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AI時代で”デキル”の基準が大きく変化し、人間の平準化が始まるのかもしれません。

〈令和7年6月8日投稿〉

先ほど、6月16日(月)から開会予定の第二回定例会の一般質問を粗々完成させたところです。

実はここ数週間は異常な忙しさで、5月28日には関東の高校の修学旅行生を受け入れ、2.5時間の長時間の座学と0.5時間のフィールドワークを実施。

つい先日の5月30日には、会派内で一般質問についての調整・解説や、生成AIの活用方の勉強会を開催しました。そして、その終了後、秩父別まで移動し、空知町村監委協総会・研修会において、講演の機会をいただいています。それらの大変な講演準備作業と並行し、学校授業対応等も含めると複数の講演準備と一般質問準備、はたまた3日に行われた民生常任委員会の所管事務調査に対する質問を作成したりと、あまりに多忙な状況で、これまでなら自分の能力の限界を超えていて、完全にお手上げの状況でした。

しかし、表題のとおり生成AIの力を借りることで、議会の勉強会、所管事務調査の質問、そしてこの度の一般質問に関しては、これまで溜めていた情報や思いをひたすら箇条書きにしたり、Mapifyマインドマップをつくって思考したりした後(これらの下準備がすごく大事)、それをchatGPTに読ませて、自分なりに様々な指示を繰り返して精度を上げていくと、自分の散らかった思考を文章にしてくれます。

それを今度はGeminichatGPTを行き来しながら、間違った解釈や情報を入れていないか?もっと伝わる方法が無いか?自分の感覚と相違がないか、などと何度も読み返し、AIと壁打ちながら、最終的に8,000字を超える一般質問原稿ができました。

過去の経験からすると、大体三分の一ぐらいの時間でできたと思います。

あとはその精度の問題ですが、自分の感覚では一般質問の五大目的等の調整も行いつつ、これまでより質の高いものができたと感じています。(勿論、やってみなければわかりませんが・・)


さて、表題について、、、

これまでの社会は、個々人の得意分野やスキルに支えられた「分業制」が基本だったのだろうと思います。例えば、「絵を描く人」、「文章を書く人」、「外国語ができる人」、etc.・・、それぞれの専門性が価値となり、多少オーバーラップしながらも役割が分かれていたわけです。

しかし、近年のAIをはじめとするテクノロジーの進化によって、状況は大きく変わりつつあります。私自身、この変化を痛烈に実感しています。

たとえば、これまで「苦手だな」、「自分には無理かも」と感じていたロゴの作成やイラスト、外国人とのSNSでのやりとり、まったく未知の分野のリサーチや資料づくりなど。こうしたことが、今では一人でもある程度の成果を出せるようになりました。

先日の3Dプリンターの話もまさしくそうでしょう。

もちろん、現時点では“浅く広く”の域を出ない部分も多いのと、「ものすごい頼れる万能の知識を持っている先輩に聞いたら、何でもポンポン答えてくれるけど、結構な割合で、本当はあまり知らないけど、物凄く知ったようなふりで、それっぽく適当なことを言ってくる。」的なことがあったりしますが、それでも「自分の手が届く範囲」が劇的に広がったのは

まさに新しい世界が開けた感覚です。

そしてこの変化は、誰にでも平等に訪れているのです。


つまり、かつては専門職に限られていた能力が、テクノロジーの力によって、誰もが手にできる時代に入ってきたということ。

これは一方で、プロフェッショナルの立場にある方々にとっては、かつての産業革命と同じく、非常に大きな脅威でもあります。機械が人の手を代替したように、AIが知的・思考的な作業を代替する時代になってくる。それは人間としての新しいスキルの再定義や、価値の見直しを私たちに突きつけているかのごとくです。

言い換えると、人の能力の平準化が始まっているのかもしれません。

「あの人でなければできない。」という要素がどんどん薄れてきて、このまま行けば、行政も議員もコンサルも学校の先生も、ホワイトカラー的なポジションにおいては、建設業も製造業も飲食業も、一定基準以上の解釈とAI等への指示能力があれば、誰にでもできる仕事になっていくのかもしれません。

そんな普通の人、一人ひとりの“できること”が急速に広がる時代だからこそ、「なぜそれをやるのか」「どんな役にたつのか」といった、人間ならではの想いや意図がこれまで以上に問われるようになってくるのでしょう。

これからの時代は、「個別スキルの高さ」よりも「人としての姿勢」や「関係性」「発信の真意」がより重要になってくる。だからこそ、AIという道具をどう使うかは、使い手の人間に委ねられている。そんな時代の入り口に、私たちは立っていることを感じます。

その根幹には、日々「徳を積んでいく≒人道的価値(徳ポイント)」を積み重ねる意識が必要になってくるような気がしています。

さて、これからどんな時代が訪れるのでしょう・・・

市議会一般質問の五大目的と成果対応表

〈令和7年6月2日投稿〉

先日、会派で勉強会的なものを開催し、準備中の一般質問に対する情報共有を実施。それぞれアドバイスや視点についての意見交換などを実施しました。その前段において、私が個人的に整理した「一般質問の五大目的と成果対応表」についてもお話をさせてもらいました。

これは自分で一般質問を作成する際に、果たしてその質問がどういう目的を持って行うのか?というのを整理できたほうが、より適正な切り口で質問を作成できるのでは?と思ったのがきっかけで、生成AIと幾度も意見交換をしながら5つに分類してみました。

自分が考えた中では、この5つの目的が互いに複合的に内包していると認識していて、例えば下記の様な、今回準備中の質問においても、メインは「監視・チェック機能」なのか?それとも「課題の掘り起こしと可視化」なのか?または「政策提言機能」の面を含むのか?などと思考整理をすることができています。

ちなみにこの資料は、朝スーツに着替えて、市役所に向かう前に一度パソコンを開き、事あるごとに雑談のようにAIとキャッチボールしながら蓄えてきた情報を元につくったものです。そして5種類のロゴマークは、思いつきでAIに一瞬でつくってもらったもので、それを使用しています。

私自身、これまでも議会活動で生成AIを使用する場面はありましたが、今回ほどどっぷりと活用したことはありません。この様な勉強会や、所管事務調査の質問づくり、はたまた一般質問に及ぶまで、非常に力になってもらっています。

ただ、まだまだ使い方には注意が必要で、「ものすごい頼れる万能の知識を持っている先輩に聞いたら、何でもポンポン答えてくれるけど、結構な割合で、本当はあまり知らないけど、物凄く知ったようなふりで、それっぽく適当なことを言ってくる。」という状況が多々あります。

でも慎重に使う分には、本当に自分の曖昧な感覚をしっかりと形にしてくれる凄さがあります。

しかしながら、携帯電話ができて電話番号を暗記する能力が失われ、ナビゲーションシステムができて道順を覚えることをやめてしまったように、このAIに頼ることで、どんな能力が失われていくのか非常に心配です。

それでも選択の余地もなくAIを使わないとならない時代が来るのでしょうね。

生成AIと3Dプリンターであっけなく・・・

〈令和7年4月23日投稿〉

少し前に自身のfacebookで投稿したネタなのですが、夜中にふと「今の生成AIならイラストから3Dプリンターのデータを出力できるのではないか?」と閃いて、早朝からやってみました。

手頃なイラストがなかったので、私が理事長を務めるNPO法人炭鉱の記憶推進事業団が指定管理者となっている夕張市石炭博物館(石炭の歴史村)のマスコットキャラクターゆうちゃんで実験!

【イラストを元に3Dプリンター用のデータを出力してください。高さは5センチ程度、FDM、一体成形でお願い!】と指定したらあっという間に全身の3Dモデリングが出力され、さらにSTLファイルも生成してデータのダウンロードが可能に!

上のたった1枚の上半身だけの2Dイラストから、全身の3Dモデリングが簡単にできるました!

AI凄い

ちなみにこれはChat-GPTの話で、試しにGoogleのGeminiでもやってみたら「数日かかるのででき次第納品します」みたいな感じになりましたが、逆質問も適切でかなり細かく指定できるのかも?

とは言え、私は3Dプリンターは持ってないので、これ以上の検証は不可^^;

と、投稿したところで、昔からの友人である美唄のS氏から、実際に3Dプリンターで検証してくれるというありがたい申し出があり、早速データを送ってみると・・・

残念ながら、ちゃんとしたデータではなく、雪だるまにしかなってなかった模様・・・


この後、再度GPTで3DモデリングをSTLデータに幾度か変換してもらったものの、手元の3Dビューワで見ると、何度やっても雪だるまにしかならない。どうやらまだ汎用の生成AIではSTLデータへの変換は厳しい様です。(しかし生成AIは負けず嫌いなので、なかなか出来ないとは言わない)

今度はGoogleのGeminiで試してみたら、「STLへの変換は出来ない」とあっさり言われたものの、さりげなくMeshy AIと言うサイトを紹介してくれました。

早速試してみたら、見事にSTLデータに変換されました。

ただ、無料版なのでいわゆる解像度はかなり低く、実際に3Dプリントしたら粗くなりすぎるかな?と懸念していたのですが、データ送信しておいた佐藤さんが、実際に3Dプリンターで出力してくれました!

おぉ、この程度なら全然粗くない❣️

想像以上!

あわよくばMeshy AIを課金すれば、もっと大きな物にも耐えうる、かなり細かなデータに変換できるので、まさにど素人でも簡単に3Dデータが作れることが判明。

実は、この一連の作業より、ここに文字を打ち込んで投稿する時間の方が長いほど、ここまでの流れは簡単です。

凄い時代がやってきています。
恐らくあと数年したら、3Dプリンターは一家に一台になって、あらゆる物がデータ販売になりそうな予感。

産業も行政も政治も色んなことが急激に変わっていかざるを得ないと思われ、この流れをプラスにできるものと、マイナスとなり衰退してしまうものとが、しばらくは混在していくのでしょうね。


良く俯瞰して見ていかなくてはなりません。

メール不具合について

〈令和7年3月1日投稿〉

当方に連絡をいただく際の〈jimu【@】hiranoyoshifumi.jp(【】内はスパム対策で大文字としています)〉のメールアドレスは当方の別のアカウントへ転送される仕様になっておりましたが、そのメーラーの仕様変更により、不通になっていたことが判明しました。

これがいつからなのかを把握することもできず、少なくともしばらくの間はこのメールに連絡をいただいたものは全てどこにも残らず消滅してしまっている状況です。

2025年3月1日9:00以降のメールについては受信可能となっておりますが、それ以前に当方に連絡をいただき、当方からの返信がないものについては、このような事情がありますことをご了承いただければ幸いです。

このような事態になってしまっておりますこと、心よりお詫び申し上げます。


*事情としては、私自身、それぞれの役割で5つのメールアドレスがあり、それを一つのメーラーで一括管理するのに「Gmail」を使用しているのですが、どうもその仕様変更が理由と思われます。

hiranoyoshifumi.jpの転送設定を、個人のgmailアカウントにしていて、なおかつ、転送後はサーバーにメールを残さない設定になっているため、送ってくれた方にはエラーメールの返信すらなく、転送されたメールは迷惑メールフォルダにも入らずに消滅してしまっている状況です。

現在は転送先アドレスを変更し、更にサーバーにメールを残す設定としwebメールで迎えにいくようにしたので、いただいたメールが消滅することもなくなりました。

これが果たしていつからだったのか・・・

また、せっかく何かを伝えようと連絡をくださった方がいらっしゃった場合、結果として、当方が気づくことなく、返信もできず無視していた格好になってしまっているのが心苦しいところです。

誠に申し訳ありませんでした。

原子力発電環境整備機構(NUMO)による〈寿都町・神恵内村における文献調査報告書の説明会〉に参加してきました

〈令和7年1月18日投稿〉

先ほど、岩見沢広域総合福祉センターで開催された表記説明会に参加してきました。時間は14時からスタートし、予定の16時30分を超えて17時近くまでの開催となりました。

このテーマは非常に重たいものがあり、原子力発電所の存在自体が果たしてどうなのか?という結論に至っていない私としては、自身の勉強のためにまずはニュートラルな気持ちで参加してみようと向かった次第です。

( ↓ 2年前の3月11日に投稿した原発に関する投稿)

空知総合振興局管内は今回のみということもあり、市外からも100人を超える方々が集まり満席の状況でした(会場内は撮影不可)。

今回の説明会の主旨は、原発で使用した高レベル放射性廃棄物を「地層処分」するための場所の選定に関し、寿都町と神恵内村からの申し出を元に「文献調査」した結果を全道各地で説明しているものとなります。

説明資料は100ページ近い内容ですが、担当の方の明確な説明により的確に進行します(資料、プレゼン、質疑応答の丁寧な回答を含め、かなり明確で質の高い説明会と感じました)。

内容を掻い摘んで紹介すると、、

■日本の場合は使用済み核燃料を再処理することで95%を再利用できるが、残りの5%が廃液となる。

■この廃液をガラスに溶かして固めたものを地層処分(地下深くの安定した岩盤に閉じ込めて隔離)する必要がある。

■以前は深い海溝等を利用した海洋投棄や、宇宙処分なども検討されたことがあるが、1972年のロンドン条約により各国が自国の中で処分するルールが出来た。

■これまでのように地上で保管しつづけることもできるが、気の遠くなる10万年という長い歳月の中で人為・自然災害リスクも大きい。(ガラス固化体の放射線は、製造後半減期を経て1000年で99%低減するが、10万年単位の管理が必要。)

■1966年の原発稼働以来、既に国内にある使用済み核燃料をガラス固化体に換算すると、なんと27,000本分が存在する。

■ガラス固化体は、1本当たり高さ約1.3m、直径40cm、重さ約500Kgになる。

■このガラス固化体を4万本貯蔵できる施設を、地下300m以上の深いところに設置する必要がある。

■その規模は、地上部分は約1~2平方キロメートル(地方空港ぐらい)で、地下施設は6~10平方キロメートル(新千歳空港くらい)と膨大。

■この施設の設置は、その地域に最新鋭の科学施設ができることとも言える。

■地下300m以上の深い岩盤中に千歳空港(滑走路等含む)の敷地並の大きさでメッシュの様に坑道を掘って保管する

■今回の文献調査の説明は、寿都町、神恵内村共に慎重な各種文献を元にした調査結果で、問題ないと判断できるところと、次の概要調査(現地調査等を含む)をしてみないと判断できない部分などが整理されていた。

■補足:私自身が疑問に思い、質問(ペーパー回収)でコストについて聞いてみたところ、現在の想定は4兆円とのこと(地下300m以深に新千歳空港なみの範囲の面積に坑道を整備し、放射性廃棄物を管理し続けるのに、えっ?そんなので足りる?という印象を持ちました。これら費用も電気代に上乗せされ国民が負担する。)。

ざっくりと言うと、こんな感じになります。


前述2年前の拙稿にも記載していますが、原発の存在が良いのか悪いのかは、今の私には明確な判断がつきません。もちろん、なくて良いなら一つもいらないというのが本音ですが、かつての様に国際情勢が悪化した場合、エネルギー安全保障という面で日本はあまりにも脆弱です。かといってこの狭い国土に50基以上の原発があることも不自然であり、先日の報道にもあったように、ロシアが日本と韓国の原発等を攻撃リストとして作成している。という、当たり前の安全も心もとない状況です。

ましてや既存の古い原発を廃炉にするためにかかる時間と経費や、福島第一原発のように、事故をおこした場合の莫大な費用を考えると、原子力発電所は電気代が安くなるというのは都市伝説であると感じています。

ただ、本当に日本に石油やガス、石炭が輸入できなくなった場合、この国はどうなるのか?というエネルギー問題は想定しておかなければならないのだろうと思います(まぁ、そんな事態になれば残念ながら食料自給率の方が深刻かもしれませんが)。現在、約20%のシェアを占める自然エネルギーにしても、太陽や風力はその出力が自然に左右されるため安定性が欠けます。大きく思想を後退させ、カーボンニュートラルを無視して石炭火力に頼るとして、現在でも国民1人当たり年間約1tもの石炭を輸入をしている状況下、まだ道内の石狩炭田だけでも数十億トンの石炭埋蔵量があるにしても、働き手が不足する労働供給制約社会において、地下1000m以上もの酷所から現行の労働基準法で採炭することができるのかどうか?これまた非常に懐疑的であるのも事実です。

これからDX等も更に進み、ますますICT産業が伸びていけば、データセンターや生成IA等を含め、より多くの電力が必要とされていきます。

その時にゼロカーボンの推進が不可欠とされる環境下、日本は原発がなくてクリアできるのか?

だとしたら、そこで発生する核のゴミはどうするべきなのか?

いくら考えても明確な答えは出ませんが、現代社会はパンドラの箱を目一杯開けてしまっている状況なのかもしれません。


ちなみに、、寿都町や神恵内村の文献調査手続きがニュースになった当時、現地の方の「人口減少も酷いし、今後も地域を残すために仕事と交付金が欲しい」的なインタビューを見た記憶がありますが、この思考はあまりにも「イマダケカネダケジブンダケ」という印象を受けました。

もちろんそんな思考ではなく、「もう先送りすべきでない課題を、この世代で解決すべき」という思考は必要だと思います。

だからこそ、候補地選定には日本全体を俯瞰した視点と十二分な配慮が必要なのだろうと思うのです。

なお、北海道には「(前略)私たちは、健康で文化的な生活を営むため、現在と将来の世代が共有する限りある環境を、将来に引き継ぐ責務を有しており、こうした状況の下では、特定放射性廃棄物の持ち込みは慎重に対処すべきであり、受け入れ難いことを宣言する。」という《北海道における特定放射性廃棄物に関する条例(平成12年10月24日公布)》という条例が存在しており、現状ではいくら寿都町や神恵内村が適地とされたとしても、この条例が優先されると思われます。

しかし、もし道内で「適地」とされる場所が出てきた場合、私たちはこの条例の改正を含め、どういう判断をしたら良いのか、、やはり考え続けていかなくてはならないと思っています。

さて、皆さんはどう考えるでしょうか・・・


【参考】

○地層処分についてはこちらをどうぞ
https://www.numo.or.jp/chisoushobun/ichikarashiritai/

○産経ニュースの企画広告
https://www.sankei.com/special/numo2016/article-1.html

○ガリレオchもどうぞ!

第12回清武館空手道選手権大会

〈令和6年11月13日投稿〉

11月10日(日)は、数年前から貴重なご縁を頂戴し、誠に僭越ながら大会長の大役を仰せつかっている〈清武館空手選手権大会〉でした。

全道各地遠方から約230名の選手にご参加いただき.盛大に開催できましたことに、心より感謝申し上げます。

清武館の中田師範が良く言われる「子どもたちに理不尽な経験を沢山させたい」と言う趣旨の言葉。

これからの難しい時代を生きる子ども達に不可欠な、非認知能力の一つとも言えるレジリエンス力を身につけるためにも愛を持って接する空手道は素晴らしいなと思っています。

今どき、こんなに大勢の選手が集まる大会ができるジャンルはそう多くはないはず。それだけ時代のニーズにも合っているのだろうとも想像するところです。

武道を通して礼節を知り、自らを鍛えることで優しさも身につける。これまで一切このような武道経験が無い私にもひしひしと伝わるものがあります。

私はただ見ているだけですが、いつも素晴らしい経験をさせてもらっています。

無事退院しました

〈令和6年7月8日投稿〉

本日、岩見沢市立総合病院から退院してきました。

と書くと、重たい感じになりますが、私の場合は比較的軽微と言える胆石症に伴う胆嚢摘出手術でした。

遡ると3月29日金曜日、朝からみぞおちから背中にかけて嫌な痛みが続き、お昼ごろには車の運転に支障がでるほどの痛みで脂汗がでる激痛に変化。

午後からかかりつけの病院で診察を受けると、胆石に伴う胆嚢炎ではあるものの、血液検査の結果では数値的に急いで手術するほどではない。とのことで1週間ほど薬を服用することになりました。

ちなみに胆嚢というのは、油っぽいものを食べると消化を助けるための胆汁を放出する器官で、和食などあっさりしたものを食べている分には胆汁を必要としないので胆嚢が動かず痛みが発生しない仕組みになってます。したがって胆嚢を機能させないように摂生し、炎症が完治すればまた普通の食事ができるとのことでした。

それからはカレーもラーメンも肉類もパンも食べられない、和食ばかりの食事制限をしながら「そろそろ完治したかな?」と、少し脂っこいものや宴席でのアルコールなどを試してみると、残念ながらまた痛みが出る状況が2度ほどあり、いよいよ5月末に「もう大丈夫かな?」と多少解禁しはじめたところ、6月上旬に慶事があり、これまた少しの食事とビールを200mlぐらい飲んだところで激痛に苛まれることに。

それがあまりに激痛だったため夜間救急センターに電話相談し、これまでの経過や現状を相談して受診してもらうことに。診察後すぐに市立病院の救急外来に転送となった次第です。

それからは胆嚢を取ることを前提に手術の準備となる各種検査が行われ、6月議会が終わったあとのタイミングの7月4日(木)に入院、5日(金)に手術で、本日8日(月)に無事退院となりました。

手術自体は腹腔鏡手術といって、私の場合はお腹に3箇所(管の穴を入れると4箇所?)の穴を開け、そこから器具を通して胆石の入っている胆嚢ごと撤去するものでした。よって開腹手術に比べると格段に負担も少ないものです、(とはいえ身体に傷を負うので痛いのは当然で、退院した今この時もそれなりに痛みがあるのは否めませんが、時間の経過とともに落ち着いていきます。)


さて実は私自身、これまで大変運が良く、ず~っと健康体で過ごすことができたため、全身麻酔、手術などを含め入院そのものが全くの初体験でした。今回は岩見沢市立総合病院にお世話になりましたので、以前から老朽化している施設ゆえ、エアコンがなく夏の厳しさは相当なものと聞いていて、私の現在の立場からもそれらを実際に体感できる最良の機会と捉え、しっかり確認してこようと思ってました。

しかし、入院期間中は蝦夷梅雨のような天候が続き、比較的過ごしやすい気温でその思いは達することはできませんでしたが、施設の至るところに老朽化の状況が見えること、窓際のベッドだったゆえ、一時日が差す瞬間の印象や、実際に従事される看護師さんたちのお話を聞き、十二分にその過酷な環境を感じることができました。

その行き着くところは、やはり「新病院の建設を一刻も早く!」という思いに至るのですが、事は残念ながらそう簡単なものではなく、現状の建設費等々の著しい高騰や、人口減少、少子高齢化に起因する労働供給制約社会等の今後の社会変化の行き着く状況等を鑑みると、やはり現在その作業が行われているように基本計画をしっかりと見直し、今後はより慎重で厳格な収支シミュレーションを行いつつ、将来の岩見沢に過度な負担を残さない方法を模索していかなくてはなりません。

それらをしっかりとクリアできれば、患者さんにも医療に従事される方々にも、より良い環境で過ごすことができる新病院の完成を目指し、多くの人々の期待とともに鋭意進行していくことになります。私自身、ぜひそういう結果になるように努力したいと強く考えています。

最後になりますが、今回、入院、手術を受けるにあたり、医師の皆様、看護師の皆様を始め、医療に従事される皆様に大変お世話になりました。特に診察や手術をしていただいた先生、対応していただいた看護師の皆様には、常に明るく優しく丁寧。そして的確で100%安心して身を任せることができました。この場をお借りし改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

また、本入院に際し、学校で予定されていた授業日程の変更や、会議の欠席、打ち合わせ日程の変更、また立会が必要であった中での代理のお願い、更には私の居ない穴を埋めていただいた仲間の皆様などなど、様々にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。少しだけ安静を保ちながら、速やかに日常生活に戻る予定です。

何卒よろしくお願い申し上げます。


【追記】元来ジャンクフード好きで和食が苦手なお子様系の食事を好む性質上、この3ヶ月の食事制限で体重が10kg減りました。これからはそれら食事制限が解除されることで、大きなリバウンドを恐れています。何とかそうならないよう、落ちてしまった筋力を取り戻すべく、運動でも再開しなきゃならないと考え中です。ただその部分の意思は弱く、この痛みが引くまでの間に気力が萎えるといけないので、ここで少し宣言しておきたいと思います。絶対にリバウンドは避け、筋肉量も増やしていけるように運動を再開します!さて、何から始めようか・・・。

ゴミのポイ捨てから思う。モラルってなんだろう?

〈令和6年4月6日投稿〉

昨日は小・中学校の入学式でした。
この度入学されたお子様、保護者の皆様に心からお喜びを申し上げます。

***

今回、お招きいただいた第一小学校ではこの様なめでたいお茶を出してくれました。

桜花の塩漬けはほんのりしょっぱく、見た目も可憐で一足早い桜を楽しめ、とても素敵な気分を味わうことができました。

ありがとうございました!


さて、その入学式に合わせてというわけではないのですが、雪どけから何回か自宅周辺通学路のゴミ拾いをしました。と言っても大したことはなく、朝の犬の散歩ついでに火ばさみと袋を持って歩くだけのことです。

そこでここ最近もの凄く目立ってきたのが、加熱式の電子タバコのフィルターです。

一定数、非常によろしくない人がいるようで、冬季間に何度か車中から纏めて廃棄したと想像されるのですが、数十本のフィルターと綿棒などのゴミがひとかたまりに捨てられているのを3個所ほど片付けました。

ちなみにこの画像のところはまだ少ない方で、事前に拾った他の場所では更に大量のフィルターとタバコの空き箱なども一緒に捨ててあった状況。

これらタバコ(電子も一般的なものも)のフィルターは通常は長めの一本ものなのですが、構造的には短いフィルターを数本つなげて紙で巻かれているようで、水に濡れると短く分散されてしまう。これをひとつずつ拾うのはとても手間がかかります。

そして実はこのフィルターは紙ではなくプラスティックを多く含むようで、UNEP(国連環境計画)が示すゴミが分解されるまでの時間は10年間とのこと。紙の部分は数ヶ月で分解されるのに、このフィルターは10年経たないと分解されないというのは、昨今いわれているマイクロプラスティックによる生態系への影響にもつながってくるわけですね。

実際にポイ捨てをしている人は、当然その様なことを思い描くこともなく、自分の車内やポケットから不要なものが消えるだけなのかもしれませんが、その結果、道路には醜い「ゴミ」が散乱することとなり、それを見た子ども達が何を感じるのか。また、その延長線上には生態系にも影響を及ぼす環境破壊に繋がっていくことまでには到底思慮が及ぶことは無いのだろうと思います。


毎年のことですが、傾向としては日々の通勤途中?に車から捨てる人や、歩道を歩きながら吸い殻やタバコの空き箱をポイ捨てする人がいるようで、落ちているタバコの銘柄もかなり限定的な状況。もちろんタバコだけでなく、コンビニなどで買って食べ終わった袋等を捨てる飲食系のゴミも相当数あります。

現在は冬季間に蓄積したものが、雪解けとともに可視化されてきたので特に大量です。

昨朝もわずか30分でちょっとした買い物袋ひとつ分のゴミが集まりました。

少なくとも市政に関わる身としては、これを仕組みでなんとかしようと思えば、先進地で行っているような条例の制定等が考えられますが、その抑止効果はあまりにも限定的です。いくらルールや罰則を設けても誰も見ていないところでは人間は弱いものです。

ジャン=ジャック・ルソーは「法律は少ないほど良い国だ」と考えていたようですが、最終的には人間それぞれが社会の一員としてどう振る舞うのか。それをモラルというのでしょうが、社会契約論の視点の一つでいけば「社会を構成する人々に理性を強いる」ということになるのかもしれません。

結局のところ、多くの人々それぞれの自主的な行動として昇華するには、教育という概念が不可欠であろうと思わざるを得なく、この「モラル」という面においては、その最たる効果を発揮するのは「大人が見本となる良き背中を見せる」ことに他ならないのだと思います。

でもとても難しいことですよね・・・。
人ぞれぞれの環境が異なり連鎖があります。

だからこその想像力であり、想像力と言って思い出すのは・・・

ユヴァル・ノア・ハラリは、著書の『サピエンス全史』(柴田裕之訳〈河出文庫〉)の中で、人間と他の動物との大きな違いとして「虚構を信じる力(想像力)」があると述べています。例えば神や貨幣、法律、法人、ブランド、国家、人権や平等など、まさしく「虚構」でしかないものを「集団で信じる」がゆえに私たちの今の社会があるということになります。

この虚構を信じ守ることがモラルでありルールでもあるし、そのためには社会を構成する一人ひとりに理性を強い「イマダケ カネダケ ジブンダケ」では世の中が立ち行かなくなることも想像しなければならないのだろうと思うのです。

とはいえ私自身・・・、

今回のごみのポイ捨てのようなことに関しては、正義を振りかざしながらこのような行動をしているものの、他の部分においては全くもって至らぬ、、、他者から見れば「想像力が足りない」と思われてしまうような要素を併せ持っているのだろうと思います。だからこそ今回のような気づきの中で「人の振り見て我が振り直せ」という言葉を信じ、自分がちゃんとやれているのかどうかを謙虚に省みる機会にできたらと思っているのですが、まぁ、それでもなかなか気づけないのが人間なんですよね・・・

少なくとも、「人に迷惑をかけない」という概念と「自分も生きている以上、誰かに迷惑をかけているのだから、あらゆるモノゴトを寛大に捉えよう」との両面をバランス良くストレスの無いように生きていかなくてはならないのでしょうね。


最後に、春先に一番最初に咲く花はビニール袋などでできたごみの花です。

これらも道路などで何気なく捨てたゴミが側溝や雨水桝を通って川に流れ込み、鼻毛にひっかるかの如く木にひっかかったのが可視化されただけで、この何十倍、何百倍?ものゴミが海へストレートに流れていっているのだろうと思うと・・・

人間は愚かです。

当然自分も含めてです。

WindowsPCでDropboxのフォルダだけ開かず、開いても極端に遅いという症状が・・

〈令和5年6月17日投稿〉

約20年近くブログなどをやってきて、こんなに更新が滞ったのは初めてのことです。それだけ今は多忙であらゆることに追われ、このちょっとの時間を確保する気力がわかず、ひたすら目先の事象をクリアするのに必死になっておりました(現在進行系)。

そんな様子はできれば備忘録的投稿でも良いので、後日まとめてみたいとは思っています。

そしてふと、なぜこんなタイミングでこんな投稿をするかと言うと、私のパソコン環境は、どこからでもどの端末からでも極力同じ仕事ができるように、データはクラウド上で共有できるDropboxを使用しています。そのDropboxに保存してるフォルダが、メインのPCから開かなくなってしまって途方に暮れておりました。

様々なヘルプ系のコミュニティなどを調べても理由がわからず。YouTubeなどでも解決策が見当たらず・・・

困って忙しいときに絶対にやりたくないOSの再インストールをしなければならないか?と覚悟を決めつつ、最後の悪あがきでもう一度、公式のコミュニティを辿ってみると・・

という、同様の質問をやっと発見(むしろどうして発見できなかったのか)!

しかし返信は何となく心もとなく、これも期待できないかなーと思いながらスクロールしていくと一番下にこの様な記述が・・

「おっ!」と思って、藁にもすがる思いでiCloudからサインアウトしてみると・・・

完全復調!

なんということでしょう。

一旦、Dドライブのdropboxフォルダを全て削除して、現在2TB近いデータを2日がかりでダウンロードしていますが、こんな手間は全く必要ありませんでした。

でもOSの再インストールの前に気づけてよかったです。

もし同様にdropboxのフォルダが開かず、開いても異様に遅いなどの事象がありましたら、このiCloudを疑うのが宜しいかと思います。

 

 

さて、これから急いで資料作りに専念します。

近況備忘録20230410

〈令和5年4月10日投稿〉

先日、事務所開きをしたかと思いきや、もう告示日まで1周間を切ってしまいました。準備もなかなか間に合わず、非常に焦りが募ります。

さて、そのような中ではありますが、スマホに残った画像を見ながら記憶をたどり、少しだけ備忘録的投稿を。。

■3月22日(水)

消防事務組合の例月出納検査。
次回は4月20日ということで、実は選挙戦真っ只中の予定。とは言え、当然のことながら自分事より公務優先。

■3月23日(木)

3年ぶりの活動報告会を開催。

■3月24日(金)

第一小学校にて同窓会役員会。開校前の旧小学校の記念碑の取り扱い等で協議。作るより維持することの難しさを痛感。

■3月28日(火)後援会役員会

■3月29日(金)各種印刷物等の煮詰め作業&打ち合わせ

■3月30日(木)炭鉄港推進協議会のオンライン会議

■3月31日(金)

村木中道議会議員の選挙戦告示日。出陣式等に出席し、午後は鈴木直道北海道知事候補の街頭演説にてシュプレヒコールの重責をいただく。

夕方5時には道議選の無投票当選が決定。

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