、社会的承認を得られないまま大人になる傾向があるのかもしれません。


現代社会において、私達大人が気づかない大きな環境の変化が二つあります。

 

都市化、合理化、システム化等々の管理社会の到来

保育園や幼稚園、学校、放課後クラブ、習い事、、etc.それぞれに細分化されて進み、ルールにはめられる → 子ども達が逃げられない、逃がさない。という環境下に置かれ続けてしまう。

○危惧すべき多大化 

少子化の反対。子どもから見ると子ども一人に対して大人が多すぎる。大人の目を盗むことが困難。これらの要素により、自然な子どもの感じ方を無視し、小さい頃から「教える」「やらせる」「コントロールする」というプログラム化が進行してしまっている。

以前は当たり前にあった、大人の目を盗み、自分で遊育ができたはずが、その機会が無いので自己をつくる機会を得ることが困難。

だから、子どもがやりたい事を自由にできる場を大人がつくる事が必要~プレーパーク等によって、自分の価値観を押しつけず、遊育ができる器づくりが必要なのだと認識しています。ただ、これらはハードだけあってもダメ。全ての大人である教育者次第。今の社会的価値観は、この遊育を殺す方向で進んでしまっているのではないだろうかと大いに心配になります。


◆意思とは「快」「不快」に左右される【情動(心)】であり、善悪(正誤)は【価値観】である。

・公園に一つの滑り台があります。ある子ども達は通常とは逆に、滑る側から登り、階段から飛び降りる。普通に階段から登ったとしても順番を無視して横入り。子ども達同士の世界ではこれも正解。行儀が良い悪いといって大人が介入した瞬間から、遊育から教育に変わってしまいます。

子ども達にとってはせっかくのコミュニケーションスキルを育む場。トラブルを大人が事前に防止することで学ぶ機会を奪ってしまう。子ども達は沢山ぶつかり合うことが必要。子ども同士で噛まれても、大人が介入しなければ、噛んだ方が何か面白そうなことを始めると、噛まれた方も寄っていく。それで関係の修復。大人とは違う世界がある。それを大事にしていかなくてはならない。子ども達を信頼し、少し距離をおいて見守る力が重要だと思われます。

・集団で遊ぶのが苦手な子もいます。どんな子も【唯一無二のやってみたい】をみんな持っているはず。それを認めるべきなのでしょう。


◆脳科学では以下の3つが幼児期までに形成すべき「心」を司る部分で大きな影響があると言われています。

①「自律神経」~コントロールできる筋肉は意識的に鍛えられる。無意識下で動くものは鍛えられない。だから幼いころから自然環境で鍛える。暑い寒い、痛い、キツイ、嬉しいetc.五感をフルに活かした様々な経験を通し、タフに過ごすことも大事。これで自律神経が鍛えられると考えることができる。

②「免疫系」~楽しいと上がる。ストレスで失う。

③「内分泌系」~ドーパミンetc.しかるべき物質でしかるべき対処を行う。

人はこれらの三つ巴で動いている。その司令塔は「心」「情動」を司る恐竜脳と言われる古い脳部分。これを幼いころに目一杯刺激することが重要~現代は鬱等の精神疾患が多い傾向があるが、この部分が幼い頃に成長していないことが考えられる。

◆全ての判断の裏付けは「快」「不快」です。現代教育はこれを働かせないようにしてしまいます。一方的押しつけ教育に適した性格になるには情動は抑えられた方が「よい子」の評価になってしまう。そして親もそれを無意識に求めてしまっている。社会の価値観がそれを求めているのです。

◆アイデンティティ~私は私であるという根幹は「記憶」であると言われます。細胞は数年で総入れ替えするが、”私”を形成する記憶があるから”私”でいられる。この記憶は「情動」でより強まると言われています。

今、幼い頃の記憶がない大学生が沢山いると聞きます。子どもは環境に敏感です。環境的に「よい子」が求められると、それに無意識に応える様に育とうとします。それは自らの心の欲求である「遊育」の場を抑えることに繋がり、期待に応えるよい子でいるがために、情動が動かずに自己を失ってしまいます。そのために大部分が記憶に残らないことに繋がります。

アブナイキタナイウルサイを育む事の重要性として、育て方ではなく、自ら育つ場を保障する必要があるのだと考えます。


誰しも子ども達は健やかにのびのびと育って欲しいと思っているし、自主性のある人間になって欲しいと願っています。しかし、今の社会環境は上記の理由等を持ってしても、知らず知らずの内に逆行していると感じます。

私達大人や社会が子ども達に与えるのは「消費あそび」です。習い事やゲーム等、与えられた環境の中で遊ぶのです。環境に遊ばされている内は本格的な遊びではない。遊びがなければ工夫、創造あそびが発生しない。それは自己形成の機会を失うという事と言っても良のだと確信しています。

北海道は学力も体力も目一杯下位。

体力と学力は相関することがわかっています。ドアtoドア&インドアな生活。典型的な北海道の子ども達。もっと自然の中で、消費遊びではなく、工夫と創造性を刺激する本物の遊びの機会が必要。それをどう大人が保障するか。行政も実現に向けて真剣に考えて行かなくてはならないのです。

ここで唐突に自分の幼児期を振り返ると・・・。

誰に強制されたわけでもなく、周囲に気を使う典型的な「情動」を抑えた子どもだったと思っています。実は恥ずかしながら小学校高学年ぐらいまでほとんど記憶がありません。恐らく自力で生きていませんでした。妻には「多分その頃は人間ではなかった」と表現しています。それでも運良く様々な環境と出会い、ちょっと変わった経験を経て何とか人並み程度のアイデンティティを形成する事ができて今があると考えています。

だから、前述の「幼い頃の記憶がない大学生達」の気持ちは良くわかる様な気がするのです。それは日本社会全体が無意識に求めている”理想の子ども像”が生んでしまう現象だと思われます。その改善に向かって、もっと遊びの価値を共有すべきだと確信しています。群れて遊ぶのが子ども期にとても必要なこと。それがしにくい現代においては大人が器をつくることが大事。そして何より子どもだけに注力しても変わらない。大人が変わらなければ子どもの環境は変わらない。これが何より重要なこと。器だけでなく心が変わること。

そのためにどうしていけば良いか。

行政は当然、周囲の大人全員が問題意識を持って取り組んでいかなくてはならないことだと思っています。

 

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a)子どもを取り巻く環境の変化

少し前まで、私を含め子ども達の多くは外あそびが主でした。近所の道路や空き地が遊び場であり、多くの子ども達が年齢の枠を越えて群れて遊んでいたような気がします。この群れる行為は人間としての本能です。人間の子どもは群れて遊ぶ中で、種々伝承を含め、様々な社会的能力を身につけていくのだと思っています。

しかし、今、幼児期の子ども達の多くは、ゲームやインターネット、そして習い事で1日の大半の時間を失ってしまっているように思われます。

それの何が悪いのか?という意見もあろうかと思います。ここのまとめシリーズでは、少しずつそんな事を掘り下げてみたいと思います。


◇人間の成長に不可欠なもの → あそびを通して人間性を育んでいく〈本能〉

環境建築家の仙田満氏の論文を参考にさせていただけば、脳科学の進歩によって、人間の脳は8歳頃までに約90%が形成されることがわかっており、その頃までのさまざまな体験が、その後の人生に大きな影響を及ぼすといわれています。また、その8歳以下の子どもたちの成長は、あそび環境によって主に5つの能力を開発すると考えらています。

その5つの能力とは、群れてあそぶことによって、体力、運動能力を発達させる【身体性】の向上。アメリカの作家ロバート・フルガムの『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という本のタイトルにもある通り【社会性】の向上。自然あそびを通して感受性、情緒性を育む【感性】の開発。偶然性をはらむあそびの中に新たな発見、発明をもたらす【創造性】の開発。自由な意思を持ち、失敗しても何度も繰り返し、征服したときの喜びを忘れない【挑戦性】の開発。

これらの背景を踏まえた中から現状の岩見沢市の子育てを考えると、日本全国あらゆる都市と同じような状況であり、子ども達のあそび環境は、群れる場所がない、伝承がない、ゲーム、テレビ、稽古事等の影響により、空間・時間・コミュニティ・方法という要素が相互に作用しながら悪い循環に陥っていると思われる。(2013年第三定例会一般質問より抜粋

 

それらを考えていくと、今、多くの子ども達が家の中で画面に向かってネットゲームをしていたり、タブレットでyoutube等の動画サイトにかじりついたりしている光景は、あまりにも受動的&刹那的な魅力にとりつかれて、リアルな成長の機会を逸しているような気がしてなりません。

それは地域のあそび環境から、保護者の気の持ちようまで、社会全体で改善していかなければならない、非常に危惧すべき状況であると言っても決して過言ではないと思っています。

子ども同士が群れてコミュニケーション能力を磨く、自然を相手に遊びを発明し、創造性を育んでいく。 更に保護者が見守り力を身につけていくことで、子どもへの接し方が劇的に変わっていく。

大人の見守り力 ~ 平成26年2月に開催した、当時の所属会派のシンポジウムのトークセッションで最大の切り口になったのが、「子どもが悪いわけではない。すべては大人が起因。」ということ。

 

お時間ありましたらご覧下さい。

 

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地元の新年総会に参加

[平成28年1月14日投稿]

毎年恒例となりましたが、私の住む北3条町会、及びお隣の北2条町会は、新年総会の席に来賓としてお招きいただいています。

特に北3条町会の場合は私も会員のため、来賓という立場で参加するのは何とも心苦しいところでもあるのですが、総会終了後の懇親会の席において、色々なお話を聞く機会にも恵まれ、何ともありがたい機会を頂戴しています。

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北3条は約70名の参加。北2条は約60名の参加と言ったところです。

共に、全ての席を廻らせていただき、一部宿題をもらいながら次の活動に繋げていきたいと思っています。

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これらの町会の特徴として、北3条は小さな新興住宅団地や、空き地への新築物件が若干増えつつあり、比較的若い方の新規加入があり、それらの方々も町会活動に理解を示してくれており、役員構成も若い方が珍しくありません。

北2条は駅北周辺も含むため、これまで無かった市営住宅やアパート等の新規進出が目立ち、特に市営住宅の方々が積極的に町会活動にも関わることで、新しい気風が混ざりつつあるような気がします。特にこの駅北地域は、現在もアパートや住宅等の新築が進んでいるため、益々新しい住人の方が増えることとなり、会員数は増加傾向です。

その中で、どのように理解をいただき、町会に加入して活動していただけるかが大事なところ。

冒頭の来賓ご挨拶の機会をいただいた時にも、その様なお話をさせていただきました。

私の個人的な感覚としては、私と同世代ぐらいの方々の意識として、地域のために何かできるなら、自分もやります。という考え方を持っている人が多い気がしています。

ただ、お声がかからないので、その様な機会に恵まれないという状況も聞くことがあるため、是非、役員の皆さんには若い方々にも積極的に声をかけてみては如何でしょう?という思いです。

*********

いずれにせよ、町会に加入するメリットがわからない!という様な声があるのも事実。また、町会に入ると、全く余裕がないのに役割が廻ってきてしまって対応できない。それが心苦しいから入りたくない。などとも聞くことがありますが、やはり私たちが生活していく中では、まだまだ切っても切り離せない大事な地域組織です。

街路灯やゴミステーションだけでなく、防災や広報、子ども会や敬老事業等々、誰かがやってくれているから成り立っている事であるがゆえに、その”誰かが”に意識を向けて、少しずつでも力を合わせていくという事が大事なのだろうと感じています。

何より、助け合う中でお互いを知ることになり、それが地域の繋がりの強さにもなっていきます。

ある町会長さんが、「これまで通りで良いのか?」全ての事業、催しを行う中で、時代に合わせて変化していくための議論が必要となる。という様なお話をしておりましたが、そう考えている町会は、きっとより多くの賛同者も得ながら、より良い地域づくりをしていけるものと思います。

私も微力ながら、そんな繋がりが見直される様、努力していきたいと思っております。

新年も早半月が経過しました。

[平成28年1月14日投稿]

新年の大きな行事は、岩見沢市新年交礼会からスタートしました。

今年の交礼会は暦の都合もあり、1月4日(月)で若干早めの日程でした。

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この交礼会に参加すると、市内各界の主要な方々が大勢お集まりになられていることから、気が引き締まり、いよいよ新年の幕があけた事を実感します。

 

消防の出初め式は1月9日(土)でした。

家を出てしばらくは深々と大粒の雪が降り続く生憎の天候でしたが、いざ出初め式の開式時には雪も上がり一安心。約400名の団員の皆様の日頃の行いの良さが表れたのかもしれません。

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岩見沢消防の出初め式は、最初2条通りで整列し、その後、であえーる駐車場と牧病院さんのある通りを2条から4条の方向へ隊列行進を行います。

大勢の職員、団員の皆様の引き締まった行進は、見ていて気持ちが良いものです。

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その後、まなみーるの大ホールに場所を移し式典が開催されます。

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ここで、様々にこれまでの功績をたたえる褒章・表彰等を含め、厳粛な雰囲気で終了します。

消防職員の皆様の他に、別の仕事を持ちながら、地域のために、いざと言う時に駆けつける消防団員という役割にこんなに大勢の方々が参加し、日頃から鍛錬をされていることに心から敬意を表します。

私ももっと若い時からこの消防団の事を知っていたら、是非入って活動してみたかったと感じます。

本当に素晴らしい組織だと感じます。

来年の出初め式も楽しみです。

貨物新幹線導入を検討(北海道新幹線)

〈平成28年1月4日投稿〉

元旦の新聞1面に、表題のような見出しが躍りました。

“国土交通省とJR貨物、JR北海道などが、北海道新幹線に貨物専用の新幹線を導入する検討を始めたことがわかった。”

ということで、これまで北海道新幹線に期待する声がある反面、経済的にも厳しいことが予想されている状況等、懸念すべきこともあったのは事実かと思います。

その懸念を解消する一つの考え方として、北海道の農産物等を速やかに運搬する「貨物としての新幹線」ならどうだろう?と身近な人と雑談的に話していたことが多々ありました。そんな背景があったため、元旦に唐突にこの様な記事を目にし、様々に希望が膨らみます。

まず考えられるのが農産物(オールシーズン安定した運行を考えると、農産物では足りず課題が山積ですが)。

これらは鮮度を保つためにも、時間との勝負となります。

例えばトウキビなどを首都圏に運搬するには、朝に収穫したものを飛行機で空輸することも珍しくありません。ただ、コストと輸送量に難があるので、それほど一般的になっているわけではありません。

しかし、大量に運べる貨物列車が、わずか半日+αで北海道から首都圏や関西にまで運べるとなると、これまでの考え方を大きく変えることができるかもしれません。(現在の青函トンネルの貨物列車の運行は51本/日(上下計) 北海道から本州への発送量221万トン、到着量は225万トン *資料へのリンク

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(画像は昭和55年に廃止になるまで、東北以北最大と言われた岩見沢市大和地区の操車場の風景~ピーク時で1日4千輌の取扱貨物車数があったと聞いてます。)

道内各地から一旦大型操車場に集まった貨物は、空港や各港等に行くものと、クレーンでそのまま新幹線に乗せられるものに分別され、また各地へと散っていく。そんな事を想像すると、元々東北以北最大の操車場があったこの岩見沢の地の利を活かすことができるかもしれません。

何せ、元々がこの岩見沢は交通の要衝として、近隣の産炭地から石炭を運ぶための鉄路の拠点でありました。鉄道で何かを運ぼうと思えば、この地の利が活きてくることは間違いない事実であり、また、上の画像の大和地区の操車場跡地は、現在、市が保有する広大な空き地となっています。

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(岩見沢が鉄路の街として発展してきた状況)

とはいえ、貨物新幹線が導入される可能性が高まっても、そもそも既存の操車場のキャパを越え、別途操車場設置が必要とするほど運搬需要が高まるのか?という事や、いきなりこの岩見沢の地に操車場を!というのは、事情を良くご存じの方には「何をアホなことを・・」というレベルの話かもしれません。よって、あくまで私の勝手な都合の良い空想上の話であることを申し添えさせていただきますが、本来の計画から行けば、新幹線は旭川までの延線も視野に入っている事もあり、車両庫を含め、あながち非現実的な話としてしまうには勿体ないと考えています。

これらの事を踏まえ、一度じっくり(こういう性質のものとしては、残された時間も僅かかとは思いますが)と勉強してみたいと考えておりますが、どなたか鉄道に詳しい方のお話なども聞いて、夢を膨らませていけたらと思っています。

と、勝手に夢が膨らむ新年のニュースを読んでの投稿でした。

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

あらためて旧年中は大変お世話になりましたこと、心より御礼申し上げます。

年が明け、岩見沢の正月は雪もそれほどでもなく、降雪を待ち心待ちにしている方々もいる反面、多くの方々にとってはホっと一安心といったところでしょうか。今年1年、この様に穏やかな年となる事を祈りつつ、反面、国も地方も難しい課題を抱えている時代だからこそ、この新しい年に多くの人々が希望を見いだせるような活動を展開できるよう、私自身、より一層努力していく所存です。どうか本年も変わらぬ叱咤激励のほど宜しくお願い申し上げます。

平野よしふみ

ある日の出来事。

平成27年12月19日 (土)は色々と重なった1日でした。

朝8時から、岩見沢観光ボランティアの方々に駅舎ガイド

これまでイワホで行っていた駅舎の観光ガイドを、観光ボランティアさんでも出来るようにしたいとの事で、久々に駅舎ガイドをしてきました。

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私の都合で8時という早い時間からのスタートになってしまいましたが、約1時間に渡ってお話をさせていただきました。もちろん、余談的な部分も多々ありましたが・・・。

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これまでの一般質問及び答弁一覧

平成24年9月の当選以来、本会議にて行った一般質問及び答弁のまとめを掲載いたします。
*リンク先よりご覧いただけるようにしています。

◆令和5年第四回定例会(12月)《一般質問》

1,再生可能エネルギー普及に伴う現状と今後の対応について
 1)太陽光パネルに関する全国市長会の要請について
 ①現時点で全国市長会の取り組みの状況と、それに対する国の反応について
 2)市内施設の現状について
 ①現在、市内には太陽光発電施設がどれぐらい設置されているか
 ②売電している施設設置数と個人、事業者別でどのようになっているか
 ③その規模等、概要について
 3)太陽光発電における懸念と対応について
 ①すでに稼働を停止、または稼働しているものの連絡が取れない所有者等の状況について
 ②市民から通報があった場合の対応の手続き手順について
 ③市として太陽光発電設備におけるリスクをどのように想定されているか
 ④豪雪地に即した積雪荷重や積雪に伴う設置高さの規定等々、一定のルールづくりについて

2,新病院建設について
 1)岩見沢市財政に与える影響について
 ①見直した事業費における一般会計からの繰出金について
 ②今後の岩見沢市財政に与える影響について
 ③市の経常収支比率のシミュレーション及び、市長の考え方について
 2)職員の確保について
 ①岩見沢市職員定員管理計画との整合性について
 ②職員確保に向けた戦略について
 3)身の丈にあった新病院の建設について
 ①岩見沢市に適した身の丈の考え方について
 ②計画の見直しについて

【下記:補足投稿】


◆令和5年第一回定例会(3月)《代表質問》

1,令和5年度予算編成について
(1)基本的な考え方について
 ①特にどのような考え方をもって取り組まれたか伺います。

2,行政改革大綱について
(1)行政改革大綱の策定について
 ①これまでの総括と新たに留意した点について
(2)中長期財政計画について
 ①これまでの収支改善を達成した見解について
 ②今後、収支不足に陥ると試算される中、その対応、考え方について
 ③新病院建設に伴う病院事業会計への繰出金について
(3)岩見沢市職員定員管理計画について
 ①会計年度任用職員や派遣職員の近年の推移について
 ②同じく今後の傾向について

3,新型コロナウイルス感染症について
(1)これまでの対応、取り組みについて
 ①これまでの対策の総括について
(2)ウィズコロナに向けた取り組みについて
 ①様々な活動が活発化するに当たり、市としての取組について

4,デジタル技術の活用推進について
(1)窓口業務のスマート化
 ①当該業務に携わる職員数の変化について
 ②人材の有効活用並びに業務効率化について
 ③利用される市民にとって期待される効果について
(2)ビッグデータ及びオープンデータの推進について
 ①現在の活用に向けた取り組みについて
 ②今後のオープンデータの充実、発展、活用に向けたイメージについて

5,ゼロカーボンシティに向けた取組について
(1)GXの推進について
 ①どのようなアプローチでGXの取り組みを推進していくか
(2)再生可能エネルギーについて
 ①各種再生エネルギーに対応する「調和・規制」を目的とした条例の検討について

6,住宅施策について
(1)住宅耐震基準について
 ①積雪期における耐震に対する見解について
 ②現行耐震基準を有しない既存建築物の数について
 ③市内における耐震診断の利用件数と耐震化率について
 ④耐震改修未実施の住宅への注意啓発について

7,開庁140年、市制施行80周年について
(1)令和5年度の取組について
 ①市史に関連する新たな発行物について
 ②記念イベントについて、どのような検討がなされているか
 ③共通ロゴマーク等による市民連携について

8,教育行政について
(1)部活動の地域移行について
 ①現在の見通しについて
 ②子どもたちの移動手段について
(2)岩見沢市立緑陵高校に求められる魅力について
 ①緑陵高校の強みや魅力、今後の目指すべき姿について
(3)ヤングケアラ-の実態把握について
 ①学校で把握されているか
 ②把握した場合の対応について

*議事録転載

令和5年第1回定例会_代表質問議事録転載


◆令和4年第三回定例会(9月)

1,スマート・デジタル自治体の更なる推進に向けた取り組みについて
(1)書かない窓口の評価と今後の展開について
 ①現時点でどの様な評価をいただいているか
 ②今後、さらなる拡大充実が図られていくのか
(2)市民協働のためのICT活用について
 ①LINE公式アカウントの登録状況及び推移と、今後の登録を促すPRについて
 ②市民と協働可能なシステムの導入に対する課題及び見込みについて
 ③イベントカレンダーの積極活用について

2,岩見沢市の有機農業の推進と学校給食への活用について
(1)有機農業推進に向けた取り組みについて
 ①現在の岩見沢市における有機農業の実施状況について
 ②市としてどの様な支援をしているかについて
 ③今後の推進に向けた考え方について
(2)有機農産物の学校給食への導入について
 ①庁内横断的に取り組む必要性について
 ②市内学校給食への有機無農薬野菜活用の事例と評価及び課題について
 ③オーガニック給食の推進に向けた教育長の考え方について

3,デジタル・シチズンシップ教育について
(1)デジタル・シチズンシップ教育の推進について
 ①現状の取り組みについて
 ②今後の展開について

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2023/02/25

*動画映像
https://youtube.com/watch?v=jcV58su0O28&feature=shares


◆令和3年第三回定例会(9月)

1、ふるさと納税について
(1)令和2年度の減少の要因について
①大幅な前年比減についての見解を伺います
(2)今年度の状況について
①現時点での状況を伺います
②今年度の推定はどのように分析されているか
(3)岩見沢市民の他自治体への寄付傾向について
①市民税控除額の推移はどのようになっているか
②控除を受けている市民はどれぐらいいるか
(4)ワンストップ特例について
①不合理の発生と影響について伺います
(5)今後の取り組みについて
①「モノ」から「コト」への魅力を高める方向性について
②支援対象プロジェクトや返礼品の公募等の検討はいかがか

2、市のwebサイトについて
(1)リニューアルについて
①公募プロポーザルの応募は何社だったでしょうか
②リニューアルにあたり重視しているポイントはどのようなことか
③何がどの様に変化する予定か

(2)双方向性の活用について
①ホームページの「市政に対するご意見・ご要望」への意見状況について
②同じく「ホームページに対するご意見。ご要望」への意見状況について
③ホームページからいただいた意見に対する検証、反映等の仕組みについて
④SNSでのコメントに対する確認、検証、反映等の仕組みについて

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2022/02/10/14776

*動画映像
https://youtu.be/NY5dvX6TiEo


◆令和2年第三回定例会(9月)

1,人口減少社会への対応について

(1)項目 現在の人口推移とその対応について
 ① 現在の人口推移に対する見解と今後の見通しについて
 ② 結婚新生活支援事業について
 ③ 人口動態が好転傾向にある14歳以下及び30歳代に対する施策について
 ④ 転出超過に改善が必要とされる20歳代へ対する検討と見通しについて

(2)項目 公共施設の状況と今後について
 ① 現在の公共施設数、延床面積、人口一人あたり面積について
 ② 移転や廃止、協議などの施設における当事者等への対応について
 ③ 市民共通の課題認識とすべく、情報提供や手法の検討について

2,ICT環境について

(1)項目 市内ブロードバンド環境について
 ① ブロードバンド世帯カバー率について
 ② FWAやBWAの加入状況や傾向について
 ③ 今後の通信量増加に伴う速度低下への懸念について

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2021/09/06/13732

*動画映像
https://youtu.be/-VSY8v5LKzs


◆令和元年第四回定例会(12月)

1 市が所有・管理するパークゴルフ場の考え方について

(1) 利用者数の推移と動向等について
① 利用者数の減少はどのような状況か
② その理由をどのように分析されているか
③ 利用者の年齢構成について

(2) パークゴルフ人口増への対策と健康寿命延伸への有効活用について
① 若年層の新規参入と世代間交流を期する未成年者同伴への優遇について
② 健康ポイントとの連携等、積極的な施策推進について

(3) 利用料金の現状について各施設において料金設定の不均衡が生じている経緯について

(4) より多くの人が利用しやすい環境づくりに向けて
① 料金の不均衡を是正する見直しと利用しやすい金額設定について
② シーズンパス制度などの新たな制度の導入について

(5) 市内パークゴルフ場における一元管理について
① 施策、管理等の一元化について
② 情報発信について2 炭鉄港の取り組みについて

2.炭鉄港の取り組みについて

(1) このたびの日本遺産認定を受け、今後の利活用について
① 市からの情報発信の必要性について
② 市独自での状況把握と活用推進について

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2020/10/09/13206

*録画映像
https://youtu.be/tMSNQgNiOZk


◆平成30年第三回定例会(9月)

1 炭鉄港推進に伴う地域価値の向上について

(1) 岩見沢の価値に対する認識について
①日本遺産登録申請が予定され盛り上がりを見せる炭鉄港に伴い、岩見沢の価値をどう認識しているか
(2) 現存する資源について
①今後、現存する資源をどう連携、活用していくか
(3) 岩見沢市都市計画マスタープランとの整合性について
①既存計画との関連性を深め、より実行力のある計画へ
(4) 岩見沢市の観光振興等各種計画との関連について
①関連性の向上と見直し、追記等への見解について
(5) 炭鉄港に期待する今後の展望と課題について
①岩見沢市として、この取り組みが推進されることで期待される効果とは
② 現在、課題として捉えていること及びその解決に向けて

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2018/12/16/10631

*録画映像
https://youtu.be/LVXzOmR_ZYI


◆平成29年第三回定例会(9月)

1,市役所庁舎建設について

(1)多くの市民と対話できる情報提供のあり方について
(2)都市計画マスタープランとの整合性について
(3)市民協同に向けた市役所庁舎の考え方について
(4)現在地における活断層の考え方について
(5)合併特例債の活用について

*録画映像
https://hiranoyoshifumi.jp/2017/09/22/9119

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2017/12/07/9341


◆平成28年第四回定例会(12月)

1、岩見沢市指定文化財について

(1)現状と課題について
①岩見沢市にとって文化財の価値及び可能性について
②今後の市民文化の向上に向けた課題について

(2)今後の考え方について
①今後の文化財指定の方向性について
②市民との意識共有について
③保全、維持経費等への手法について
④市民文化の向上に向けた関心の高め方について

2,子育て環境の整備について

(1)幼少期の遊び環境について
①遊びの重要性の意識共有について
②遊び環境の整備について

(2)インターネット、電子媒体等への対応について
①現状認識について
②周知活動や市民との意識共有について

*録画映像
https://hiranoyoshifumi.jp/2016/12/20/8039

*公式議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2017/02/15/10140


平成27年第四定例会(12月)

1 安定した雇用や、活躍する場を増やすための取組について

(1)地元商工業振興について
①関係省庁との連携や窓口の一元化等について
②市として取り組むべき地元企業支援について
③時もとにおける農商工連携について

(2)起業(スタートアップ)支援について
①どのような支援展開を考えているか

(3)企業誘致について
①地方活力向上地域特定業務施設整備促進プロジェクト等の活用について
②企業誘致や本社機能一部移転等の現状と見込みについて

2 市民活動の機運向上に向けた取り組みについて

(1)活動支援体制の整備について
①短期的、中長期的な取り組みとして、どのような事を考えているか

(2)市民意識向上に向けた仕組みづくりについて
①市民活動団体等への支援方法について
②市民参加意識を高めるための取り組みについて

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2016/06/16/7381


平成27年第二定例会(6月)

1 地方版総合戦略の策定に伴う考え方等について
(1)岩見沢版総合戦略の策定について
① 現在の課題と見通しについて

(2)公共施設マネジメントについて
① 公共施設等の再整備に関する立地や施設集約等について
② 駒沢跡地について
③ 総合戦略への反映について

(3) 歴史、文化の要素について
① 岩見沢固有の歴史、文化をどう計画に反映させるかについて

(4)広域連携について
① 他都市との連携について

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2015/08/20/6447


平成26年第四定例会(12月)

1 子どもの成長に不可欠な「遊び環境」の推進について
⑴ 行政の現状認識について
① 子ども・子育て支援に関連し、屋内型の遊び場等を整備するに至った経緯と現状認識について伺う

⑵ 現在計画中の屋内型遊び場の運営について
① 安全の確保を考慮したリスク管理と子どもの主体的な活動を実現させるための相反する要素に関し、どのように考えているかを伺う
⑶ 今後のより一層の遊び環境づくりについて
① 岩見沢市が持つ豊かな自然や公園を活用した遊び環境づくりの推進について伺う

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2015/03/03/4781


平成26年第二定例会(6月)

1 岩見沢市まちなか活性化計画について
(1)現在の課題並びに今後の見通しについて
①今年度よりビジョン編として10年間、プラン編として5年間を計 画期間として策定されたが、より実効性のあるものへと昇華するために現在課題として捉えていること、並びに今後の見通しについて伺う。

(2)前向きな計画推進にむけた仕組みづくりについて
①関係各位並びに市民との合意形成や課題共有にむけた体制の構築について伺う。

克雪に向けた取り組みについて
(1) ボランティア活動の推進について
①豪雪に伴う地域課題を解決するにあたり、今後益々重要な位置づけとなると思われるボランティア活動推進のための体制づくりについて伺う。
(2)項目 補助制度について
①市民の安全を確保し、快適な冬生活を過ごすための補助制度の推進について伺う。

3 豊かな人間性を育む教育について
(1)平成26年度版 子ども・若者白書の特集等から見る教育課題について
①時代背景並びに社会情勢から、今後益々必要とされる教育についての考え方を伺う。


平成25年第四定例会(12月)

1 駅前通り整備について
⑴ 計画と現状の認識について
① 岩見沢駅前通り地区地区計画等の方針と現在の状況について、どのような認識を持っているか
⑵ 今後の進展について
① 今後、事業の推進に向け、ソフト面の施策が不可欠と考えるが、どのように考えているか

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/03/27/2848


平成25年第三定例会(9月)

1 持続的で活力ある岩見沢市の実現のために
(1)子育て環境の向上による定住人口増加に向けた取り組みについて
①著しい社会環境の変化に対応するには、生産年齢人口比率の向上を目指すことが重要と考えるが、そのための定住人口増加に向けた取り組みについて

2 公共施設の現状把握と情報共有について
(1)公共施設白書の作成について
①市内における公共施設の現状や課題等を可視化するために、所管の枠を越えて網羅的に把握し、市民と情報を共有することが必要だと認識しているが

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/12/06/3215


平成25年第二定例会(6月)

1 今後の都市計画について
(1)駅前通整備事業について
①進捗状況及び今後の方向性について
②市のかかわり方について
(2)岩見沢市都市計画マスタープランについて
①計画の進捗状況及び現状認識について

2 除排雪事業について
(1)昨季までの経過と来季に向けた改善について
①期待される市民のニーズに対する現状認識について
(2)官民パートナーシップの推進並びに情報共有について
①今後目指すべき方向について
②意識共有のあり方について

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/09/09/1834


平成24年第四定例会(12月)

1 除排雪について
⑴ 除排雪に伴う三方良しの体制づくりについて
① 市民、業者、行政のより良い三方良しの環境を実現するために、適切な補助、支援方法の強化や岩見沢市としてのルールづくりをどう考えるか

2 岩見沢市の活力向上について
⑴ 岩見沢の特色あるまちづくりについて
① 今後の人口減少社会への対策として、まちの魅力を高めることが不可欠であると思われるが、岩見沢市としてどのような方向性を持っているか
⑵ 開基130年、市制施行70周年の節目について
① 来年度の節目を迎えるにあたり、現在検討されている計画があればお聞かせいただきたい

3 教育環境について
⑴ 連続性や継続性を大切にした連携について
① より良い教育環境を構築するために、これまでも様々な連携が行われているが、その取り組みについてお伺いするとともに、岩見沢の教育環境を活かした更なる取り組みについてお伺いしたい
⑵ 学校給食の食材について
① 昨年の福島第一原発事故により、食材の安全性が懸念されています。それに対する岩見沢市の取り組みと今後の対応をお聞かせいただきたい

*議事録転載
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/02/01/6939


随時、追加してまいります。