カテゴリー別アーカイブ: その他議員活動

いよいよ多忙な日々で更新が滞っておりますが、市民との意見交換会と炭鉄港フォーラムのご案内

〈令和6年11月19日投稿〉

ここ1ヶ月ほどは、これまで経験したことのないほどのスケジュールで進行中で、どうにもアップアップしております。

その様な中、ついブログの投稿が滞ってしまうのですが、辛うじてSNS(facebookとX)は鈍いながらも投稿することができておりますので、近況はそちらもご覧いただければと思います。

ブログに関しては、後日、適宜日時を遡りながら投稿していきたいと思っています。


さて、近々の告知としては11月22日(金)18時から、岩見沢市役所本庁舎4階の委員会室にて、「岩見沢市議会議員と市民との意見交換会」が開催されます。テーマは「地域公共交通」についてです。

ぜひお気軽にご参加下さい。

また、12月1日には「炭鉄港~日本遺産認定5周年記念フォーラム」が開催されます。

詳細についてはぜひこちらを御覧いただき、お気軽にご参加いただければ幸いです。

https://yamasoratan.blog.fc2.com/blog-entry-3525.html

みる・とーぶプロジェクト等が活用していた美流渡中学校の改修について

〈令和6年10月10日投稿〉

昨日、総務常任委員会があり、一般会計補正予算の所管分に対する質疑が行われました。

その答弁が今朝の北海道新聞空知版にも掲載されておりますので、少し補足的な投稿をさせていただきながら報告させていただきます。

伏線としては、、

以前、これまで自由に活用できていた旧美流渡中学校校舎が、消防法の関係で用途変更しなければ利用できなくなったしまったこと。これをクリアするには様々な防火対策等を実施しなければならず、多大な費用が発生することを伺っており、改めて本年春に開催された総務常任委員会の所管事務調査で質問をしていました。

(この廃校の活用と消防法の兼ね合いは、全国でも多々発生している事例と思われ、今後は更に廃校の活用が重要になると思われる中、大事なテーマであると認識しています)

春の時点での議事録を抜粋して、以下転載します。


(令和6年6月5日総務常任委員会)

■平野質問:芸術文化・スポーツ交流創出事業、これ、みる・とーぶの方々が中心となって活発に活動されていた旧美流渡中学校の校舎活用について、現在、消防法の観点から活用が非常に難しいということを聞いています。その事実関係と今後の方向性について、どのように考えられているか

■生涯教育部長答弁:旧美流渡中学校は、令和3年度から用途を学校としたまま、みる・とーぶプロジェクト実行委員会によるみる・とーぶ展やMAYA MAXXさんの個展といったイベントを通じて、その活用と検討を行ってきた。その間、イベントが年々拡大し、参加者が年間で5,000人を超えるほどの盛況となりったが、昨年度、消防本部により防火上の問題点が指摘された。

その指摘の内容は、不特定多数が出入りする場合、集会場や展示場など目的に合致した用途に変更する必要があること、また、これまで試験利用として開催してきたイベントを継続するためには、壁や天井を準不燃材料に取り替えることや排煙設備を設置するなど、その用途に合わせた改修を行う必要があるということ。

そのため、みる・とーぶプロジェクト実行委員会と打合せを重ねながら、校舎や体育館を使用せずにグラウンドでどのようなイベントが開催できるのか、また、地域住民の意向を把握した上で、どのような施設を活用していくのがよいのかを検討していく。

というものでした。


その様なやりとりの中で、今回の9月議会に補正予算が計上されたので、その内容についてお尋ねしたものです。

(令和6年10月9日総務常任委員会)

■平野質問(抜粋):現在消防からの指摘で活用できなくなっている美流渡中学校の件について、本年6月の所管事務調査においても質問させていただき、その答弁では消防本部からの指摘として「不特定多数が出入りする場合、集会場や展示場など目的に合致した用途に変更する必要があること」、また、「これまで試験利用として開催してきたイベントを継続するためには、壁や天井を準不燃材料に取り替えることや排煙設備を設置するなど、その用途に合わせた改修を行う必要がある」というものでした。今回の予算額は900万円で、内設計委託料が880万円となっている。これは今後、どの程度の改修を行い、結果としてどの様に使用できることとなるのか、それとも制限を設けた中で工夫して活用していくことになるのか。その詳細についてお聞かせください。

■生涯教育部長答弁(抜粋):みる・とーぶ展は今後も地域価値の向上等の可能性を持っている。よって、運動場以外において防火材、誘導灯など必要な整備をして、「学校」から物販も可能な「展示場」へ用途変更する。改修後は住民による芸術文化、スポーツのイベントでも活用できるようにする。また、周辺の歴史等に関する資料の展示も検討する。

ということになります。

再質問で、スケジュールの確認をしたところ、令和7年5月までに設計、用途変更、確認申請を行い、その後速やかに着手。令和8(2026)年3月までに工事を完了し、4月から共用開始を目指したいとのことです。

北海道新聞のデジタル登録(無料を含む)をされている方は、今朝の記事もご覧ください。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1073514/

ぜひ、東部丘陵地域の今後に寄与する施設として、沢山の人に活用されることを祈念します。また、この様な活動が深まっていく中で、東部丘陵地域のみならず、岩見沢全体の価値向上にも役立つことを楽しみにするところです。


この日は他に新たに採択された地方スポーツ振興費補助金(運動・スポーツ習慣化促進事業)についても質問をさせていただきました。

これはスポーツ庁が進める事業で、大雑把にいうと「20歳以上が対象で、大学や民間事業者、医療機関等々の域内関係団体との連携などを条件として、運動・スポーツの習慣化を図る取り組み」というイメージで、岩見沢市では北海道教育大学や北大COI-NEXTなどと連携を図り、様々なコンテンツを展開していくこととなります。また運動スポーツ健康マップなどの作成も進めるなどを計画しているとのこと。

私自身、なかなか運動をする機会がなく、たまに身体を動かしても習慣化するには至らぬ現状があり、やはりこのままではいけないと感じている1人です。

事業が動き出したら告知があろうかと思います。

ぜひ一人でも多くの人が、運動や健康を考える機会になれば良いと期待しています。

令和6年第3回定例会が開会中です

〈令和6年10月4日投稿〉

通常の岩見沢市議会第3回定例会は9月の初旬から始まり、百餅祭りや神社祭りのときには終了しているスケジュールが一般的ですが、今回は市長選挙があったため、開会が9月30日となっています。

初日は市長の所信表明演説があり、ゆえに今回は一般質問ではなく代表質問が行われます。

代表質問とは会派から1人が代表し、所信表明演説に対する質問を行うことです。今期の岩見沢市議会では6会派あるため、それぞれ6人が登壇することとなります。

代表質問の通告書が昨日公開されていましたので、リンク先を御覧ください。
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/material/files/group/42/R061003_1.pdf


また、9月30日に開会し、3日間の休会がありました。これは議案調査といって、提案された議案を確認し、それぞれ常任委員会に付託される案件に対し、確認や質問等を準備することになります。

私は総務常任委員会の所属のため、委員会は10月9日(水)の午前10時からとなり、昨日、すでに質問の通告をしています。この通告は本会議と異なり義務ではありませんが、より的確な答弁を求めるには事前に質問の意図を伝えておいた方が確実になります。

よって、今回は補正予算の議案に対し、教育委員会所管の2案件について質問を予定しています。

一つは春の所管事務調査でも、「みるとーぶの方々が活発に活動されていた旧美流渡中学校校舎活用に関し、現在消防法の観点から活用が難しいと聞いているが、その状況と今後の方向性はどのようになっているか。」という確認をした件で、今回、改修に伴う補正予算が計上されていることから、美流渡中学校の今後について詳細を問うものです。

もう一つは【地方スポーツ振興費補助金(運動・スポーツ習慣化促進事業)】の採択に伴う事業費の増及び財源補正について 、本事業について調べてみたところ、スポーツ庁のサイトで令和4年、5年で採択された各自治体の事例などを拝見することが出来る。その中で色々な特色を持って取り組みがなされているが、今回岩見沢市において行おうとするものは、具体的にどのような取り組みとなるか詳細を確認するものとなります。


この様に、通常の議会というと、本会議で行われる代表質問や一般質問が目立ちますが、実は毎回このように常任委員会に付託されて細かく審査される案件が存在します。そこで審査された結果が「委員会報告」として本会議でなされ、最終的な決定となっていくのです。

また、第3回定例会の場合は閉会後に決算審査特別委員会が開催されることになります。これは令和5年度の各決算について審査を行うもので、慣例では各常任委員会単位を分科会として実施されます。これがどのようなものかと言うと、一例として下記リンクから昨年の決算審査特別委員会に関する報告投稿をご覧ください。

主権者教育で市内某中学校へ

〈令和6年9月30日投稿〉

本年度は岩見沢市議会広報広聴委員会が様々に試行錯誤し、市内の小中学校の主権者教育の受け入れを行っています。

多くは議場に来ていただくことが多いのですが、この時(9月12日)は我々が学校に訪問し、それぞれ担当した部分をお話するスタイルとなりました。

私は「議員の仕事・活動について」というテーマを受け持つこととなり、持ち時間10分で10ページのパワーポイントを作成しました。

そのうちの導入だけ紹介したいと思いますが、議会は多様な22人の集合体であることが大事というお話から始めることに。

その内容とは。。

まずは多様な価値観、背景を持つ個々の22人の集合体が議会であるということ。そこには「多様性」という大事な要素が担保される必要があると考えている。

なぜなら、世の中(社会)は何も見えない真っ暗闇の中で、極々一部分だけ触れることのできる超巨大な象みたいなものだと仮定すると、象そのものを知らないある人は、尻尾を触ることで「象って細長くてぷらぷらして先っぽに毛がある動物」という認識をするし、同じく象を知らないで足を触った人は「ものすごい固くてゴツいのが象」という認識をする。また、同じく象を知らない人が鼻を触ると「太いヘビのようにしなやかに動き、私に巻き付いたり先っぽから強い空気が出たりするのが象なんだ!」と受け止める。

これは、世の常で「結果は一つ」であっても、受け取り方や解釈は人それぞれ全く異なる状況であり、だからこそ、色々な解釈を尊重し、話し合ってモノゴトを決めているプロセス≒議会の必要意義なのだと考えている旨をお話しました。

そのうえで、例え真っ暗闇で自分の触った部分しかわからなくても、他の人(背中を触った人や牙を触った人、耳を触った人等々)と情報を共有していけば、全体像が見えてくるかもしれないし、また事前に学習し予備知識があれば、どこか一部を触ったとしても「もしかしてこれは象の”一部”なのではないか?」と想像することができる。

だから議会には【議論(話し合い)】が必要であり、議員には【調査研究】や【自己研鑽】が不可欠なんですという話をさせていただき、その後、日頃、自分がどのような活動をしているか例を出してお話させてもらった次第です。


実は最後に反省があって・・・

中学生からの質疑応答で、「議員になれるのはどういう人?」みたいな質問がありました。

このような議員としての自己研鑽的な話をした後だったので、つい知識や行動が必要などの方向で答えをしてしまったのですが、 終わってから「失敗した・・」と感じてました。どんな人が議員になれるか?という答えは「誰でもなれる」というのが正解だったと思うし、あえて条件をつけるなら「地域を大事に思っていれば・・」というような感じで伝えるべきだったかと後悔しています。

今後、もしこのような機会があれば気をつけなければ!

情けないことにまだまだ未熟者です。

総務常任委員会 春の所管事務調査

〈令和6年9月28日投稿〉

令和6年6月5日に総務常任委員会の年度初めとなる春の所管事務調査が行われました。

この際の所管事務調査とは、各委員会が所管する事務の全体的な説明と、それらに対する質疑ということになり、各部単位で行われます。今回の投稿では各部ごとにどのような質疑を行ったのかを議事録から転載してみます。質問の意図としては方向性の確認が主体となっています。

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第3回会議規則等検討委員会を開催しました

〈令和6年9月6日投稿〉

議会のルールというのはやはり厳格なもので、時流に合わせてオンライン化を進めようと思うと、様々なケースを想定しながら新たなルールを明文化していかなくてはなりません。

そこで現在、会議規則等検討委員会を設置し、必要に応じてオンライン委員会が開催できるような設定と、様々な対面手続きをオンライン化することで検討を進めています。

オンライン委員会については、第2回までに議論を深めることができ、それを各会派に持ち帰って協議していただいたものを再度、委員会に持ち寄るという形式で進行し、若干の仮置きはあるものの、ほぼ一定の結論を出すことができています。

この回はもう一歩進んで、現在は対面のアナログで行っている手続きを、どうやってオンライン化するか?の議論であり、そこにはどの手続までをオンライン化にするか、した場合、本人確認をどう確実なものにするか、また手法はグループウェアなのかE-mailなのか等々、一つずつ検討していかなくてはなりません。

また比較的大きな壁になっているのが、一般質問の登壇順番について。

岩見沢市議会の場合は、独自ルールとして発言通告書の提出順に登壇するのですが、これをオンライン化にすると、何を持って提出順にするのか、また不備があり差し戻しがあった場合はどうするのか?等々、これまた細かにシミュレーションしていく必要があります。

そのような地道な作業を繰り替えしているところですが、何とか12月の第4回定例会に上程できるように進行予定です。

売上向上を目指す事業者のための「ふるさと納税セミナー~テーマ:ふるさと納税の基本理解と自社商品の強みの発見~」に参加してきました。

〈令和6年8月27日投稿〉

先ほど、表題のセミナーに参加してきました。

主催は岩見沢市で、事業者を対象とした「ふるさと納税応援セミナー」ということになります。

今回はふるさと納税で苦戦している岩見沢市の現状を鑑み、その取組の一端を岩見沢市議会議員としての立場で見て感じてみたいということと、私自信、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団の理事長として、今後のふるさと納税に「万字線沿線の旧産炭地を巡るガイドツアー」をメニューに載せようと準備していることもあり、その両方の立場で参加したものです。

時間は13時から17時までの4時間!

講師は㈱北海道博報堂のビジネス開発局の河野局長で、最初にふるさと納税の仕組みから入り、その後、〈CLOVA Note〉と〈ChatGTP〉を組み合わせて活用する手法の説明。

このCLOVA Noteは音声をテキストに変換してくれるツールで、通常は議事録ぐらいにしか使用しなさそうな感じですが、今回は2名一組になって商品の強みやこだわり、優位点等々をインタビュー形式で録音してき、そこで変換したテキストをChatGTPに落とし込み、インタビュー内容の要約を任せると、それまで意識していても言葉にならなかったようなものが的確に項目別にまとめられる状況。これまでもChatGPTは使ってきましたが、これは使いこなせればかなりの効率化が図れるものであることを実感しました。

もうこれだけでも十二分に参加した意義があったのですが、ここからが本番です。

ChatGPTの要約を基にして各自ワークに入ります。例えば自分の考えている商品は「いつ使うものか」、ターゲットとして「どんな人に買ってほしいか」、「その人はこの商品のどこに魅力を感じて買うのか」等々、テーマに沿って思考し、枠に落とし込んでいくことで随分とブラッシュアップされ、朧げだったものが明確になっていきます。

これらも参加者の発表に質問をかぶせ、次々に深堀りしつつ的確なアドバイスが与えられるなど、非常に効果的な時間となりました。

その後も説明の後に次のステップのワークに入ることを繰り返し、自分の思考もかなりクリアになったとともに、様々に展開される事例等を聞いていて、改めて違うヒントを持ち帰ることができるなど、このようなセミナーに無料で参加させていただき非常にありがたい思いです。時間も4時間ですがあっという間の展開。恐らく参加された方々は皆さん持ち帰るものがあったことと思います。このようなセミナーを開いていただき感謝です!


さて、岩見沢市のふるさと納税は近年は苦戦の一途を辿っているわけですが、やはりどの地域でも可能なものは競争が激しく簡単ではありません。そのようなことから、つい市の担当に「もっと岩見沢らしいもので勝負できないのか?」などと考えてしまいがちですが、実際に事業を担うのは市役所ではなく市内の事業者となります。そのため、市から業者に依頼して返礼品メニューをつくってもらうのではなく、それぞれの事業者が自分の商品を岩見沢の魅力として返礼品にできないか?という思考が大事です。これは物販のみならず、あらゆるサービスも当てはまることになります。

よって市としては、市内業者に返礼品メニューとして展開できる商品やサービスが無いか、またこれから新たに開発できないか等々を広く呼びかけることが大事だと思うとともに、今回のセミナーの様に、関心のある事業者のスキルを上げる取り組みがより一層重要と感じます。

どこのまちにもあるモノ、どこのまちでも出来るコトも当然必要ですが、やはり岩見沢らしい、岩見沢ならではのものを増やしていくための取り組みは、市だけでも事業者だけでもできず、それこそオール岩見沢で取り組んでいくべきことだと再認識した次第です。

北海道自治立志塾で幕別へ

〈令和6年8月26日投稿〉

本日、幕別にて北海道自治立志塾が開催されました。

テーマは2つ!

一つは北海道大学大学院法学研究科 馬場香織准教授による「道内地方議会における女性議員の現状と可能性」と題し、「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」(候補者男女均等法)施行2021年改定。をベースとし、2019年と2023年の統一地方選の分析等をご教示いただきました。

日本のジェンダーギャップ指数は世界160位で、世界全体の平均は女性議員が3割程度に増えている状況。1980年時代は1割だったが、それから比率が上がっている。

むしろトップの国では女性のほうが多い場合もあり、北欧やヨーロッパが女性が多い傾向だが、近年は途上国が多い様子。女性議員が増えている国ではジェンダークォーターが整備されている。なんと130カ国でクォーター制を導入済みとのこと。


(例)なぜ女性議員が求められるか?

■描写的代表 ⇒社会における構成を踏まえ、代表者である議会構成比も男女同数に近似すべきという考え方。

■象徴的代表 ⇒女性政治家が女性を表徴することで、有権者の抱く政治家や政治に対する見方や行動に変化を生じさせる。例えば、女性にも政治家としての力量が備わっているという意識。女性ロールモデル的な事象となる。

■実態的代表 ⇒女性政治家が「女性」の「利益」を代弁し、政策として実現させようとすること。むしろ女性の利益が自明でないが故で、まだ発見されていない課題を見出し、政策へとつなげていくために、「女性」という共通のアイデンティティを土台に対話を行う女性政治家が必要という考え方。

 この様な背景等、基礎的なレクチャーから始まり、2023年の統一地方選の状況を分析した結果や、そこで実際に発生している事象、多様な障壁等々に及び、実際に立志塾に参加されている女性議員からも様々な意見交換がなされ、あらためて女性議員の活躍の重要性を感じることができたと共に、活発な議論の中から、今後の環境整備にどの様なことができるのか考えてみたいと思った次第。


2つ目は幕別町役場に場所を移します。

テーマは「空き施設再生と地域のきっかけ」

 

まずは幕別町の飯田町長にご挨拶をいただき、今回の視察先である地域おこし協力隊の谷保氏から説明をいただきます。谷保氏は空き施設再生担当の地域おこし協力隊として、様々なサポート活動を行うが、その原点は自身がプレイヤーであること。

元々が建築設計事務所で経験を積み、その後、国土交通省で建築設計部門の総括の仕事を行いながら、帯広勤務時期に帯広街中再生活動にプライベートで携わっていたのがきっかけで、同じくプライベートの活動で幕別町の街中再生として空き倉庫を「地域交流拠点 Makura showcase」として再生。また、各種イベント等も始動させることに。

その後、令和6年から協力隊として本格的に活動を開始。

現在11件を再生中。

 

説明のみならず現地視察も含め、様々に質問や意見交換を行い、岩見沢市の中心市街地と類似点も多く、「店舗は閉店しても居住している状況が多いので賃貸も売却もできないのが実態」で、その中で幕別の場合は、空き施設が増えるのはやむを得ないこととし、問題はその空き施設が放置されている、又は長い間利用されていないのが課題であるとし、劣化による危険度向上等にも危機感を持ち、改めて所有者の方々とコンタクトを取り「誰に相談してよいかわからない」「もう古くて再生は不可能と決めつけている」「解体費が高く更地にして売却しても赤字、更地にしても売れる保証はない」「建物付きの方の固定資産税額が安い法の矛盾」「内部に不要私物が多く整理や処分費は負担」「役所では相談しづらい」等々の要因を解析。

その様な中でミッションとして、空き施設利用促進をメインとしながらも、そこには移住や起業、事業継承のほか様々な密接不可分なものが多く、それらを総合的にコントロールできる体制が整うまで自らがプレイヤーとして取り組むスタンスで活動されています。

また、再生のタイムラインを策定、魅力の把握、動き検証する、人が集い仲間が生まれ人が人を呼ぶ、地域の熱量、きっかけを拡大・・・という流れで好循環を発生させていると思われます。

この場で詳細は記載しませんが、谷保さんからの様々に丁寧な説明の後で現地の状況を視察。その場で営業されている方のランチもいただき、どこの成功事例でも中心となるキーマンの存在が不可欠であることを再認識させられました。

優れた知識と行動力と周囲を巻き込む影響力。

現在、幕別町ではこの役割の地域おこし協力隊をもう一人増やしたいと考えているそうです。

この空き施設再生の取り組みは、岩見沢に当てはめても見事に共通の要素があります。

良いことは積極的に参考にしながら、岩見沢の中心市街地再生にも繋げていきたいものです。

全道議長会道央支部研修会

〈令和6年8月24日投稿〉

8月22日は、美唄市にて道央支部協議会議員研修会、懇親会がありました。
 
その前段は林活議連(森林・林業・林産業活性化促進議員連盟連絡会)の視察で三笠市の堀川林業様と飛騨産業様に視察を受け入れていただき、昨今の林業事情等もご案内いただきました。
 

 
美唄市で行われた研修では講師は札幌市財政局長であり、北海道大学公共政策学研究センター研究員の笠松拓史氏で「予算・決算審査時の要諦」というテーマで理事者側からの視点を聞かせていただきました。
 
 
予算書や決算書の確認の際に、更に見るべきポイントの幅が広がった想いです。
 

 
実はこの全道議長会道央支部の研修会は空知管内の10市の議会議員が一同に会します。
昨年は大変お恥ずかしながら私が講師を努めた研修会です。
もし良ければ下記リンクもご覧ください!

北海道市議会議長会道央支部協議会議員研修会にて〈空知の現在、過去、未来~日本遺産「炭鉄港」がもたらす可能性~〉と題してお話をさせていただきました。

 
 
 
 

SOUNDカードの体験会

〈令和6年7月20日投稿〉

日頃からお世話になっている市職員のK氏にお誘いいただき、協議の場の活性化を促す「言える化ツール」の”SOUNDカード”体験会に参加してきました。

講師は青森大学社会学部教授で、早稲田大学マニフェスト研究所(マニ研) 招聘研究員でもある佐藤淳氏です。

画像は佐藤淳氏のFBから借用し、参加者がわからないようにモザイク加工をさせていただきました。

議会活動やまちづくり活動に必須の広聴及び意見抽出・集約機能ですが、何をするにも中心となるファシリテーターの能力に大きく左右される要素があります。

このSOUNDカードの手法は、一般的なディスカッションやテーブルワークに不可欠な個人のファシリテーション能力にあまり左右されず、自身の属性に沿った一定の制約の中で発想を展開できる強みがあり、結果、参加者全員による活発な意見交換へと繋がることを認識しました。

他議会でも活用例があり、大いに有効な手法と捉えましたので、まずは一つ購入して実践してみたいと思っています。

興味がありましたら、こちらの公式ページも御覧ください

https://www.soundmethod.jp/