カテゴリー別アーカイブ: まちづくり的雑記

岩見沢市内におけるヒグマの目撃について

〈令和7年9月30日投稿〉

昨日、岩見沢市からの情報発信で、9月29日(月)10時30分ごろに利根別原生林において、18時40分頃にあやめ公園付近、そして21時30分ごろに上志文町559にて、同じ個体と見られる親子連れクマの目撃情報が寄せられているとのこと。

改めて目撃地を地図上で確認すると、1件目の利根別原生林の中はまだしも、あやめ公園付近と上志文町559は人家もあり心配が募ります。ただ、いわみざわ公園や緑が丘霊園などにも以前から目撃例があることから、この利根別原生林を中心とした森林地帯には、やはりクマの出没は避けられないであろうと考えます。今後もうまく共存していければ良いのですが、これ以上、人間の生活環境に入ってこられると緊張感を持って対策をしていかなくては深刻な状況になることも考えられます。

まずは自衛が重要になりますので、市から発信される情報を取得しつつ、慎重に行動されることをおすすめします。


■目撃情報(岩見沢市が作成したgoogleMAP)
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?ll=43.177529684879616%2C141.79714115313038&z=15&mid=1bNxlz2ZKHAY27yyqlcUUtzgYB7j2FFY

■岩見沢市のヒグマに関する情報ページ
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/kinkyu/16189.html

■岩見沢市公式LINEへの登録もおすすめします。
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/soshiki/hisho/koho/1/3/9562.html


そして熊対策としては、最近は各地のニュースでも見るとおり、本年4月に鳥獣保護管理法の改正があり、9月1日より自治体の判断で猟銃の使用が可能となりました。ただこれには様々な課題があり、環境省からガイドライン概要等も公表されていますが、現実は簡単ではありません。

上記画像:環境省_令和7年度第1回クマ被害対策等に関する関係省庁連絡会議 (概要)より
https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/kuma-docu-r070911.pdf

本改正鳥獣保護管理法については私自身、一足先に本年6月の本会議一般質問において、取り上げています。市民の安心安全を守る体制づくりを確立するのはやはり簡単なことではありませんが、今後も注視していきたいと考えています。



余談ですが私自身、近年3年間は毎年ヒグマを目撃しています。

一番最初に見たのは3年前。夕張から芦別に向かう道中、シューパロ湖周辺でガードレール脇に佇む小さめの熊を始めて見ました。昨年は岩見沢市内の道道38号線沿い万字の巴橋の近くで、私の車の直前を隆々とした大きく逞しい熊が横切って肝を冷やしました。そして今年はNPO法人炭鉱の記憶推進事業団で指定管理を受託している夕張市石炭博物館の開館日。最終入場時間も過ぎて人気が無くなった頃に突然ガラス越しの眼の前に小さめの熊が現れました。

これがその時に私が撮影したものです。

比較的小さめだったのと、また現れては困るので、もう二度と来ないように扉を開けて大きな声で威嚇したら走って逃げていきました(現在は狼の尿など忌避剤を配置して結界的な対策を行っており、この日以降、全く気配はありません)。

この時の熊はまだ人間を怖がってくれましたが、近年のニュースを見ると、どうも人馴れしている個体も多いようで心配です。

現在においても特に郊外では人口減少が進行し、場所によっては大正期の三毛別羆事件石狩沼田幌新事件が発生した頃の人口密度になっている場所も多々あり、やはり予断を許しません。あらためて正しく恐れ、しっかりと対策を練ることが必要だと再認識しています。

行政としても非常に難しい課題の一つですが、様々にバランスを考慮しながら対策を詰めていく必要があると認識しています。市民の皆様におかれましても、正しく恐れながら自衛をしていくことが重要だと思っています。お互い気をつけてまいりましょう。

炭鉄港3-DAYS Weekender 2025の開催について(特に岩見沢市内開催イベントの紹介)

〈令和7年9月17日投稿〉

昨年の12月に炭鉄港日本遺産継続に向けたフォーラム(日本遺産は認定から6年目で再認定かどうか文化庁の厳しい審査があります)でプレゼンさせていただいたことの一つが、各地に点在する価値を面に転換する取り組みを進めるコト。その中で浮かんだのが年に1度、特別な3日間を作ること。

春から準備を進めてきて、いよいよその開催が間近に迫ってきました。

炭鉄港を構成する15市町のうち、参加可能なところだけで、まずはそれぞれができる範囲で小さく始めましょうというコンセプトでしたが、準備が深まってくると13市町の参加で非常に賑やかなプログラムとなりました。

詳しくはこちらのサイトも御覧ください!
https://3city.net/post/18436/



そしてここからは岩見沢市議会議員として、岩見沢のことだけを紹介させてもらいます。

大きく4つのイベントを開催します。

1)岩見沢操車場跡地見学会

岩見沢は石炭を運ぶ鉄道の拠点として発展してきましたが、その象徴とも言えるのが東北以北最大と言われた大操車場で、当時は下図のような広大なエリアで24時間貨物車の入れ替えが行われていました。*場所は大和タウンプラザの裏手全域になります。

現在は広大な草地になっていますが、その中に下のような立派な櫓を立て、過去の画像等を見比べながら、そして実際に働いていた鉄道OBの方々から話を聞かせてもらうという企画です。

続きを読む

議員の説明責任を「今風」の技術で表現してみたいと思います。

〈令和7年6月21日投稿〉

昨日、無事に一般質問が終了しました。

その内容については、正式な議事録が出たら改めてご紹介いたします。


さて、今朝の新聞報道でも「新病院」に関することが掲載されていました。

そこで今年の3月の議会において、新病院建設に関する予算審議で賛成をした理由について、一議員としての説明責任を果たす!という思いで投稿したブログがあるのですが、文字数も多く、最後まで見ていただける方は非常に稀だと感じています。

よって、なにか新しい伝え方ができないだろうか・・・と考えていた中で、Googleの《Notebook LM》という生成AIが非常に優れていると感じました。

これは議会質問の資料分析などでもかなり使えるAIですが、今回紹介するような「RADIO風に会話でまとめてくれるシステム」は非常に面白い!

早速、上記ブログのURLを指示してNotebook LMに読み込ませて、会話として要約してもらいました。下記はそれを出力したものをYouTubeに投稿したものとなります。

どうしても漢字の読みなどにAIらしい間違いなどが発生してしまいますが、たった8分ちょっとなので、ぜひとも参考に聞いてみていただければ幸いです。

実際にやってみて、政治に関心を持ってもらう手法としては、これはとても良いのでは?と感じています。

日頃、政治やまちづくりなどにあまり関心が持てなくても、こういう動画がきっかけとなって、「もう少し詳しく知りたい」と思ってくれた方が、ブログを辿ってテキストやデータを見て、更に理解を深めてくれるという流れになると、世の中がもっと風通しが良くなるような気がします。

そんなことで、テクノロジーの進化に期待大です。

ちなみに、この犬と猫のイラストはGeminiで作ってもらったのですが、こんなのもあっという間にできてしまいます。

プロンプト(指示)は、あなたはポップな絵を書くことが得意なアーティストです。

以下の条件に基づき、絵を書いてください。
・ラジオ局のスタジオ風景で、男女が話しています。
・男性の見た目はゴールデンレトリバー、女性は三毛猫としてください。

とやったらこんな感じに!

ちょっとタッチが行き過ぎてるなーと思って、「ポップすぎるので、もう少しリアリティがあって、なおかつオシャレ感がほしいです。画像サイズは16:9でお願いします。」とやると、下記のようになりました。

残念ながら、何度か縦横比16:9でとお願いしても「これが16:9です。」と頑なに返答されるところが見事にAIらしいですが、まぁ十分です。自分では絶対にこんな絵はかけませんので、AIって凄いなーと思うと同時に、「これって人間の能力の平準化が始まっているということ?」という印象を綴ったブログもありますので、これもNotebook LMにお願いしてみました。

お時間あればどうぞ。

元のブログ記事

5月末からしばらく怒涛の日々を過ごしています。

〈令和7年6月12日投稿〉

今年は例年より講演や授業協力の機会が多く、直近では、5月28日に関東の某高校修学旅行の受け入れに伴い岩見沢市内で2.5時間の講演(これは結構大変!)と30分のフィールドワークを対応。


5月30日は秩父別町にて空知町村監委協の研修会にて講演の機会をいただきました。


6月5日は夕張高校の授業&博物館ガイド

*夕張高校のInstagramより拝借


昨日11日は市内中央小学校の授業で岩見沢駅周辺フィールドワーク。


昨日の12日は美唄ロータリークラブ様の卓話にお招きいただきました。


今月の28日は下記画像の様に、美唄市郷土史料館にて講演をさせていただくこととなります。(もしご参加をご検討の方は、美唄市郷土史料館へ事前申し込みをお願いします)


美唄が終わると、30日の夜は小樽市でガイド向けのフォーラムへ。(こちらは小樽市のガイドさんを対象としているので、一般の方は参加できないようです)


さらに7月は市内小学校授業や某町団体の講座受け入れ、更には国の機関の職員様向けにお話の機会等々があり、27日(日)には、ありがたいことに歌志内市でも講演の機会をいただいています。

毎回、対象も講演時間(30分から2時間半まで)もテーマも違うため、準備に追われて大変ではありますが、やればやるほど自身の引き出しが増える実感があるのも事実。今は未熟な自分の能力を上げるためにも、無理してでも努力をすべき時期と覚悟を決めています。

そしてここしばらくは、これらと並行してメインの仕事である議会の所管事務調査の質問や、来週から始まる6月議会の一般質問(今回の読み原稿は過去一番の8,000字超)を作成し、まさに息つく暇もなく時間に追われております。

どちらも地域の未来のためになることと信じて努力していきます。

とはいえ、まずここ数日は16日(月)から始まる議会に全集中です。

(仮称)岩見沢インバウンド勉強会開催について

〈令和7年2月21日投稿〉

前回、1月30日時点の投稿はこのような感じでした。

それから、更に実際に岩見沢の街なかに訪れている中国人の方々に翻訳アプリでヒアリングをしたり、実際に観光客が多く訪れているカフェ等でお話を聞いたりしてきました。その時も海外からの観光客で満席となり入店できないこともあり、短期間におけるもの凄い変化を感じてきたところです。

何より、SNSの「小紅書(RED NOTE)」を実際に登録して、自分自身で投稿することで色々と見えてきました。(この辺りは後述の勉強会のときにでも詳しくお話します)

しかしその反面、岩見沢市が何の準備もない状況でインバウンドを受け入れることに危惧している方々も沢山いることが良くわかってきました。

これら「もっと岩見沢に観光客を!」という思いと、「いや!何の準備もしないでやれば、事象は一過性にすぎず、岩見沢が使い捨てみたいな感じにされ、傷跡だけが残る」という意見もあり、なるほど!と思ったところです。

そこで、どちらの意見も持ち合わせる有志主催で、色々な方に来てもらって勉強会をしてみよう!


というのが今回の動機です。

主催は有志の会ですが、参加は飲食店関係者のみならず、一般のインバウンドに興味関心がある方など、どなたでも大歓迎です。


【勉強会の開催主旨】

今年1月から急増した中華圏からの旅行客。その理由は、札幌の少雪と岩見沢の大雪だけではありません。「他の人と少し違う場所へ行きたい」という気持ちも岩見沢の魅力につながっています。これは冬だけでなく、通年でインバウンドの可能性を広げるチャンスかもしれません。

でも、この海外からの観光客は、本当に「岩見沢全体」にとって良いことなのでしょうか?期待できる効果は?迷惑行為や危険行為のリスクは?などなど、まずは市民や関係者がインバウンドを理解し、考えることから始めましょう。

【勉強会のイメージ】

最初に観光客の動機等、インタビューやSNSの投稿の分析など、現在の様子を紹介します。その上で参加いただいた方々から様々なお話が聞けたらと思っています。

〈例えば!〉

・現状でどのようなプラス効果があった?
・逆にどのようなマイナス面があった?
・今後はどう考えているか?
・今後、一過性で終わらせず、通年の魅力にするには?
・反対意見や不安の声も含め、観光公害(オーバーツーリズム)の可能性は?
・迷惑行為等を防ぎながら気持ちよく共存する方法とは?
・etc.・・・

というように、今回の突然の観光客の来訪により、岩見沢市の中心商店街等の商店や飲食店が直面した良かったことや良くなかったこと、今後の課題、迷惑行為への対応、期待することや懸念など、率直な意見を共有しながら、岩見沢の価値を高めるための道を考えてみたいと思います。

【開催概要】

・日時:2025年3 月2日(日)18時~
・会場:岩見沢市生涯学習センターいわなび《2F 研修室6》
・参加自由(どなたでも可)
・参加費:無料
 *会場準備の都合上できれば下記リンクから事前申し込みをお願いします。(当日参加でもOK)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeVopzznj6Lo5tfMoM2EzfZV16O4iOzow2EyV8r3kvNFw8PPw/viewform?usp=dialog

*上記リンクからは出席連絡だけでなく、ご意見や感想をいただくこともできますので、お気軽にご意見をおよせください。


余談ですが・・・

小紅書の投稿で、マナーについて投稿した際、箇条書きで、ゴミは道路に捨てないで!とか、飲食店では大きな声を出さないで。道路は青信号以外では車道に出ないで、などなどをトゲのない雰囲気で列挙してみました。

すると20以上の好意的なコメントが寄せられ、その中の一つが上の「岩見沢の印象は岩見沢寧寧から来ています」という投稿!

「岩見沢寧寧って何?」と思って調べてみたら、このような日本のアニメのキャラクターでした。

https://zh.moegirl.org.cn/zh-tw/%E5%B2%A9%E8%A7%81%E6%B3%BD%E5%AE%81%E5%AE%81

上記リンクは少し重く、開くのに時間がかかるのと、ブラウザの翻訳が上手くいかないと読めないかもしれませんので、ざっくりと先日Xに投稿した記事をはめておきます。

まさに知らないことばかりですね!


岩見沢インバウンド勉強会、ぜひ多くの皆様に参加していただけたらありがたいです。

北海道技能士フォーラム岩見沢大会にお招きいただきました 

〈令和7年2月18日投稿〉

表題のとおり、北海道技能士フォーラム岩見沢大会に講師としてお招きをいただきました。

これは毎年各地で開催される北海道大会で、今回は岩見沢で開催されたもの。よって、道内各地より主に建設業に携わる様々な技能を持った方々が約250名お集まりくださったようです。

そのような大きな大会の中で、大変僭越でありますが、日本遺産「炭鉄港」に関する講演の依頼をいただきました。

演題は「過去を知り、今を生きて、未来を描く ~日本遺産「炭鉄港」を通して見えてくるもの~」とさせていただき、幕末からの歴史の流れや、今後の未来に向けたまちづくりの話をさせていただきまいた。

残念ながら、前段の式典が終わると空席が出来てしまいましたが、それでもかなりの人数の方々が聞いてくださいました。

ご期待に添えたかどうかは全くわかりませんが、このような大会の記念講演に「炭鉄港」をテーマにしてお招きいただいたことは、これまででは考えられないようなことだと思います。

地域の歴史に合致したものとして、炭鉄港が認知されてきたことの証であると思うと同時に、これからはより一層、結果を出していかなくてはならないという覚悟を求められている気がします。

私自身、未熟ゆえあまり意を尽くすことは叶わぬかもしれませんが、またこのような機会がありましたら、喜んで馳せ参じますので、リクエストをいただければ幸いです。

今回はお招きいただき、このような貴重な機会を頂戴いたしましたこと、深く感謝申し上げます。

第3回 空知ワイン会議 ~「空知ワイン協会」設立記念キックオフミーティング~ のパネリストとしてお招きいただきました

〈令和7年2月9日投稿〉

2025年2月7日、岩見沢市民センターまなみーるにて、表題の通り、空知ワイン協会の設立を記念してフォーラムが開催されました。

フォーラムの進行としては、北海道大学大学院農学研究院 地域連携経済学 准教授の小林国之氏による「地域とともに歩むワイン産地の未来」と題した基調講演からスタート。

第2部となる「パネルディスカッション」では、《「空知ワインと広域連携」その先に見えてくるもの》と題した構成で、メンバーは小林准教授をコーディネーターとし、一般社団法人空知建設業協会 理事 岸本友宏氏 /  有限会社山﨑ワイナリー 代表取締役 山﨑太地氏 / 私、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団 理事長 平野義文という構成です。

当方は日本遺産「炭鉄港」をベースとした広域連携の事例や展望、そして今後への期待として様々なお話をさせていただきましたが、それぞれの得意分野の中でお話が展開し、改めて今後につながる空知のポテンシャルの高さを認識することができました。

私達の活動の根幹にあるものの中心には、「空知の炭鉱の歴史を地域価値へ転換する」という使命があるのですが、その軸上にある「炭鉄港×◯◯」の要素として、「炭鉄港×空知ワイン」が掛け合わさると、ヘリテージ、インダストリアルといったカテゴリーの観光から、アグリ、ランドスケープ、シーナリーという観光要素が加わり、いよいよ空知に「ヒト・モノ・カネ」が巡る可能性が現実味を帯びてきます。

その流れで、ずっと温めてきた構想を一つ披露させていただいたのですが、それは空知に無数に存在するズリ山の活用です。フランスのノール=パ・ド・カレーでは、ドイツのルール地方のように、炭鉱の歴史が世界遺産となっていて、その中で急斜面のズリ山にぶどうを植え、そのぶどうでワインをつくるということをしています。これはかなり前にインターネット上で見て、その新聞記事をpdfでダウンロードしてしたためていたのですが、今回、パネルディスカッションの中で、そのことを皆さんに聞いていただきました。

その記事に関しては、ぜひこちらをご一読ください。

空知にはこれに適していそうなズリ山がかなりの数に上ると思われますし、旧産炭地である空知ならではのワインづくりができるのでは?と期待しています。

また、ワインの価値を高めるのはもちろんですが、前述のとおり、◯◯ツーリズムとして、交流・関係人口を増やすための武器にもなり得ます。

炭鉄港単体やワイン単体では引き出せないものが、かけ合わさることで良い反応となり、より多くの人が訪れる地域になりそうな予感がしています(勝手にですが・・)。


この度はお声がけいただきありがとうございました。

おかげさまで楽しい時間のみならず、新たなヒントとなるものを沢山いただきました。

岩見沢市の活性化のためには、空知全体での魅力向上が不可欠です。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

炭鉄港推進協議会総会・幹事会が開催されました&関与した冊子が2冊手元に届きました

《令和7年2月6日投稿》

コロナ禍により会議はオンラインで開催されていた「炭鉄港推進協議会総会・幹事会」ですが、昨日、多くの関係市町の首長様、担当各位をはじめ約60名の出席の下で開催されました。

コロナ禍以降はオンライン会議が主体だったため、私自身、対面では初めての出席の機会。

会議冒頭は推進協議会会長の美唄市の桜井市長、後段においては、副会長の小樽市迫市長、室蘭市青山市長、話題提供として安平町及川町長、夕張市厚谷市長のご挨拶の次、最後に僭越ながらNPO法人炭鉱の記憶推進事業団理事長として、ご挨拶の機会をいただきました。

私は現場に最も近い団体の一つとして、現在の炭鉄港の”手応え”についてお話させていただき、今後の地域活性化へと繋がる自信をお伝えさせていただいた次第です。

炭鉄港はもう一歩前進していきます。

(上記2枚の画像は安平町及川秀一郎町長様のfacebookより拝借させていただきました。)


さて先日、連続して冊子が届きました。

①文化庁監修『月刊文化財』

IMG_2549.jpeg

②(公社)北海道地方自治研究所発行『北海道自治研究』

IMG_2553.jpeg


①の文化庁監修『月刊文化財』は見開きページで、限られた文字数に納めるために字数以上に難航しました。しかも監修が文化庁のため、色々と制約もあり難しかったもの。また、普段はあまり馴染みのない「である調」なので、自分の書いた文章ではないような錯覚も生じたりします。でもコンパクトに炭鉄港の魅力を収められたのではないかと思っています。

IMG_2551.jpeg

②の(公社)北海道地方自治研究所発行『北海道自治研究』は、北海道地方自治研究所よりお招きいただき、90分間で行った講演の文字起こしです。

編集部補足も含め全13ページ(約16,500字(400字詰め原稿用紙41枚分))の長編です。

編集を担当された方が非常に優秀で、こんなに自然な文字起こしと的確な補足は初めてです。

IMG_2555.jpg

後の原稿修正もさほど手間がかからず見事!


ということで、たまたまこの時期に集中してこの2冊が手元に届きました。

どちらも結構大変ではあったのですが、それも修行と思えばありがたき機会です。

※本文の画像は著作権の関係もあり、モザイクをかけています。

もし読んでみたい方がいらっしゃれば、『そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター』で手に取ることができます。昭和レトロなマネジメントセンターで、コーヒーでもオーダーしながらご笑覧ください。

岩見沢にインバウンドの中国人観光客が沢山訪れています【その3】

〈令和7年1月30日投稿〉

その2の続き

中国人観光客がどうして岩見沢に訪れているかというと、「小紅書」という中国版InstagramのようなSNSがきっかけと言われていて、実際にインストールして確かめてみました。

アイフォンでは何の苦労もなく普通にApp storeからインストールできました。

PCなら下記リンクです。
https://www.xiaohongshu.com/

閲覧するだけならログインする必要もない(PC版はログイン必要)ので、検索バーに「岩見沢」と入れてあげれば、市内で撮影された投稿が無数に出てきます。

という具合に岩見沢市内で撮影された投稿が永遠と続くわけです。

このスマホアプリはInstagram等とは異なり、日本語への翻訳機能がないため、私は生成IAのChat_GPTにキャプチャー画像を読み込ませて翻訳していましたが(追記:先ほど、ちゃんと翻訳機能があることに気づきました)、PC版ならgoogle機能等で自動翻訳もリンクの共有もできましたので下記に紹介します。(ログインなしで見られると良いのですがどうでしょう?)

https://www.xiaohongshu.com/discovery/item/67944f7a00000000290155c0?source=webshare&xhsshare=pc_web&xsec_token=ABT4kriWkd2YZYB5_PwTvzAVDVfvzbLE-rIdtW9C1DI9w=&xsec_source=pc_share


https://www.xiaohongshu.com/discovery/item/6790d50d000000001800c1d4?source=webshare&xhsshare=pc_web&xsec_token=ABgIjY6_Tv5KxFkhgPU8p3i2cyRGNdZ5E0zmmflFpXy5k=&xsec_source=pc_share


https://www.xiaohongshu.com/explore/67822541000000000b0358fb?source=webshare&xhsshare=pc_web&xsec_token=ABb6rShMi7PzifK1ZISN4-CkQpWwdLPeX_zOc17w0S2X0=&xsec_source=pc_share


https://www.xiaohongshu.com/explore/6799db0100000000290132a9?source=webshare&xhsshare=pc_web&xsec_token=AB40dYJQJIiIYIrwEQpO_yY4kfC7zETWOKMr4RNJKcWEY=&xsec_source=pc_share


https://www.xiaohongshu.com/explore/6783af71000000002001543e?source=webshare&xhsshare=pc_web&xsec_token=ABwWRtR3wo9y5D1yS51rXRV9GjF9LwueUfR8xC5lqcuYg=&xsec_source=pc_share

などなど、、という様に大量に大量に、本当に大量に時間が溶けていくほど投稿されているわけです。

海外慣れしていない私からすると、中国というのは情報統制が厳しくて、SNSなんて自由に投稿することも叶わず!なんて勝手な時代錯誤の想像をしていると、この岩見沢市内において、若い彼女らは遥かに凝ったシチュエーションを探し求め、美しい画像とコメントを投稿して、またそれを見た人が岩見沢に訪れている様子が理解できます。

目立つ表現として「雪が本当にすごい」というのはもちろんのこと、「岩見沢はとてもユニーク」、「市内散策が楽しい」というものがあります。

ただ、やはりこれは完全に私有地に入っちゃってるよね?とか、お店の前の除雪スコップを持ってポーズを取っていたりと、日本人の感覚からは「ん?」と思うシーンもちらほら!

あと、結構ショックを受けるのが

「小さな町でお店がほとんどありません。」「レストランが閉まっています」とか、「人がほとんど歩いていません。」などの表現が目立つところ・・・。

これはなんとかインバウンドが通年訪れるようにして挽回したいところ。

更に検索ワードを「岩见泽美食」にすると、知っているお店が続々と出てきます。

現在、海外からの観光客で賑わっているお店は、やはり投稿頻度も高いです。逆に今は知られていないお店も、少し投稿が増えると、途端に外国人がやってくることとなります。

これがプラスかマイナスかは人によって評価が異なるでしょうが、私は中心市街地に賑いが出て、経済活動が活発になるのは望ましいことだと思っています。

よって、このインバウンドをどう通年で取り込んで行けるか、また来季はオーバーツーリズムにならないレベルで、どう来訪者を獲得していくかに注力し、それと並行して岩見沢的マナー「私有地に入らない」とか「雪庇の下に行かない」などなどの啓発もしていけたらと思うのです。


また、現状ではお店のメニューを外国語で作ることができないとか、歓迎の文字を外に出したいとか、色々な要望があってもできない人のために、できる人がお手伝いをする。翻訳アプリが使えない人に使い方を教える。など、できることから始めていかなくてはなりません。

あとは外国人が岩見沢に来ることを好まないという人もいると思われます。

なんとか相互理解を高めていきながら、「人が歩いてない」「お店が閉まってる」などと言われない、活気ある岩見沢にしていきたいと思うのです。(中心市街地の固定資産税収入だって市の財政には本当に重要なものです。ぜひ商業者の収益が上がり、土地の評価額も上がり、雇用も増え、新規投資が発生し、みんな笑顔で納税できるような岩見沢になったら、様々な攻めの施策もできるようになるかもしれませんよね)

何より、上のSNSを見てもわかるとおり、現在、岩見沢に来ている方々は、センスの良い若者がメインです。マナーさえ理解してくれたら、きっとお互いに気持ちよくお付き合いができるのではないかと思うのです。

まずは現時点で、有志によるインバウンド対策の勉強会の準備を進めています。

岩見沢にインバウンドの中国人観光客が沢山訪れています【その2】

〈令和7年1月30日投稿〉

先日投稿したのは、北海道新聞デジタルの取材時のものでした。

その記事は下記 1月29日の〈デジタル発〉にて詳細に紹介されています。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1116724
(会員以外の方は無料登録してご覧ください)

このデジタル版は、私のXの投稿を見た札幌の記者さんが、このホームページ経由でアポがあったものです。


さて本日、、

午前中は北海道新聞空知版の取材を受け、その後、街なかへと言ってみました。

気になったのが、今朝の札幌の降雪量が20センチほどに対し、岩見沢はほぼ0センチ!

こうした中で昨日同様、岩見沢へ中国人観光客が来るのかどうか。雪を見たいのが理由であれば今日は札幌で十分なはず!

すると、、

結果は、昨日ほどではないものの、結構な人数を見ることができました。

まずは昼食と情報交換を兼ねて「蕎麦切り むら多」さんへ

オーナーご夫妻と様々に前向きな意見交換をさせていただき、食後に街なかの状況見学でもと思って3条通りへ向かう途中で中国人カップルの方に遭遇。

早速翻訳アプリを立ち上げ、「こんにちは!ちょっと聞いても良いですか?」「今日は札幌でも雪が降っているのに、岩見沢に来たのはどうしてですか?」と聞いたところ、「岩見沢のほうが雪が多いから!」という答え。「今の岩見沢は雪が少なく、本当はもっともっと多いんですよ」などとお話していると、逆に「Have you always lived in Iwamizawa?」と聞かれ、あまりにも流暢だったので最初は英語とは思えず戸惑ったほど・・・。「いえす!」と答えるのが精一杯な私がいました。

この時期に海外に出ている中国人は裕福な人が多く、英語も通じる可能性が高いとは聞いていたものの、それは見事でした。

「バイバイ!」とお別れして、目の前の「サーバルコーヒー」さんの扉を開けてみると、なんと観光客と思われる方々で満席。諦めて東の方へ歩きだすと、先程のカップルがサーバルコーヒーさんに入っていきました(中国のSNS投稿でお店が紹介されているのを確認済み)。

特段宛もなく東へ歩き、そうだ!と「菊水堂」さんに立ち寄り、”お好み焼きおやき”と白玉入あん”を購入しながら意見交換。中国の方が来た場合はやはり翻訳アプリで対応しているとのことで、せっかくなのでもっと寄ってくれるとありがたい!と。中国のSNS「小紅書」で、恐らく影響力のある人が上げてくれるとすぐに人気になると思われ、まさに今後に期待です!

そして「エスプレッソスタンド プラッツ」さんに立ち寄り、片山オーナーとお話を。

片山オーナーは海外経験も長く、様々な知識を持っていて、英語はもちろん中国語もOK!

昨日プラッツさんに立ち寄った時は、なんと中国からの観光客でびっくり超満席!今日は2組でしたがインバウンドの恩恵をしっかり受けていると思われます。流石です。

そこで今後の取組の方向性などを相談しながら、「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」に戻ると、カウンターに日本人の方が2名。

実は冒頭のXの投稿のように、いち早く3ヶ国語表記の看板を出し、手招きして観光客を呼び込んだのが1月17日。

それから残念ながら、アーケードの雪下ろしが済み、道路排雪が終わった1条通りは観光客がまばらな状況。全く持ってオシャレでも素敵でも何でもない、我が「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」は、中国のSNSに紹介されることもなく、未だ海外観光客に見つけられておりません(笑)

さて、前置きの投稿が長くなってしまったので本筋の投稿は次にて!

中国版SNS「小紅書」の投稿がすごい!

へ続きます。