カテゴリー別アーカイブ: シビックプライド

いよいよ多忙な日々で更新が滞っておりますが、市民との意見交換会と炭鉄港フォーラムのご案内

〈令和6年11月19日投稿〉

ここ1ヶ月ほどは、これまで経験したことのないほどのスケジュールで進行中で、どうにもアップアップしております。

その様な中、ついブログの投稿が滞ってしまうのですが、辛うじてSNS(facebookとX)は鈍いながらも投稿することができておりますので、近況はそちらもご覧いただければと思います。

ブログに関しては、後日、適宜日時を遡りながら投稿していきたいと思っています。


さて、近々の告知としては11月22日(金)18時から、岩見沢市役所本庁舎4階の委員会室にて、「岩見沢市議会議員と市民との意見交換会」が開催されます。テーマは「地域公共交通」についてです。

ぜひお気軽にご参加下さい。

また、12月1日には「炭鉄港~日本遺産認定5周年記念フォーラム」が開催されます。

詳細についてはぜひこちらを御覧いただき、お気軽にご参加いただければ幸いです。

https://yamasoratan.blog.fc2.com/blog-entry-3525.html

ぷらぷらまち歩き2024 岩見沢駅周辺を開催しました

〈令和6年9月20日投稿〉

岩見沢百餅祭りに伴い開催される、いわみざわ情熱フェスティバルにおいて、炭鉄港めしブースが設置されました。我々NPO法人炭鉱の記憶推進事業団でも、日本遺産「炭鉄港」をPRする目的で【石炭すくい】などの遊べるブースを出展!かなりの大盛況で終えることができました。

さて、その賑に乗じて毎年開催されているのが「JRヘルシーウォーキング」との連動企画となる炭鉄港ミニガイドツアーです。

昨年も開催され、定員30名があっという間に埋まる人気企画で、今年は参加費が3,000円に値上がりしても、同様にすぐに定員に達した状況です。なんと今年は30名中6名が本州より、その内1名は関西からの日帰り参加という状況。いよいよ「炭鉄港」や「鉄道の町岩見沢」を起点とする地域資源が人を呼び込める様になってきたと実感しています。

さて、このミニガイドツアーはあっという間に定員に達してしまったことから、NPOで開催するぷらぷらまち歩き2024秋の部の1回目をこの日の午前中に設定し、より多くの人に楽しんでいただくこととしました。

こちらは事前申込みなし、当日受付のため受付が始まらないと何人きていただけるかわかりませんが、蓋を開けてみると32名のご参加をいただきました。内、なんと千葉県からのご参加もあり、非常に嬉しく思う次第です。

コースは定番の岩見沢駅ガイドからレールセンター外観見学、そして元町跨線橋からそらち炭鉱の記憶マネジメントセンターの石蔵展の解説という流れです。

石蔵展では北炭が岩見沢に本社を移転して今年で120年という節目のため、岩見沢誕生から北炭による鉄路延長で鉄道の拠点と発展していく様子。そして明治37年の北炭本社移転から明治39年の鉄道国有法における鉄道資源売却により、室蘭に日本製鋼所をつくり、本社が移転した後のまちの様子などを14枚のパネルにしたものをそれぞれ口頭解説させていただきました。

この展示は間もなく終了となります。もし見学したいという方がいらっしゃれば、お早めに石蔵へお越しください。そろそろ撤収しようかと考えています。


閑話休題

この岩見沢駅周辺のガイドツアーは、恒常的に開催しても需要がありそうな気がしています。よって、毎回私が実施するのではなく、新たなガイドを養成できたらとも考えています。私のエネルギーが持てばですが、ガイド養成テキストを作成して講座を開設し、より多くの方にガイドとして活躍していただけるようにできたら良いなとも考えています。

もしそうなった際には、ぜひ一人でも多くの方にガイドになっていただければ幸いです。

無印良品コープさっぽろ岩見沢南店がオープンします。

〈令和6年3月14日投稿〉

実は昨年の暮れから、この無印良品のオープン準備の一部をお手伝いしていました。

その内容は、岩見沢への出店にあたり地域の歴史や文化を大事にしたいとのことで、市と北海道教育大学岩見沢校の教授の紹介により、㈱良品計画本社の方がNPO炭鉱の記憶推進事業団を訪ねてきてくれたものです。

色々なお話をする中で、岩見沢の開拓黎明期は、空知の一大産炭地で産出される石炭を本州へ運ぶための鉄道の拠点ということ、それが日本遺産「炭鉄港」として盛り上がりを見せつつあるということ等々に共感いただき、新店舗のデザインの一部に取り入れたいとの意向を受けました。

かと言って、炭鉱も鉄道も大賑わいだったのは随分と昔の話・・・。そういった備品等はあっても個人蔵か市町の資料館等にしかなく、現地で探してみようにも完全に積雪期・・・。

どうやって集めようかと悩ましい作業がありました。

しかし各方面の協力を得ることができ、この度、店舗のレジ周辺に岩見沢に関連する鉄道の写真や三笠、夕張等に関連する炭鉱の道具類を提供することができました。





炭鉱や鉄道、またはそれらコミュニティで使用されていた道具等々がとてもスタイリッシュに展示されています。また、4枚の画像は「石炭が積み込まれた蒸気機関車と朝日駅」「東北以北最大と言われた大和の大操車場の風景」「岩見沢が北海道最大の鉄道工場だった頃の面影を伝える1899年竣工の岩見沢レールセンター(明治期の写真)」「岩見沢駅操車場の風景」が飾られています。

さり気なく配置される金属のプレートや、縦長の大きなカゴ、石炭ストーブの下に敷いてある四角い鉄などなど、、解説しなければわからない。でも聞いたら「へぇ!!!」と驚く様なものがあります。せっかくなので、いずれチャンスがあれば現地で解説イベントでもやってみたいですね。

広い店舗内のレジエリアという一角のみではありますが、ぜひじっくりとご覧いただければ幸いです。

また、日本遺産「炭鉄港」のロゴマークも展示してくれています。

我々としては無印良品の店舗内に炭鉄港マークが設置されているのを見て感無量・・・。

この様に、地域の歩み・歴史を大切にし、岩見沢のシビックプライドの醸成に寄与してくれる企業理念には本当に感謝しています。


店舗のオープンはいよいよ明日の3月15日(金)10時です。

末永く大勢のお客様に恵まれることを祈念しています。

無印良品コープさっぽろ岩見沢南店

https://www.muji.com/jp/ja/shop/046845/articles

復活!岩見沢シビックプライド探求部

〈令和5年10月31日投稿〉

当ブログを遡れば、2016年に開催していた岩見沢CIVICPRIDE探求部のイワホゼミ。その後、会場だったイワホが無くなってしまい、更にコロナ禍が拍車をかけずっと休止中でありましたが、今年は岩見沢開庁140年、市制施行80周年の節目の年でもあるので、3週連続講座として復活してみます。

会場は我々の「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」にある、明治42年に建てられた石蔵の中で《石蔵ゼミ》と称して勉強会を開催します♪(ちなみに過去にやっていたときは岩見沢複合駅舎内のイワホ(現観光協会の場所)でやっていたので《イワホゼミ》と称してたのです。)

今年度は3週連続豪華バーションで実施。


①11月10日(金)18:30~
【岩見沢ト炭鉄港ヲ学ブ!】
~地域の歩みを未来へ活かすまちづくり~

(岩見沢CP主宰/NPO炭鉱の記憶推進事業団理事長 平野義文)


②11月17日(金)18:30~
岩見沢郷土かるた著者 和田高明が選ぶ
【岩見沢をつくった8人】

(極東古代史研究科/岩見沢郷土史研究家 和田高明氏)


③11月24日(金)18:30~
【岩見沢に辻村直四郎あり】

~辻村邸110年 ガラス乾板写真390枚を読む~

(辻村家資料研究会/元北海道教育大学岩見沢校教授 村田文江氏)


というラインナップです。


初回の炭鉄港ネタは、これまでの地域の歩みを基に《未来への希望》を共有できるような内容にしたいと考えています。2回目の「岩見沢をつくった8人」は、岩見沢郷土かるたの著者として有名な和田高明さんの中で厳選した8名について掘り下げる内容となり、恐らく岩見沢の知らないコトが沢山出てくると思います。3回目の辻村邸はぷらぷらまち歩きでもお馴染みですが、現存するガラス乾板をもとにそれぞれのエピソードや背景などを掘り下げると共に、辻村家の魅力を再発見できる、これまた「へぇ~!」が連発する内容になると期待しています。

どうぞお気軽にご参加ください!


もちろん、どれか一つだけでも、また皆勤賞でも如何ようにも歓迎です。

■参加は事前申し込み制で、先着30名様となります。
■参加費は1回につき1,000円です。
■お申し込みは極力下記フォームをご利用ください。
https://forms.gle/98ABkcGFd7xEZvcn9
■お問い合わせは「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」
0126-24-9901(月・火休館)
http://www.mc.soratan.com

〈注1〉会場は札幌軟石でできた本物の石蔵のため、冬季間はかなり寒いです。暖房は入れますがくれぐれも暖かい格好でお越しくださいね。
〈注2〉駐車場はありませんので、お車の方は近隣の有料駐車場をご利用ください。

*当会は岩見沢シビックプライド探求部&NPO法人炭鉱の記憶推進事業団の共催で開催します。
*もしかしたら各回終了後に希望者の方がいれば、一緒に居酒屋さんでも行きましょうか!というノリになるかもしれません(あくまで未定)。

ではお待ちいたしております!

令和5年6月後半備忘録的投稿!

〈令和5年7月27日投稿(投稿日時は6月30日に遡っています)〉

*6月前半の備忘録はこちらから

令和5年6月前半備忘録的投稿!

■6月16日(金)

19日から始まる6月議会の前段として、会派に対する議案説明がありました。
その終了後、京都の某高校の修学旅行対応のために夕張へ!北海道の中の空知・炭鉄港の価値が外部からも評価されつつあることを感じます。


■6月19日(月)~30日(金)は第2回定例会

議案並びに結果についてはこちらを御覧ください。https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/material/files/group/42/R050630kekka.pdf

今回は一般質問は見送り、次回以降で準備中です。
もちろん一般質問や代表質問があれば、その準備には多大な時間と労力が必要となってきます。

〈参考までに過去の質問内容等〉


定例会期間中には議案審査のための休会日もあるのですが、今回はその日程の中で様々学校行事の依頼がありました。

例えば、、

◆20日(火)市内高校1年生へ探求の時間として「岩見沢(空知)の地域課題とその解決に向けて」という講義を実施。

◆21日(水)市内某高校の主権者教育に関し、議会との連携について相談を受ける。

◆22日(木)市内某高校2年生の授業で~テーマは「地域を知り、地域を学ぶ~炭鉄港の歴史からシビックプライドを養う~」とし2コマ(100分)の長丁場の授業を実施。

◆26日(月)は午後から議会だったので、午前中に市内某小学校4年生への地域教育への授業協力

という感じで、たまたまこの時期に学校依頼が集中したものの、議会活動へは全く影響なく実施することができましたことを補足いたします。子どもたちに直接話す機会をいただけるのは、本当にありがたいことです。

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令和5年6月前半備忘録的投稿!

〈令和5年7月25日投稿(投稿日時は6月15日に遡っています)〉

■6月1日(木)

奔別炭鉱敷地に関する打ち合わせを行い、夕方からは社会福祉法人ゆあみ会の理事会へ。6月は議会開催期間となるので、毎年あっという間に過ぎ去ります。

(下画像は7月24日に草刈りしたときのもの)


■6月3日(土)

1条通りの花植え!終了後は博物館へ

翌4日(日)は地元町会の花植え!よって2日連続で花植えでした。


■6月5日(月)

午前中は議会関連の打ち合わせと、民生常任委員会所管事務調査の傍聴へ。
午後からは炭鉄港推進協議会のweb会議。
夜はWBC(ワールドベースボールオブチルドレン NORTH FIGHT)の会議


■6月6日(火)

午前中は経済建設常任委員会所管事務調査傍聴。
選管と少々打ち合わせ。
夜は吉岡前理事長の自宅にて、膨大な書籍整理の手伝い。


■6月7日(水)

午前中は総務常任委員会所管事務調査に出席。
その質問内容はこちらに記載しています。

午後からの現地調査では、北村のハイブリッド発電のシステムを視察。先日行われていた自動運転のEVバスはここの発電施設から電気を賄っておりました。


■6月9日(金)

三菱美唄炭鉱の労働組合が、会社側と36時間にわたる集団交渉を行った、いわゆる人民裁判の記録画が美唄市の有形文化財となった記念に美唄市郷土資料館で6月30日まで展示が行われておりましたので、めったに見られないことから見学へ。これは日本遺産「炭鉄港」の45ある構成文化財の一つでもあります。

その後、夕方には緑陵高校情報コミュニケーション科2年生への授業の内容について打ち合わせ


■6月11日(日)

小さな野望があり、奈井江で行われたカブミーティングを視察。

この手のイベントをうまく活用できないかヒントをもらいに行ってきました。


■6月13日(火)

私の母校でもある第一小学校の授業協力。

岩見沢駅周辺とマネジメントセンター、そしてバスで朝日駅舎へ


■6月15日(木)

午前中は炭鉄港に関する打ち合わせ。午後からは消防議会が開催されました。

その中で大変僭越ですが、私が組合議会議長に選任されたことをご報告いたします。


細かなことが他にも沢山あれど、記憶と画像を振り返りながらの備忘録投稿です。この後、後半は定例会なので連日議会日程が進行します。

*6月後半はこちらから

YouTubeライブ配信〈炭鉱の記憶ON LINE〉

〈令和5年1月23日投稿〉

昨年、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団で実施した〈ぷらぷらまち歩き〉ですが、その振り返りYouTubeライブ配信の第一回目を、昨日、1月22日(日)に行いました。

これは全12回開催した中の9本を選択して振り返る企画です。

9本のうち、私の担当は3本!

昨日は初日ということもあり、なかなかの緊張感ではありましたが無事?に終了。

昨日は

①【岩見沢駅周辺】開拓から鉄道のまち岩見沢への足跡を辿る

②【志文周辺】室蘭線に乗って志文ぷらぷら~大正浪漫と万字線の名残にふれる~

の2本を実施しました。

そして来週28日(土)は13時からライブ配信!私の出番は15時からで「万字ズリ山」を巡った回の振り返りとなります。

当然、私だけではなく各回、ナビゲーターの個性が出て面白い内容になると思います。

ぜひ、炭鉱の記憶推進事業団のyoutubeチャンネルを登録しておいていただければ幸いです。

https://www.youtube.com/@yamanokioku

NPO炭鉱の記憶推進事業団の理事長就任について

〈令和4年12月22日投稿〉

11月26日に急逝された吉岡宏高氏が担っていた、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団の理事長職が空席になってしまったため、12月18日(日)に臨時理事会を開催し、新人事等について審議がありました。

その結果、誠に僭越ながら私が理事長役をお預かりすることとなりましたのでご報告させていただきます。

とはいえ、この世界において私は吉岡氏に比べると大人と子どもほども差があり、能力的に見事に劣っています。これまでも組織を支えてきた副理事長や常務理事をはじめとする理事メンバー、そして会員さんや関係各位には、私より能力があり、理事長として適任である方がいらっしゃると思います。しかし、それぞれの事情の中で大変心苦しいながら、私にこの大役が回ってきたということになります。

このNPO法人は、吉岡氏に依存していた独自事業等があり、経営的にも比較的安定していました。しかし、これまで吉岡氏が担っていた部分が抜けると、もしかしたら途端に脆弱な体質が露呈するかもしれません。

ただ、これまで20年以上にわたり、負の遺産と呼ばれがちな炭鉱遺産等々を切り口とし、「あるものでないものをつくる」を地で行く活動を経て、見事に日本遺産認定まで牽引することになったムーブメントです。ここでそれを失うわけにはいきません。その共通した思いを持つ9名の理事、そしてその中で構成される6名の運営委員会の合議により舵取りをしつつ、多くの会員様、関係各位と力を合わせ、何とかこれからの荒波を乗り越え、炭鉄港地域の価値を高めるべく活動していきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


ここで心配されるのが、議会活動との両立は大丈夫か?

ということです。

これは私が50歳になるまでは、【議員】【会社員】の両方をフルタイムで行いながら、【地域活動】もやっていたことに比べると、現在は会社員から時間的に自由になるフリーランスとして活動している事情もあり、この【地域活動】に費やせるエネルギーも十分確保できるのは事実です。また、この地域活動は岩見沢市の将来をより良きものにすることともイコールであり、むしろ議員活動との相乗効果が発揮できると考えています。

よって、この活動が議員活動を制限させるということは皆無であると認識しています。

どうぞご理解いただければ幸いです。

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故吉岡宏高氏へ哀悼の誠を捧げます

【臨時記載(偲ぶ会終了後に臨時記載分を削除します)】

「吉岡宏高さんを偲ぶ会」のご案内

歳晩の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととご拝察申し上げます。

さてこの度、本年11月26日に急逝いたしました、当NPO法人炭鉱の記憶推進事業団 理事長であった吉岡宏高とご縁のある皆様にお集まりいただき、その生前の足跡を振り返りたく「偲ぶ会」を相営みたく考えております。

つきましては時節柄大変ご多用中のことと存じますが、下記のとおり執り行いますので、どなた様もお気軽にご臨席いただきたくご案内申し上げます。

令和4年12月19日

主催「吉岡宏高さんを偲ぶ会実行委員会」
実行委員長 大橋二朗(NPO法人炭鉱の記憶推進事業団副理事長)

日時 令和5年1月14日(土)午後1時より

会場 駅東市民広場「イベントホール赤レンガ」

〒068-0034 岩見沢市有明町南1番地14  電話0126-22-5871

以上

*なお当日は平服にてご参加ください。

*詳細については、こちらもご覧ください。
https://yamasoratan.blog.fc2.com/blog-entry-3346.html



〈令和4年11月28日投稿〉

今朝の新聞記事でも掲載がありましたとおり、11月26日の夜、長年にわたり〈炭鉄港〉等の活動を推進してきた吉岡宏高氏が急逝大動脈解離により急逝されました。

1999年から20年以上にわたり、「負の遺産」と言われてきた炭鉱遺産を地域固有の資源として活用することを広め、「あるもので、ないものをつくる」を具現化すべく先頭に立って突き進んできてくれた人です。

その人となりは温厚で、しかし強烈な個性と「天才」という表現しか浮かばない、広範囲で膨大な知識量を持ち、我々凡人には見えていないことを常に見つめながら歩みを進めてきた人。私は身近にいる数少ないスーパーマンの一人として尊敬していました。

NPO炭鉱の記憶推進事業団の理事メンバーの言葉を借りると「吉岡さんは機関車。私達はその機関車に引っ張られてついていく貨車」という表現がピッタリでした。その機関車を失った貨車は一体どうなるのか。

でも私達はせっかく日本遺産「炭鉄港」として芽吹いた価値を失うわけには行きません。

この小樽と室蘭にあった北炭の石炭積み出し桟橋の様に、機関車から貨車が離れ、貨車だけで自動で反転して戻っていく様に、貨車にだって意地を見せることができるような気がしています。吉岡理事長の残した功績は非常に大きく、すでに各地でその種が芽吹いています。

これまでのように、全部を見渡せるスーパーマンはいないかもしれないけれど、地域やジャンルに特化した種も「集合知」になれば何とかなるはず。私達はそんな「種」として、そしてこれまで引っ張ってもらってきた「貨車」として、その意地を見せていかなくてはならないと思っています。

少なくとも私はほんのちっぽけで微力だけれど、何かできることを模索していきたい。

今の疲弊した地方にとって、自分たちのまちのアイデンティティを再構築し、負の遺産をプラスの価値に変換できるこの「炭鉄港」をしっかりと育てていかなくてはならないと思っているのです。


故人との思いでは沢山あります。

しかしその膨大な知識量に、いつも「へぇー!」と感心して頷くばかり。あまり頭の良くない私にとっては、その「へぇ~!」があればあるほど、終わってみれば「凄い面白かったけど、なんだったっけ?」という様な情報過多の状況。色々と教えてもらった分の、せめて10分の1でも記憶に残っていれば、私ももう少し戦力になれたのにと思うと悔しくてなりません。まさかこんな突然居なくなるとはほんの1ミリも想像していなかったのです。

いつでも聞けば答えてもらえる。

そんな存在だと思いこんでいました。

本当に残念でなりません。


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某小学校4年生の座学へ

〈令和4年11月16日投稿〉

春の岩見沢発祥の地公園での授業に引き続き、先日の万字炭鉱跡のズリ山登山をした某小学校4年生!

秋晴れの下、某小学校4年生とズリ山登山!

その私担当の3回授業の最終回として、教室での座学の機会をいただきました(今週の金曜日には、最後の仕上げとなる「NPO炭鉱の記憶推進事業団」の北口事務局長からの座学が一つ残っています。〉。

今回のテーマは「岩見沢の歴史と炭鉄港」です。

授業時間直前に学校に着いたら、数人の生徒が職員室の前にいてくれ、歓迎とともに教室まで案内してくれました。その道中はズリ山登頂のときの話が尽きません。とても楽しい思い出になってくれたようで嬉しく思います。

さて、今回はフィールドワークではなく座学!

まだ習っていないことばかりで、結構難しい話題も出てしまいます。

岩見沢の歴史を語る上で外せない「明治維新」や「産業革命」をできるだけわかりやすく砕きながらも、そこはやっぱり簡単ではありません。それでも最後まで一生懸命聞いてくれました。

今はあまりピンと来なくても、この一連の流れがいつかどこかで繋がるときがくると信じています。

その時に、岩見沢に対しての誇りや愛着が高まってくれれば嬉しく思います。

この度はお付き合いいただき、誠にありがとうございました♪
ぜひこれからも岩見沢のことを少しずつ学んでいっていただければありがたいです。