カテゴリー別アーカイブ: まちづくり的雑記

【雑感】 →行ってみて初めて感じることなど(小野市)

〈令和8年11月1日投稿〉

『投稿要約』人口は岩見沢市の約6割。それなのに、なぜこれほどまちに勢いがあるのでしょうか。兵庫県小野市を訪れ、早朝の散歩で感じたのは、計画的な都市整備とまち全体に漂う活気でした。帰宅後に調べてみると、周辺自治体との広域的なつながりや、企業集積による税収の強さなど、岩見沢市との興味深い違いが見えてきました。人口減少が進む時代、これからの岩見沢市のまちづくりに必要な視点を考えてみました。


この度、10月26日~28日に二泊三日で他都市調査に伺ってきたのは、以下、前回の投稿のとおりです(その内容についてはリンク先をご覧ください)。

この日の視察は9時30分から開始となるため、ホテルロビーでの集合は朝9時でした。

私は、比較的ゆっくりとした行動となるときは、せっかくの機会なので早朝から周辺を散歩するのが、勉強でもあり、楽しみでもあります。

この日も、ホテルから徒歩10分ぐらいにある地元のパン屋さんが朝8時からオープンし、テラス席もあることがわかったので、そこで一人気ままに朝食をとることとしました。


まちの勢いが違う!

歩いてみて感じたのは、人口規模(約4.6万人)から想像する以上の都市的な整備と、まち全体から伝わってくる豊かさ、そして前向きなエネルギーです。道中の新興住宅街では、黄色い帽子を被った小学生の元気な集団がいたり、家並みも美しかったりと勢いを感じます。

何よりこの小野駅から車で10分弱の場所では、総合体育館、陸上競技場、市役所、警察署、図書館、交流施設、ホテル、セレモニーホールなどが集まる「シビックゾーン」の整備(公共・商業施設等の都市機能集約)が進められてきました。

※帰ってきてから「小野市のシビックゾーン」を調べてみると、小野市都市計画マスタープランなどでも定義づけされ、今後は図書館東地区の開発が進行する模様。

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NHK あなたの町の映像アルバム 岩見沢編

〈令和8年10月26日投稿〉

10月23日(金)の午後8時15分から、NHKにて「あなたの町の映像アルバム 岩見沢編」が放送されました。

この度、ご縁があって収録にお招きいただき、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団の理事長として出演させていただきました。

当初は、マネジメントセンターに取材に来られた際に、適任の方々を紹介しただけだったのですが、後日、私にも出演のお誘いがあり、ありがたくお伺いすることになったものです。

内容は、NHKが保管してきた貴重な映像を見せてもらいながら、みんなでお話をするような展開です。

10月30日(金)の午後8時42分までは、下記リンク先からご覧いただくことが可能です。

また、再放送は、11月1日(日 )13時05分~33分となります。

ご都合がつきましたら、ぜひご覧ください!

【Memo】「人口減少」と「年代構成比率」で大きく変わる日本と岩見沢の状況を考えてみる

〈令和8年10月21日投稿〉

~105年間の全国人口と、岩見沢市の45年間のデータから考えてみる~

すでに人口減が言われて久しいですが、その課題の根幹は、「社会を支える年齢層」と、「社会保障を受ける年齢層」の構成や比率が大きく変化していくことであり、その状況にはとても厳しい現実があります。

そこで今回は、自分自身の思考の見える化を兼ね、1920年の第1回国勢調査から、2025年までの全国人口を年齢別に整理し、「最も稼いで、最も使う世代」がどう変化したかを追ってみます。さらにそこに岩見沢市の統計を重ねると、人口減少が地方都市の暮らしや行政運営にどんな課題があるのかが見えてきそうです。

〈要素1〉 日本では、”現役世代”の人口がすでに減っている

2025年国勢調査の15~64歳人口(生産年齢人口)は約7,348万人。1995年の約8,716万人から約1,368万人(15.7%)減少しました。

65歳以上は2025年に約3,614万人、総人口の29.4%です。

ただし「15~64歳=働いている人」ではありません。今では65歳を超えて働く人も多く、年齢だけから所得や納税能力を直接求めることはできませんが、社会全体の人口構造の変化を捉えるには欠かせない基礎値となります。

【図1:全国の年齢3区分別人口推移(1920~2025年)】


〈要素2〉 注目すべきは、”次の働き盛り世代”の少なさ

将来の仕事や消費を考えるため、生産年齢人口ではなく、「25~39歳」と「40~59歳」を分けて比較してみました。

全国の25~39歳は1975年の約2,846万人から2025年の約1,960万人へ約31%減少。一方、40~59歳には約3,434万人の厚みが残りますが、こちらも1995年をピークに減っています。

40~59歳には家計消費の中心となる世帯主が多いと考えられますが、世帯人員や雇用形態によって消費力は違います。年齢別人口を、そのまま所得総額や売上高と読み替えることはできません。ここで見たいのは、これからの経済活動を支える人口の「土台」の変化になり、25~39歳の減少が深刻な状況に繋がることをイメージできます。

【図2:全国の25~39歳と40~59歳の人口推移】

以下は5歳年齢別のヒートマップで、色が濃いほど人が多いことになります。

このヒートマップを見ると、戦後の人口の厚い世代が”時間とともに高齢側へ移っていく”様子を確認できます。一方、近年は若い年齢階級ほど人口の層が薄くなっていることもわかります。

なかなかショッキングな図です。


〈要素3〉 岩見沢市では、その変化が全国より早く厳しく現れている

岩見沢市の2026年版統計書にある国勢調査の年齢別人口を、旧岩見沢市・北村・栗沢町で合算し、現在の市域として1975年から2020年まで追い、合併をはさんでも比較できるようにしてみました。

25~39歳は21,135人から9,616人へ、45年間で54.5%減少。

40~59歳は22,816人から20,477人へ減少しました。

これに対し、70歳以上は4,036人から22,281人へ約5.5倍となり、2020年には40~59歳の人数を上回っています。

【図3:岩見沢市の25~39歳・40~59歳・70歳以上の人口推移】

同じ1975年を100とした25~39歳人口指数で見ると、2020年には全国72.4に対し、岩見沢市は45.5。

若い働き盛り世代の減少が、全国平均より大きいことが分かります。

【図4:25~39歳人口の全国と岩見沢市の比較】

これだけの人口構成の変化があれば、住宅を取得する世代、子どもを育てる世代、地域商業の客層、事業所の働き手や後継者のあり方も変わることとなり、やはり地方の厳しさを感じます。


〈要素4〉 社会保障の需要増に、どのように向き合うか

全国の社会保障給付費は、1990年度の約47.4兆円から2024年度には約138.3兆円へ、名目額で約2.9倍となりました。(ただし、この数字には年金、医療、介護だけでなく、子育てや障害などの給付も含まれます)

【図5:全国の社会保障給付費の推移】

高齢者が増え、現役世代の人口が減れば、医療・介護を必要とする人を支える人材や財源の確保は難しくなります。社会保障は安心と消費を支える仕組みでもあります。だからこそ、給付を単純に減らすか増やすかだけでなく、必要なサービスをどのように持続させるかが問われることとなります。

実は今日の決算審査特別委員会で、介護保険給付費の不要額について質問をしましたが、その真意は「2035年頃までは介護認定者は増える一方なのに対し、介護人材となる働き手は減る一方」という厳しい状況を鑑みたものでした。なかなか楽観的にはいられない現実が懸念されます。


〈要素5〉 日本の世界経済における相対的な規模も縮んでいる

世界銀行の名目米ドル建てGDPを比較すると、日本が世界経済に占める割合は1995年の約17.8%から2025年には約3.7%になりました。世界経済全体の成長に加え、為替の影響も受ける指標のため、これだけで日本の全産業の競争力低下を意味するわけではありません。

【図6:世界の名目GDPに占める日本の割合】

しかしながら、国内の人口構造が変わり、世界における日本の相対的な経済規模も変化した今、かつてと同じ経済成長を当然視して社会制度を維持することは難しい現実があります。

ここに数年前のウッドショック等の日本の買い負けや、近年の輸入関連の物価高騰などなどに繋がってきます。もうかつての強い日本は影を潜め、どんどん力を失い、それが私たち一人ひとりの生活に大きな影響を及ぼすレベルにきてしまってます。

恐らく今冬の灯油高騰による補助などの話も出てくると思いますが、これら様々なネガティブな背景の中で、どこからそれらの費用を捻出するのか?未来からの借入とするならば、あまりにも次世代にとって苦難が残ることになりはしないか、ここはしっかりと考えていかなくてはならないと思っています。


〈要素6〉 岩見沢ならではの難しさ

岩見沢市の面積は481.02平方キロメートル。

市街地に加え、栗沢や北村などの農村地域も抱え、冬は積雪への対応が欠かせません。住民が減ったからといって、生活道路の除排雪、救急搬送、上下水道などのボリュームまで人口に比例して小さくはなりません。その多くが、かかる費用は増え続け、今より少ない人口での割り勘になっていくと覚悟しなければなりません。

もちろん、お金のことだけではなく、若年層が減ることで労働力たる担い手の不足が顕著になります。

市が2026年に策定した地域公共交通計画でも、人口減少や乗務員不足を踏まえ、持続可能な交通ネットワークの形成を課題としています。免許返納後の移動手段や、地域間での通院・買い物をどう確保するのかは、これから一段と重要になってきます。

また、市立総合病院は岩見沢市だけでなく南空知の地域医療を担う拠点です。

新病院の整備や医療機能の再編は、人口が減る中でも必要な医療を維持し、人材と費用の両面で成り立たせるという、難しい課題の象徴でもあります。

商業、農業、医療、交通、除排雪。これらは一見別々の政策ですが、働き手と利用者の構成が変わるという共通の土台の上にあります。

いよいよ、何を残すかだけでなく、どのような方法なら将来も機能を守れるかという問いに変えていかなければならないフェーズになってきたことを感じます。


〈要素7〉 「将来の岩見沢」を、予測ではなく問いとして考える

国立社会保障・人口問題研究所の2023年公表の地域別将来人口推計では、岩見沢市は2020年の79,306人を基準に、2050年には45,761人と見込まれています。約42%の減少に相当します。(注:2020年国勢調査を基にした条件付きの将来推計で、2025年国勢調査の結果を反映した確定的な未来ではありません。)

もちろん、人口を増やす努力は必須です。

同時に、仮に人口減少が進んだ場合でも、医療、交通、教育、上下水道、除排雪などの基礎的な機能をどう守るか、具体的な設計が不可欠となります。公共サービスの範囲や水準、広域連携、AIなどのデジタル技術の活用、公共施設の利用料改定や更新方法など、議論すべきことが山積していながら、明確な正解となる「答え」はどこにもありません。

あらゆる行政サービスの改善や維持、新設に対し、「いつ誰がどうやって?」という問いが常に付き纏うことになります。

そこから目を背けた議論は意味をなさないのであろうと思います。


〈要素8〉 目指すのは人口減少への嘆きではなく覚悟

今回の統計が示しているのは、将来への単純な悲観ではありません。

女性や高齢者の就業、労働生産性の向上、AIやロボット、地域の新しい産業づくりなど、社会を支える方法は変えていかなくてはなりません。

何より、従来の人口構成や経済成長を前提にした制度を、今後もそのまま維持できるとは考えにくいものがあります。人口が減ること自体よりも、今、その変化から目を背け、変化を知りながら対策を先送りすることの方が、将来の選択肢を狭めてしまうことにつながります。

「今を直視し、次代をつくる。」 私たちの暮らす岩見沢の未来を考えるためにも、まずは数字が示す状況を共有し、ある程度の覚悟を決め、どの機能をどう守り、どこを変えるのかも議論していかなくてはならないと思っています。

現在もSNS上で見るような、「税収が過去最高を記録しているのに・・・」という不満の声は、その反面、「政府の支出も過去最高になっている」ことから目を背けた声でもあると思います。

私たち、議員としての仕事の一つには、市民の要望を市に伝えることはもちろんですが、その逆として「なぜそれが叶わないのか」を市民に伝え、理解してもらう努力も必要だと思っています。誰だって実情を知ることで、変わってくる意識はあるのだろうと思っています。

今回のデータは自分の朧気な印象を整理する目的でありますが、ぜひ未来の岩見沢を考える上で、参考にしていただければ幸いです。


※このデータやグラフ類は、AIと壁打ちして作成しています。

これまでは、あらゆる官公庁の資料などを探し、Excelで自分でグラフを作ってという作業が必要でしたが、すっかり進化中のAIのお陰でこの手の調べ物が格段に楽になりました。ただ、今回は思考が総花的になってしまい分散してしまっていて、明確な落としどころがない、途中経過的な投稿となってしまいましたが、自分の中では朧気な懸念が簡単に数字として確認することができるのは凄い進化です。

ただ、ハルシーネーションや、私の解釈が間違っているものもあるかもしれませんことをご了承ください。


データの出典・留意事項

  • 全国人口:総務省「国勢調査」(1920~2025年)。1945年は人口調査。年齢区分人口は所得・就業者数そのものではない。
  • 岩見沢市人口:岩見沢市「2026年版統計書」第6表。旧岩見沢市・北村・栗沢町を合算した1975~2020年の系列。全国の2025年データとは集計終期が異なる。
  • 岩見沢市将来人口:社人研「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」を引用した岩見沢市第3期総合戦略。2020年基準の条件付き推計。
  • 社会保障費:国立社会保障・人口問題研究所「2024年度社会保障費用統計」および厚生労働白書。金額は物価未調整の名目値。
  • 世界GDP比:世界銀行「World Development Indicators」の名目米ドル建てGDPに基づく比較。為替の影響を受ける。

主な一次資料:

https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2025/kekka.htm

https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/material/files/group/3/toukeisyo2026-ikkatu.pdf

https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/material/files/group/7/3senryakuR7.pdf

https://www.ipss.go.jp/ss-cost/j/fsss-R06/fsss_R06.html

https://data.worldbank.org/indicator/NY.GDP.MKTP.CD

炭鉄港3-DAYS Weekender 2026って何?

〈令和8年10月2日投稿〉

いよいよ10月10日(土)~12日(月・祝)にかけて開催する《炭鉄港3-DAYS Weekeder 2026》の開催が迫ってきました。

昨年から始めたこの企画は、令和6年12月に開催した炭鉄港日本遺産5周年記念フォーラムの講演内容を検討しているときに閃いたもので、その講演内で発表したことがきっかけになります。

このときは自分でも半信半疑の投げかけでしたが、初となる2025年は関連14市町で一斉開催。そして2年目となる今年は18市町で連携して開催することとなりました。

ぜひスケジュールを見てみて下さい。
https://3city.net/3days_2026/

そして、今回の目玉の一つとして、2月から準備を重ねているのが、岩見沢市、月形町、三笠市、美唄市の4市町が関連する「樺戸道路」で、現在の道道275号線、月形峰延線の歴史に焦点を当てる取り組みです。

なぜ道路?

という疑問を抱くかもしれませんが、北海道開拓期に欠かせない歴史である、囚人労働によって、過酷な泥炭湿地帯を貫く直線道路を開鑿したストーリーであり、その後のわたしたちの生活の礎になるものだからです。

その紹介は、現在YouTubeにて連載投稿していますので、ぜひご覧いただければ幸いです。

3-DAYSの3日間では、4市町の各施設での特別パネル展示や、樺戸道路の唯一の「折れ点」においては、泥炭の展示や最終日には狼煙の実証なども行います。

この様な市町の垣根を超えた連動は、なかなか実現が難しいのですが、今回はそれぞれ前向きな皆さんの力が合わさり、非常に期待の持てる状況となっています。

ただ、これらの活動は、すぐに良好な結果が現れるものではないと思っています。

むしろ時間をかけてジワジワと進めていくことが重要で、小さなことをコツコツと積み上げていくことが、それぞれの地域の価値向上に繋がるものと信じています。

なにせ、少子高齢化や人口減少など、これまで誰も経験したことのない時代に突入して久しいわけですが、だからこそ、各市町単体で別々ことで努力するのではなく、関連する地域で連携してより大きなモノゴトを育てていくことが大事だと確信しています。そしてわたしたちの地域においては、この炭鉄港がその役割として、地域の歴史の延長線上に未来を描ける正当なものと考えています。

この3日間、岩見沢市内においては、朝日炭鉱の坑口見学や朝日駅舎の解放。そしてそれぞれにガイドがついて理解が深まる取り組みも実施します。

さらには「そらちオーラムフェスティバル」に合わせて、駅周辺「炭鉄港」ショートガイドツアーや、ステージイベントも実施します。

また、岩見沢SL保存会による定期清掃、赤電保存会による赤電鉄道マルシェ2026などなど、関連するイベントも沢山です。ぜひ公式サイトもご覧ください。


また、今週の日曜日には、これらに付随するプレイベントも開催します。

岩見沢のすぐとなりにある美唄市峰延にスポットを当てる取り組みで、私のガイドでぷらぷらとまち歩きをする企画です。なかなか私自身も知らなかったことですが、峰延には北海道開拓以降の近代化の縮図といえる歩みがあります。ぜひ、この様な目線で地域をみていただくと、また違った可能性が見えてくると思います。

もし興味ありましたら是非ご参加ください。

https://yamasoratan.blog.fc2.com/blog-entry-3664.html

あらためて「報徳仕法」に触れる機会が増えてきたような気がします。

〈令和8年9月1日投稿〉

9月の第3回定例会では、一人会派になったがゆえ、一般質問の持ち時間はわずか20分と非常にタイトになってしまいます。しかしながら、その持てる時間を最大限に活用し、大項目で5つ、中項目で14の質問を組み立てました。その内容については、また後日紹介させていただきます。


さて、色々なまち歩き的なガイドをやっていると、「報徳仕法」という言葉に接することが多々あります。岩見沢周辺では辻村直四郎氏や小林篤一氏などが思い浮かびます。

これは、言わずとしれた二宮尊徳(金次郎)の教えということになりますが

二宮尊徳が実際に実践し説いてきたことであり、江戸時代後期に、荒れた農村や財政難の藩・村を立て直すために行った「地域再生・経営再建の方法」の手法と表現できると思います。

私自身、恥ずかしながら上辺の情報しか知らない状況ですが、ひと言でいえば、

「今ある条件を直視し、身の丈に合った暮らしと経営を行い、余力を将来のために回しながら、地域全体を立て直していく仕組み」と考えています。

中心になる考え方は、主に4つ。

【至誠(しせい)】
誠実に取り組むこと。ごまかさず、現実を見ること。

【勤労(きんろう)】
自分にできる仕事をきちんと行い、価値を生み出すこと。
単なる「働け」という精神論だけではない。

【分度(ぶんど)】
「自分たちの収入や生産力はどの程度なのか」を把握し、その範囲内で支出するという考え方。現代風に言えば、「身の丈に合った財政運営」、「持続可能な予算」となります。

【推譲(すいじょう)】
分度を守って生まれた余剰を、自分だけで使い切らず、将来や他者、地域のために回すこと。例えば、農地改良や困窮者支援、次の生産の元手に活用することです。


このように「報徳仕法」を改めて考えてみると、現代の縮小社会において、非常に重要な示唆を与えてくれます。

どうしても「イマダケカネダケジブンダケ」が蔓延りがちな現代、今一度、自分たち一人ひとりがこのような観点で暮らしを見つめ直すことが必要になってきていると感じます。

次回、少し長文で投稿しようと思っていますが、今後益々日本全体が立ち行かなくなる中で、改めて報徳仕法の「至誠」「勤労」「分度」「推譲」という言葉に重みが増してきます。

残念ながら、社会全般では一般受けする考え方ではないかもしれませんが、私自身は、このような思想こそが重要だと信じ、襟を正していきたいと思う次第です。

式典〈北海道消防大会&岩見沢青年会議所70周年〉

〈令和8年8月30日投稿〉

昨日、29日(土)は午前と夕方で2つの式典に参加してきました。

午前中は〈第78回 北海道消防大会〉で、岩見沢市で開催されました。

この式典は消防らしく、とても規律が整っていて、格調高い式典でした。

今年は、熊本地震をはじめ、千葉県や石川県など各地で豪雨による大きな災害が相次いでおり、来賓等の挨拶でも繰り返し述べられておられました。あらためて、私からも消防職団員をはじめとする方々への敬意と感謝の意を表させていただきます。


その後は、岩見沢青年会議所の創立70周年でした。

1956年に設立された岩見沢JCも多くの会員の継続の結果、今なお、40歳以下の青年と言われる世代が研鑽する器として機能しているのは素晴らしいことと感じています。

私自身、この青年会議所で過ごした30歳から40歳までの10年間がなければ、今は全く違う人生を歩んでいることと思っています。

そして昨日の式典は、午前中のフォーマルな式典とは大きく異なり、服装はカジュアルで、理事長経験者や来賓はオリジナルのアロハシャツの着用。また、会場は画像のとおり、北海道グリーンランド遊園地内のランドホールというイベント会場を有効に使用する設え。

非常に対象的な1日となりました。

どちらが良い悪いということではなく、ともに良い式典にしようと準備され、多くの方々が参列のもとに目的を果たすという面では、とても良い式典であったと思います。


さて、このJCの話をInstagramに投稿したところ、「JC時代の経験が今の私を作っている」という部分対し、「それはスピーチ力とか、人間性が鍛えられた感じでしょうか?」というコメントをいただき、ふと振り返って考えてみると、それらの根幹になっているのは、一言でいうなれば「数多くの失敗と後悔を伴う行動」であると感じた次第です。

それは卒業して15年も経ち、未だ様々な場面で繰り返していますが、それもこれも行動しているがゆえの結果であると自身に言い聞かせ、今日も自分自身に対し、少しの無理を繰り返していきたいと思っています。

今やっていることが意味があるのかどうか。

あると信じて努力する先に、良くも悪くも結果があるのだと信じています。

■人口縮小の第一世代から、日本の未来を考えてみる■

〈令和8年8月23日投稿〉

少子化は、現代だけの問題ではないようです。

約2000年前、ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスも、結婚や出産を避ける人々の増加に危機感を抱きました。

独身者や子どものいない人には相続上の不利益を与え、結婚し子どもを持つ人には、公職や法的立場で優遇を与える。今風に言えば、国家が制度によって結婚と出産を促そうとしたそうです。

しかし、こうした政策が出生を明確に押し上げたと確認できるほどの成果があったかは、よく分かっていません。


この話を知ったとき、人は誰かから「子どもを産みましょう」と言われただけで、人生を変えるわけではない、という点で現在と共通するものを感じています。

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岩見沢駅発 - 鉄道のまちいわみざわの歴史を巡る!~岩見沢レールセンター見学から元町、そして幌内線の痕跡を求めて~

〈令和8年8月21日投稿〉

毎年恒例となっている、JRヘルシーウォーキングとの連動企画です。

今年もガイドをさせていただきます。

毎年、少しずつルートや見どころを変えてはいますが、今年は少し歩く距離を伸ばして(全工程で約3.5km程度)、ちょっとレアなものをお見せしたいと思っています。ぜひ足腰のコンディションを整えてご参加いただければ幸いです。


毎年、本州からの参加者もおり、昨年は京都から日帰りできてくれた方も!

岩見沢に住んでいると、なかなかこの様な地元の歴史文化に触れる機会は少ないかもしれません。

でも、凄い貴重な歴史が沢山存在しています。

特に岩見沢の歴史を紐解けば、鉄道とともに歩んだ年月において、岩見沢ならではの価値を刻んでくれています。

知らなければ「何もないまち」と言ってしまいがちですが、少し紐解いて行けばその価値に気づけることと思います。

そういう方が少数では地域はなかなか変われませんが、多くの方々が気づき始めれば、そこに新たな価値が生まれ、新しい経済循環も起こると信じています。

新しいまちづくりを考える時に、地域の歴史を踏まえなければ、どのまちでも出来ることをやってしまう。それはより新しいもの、より質の高いものができた時点で、もう価値は失われてしまいます。

これまでの日本はそんなことを繰り返してきたと感じています。

しかし、自分たちの地域の歴史的歩みの延長線上に次を描けば、それはその地域でしかできないこととなり、他では真似のできないことが可能になります。さらに、岩見沢単体で考えるより、もう少し広域な視点を持てば、日本全国、世界各国から人が訪れるような魅了をつくれる可能性を秘めています。

まずは自分たちの地域の足下を知ることから、始める必要があると思っています。

令和8年度をもって3箇所閉鎖となる岩見沢市パークゴルフ場の状況について

〈令和8年6月24日投稿〉

先日、報道でもありましたが、岩見沢市の「あやめ公園」「幾春別川リバーパーク」「ひょうたん沼」の3つのパークゴルフ場が今年一杯で閉鎖の予定となります。

その事情について、6月4日に開催された経済建設常任委員会の所管事務調査で報告された資料をベースにて、少しわかりやすく作り直したもので背景を紹介したいと思います。


以下は今年度中に閉鎖予定の「あやめ公園」「幾春別川リバーパーク」「ひょうたん沼」の3箇所パークゴルフ場の状況です。

上記で最も費用対効果が低く運営的に厳しいのが「あやめ公園」となり、単純計算ではありますが、かかる経費(5,108,000円)と料金収入(81,100円)を差し引いた費用(5,026,900円)を利用者数(636人)で割ると、何と1人あたり8千円弱もの費用負担を岩見沢市が行っていることになってしまします。

他の2個所においても3~4千円/人の費用負担が発生していることから、やはりこのまま市内7箇所のパークゴルフ場をそのまま維持していくことは困難であるという結論に達します。

パークゴルフ等で外出し、運動やコミュニケーションを取ることで健康寿命が伸び、医療費削減等へも一定の効果が期待できると考えていますが、以下の「市内パークゴルフ場利用者数の推移」を見ると、平成19年には約13.3万人の利用があったものの、令和7年では約3.7万人と三分の一以下に減ってしまっている状況となり、愛好者の方々にも「高額な税負担をしながら同じ数の施設を維持することは難しいフェーズに入ってしまっている」ということをご理解いただけるかと思います。

令和8年度で前述3施設が閉鎖となり、市の運営は残り4施設となりますが、それぞれの利用者が増えていかなければ、現在同様に市の負担が増加の一途となります。参考までに上記の計算で行けば、現時点で「いわみざわ公園」が最も経済効率が良く一人あたり578円の市負担。逆に厳しいのが北村中央公園で約4,350円/人となり、令和9年以降の利用者数の増加を期待したいところとなります。

これらは健康寿命等を含め、豊かさの大切な要素となるため、一概に費用負担が大きければ廃止という議論にはなりくいですが、すでに財政的には「無い袖は振れない状況」となりつつあるため、やはり今後の推移には注視していかなくてはなりません。

そして状況によっては、一方的にコトを進めるのではなく、利用者の皆さまとも丁寧な議論を進めることが重要で、多面的な判断が必要になるとも考えています。


ちなみに、以下は令和2年時点での私のパークゴルフ場に関する一般質問です。

もし良ければご覧ください。

【日本遺産「炭鉄港」×地域資源を活かすブランド戦略フォーラム】の開催について

〈令和8年6月23日投稿〉

■日本遺産「炭鉄港」×地域づくり■
(以下、空知総合振興局さんの記事より抜粋)

7月17日(金)13:30~16:00 岩見沢市民会館(まなみーる)で 【日本遺産「炭鉄港」×地域資源を活かすブランド戦略フォーラム】が開催されます。 地域で活動する方々や事業者、 地域づくりに関心のある地域住民の皆様にとって 地域の魅力を未来へ繋げるヒントや、 新たな可能性を見つける機会として、ぜひお気軽にご参加ください!

詳細はこちら https://3city.net/post/19758/


第1部の講演は、炭鉄港の「今あるもので、今はないコトをつくる」という概念にピッタリの久保健治氏です。これはまちづくりのみならず、ビジネスにも十二分にヒントになるお話になると思います。

第2部のパネルディスカッションにおいては、大変力不足ではありますが、私がファシリテーター兼パネリストで登壇させていただきます。

講演、交流会ともに、どうぞお気軽にご参加ください。