〈令和7年1月30日投稿〉
【その2の続き】
中国人観光客がどうして岩見沢に訪れているかというと、「小紅書」という中国版InstagramのようなSNSがきっかけと言われていて、実際にインストールして確かめてみました。
アイフォンでは何の苦労もなく普通にApp storeからインストールできました。
PCなら下記リンクです。
https://www.xiaohongshu.com/
閲覧するだけならログインする必要もない(PC版はログイン必要)ので、検索バーに「岩見沢」と入れてあげれば、市内で撮影された投稿が無数に出てきます。
という具合に岩見沢市内で撮影された投稿が永遠と続くわけです。
このスマホアプリはInstagram等とは異なり、日本語への翻訳機能がないため、私は生成IAのChat_GPTにキャプチャー画像を読み込ませて翻訳していましたが(追記:先ほど、ちゃんと翻訳機能があることに気づきました)、PC版ならgoogle機能等で自動翻訳もリンクの共有もできましたので下記に紹介します。(ログインなしで見られると良いのですがどうでしょう?)
などなど、、という様に大量に大量に、本当に大量に時間が溶けていくほど投稿されているわけです。
海外慣れしていない私からすると、中国というのは情報統制が厳しくて、SNSなんて自由に投稿することも叶わず!なんて勝手な時代錯誤の想像をしていると、この岩見沢市内において、若い彼女らは遥かに凝ったシチュエーションを探し求め、美しい画像とコメントを投稿して、またそれを見た人が岩見沢に訪れている様子が理解できます。
目立つ表現として「雪が本当にすごい」というのはもちろんのこと、「岩見沢はとてもユニーク」、「市内散策が楽しい」というものがあります。
ただ、やはりこれは完全に私有地に入っちゃってるよね?とか、お店の前の除雪スコップを持ってポーズを取っていたりと、日本人の感覚からは「ん?」と思うシーンもちらほら!
あと、結構ショックを受けるのが
「小さな町でお店がほとんどありません。」「レストランが閉まっています」とか、「人がほとんど歩いていません。」などの表現が目立つところ・・・。
これはなんとかインバウンドが通年訪れるようにして挽回したいところ。
更に検索ワードを「岩见泽美食」にすると、知っているお店が続々と出てきます。
現在、海外からの観光客で賑わっているお店は、やはり投稿頻度も高いです。逆に今は知られていないお店も、少し投稿が増えると、途端に外国人がやってくることとなります。
これがプラスかマイナスかは人によって評価が異なるでしょうが、私は中心市街地に賑いが出て、経済活動が活発になるのは望ましいことだと思っています。
よって、このインバウンドをどう通年で取り込んで行けるか、また来季はオーバーツーリズムにならないレベルで、どう来訪者を獲得していくかに注力し、それと並行して岩見沢的マナー「私有地に入らない」とか「雪庇の下に行かない」などなどの啓発もしていけたらと思うのです。
また、現状ではお店のメニューを外国語で作ることができないとか、歓迎の文字を外に出したいとか、色々な要望があってもできない人のために、できる人がお手伝いをする。翻訳アプリが使えない人に使い方を教える。など、できることから始めていかなくてはなりません。
あとは外国人が岩見沢に来ることを好まないという人もいると思われます。
なんとか相互理解を高めていきながら、「人が歩いてない」「お店が閉まってる」などと言われない、活気ある岩見沢にしていきたいと思うのです。(中心市街地の固定資産税収入だって市の財政には本当に重要なものです。ぜひ商業者の収益が上がり、土地の評価額も上がり、雇用も増え、新規投資が発生し、みんな笑顔で納税できるような岩見沢になったら、様々な攻めの施策もできるようになるかもしれませんよね)
何より、上のSNSを見てもわかるとおり、現在、岩見沢に来ている方々は、センスの良い若者がメインです。マナーさえ理解してくれたら、きっとお互いに気持ちよくお付き合いができるのではないかと思うのです。
まずは現時点で、有志によるインバウンド対策の勉強会の準備を進めています。