平成28年第四回定例会 一般質問について(2)

〈平成28年12月8日投稿〉

前投稿より続き

平成28年第四定例会一般質問の読み原稿(案)その1です。

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1, 岩見沢市指定文化財について

1)現状と課題について

現在、岩見沢市には5つの有形文化財と2つの無形文化財が指定をされています。

 

岩見沢市文化財保護条例を見てみると、『岩見沢市内に所在する文化財のうち、国又は道の指定するものを除き、岩見沢市にとって、重要なものの保全及び活用のため必要な措置を講じ、もって市民文化の向上に資することを目的とする。』とあり、市民文化の向上に役立てることに主眼がおかれています。またこれは、残すべきものは作られたモノや表現自体はもちろん、その精神性をふくめた背景を現していかなくてはならないと認識をしており、それは今後の長い年月、例えば100年後などの後世の岩見沢に伝えていかなくてはならない尊いものであるとも感じます。

しかし、現状を鑑みると多くの市民は現在指定されている7つの文化財が何であるのか明確に言える人は非常に少ないと感じると共に、その価値を感じるための手段が不足していると認識をしています。

そこでお伺いいたします。

現在の岩見沢市にとって、文化財にはどのような価値・可能性があると認識し活用しようと考えているのか、またその課題について、どのように考えているかお聞かせください。

2)今後の考え方について

①つい先日も、岩見沢市文化財保護委員会が開催され、今後の指定文化財についての議論が行われていると聞いております。この文化財指定においては、所有者や占有者との調整、また将来に渡る維持管理等、多様な難しさがあると認識をしておりますが、今後はより議論を深め充実した内容のものとし、条例の目的にある様に「市民文化の向上に資する」ことを目指し、様々に充実させていくのか、若しくは現状維持プラスアルファ程度に留めていくのか。その方向性についてお聞かせください。

②また、有形文化財に関してはその性質上、古く貴重なものが主となると思われますが、あらためて、合併から10年を経過し「新しい岩見沢の枠組み」が朧気なままであるという認識から、その新しい枠組みを市民共有のものとして昇華させていくためにも、旧岩見沢市、旧栗沢町、旧北村それぞれの特色を活かしながら「岩見沢とは」という追求をしていく活動が必要と認識しており、その追求の過程と、各文化財的資源を掘り下げていく過程には共通の要素があると考えています。現在リニューアル中の北村の展示には大いに期待を寄せている一人ですが、それと同時に、現在指定されている文化財に関しても、より市民にわかりやすく周知をしていく工夫が必要であり、まだ指定されていないが、非常に重要と思われるものに関しても、市民の関心を高めるために、文化財として指定するまではいかなくとも、例えば準文化財的な位置づけで、縛りの少ない何らかの手法で多くの市民と価値を共有していくことも重要と考えるが如何でしょうか。

③また今後、さらなる文化財の価値を発掘、維持していくとする場合、各々の維持活動やコストに関しても大きなエネルギーが必要となると思われ、市も所有者も指定を思いとどまるようなこともあろうかと想像するところです。この資金面の工夫としても、長期的には難しいと認識しているが、当面は存続するであろう「ふるさと納税」の応援テーマに絞込み、それをPRすることで資金を得ることもできるであろうし、多くの人々が関心を寄せうるものであればクラウドファウンディングや一口募金という手法もあると思いますが、そういった工夫は視野にいれているかどうかお聞かせください。

④更に先日の決算特別委員会でもお伺いをさせていただきました、郷土科学館のリニューアルにおいてもそうですが、それぞれモノの展示だけをするのではなく、背景を丁寧に伝える努力が必要だと考えています。現在の文化財について市の公式サイトを見ても、名称と簡単な概要は記載されていても、そのもう一歩踏み込んだ解説は自分で調べなければわからない状況です。市民文化の向上を図るのであれば、やはりそのもう一歩が必要だと思うのです。

一の沢水源地の取水塔にしても、明治41年に竣工した道内で初の施設ではありますが、その背景として岩見沢は開拓の頃から水に苦労し続けた地域だったこと、その野々沢地域を切り開いたのは集治監の囚人であったこと。この囚人にしてもその多くが明治維新で敗れた旧幕府側や新政府に対する反旗を翻した政治犯が多かったこと。それらから自ずと近代の歴史に関心を持てること。

また、岩見沢神社にある巖見澤記碑が設置された背景がどうだったのか。指定されていないものではありますが郷土科学館にある道内に唯一現存する開拓の鐘が、大変厳しい勧業課の管理のもとで鳴らされた理由は何だったのか等々、単なる概要ではなく、その背景を知る意欲と伝える努力が必要だと認識をしています。

今後、教育委員会として文化財保護条例の目的である「市民文化の向上」を推進することは「岩見沢への誇りと愛着」への一助と考えるならば、やはり本気で取り組むべきと考えるが、教育長の考えをお聞かせください。

 

次項:子育て環境の整備について

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