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民生常任委員会:【障害児通所支援費(児童発達支援・放課後等デイサービス)の利用者負担額の見直し】について

〈令和8年7月10日投稿〉

8日に開催された民生常任委員会において、平成26年以降、国の制度を上回る形で続けてきた障害児通所支援の独自無償化について、財政負担や制度の持続可能性を踏まえて対象を整理する方向性が示されました。

見直し後も、児童発達支援の利用者や、3手帳を持つ子ども、医療的ケア児については無償化を継続する方向。一方、それ以外の放課後等デイサービス利用者には、国の制度に基づく1割負担を求める方針と示されました。

岩見沢市は、これまで他市と比べても手厚い支援を続けてきており、今回もすべての無償化を廃止するものではありません。一方で、放課後等デイサービスを利用する一部の家庭には、新たな自己負担が生じることになります。

今回の私の質疑の結果を簡単にまとめます。

〈要約〉

  1. 資料中の利用者数の数字の違い
    • 538人は「年度中に一度でも利用した実人数」
    • 444人は「令和8年4月1日時点で支給決定を受けている人数」
    • 利用者全体は大きく減少しているのではなく、おおむね横ばい
  2. 市が見込む財政効果
    • 令和9年度は制度開始が年度途中のため、約342万円
    • 通年となる令和10年度は、約821万円
    • 影響を受ける178人の平均負担増は、年間約4万6,000円
  3. 関係者への意見聴取の状況
    • 相談支援センターとは事前に意見交換済み
    • ただし、事業者や保護者などへの幅広い説明・意見聴取はこれから
  4. 制度変更の時期
    • 4月は進学やサービス切替、報酬改定が重なるため避ける
    • 1年以上の周知期間を設ける考え
  5. 利用控えへの対応
    • 負担増によって利用日数が減る可能性を否定していない
    • モニタリングや、学校・こども家庭センターなどとの連携で対応すると答弁
    • 具体的な救済策や利用控えを防ぐ数値目標までは示されていない

私自身は、人口減少と高齢化に伴う財政縮小の大きな流れの中で、今回の見直し自体に反対する立場ではありません。ただし、市にとっての財政効果だけではなく、負担増によって利用控えが起きないか、必要な療育や保護者の就労に影響が出ないかを確認していく必要があると思っています。

今後は、制度開始後に利用日数の減少や利用中止が生じていないか、経済的な理由で必要な支援を受けられない家庭が出ていないか、注視していきたいと思います。



以下、参考に一問一答の要約を記載します。

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岩見沢市における【太陽光発電に関する懸念解消】に向けた取り組み報告

〈令和8年7月9日投稿〉

太陽光発電は環境に優しいクリーンエネルギーとして期待される一方で、適切な運用がされなければ地域の安全や景観を脅かす問題につながります。これは多くの市民の皆さんが懸念することでもあり、私自身も大きな危機感を抱き、令和元年(2019年)から様々に取り組んできました。

その太陽光パネルの雪害や放置問題に対する議会での私の動きと、具体的な成果についてご報告します。

※上記画像は、令和5年に撮影した美流渡地区の太陽光パネル。



■ 2019年〜2021年:トラブルの未然防止をいち早く訴える。

私は早い段階から、将来的に耐用年数を過ぎたソーラーパネルが適切に処理されず放置されるリスクを危惧していました。
・令和元年(2019年)10月  決算審査特別委員会において、「廃棄トラブルを防ぐため、市として何らかの対策が必要ではないか」と指摘しました。
・令和3年(2021年)3月 予算審査特別委員会において、 住宅街の空き地に設置されたパネルによる住環境の悪化を指摘し、道内他市町の動きも踏まえ、岩見沢市独自のガイドラインや条例の必要性を訴えました。


■ 2023年:岩見沢特有の「雪害」への懸念と独自ルールの要求 豪雪地帯である岩見沢では、雪によるトラブルが深刻な課題となります。
・令和5年(2023年)3月代表質問・12月一般質問において、 ゼロカーボンシティ推進の裏で起こりうる自然環境への影響や、実際に発生している雪害によるパネルの落下・破損、それに伴う土壌汚染や火災リスクを強く指摘しました。当市に適した「積雪荷重」や「設置高さ」などの規定を含めた独自のルールづくりを求めた結果、市からは多雪地域仕様(メガソーラーでは架台の高さ1.5メートルなど)の厳格な遵守を事業者に求めていくとの答弁がありました。


■ 2025年:現場実態の追及と、市による現地調査の実現基準が設けられても、機能しなければ意味がありません。
・令和7年(2025年)6月議会の一般質問において、修復後、再度雪害で破損したパネルが放置されている実態を指摘し、基準の実効性を追及しました。これにより、市は119基の目視による現地調査を実施。美流渡地区や栄町などで、市から事業者に対する是正要請が行われ、改善に向けた動きがありました。

■ 2026年:「実行力のある条例」制定に向けた動きと実際の解決 これまでの継続的な働きかけが形となりつつあります。
・令和8年(2026年)6月・7月民生常任委員会所管事務調査において、市との情報交換やこれまでの質疑を踏まえ、「太陽光発電の懸念解消」を重点調査項目として提案し、正式に採用されました。先日開催された委員会において、単なる理念にとどまらない、「保証金の事前確保」などを含めた実行力のある条例制定に向けた調査を進行しています。


💡 目に見える成果(2026年7月現在) として、長年指摘し続けてきた美流渡地区の破損した太陽光発電所の事業者へ市の的確な指導が入ったこと。また、事業者の誠意により、現在現地にて再度の修復ではなく、「解体・整理」が進行しています。これにより、再発を懸念する皆様の不安の種を一つ取り除くことができたと安堵しているとともに、今後の課題解決に向けた好事例が生まれたと感じています。

しかし、この太陽光パネルに関する課題は、日本全国同様ですが、既存のものがどのように推移していくかも心配です。いずれ近い将来、パネルの老朽化による一斉廃棄が発生することによる、放置などの社会問題も懸念されます。引き続き、再エネと住環境の維持とバランスを考慮しつつ、市民の皆様の安心・安全な生活環境を守っていきたいと考えています。


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桂沢水道企業団令和8年第2回定例会が開催されました。

〈令和8年7月1日投稿〉

本日、桂沢水道企業団議会が開催され、主に決算の認定について質疑を行ってきました。

この桂沢水道企業団議は、岩見沢市、三笠市、美唄市で構成され、それぞれ岩見沢市議会から4名、美唄市議会2名、三笠市議会2名の議員が所属しています。その経営も数字が大きく、かつ複雑なため、予算や決算の審査もかなり難しい印象を持っています。

今回も岩見沢市議会第2回定例会が6月26日(金)で閉会となりましたが、それから議案を読み込み、過去に実施してきた質問と照らし合わせながら、以下のような質問内容としました。


令和8年 第2回定例会 決算認定における質疑(簡易編集版)

1. 平野質問

現状認識

令和7年度決算では、料金回収率が88.18%となり、内部留保資金は約7,700万円減少したものの、残高は約11億8,000万円を確保しています。 一方で、5年ごとの料金見直しにより令和8年度から料金が引き上げられたこと、またこれまでの答弁等でも、内部留保資金を計画的に取り崩すことで急激な料金改定を避ける趣旨の説明があったと認識しています。

そこから、以下3点についてお伺いします。

  1. 令和7年度決算の評価について 当初の予定損益計算書では約1億6,000万円の純損失を想定していましたが、結果的には約7,250万円に圧縮されました。この結果は、桂沢水道企業団の経営戦略上、想定の範囲内だったのか、改めて見解をお聞かせください。
  2. 料金改定後の各種指標の推移について 今年度予算書にも示されていますが、改めて令和8年度からの料金改定後における「料金回収率」「給水原価」「内部留保資金残高」の推移の見込みについてお聞かせください。
  3. 料金回収率100%に対する考え方について 今後、企業団として料金回収率100%を目指していくのか。それとも、令和12年度末に6億円の内部留保資金を確保することを優先し、一定期間は100%を割り込んだ状況を許容する考えか。

〈用語解説〉
※料金回収率:水を届けるための費用を、水道料金でどれだけ賄えているか(100%以下は赤字)
※給水原価:水を1000L届けるのにいくらかかっているか。
※内部留保資金:水道料金などから積み立ててきた、水道施設を将来も維持するための蓄えで、使えば一時的に料金値上げを抑えられますが、減りすぎると将来の水道管更新や災害対応が難しくなります。令和7年度末で約11.8億円あるが、市民負担を緩和するために毎年取り崩している。

2. 企業局長の答弁

1. 令和7年度決算の評価について(想定内か否か)

当初策定した経営戦略の財政計画では、令和7年度の料金回収率を79.45%、内部留保資金残高を約10億9,000万円と想定していました。 実際の決算はこれよりも良好な結果(回収率88.18%、残高約11億8,000万円)となったため、想定の範囲内であると認識しています。

2. 料金改定後の各種指標の推移について(令和8〜12年度)

主に各年度の事業費の大小により増減しますが、以下のように推移すると見込んでいます。

  • 料金回収率: 最大91.96% 〜 最小78.69% の範囲
  • 給水原価: 最大98円22銭 〜 最小82円98銭 の範囲
  • 内部留保資金残高: 現在の残高から毎年徐々に減らし、令和12年度末で約6億円とする。

3. 料金回収率100%に対する考え方について

当企業団では、令和12年度末に向けて内部留保資金を約6億円まで計画的に減少させることで、構成市(※利用自治体)が納める料金水準を引き下げています。 したがって、この一定期間において料金回収率が100%未満となることは、財政計画上、致し方ないものと考えている。

3. 平野の再質問

基本方針は理解しましたが、3点目の「今後の回収率と財政」について懸念があります。

計画通り令和12年度末に内部留保資金を6億円まで減らした場合、令和13年度の料金見直しのタイミングでは、それ以降の赤字を補填する原資がなくなります。そうなれば、複数年にわたり料金回収率を100%以上にするため、各自治体の水道利用者に対してさらなる大幅な値上げをお願いせざるを得ないのではないでしょうか。

今後も経費の増大や施設の維持・更新など厳しい経営環境が続く中で、企業団として今回の決算と将来予測に対し、時代背景も含めた危機感を持っているのか。それとも、あくまで「想定内」として進めていくおつもりなのか、再度お聞かせください。

4. 企業局長の再答弁

今回の料金改定協議は、まずは令和12年度までに内部留保資金の残高6億円を確保するというシミュレーションに基づき、構成市と協議を重ねた結果です。

議員ご指摘の通り、令和13年度以降も6億円の留保資金を維持していくためには、将来的な料金の大幅な引き上げ(再値上げ)が避けられないことは予見されるところです。

今回の料金改定にあたっても、将来的に料金負担が増加する可能性については構成3市と共有しています。その上で、今回はまず令和12年度までの料金水準を固定し、各市の水道事業経営を支える方針をとりました。

決して楽観視している状況ではありません。企業団および構成3市が持つそれぞれの「水道事業経営戦略」のPDCAサイクルを進捗管理し、今後に向けて必要な協議を不断に行ってまいります。まずは令和12年度までのこの水準で経営していく予定です。

5. 所感

事前の想定をもとに、執行部から「令和13年度からの料金がもう少し大幅にかかってくるということは避けられないと予見される」「将来のさらなる再値上げ(負担増)」の可能性についての答弁がありました。また、「楽観している状況ではない」という言葉もありました。

現在の計画では、内部留保金を令和12年度末まで、毎年に平均すると約1.1億円を赤字補填等に使い続けることとなりますが、令和13年度に予定どおり残り6億円となると、もうそういう使い方ができなくなるので、水道料金の大幅な値上げが必要になる可能性が高いこととなります。なおかつ、新浄水場の負担や現在更新中の施設、また、今後、老朽化した施設の更新も待ったなしの状況となります。

岩見沢市の資料を見ても、令和8年度以降、桂沢水道企業団からの受水単価は30円/㎥から39円/㎥に上がるものの、岩見沢市民向けの水道料金は令和12年度まで現行で据え置く計画となっています。ただし、その結果として岩見沢水道事業会計の内部留保資金を取り崩し続けることとなり、令和11年度以降は欠損金も見込まれていることもあり、将来的な料金改定リスクがあります。

この様に、なかなか話題になることがない水道料金ですが、実は将来的な不安要素は大きく、市民負担増は避けられない実態があると考えています。

引き続き注視していきたいと思っています。

令和8年度をもって3箇所閉鎖となる岩見沢市パークゴルフ場の状況について

〈令和8年6月24日投稿〉

先日、報道でもありましたが、岩見沢市の「あやめ公園」「幾春別川リバーパーク」「ひょうたん沼」の3つのパークゴルフ場が今年一杯で閉鎖の予定となります。

その事情について、6月4日に開催された経済建設常任委員会の所管事務調査で報告された資料をベースにて、少しわかりやすく作り直したもので背景を紹介したいと思います。


以下は今年度中に閉鎖予定の「あやめ公園」「幾春別川リバーパーク」「ひょうたん沼」の3箇所パークゴルフ場の状況です。

上記で最も費用対効果が低く運営的に厳しいのが「あやめ公園」となり、単純計算ではありますが、かかる経費(5,108,000円)と料金収入(81,100円)を差し引いた費用(5,026,900円)を利用者数(636人)で割ると、何と1人あたり8千円弱もの費用負担を岩見沢市が行っていることになってしまします。

他の2個所においても3~4千円/人の費用負担が発生していることから、やはりこのまま市内7箇所のパークゴルフ場をそのまま維持していくことは困難であるという結論に達します。

パークゴルフ等で外出し、運動やコミュニケーションを取ることで健康寿命が伸び、医療費削減等へも一定の効果が期待できると考えていますが、以下の「市内パークゴルフ場利用者数の推移」を見ると、平成19年には約13.3万人の利用があったものの、令和7年では約3.7万人と三分の一以下に減ってしまっている状況となり、愛好者の方々にも「高額な税負担をしながら同じ数の施設を維持することは難しいフェーズに入ってしまっている」ということをご理解いただけるかと思います。

令和8年度で前述3施設が閉鎖となり、市の運営は残り4施設となりますが、それぞれの利用者が増えていかなければ、現在同様に市の負担が増加の一途となります。参考までに上記の計算で行けば、現時点で「いわみざわ公園」が最も経済効率が良く一人あたり578円の市負担。逆に厳しいのが北村中央公園で約4,350円/人となり、令和9年以降の利用者数の増加を期待したいところとなります。

これらは健康寿命等を含め、豊かさの大切な要素となるため、一概に費用負担が大きければ廃止という議論にはなりくいですが、すでに財政的には「無い袖は振れない状況」となりつつあるため、やはり今後の推移には注視していかなくてはなりません。

そして状況によっては、一方的にコトを進めるのではなく、利用者の皆さまとも丁寧な議論を進めることが重要で、多面的な判断が必要になるとも考えています。


ちなみに、以下は令和2年時点での私のパークゴルフ場に関する一般質問です。

もし良ければご覧ください。

【日本遺産「炭鉄港」×地域資源を活かすブランド戦略フォーラム】の開催について

〈令和8年6月23日投稿〉

■日本遺産「炭鉄港」×地域づくり■
(以下、空知総合振興局さんの記事より抜粋)

7月17日(金)13:30~16:00 岩見沢市民会館(まなみーる)で 【日本遺産「炭鉄港」×地域資源を活かすブランド戦略フォーラム】が開催されます。 地域で活動する方々や事業者、 地域づくりに関心のある地域住民の皆様にとって 地域の魅力を未来へ繋げるヒントや、 新たな可能性を見つける機会として、ぜひお気軽にご参加ください!

詳細はこちら https://3city.net/post/19758/


第1部の講演は、炭鉄港の「今あるもので、今はないコトをつくる」という概念にピッタリの久保健治氏です。これはまちづくりのみならず、ビジネスにも十二分にヒントになるお話になると思います。

第2部のパネルディスカッションにおいては、大変力不足ではありますが、私がファシリテーター兼パネリストで登壇させていただきます。

講演、交流会ともに、どうぞお気軽にご参加ください。

岩見沢市北村の庭園鉄道「空知鉄道」延伸開業記念式典が開催されました。

〈令和8年6月19日投稿〉

6月16日(火)13時から、表題のとおり、空知鉄道の延伸開業記念式典が挙行されました。

来賓として松野市長、空知総合振興局 伊藤地域政策部長などが参列し、更に地元の方や、日本全国からの鉄道関係者、岩見沢赤電保存会や岩見沢SL保存会の皆さんなどで盛大に執り行われました。

私もご挨拶をさせていただく機会があったのですが、日本の鉄道の歴史的な役割をなぞりつつ、この空知鉄道の今後の役割に大いに期待している旨のお話をいたしました。

テープカットの後は、一番列車の出発や乗車会となりました。

皆さん、とても賑やかで和気あいあいとしたセレモニーとなりました。

上記3枚の画像は鉄道写真家としても活躍している、矢野友宏さんにいただきました。
http://sapporojinzukan.sapolog.com/e458438.html


実は道道に面している「新赤川駅」には、金森代表のご厚意で副駅名も設定されています。

【新赤川駅 ~炭鉱の記憶推進事業団「炭鉄港」~】となっており、北村の地に炭鉄港の言葉が掲げらたことも大変ありがたく思っています。

庭園や菜園の中を進む鉄道は可愛らしいけれど、本格的な運行がなされています。


実は今から4年前の令和4年7月17日にも、延伸がなされています。

きっと、北村の赤川付近を通ると、住宅の前に踏切があったり「なんだろう?」と思っている方は多いと思います。実はこのように、当初は個人の趣味としてスタートした庭園鉄道が、今や地域の魅力の一つに成長中であり、今後はイノキタさんや北村温泉などとも連携しつつ、沢山の人が笑顔になれる場所になると良いなと期待しています。

空知鉄道さんはこちらからご確認ください。

https://bazar-k.wixsite.com/soratetsu

令和8年第2定例会開会しました。

〈令和8年6月18日投稿〉

6月15日に6月議会が開会しました。

日程は以下の様になり、本日より来週火曜日までが一般質問。来週水曜日が委員会審査となり、26日に閉会予定です。

私は3月に代表質問を行ったこともあり、今回の一般質問登壇はありません。

各委員会に付託される予定の議案は以下のとおりです。

これらの情報は以下のリンク先に掲載しておりますので、ご確認ください。

https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/soshiki/gikai_jimukyoku/iwamizawashigikai/1/index.html

「イノキタ」さんとの意見交換会をきっかけに、北村地域の状況を見える化してみたいと思います。

〈令和8年6月9日投稿〉

昨日、18時30分から北村地域イノベーション推進協議会「イノキタ」の皆さんと、岩見沢市議会(主として広報広聴委員会+α)との意見交換会がありました。

イノキタさんは、「遊水池ができる北村を観光資源として活用し、地域の魅力を発信したい」という軸を通し、インバウンドを得意とする北海道宝島社の協力による農業体験や自然体験などを行っています。つい先日もハワイから13名を迎え、豆腐作り体験などをされている、非常に精力的に活動されている団体です。

お話を聞いていると、企画立案や対外的な活動の多くは女性が担い、男性陣がサポートするという流れになっているとのこと。

今回の意見交換会は議会側からのプレゼンと、イノキタさんからのプレゼンがあり、その後、3グループに分かれてテーブルディスカッションが行われました。

本当は皆さんの活発な様子を紹介したいところですが、私個人のページでの画像掲載許可はお願いしていなかったので、代表の北村さんの様子とさせていただきます(彼は岩見沢青年会議所時代の後輩で、卒業後も地域のためにアクティブに活動する貴重な人材です)。


私の参加したテーブルグループでは、交通インフラなど人口減少に伴う課題、また、積極的な活動を展開するにあたり、女性メンバーの広がりや連携についての話題も出たため、帰宅してから色々と分析してみました。

■まず岩見沢市の3地域の人口推移です。

※上記グラフは、1920年から5年刻みは国勢調査値、2005年以降については、短時間では地区別の人口を探しきれなかったので、2026年4月末まで一気に省略させてもらっています。

それぞれの地区の人口推移がイメージできるかと思います。

北村地区と栗沢地区は1955年前後をピークとして一旦急激な人口減少に陥り、1985年ぐらいからは緩やかな減少(緩やかとはいえ、地域に与える影響は非常に深刻だと捉えています)。

旧岩見沢エリアは2005年以降に減少度合いが急になってくる印象です。


■こちらは各地区の0~14歳未満、15歳~64歳、65歳以上を見える化したものです。

65歳以上の高齢化率は北村で47%、栗沢が48.3%、旧岩見沢エリアで38.2%で、現在の岩見沢市全体では39%となっています。逆に14歳未満となると北村で6.8%、栗沢5.8%、旧岩見沢9%、岩見沢市全体では8.8%と、少子化の状況が見て取れます。


■北村地区と栗沢地区の拡大版のグラフを貼っておきます。



こういうデータがあると、朧げに人口減少が進んでいたり、少子高齢化が進行しているイメージはあれど、実際のところどこまで進んでいるのか?という把握ができるかと思います。


■20~49歳の女性(地区別)について

テーブルディスカッションの会話で、実際に熱心に活動されている女性からお伺いした、「女性の参画」、「地域ごとの繋がり」というキーワードから、北村地区にそれぞれどれぐらいの女性がいるのかを抽出してみたのが下の表になります。

※年齢分けに関しては細かく分類せず、子育て世代前後というイメージで、便宜上わかりやすくするため、今回は仮に20~49歳で一括りとさせてもらっています。

北村は面積的にも広く、各地の地域性がしっかりしていることもあり、その枠を超えての連携というのは簡単ではないかもしれませんが、それでも今回話を聞かせていただいたイノキタのメンバーの皆さんと同じぐらいの世代の方がそれなりの人数いることがわかりました。

それでも皆さん、当然ですがそれぞれに仕事やライフワークなどもあり、この様な社会活動として取り組むのは簡単なことではありませんが、今回のイノキタさんの皆さんの話を聞かせていただいて、今後の展開に大いに期待を抱くところです。

※ちなみにこれらのデータは、市の公式サイトにある人口統計や、総務省の国勢調査結果など必要なところをダウンロードして、生成AIに入れて色々と指示を出せば、あっという間に出てきます。(細かなところは合っているかどうか悩ましい場合も多々ありますが・・・)

この様にAIが気軽に使える時代になってきたがゆえ、今後は自治体の持つビッグデータなどの活用が急速に進んでいくことを期待しています。そのためにはぜひ既存のGISを中心としたオープンデータのみならず、色々な情報が公開されると良いなと考えています。


さて、話を戻すと・・

イノキタさんは岩見沢市内でのインバウンドの取り組みが一歩リードしている印象です。しっかりと地域に「ヒト・モノ・カネ」の巡る環境づくりに向かっている気がします。我々の取り組んでいるシビックプライドや炭鉄港などとも共通していることが沢山あると感じます。

岩見沢市全体としても外国人が増えてくる傾向にあるので、ぜひ多様な取り組みで連携していけたらとも考えるところです。

ぜひ、今後の活動も応援していきたいです。

■instagram
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■facebookページ
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令和7年度国勢調査【人口速報集計】を受けて

〈令和8年5月29日投稿〉

昨日から体調不良で、今日は午後からかなり辛い状況・・・。
今晩予定していた自衛隊募集相談員「睦会」の総会とその後の別件予定については、大変申し訳ないながら、先程、急遽欠席の連絡をさせていただいたところです。ご迷惑をおかけして申し訳ない気持ちです。

そこで、ズルズルと横になっていても気が滅入るので、ちょっと無理してPCに座り、発表になったばかりの「令和7年度国勢調査速報集計」をもとに、改めて色々と見える化してみたいと思います。

北海道全体としては、いよいよ500万人を切ってしまったそうで、この推移をグラフにすると以下のようになります。(以下のグラフは国勢調査データなので全て5年刻みの数値となります)

(↑)北海道全体としては、1995年をピークとし、徐々に人口減少が進んでいます。

では札幌市は??(↓)

(↑)札幌も2020年をピークに人口減少に転じました。


では岩見沢は??(↓)

(↑)北海道全体や札幌市と比較すると、かなり減少が加速していることがわかります。


ではここで、炭鉄港関連の15市町のデータを1枚で重ねてみます。

じっくりと見ていただければ、色々と感じるところがあると思いますが、旧産炭地は独特の人口減少ラインを描き、小樽、室蘭、岩見沢は程度の差こそあれ、徐々に、そして加速しながら人口減が進行中です。

様相が全く違うのは江別市です。
それでもしばらく右肩上がりが続いていましたが、札幌と比較すると2000年ぐらいに伸びが止まってしまった感じに見えます。そこからは横ばいに近い微減が続いている感じです。

参考までに日本全体の人口推移を見てみると・・・

公表されている国交省の長期的推移(↓)と比較すれば、いよいよここから日本全体の人口減少が加速することになります。上のグラフも、次の5年後や10年後にはっきりと減少のラインが見えてくるのかもしれません。

現在の速報値を反映した日本全体のグラフの形と比べてみれば、近郊では江別市が最も推移傾向(グラフの形)が近いのかもしれません。

それ以外の市町は、やはり日本全体よりは”かなり先”を行っていることになります。

報道でも、岩見沢市と室蘭市が2027年にも逆転するか?とも言われていますが、全体を見れば、そこに一喜一憂する要素は少ないことがわかります。

特に炭鉄港構成の15市町は、江別を除けば消滅可能性自治体へまっしぐらであり、何も抗わなければ将来は見えない状況です。しかし、それぞれの自治体が単体で抗って勝算があるかといえば、それはかなり難しい。

そこで、「150年前はほぼ人が居ない状況から、たった80年間で圧倒的なピーク人口に達し、その後65年間で一気に過疎化する」という、石炭産業に強烈依存することとなった地域の栄枯盛衰の流れを、世界でも例のない類まれな事例として【面の魅力】に昇華させることが大事だと思っています。

幸いなことに、小樽市の2025年度の観光客数が5年連続増加。宿泊客は初めて100万人を突破したとのことで、そのうちの数%でも空知エリアに来てくれれば、十分にホテル投資や付随する地域内経済循環、雇用増などの期待を描けるわけです。

その枠組みこそが現在取り組んでいる【日本遺産 本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~】なわけです。

私は大いに可能性を感じていますが、その実現のためには、それぞれの市町が「イマダケカネダケジブンダケ」とならず、お互いに連携し尊重し合う「互恵性の仕組み」が必要だと思っています。

そのためには、まずはそれぞれの点の価値を高める努力が必要です。

その取組の一つが昨年から初めた炭鉄港3-DAYS Weekenderです。

こちらも昨日、2026年度の開催日程が発表されました。

今、新しい地域連携の形を実現すべく、色々と準備中です!

ぜひ急激な人口減少に伴う様々な荒波に抗って行きたいと思っています。


※今回も数値の収集からグラフ作成まで、完全にAIに丸投げしての作成なので、もしかしたら怪しいところがあるかもしれません。何か発見したらこっそり教えてください。

近隣の人口推移から見えるもの

〈令和8年5月25日投稿〉

5月27日(水)は東京からの高校修学旅行生を対象に約2時間半の講演+ミニフィールドワーク。6月4日(木)は札幌のちえりあ学習ボランティア2026年春・夏期講座で2時間の講演。6月6日(土)は歌志内市の(一社)ウタピリカさんで炭鉄港ガイド要請講座にて同じく2時間の講演。

などと、ありがたいことに講演準備が迫っています。それぞれ時間や伝えたい細かなテーマが違うので、現在、少しずつパワーポイントの手直しに追われているところです。

なぜか、そのようなときにブログを更新してしまう悪い癖があるのですが、今回は最新データをグラフ化する中でいろいろと比較ができそうなものを作ったので、せっかくなのでご紹介します。

(上グラフ)これは空知において、炭鉱の存在が大きかった6市(夕張、三笠、美唄、赤平、芦別、歌志内)と上砂川町の7市1町と、岩見沢市を比較した人口推移です。


例えば、最も減少率の大きいのが夕張市(下グラフ)で、現在はピーク人口の95.1%の減少となり、当時の4.9%しか人口がいないという衝撃的な事実があります。

しかしこれは夕張市だけではなく、歌志内市や上砂川町もほぼ同様の傾向です。

美唄市の場合は昭和40年代にいち早く主要炭鉱が閉山し、産炭地には珍しく平地が多く存在するために農業が盛んだったこと、また企業誘致も早かったことなどで、他の産炭地と比べると減り方は幾分少ない(約8割減)状況です。

そのような中で、岩見沢市は周辺産炭地から離れる方が移住される「人口のダム機能」があったといわれ、その減り方はぐっと緩やかになっていました。これが「岩見沢はほかの地域に比べれば、疲弊度は格段に少ない」と言われてきた根拠になります。

※1960年人口は 旧岩見沢市 64,443人、旧北村 8,652人、旧栗沢町 27,809人 で計上しています。ただし、厳密に言うとこの3数値は調査種別・時点が完全には同一ではなく、旧岩見沢市と旧栗沢町は住民登録人口、旧北村は国勢調査による常住人口となります。よって、「同一基準の国勢調査人口」ではなく、現在市域相当で合算した参考値として捉えて下さい。

しかし改めて前述の比較グラフをじっくりと見てみると(下図再掲)・・・

旧産炭地はすでに人口減少がかなり進行したため、これより先の度合いは安定していく傾向になると思われるものの(少子高齢化の進行は深刻ですが)、グレーで描かれた折れ線の岩見沢市は、2000年前後から急激に人口減少が進み、まさに現在進行系であることが見られます。

これは日本全体の構造と同様ではありますが、いよいよ行政運営もこれまでとは異なるフェーズとなり、行政だけではなく、市民一人ひとりが「あらゆることが今まで通りではなくなる」ということを認識しなければならないと思うのです。



さて、参考までに、北海道で一極集中の進む札幌市も人口減少フェーズに入りました。先日の報道では横浜も今回の国勢調査において、78年ぶりに人口減少となったそうで・・・

私たちの空知(特に旧産炭地)の強みは、これからの日本の地域課題をすでに先取りしていること。経済学者のドラッカーの言葉を借りれば「すでに起こった未来」がこの地域の武器でもあります。

日本遺産「炭鉄港」とは、その概念を各地で連携することによってプラスに昇華させるものです。どこまでできるかはまだ朧気にしか見えていませんが、様々にトライしていきたいと思っています。



【余談】

今回、改めてすごい時代になったと感じたのは、これらのグラフは全て生成AIで作成しています。

自治体によっては、公式ホームページに近年の統計データしか載っていないところも多く、そのため、総務省のサイトからいくつにもタブが分かれたエクセルデータを横断的に抽出したりしなくてはならないのですが、今回はその作業において、chatGPTもGeminiもいまひとつ役に立たず、Cloud codeでやってみたら一発で抽出できました。

そのデータをchatGPTに張り付け(cloudが無料版なので利用回数に限りがあり)て、いろいろと注文を付けると簡単にこのようなグラフになります。細かなところをチェックしたら、そこはAIなので誤っている個所もあるかもしれませんが、パッと見た限りでは問題なさそうです。


おまけで東京都も貼っておきます。