カテゴリー別アーカイブ: 今後の思い

先日の一般質問〈人口減少社会への対応について〉の補足動画を公開しました。

〈令和6年1月20日投稿〉

できればお正月期間につくれたらと思っていた、一般質問に対する補足動画ですが、やはりなかなか手をかけることが出来ず、昨日やっとのことで撮影しました。

内容としては、昨年12月議会で行った質問項目(以下)


1 人口減少社会への対応について
(1) 各種計画の基軸となる「地域の未来予測」を示す意義について
① 各種計画の長期的な基軸となる「地域の未来予測」の整理と見える化について
(2) DXの推進について
① スマート・デジタル自治体の推進において重要な、人材の育成や確保について
② シニア世代対象のスマホ教室などの効果と評価について
③ シニア世代のデジタルデバイド克服に向けた今後の取組について
(3) 不良空き家に関する懸念について
① 市内に存在する管理不全な空き家の軒数について
② 相続放棄を含めた相続人不在空き家の軒数について
③ 不良空き家等において所有者と連絡が取れない場合の措置について
④ 相続放棄物件等が周辺に影響を及ぼす場合の市の対応について


の根拠となる部分で、「なぜ?どのような意図?があって本質問を作ったのか」という補足になります。

できるだけ短くと思ったのですが、やはり状況説明もあるため22分の長めになってしまっております。しかし見ていただければきっと納得していただけるのではないかと思います。

ぜひご覧ください。

上記画像をクリックすると当該YouTubeに飛びます。

令和7年迎春ご挨拶 【2025年問題】を考える

〈令和7年1月4日投稿〉

新年あけましておめでとうございます

旧年中は大変お世話になりましたこと、心から感謝申し上げます

本年は本日より仕事はじめとしました。

令和7年といえば西暦2025年です。

2025年といえば、随分と前から2025年問題と称して様々な懸念が言われてきました。その最大の要素は1947年から1949年に生まれた団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となる節目であり、日本国民の5.7人に1人が後期高齢者となります。

ちなみに高齢者と言われる65歳以上は3.4人に1人という、これまた大変な数値になってしまいます。


現在の日本は、下表のように世界最高の高齢化率です。

《*ここまでのデータ(出典1)》


当然高齢化率が上がると、現役世代に負担が偏る傾向が強くなります。すでに現在の国民所得に対する「国民負担率」の推移は大変なことになっています。

*これは財務省の公表データ(出典2)をchatGPTでグラフにしたものです。

1990年には所得に対して約3割の社会保障費負担だったのが、現在では5割弱まで増えている(財政赤字を加えた潜在的な国民負担率は更に増加)。


普通に考えれば人口構成が変化しない限り状況が好転することはなく、次は追い打ち的に2040年問題という私たち世代の「団塊ジュニア世代」が65歳を迎え、一段と社会課題が表面化してくることになります。そしてこれらは突如現れるのはではなく、まるで茹でカエルの如く、少しずつジワジワと日本国内の財政状況に影響を与え、どこかで加速度を高めながら私たちの生活を苦しめていくことになります。

2025年はまさにこれらの現象を顕著に感じ始める年になるのではないかと思っています。

ただ、絶対的に配慮をしなければならないのは、世代間対立が生じることのないようにしていかなくてはなりません。今後は高齢者向けビジネスが増加する一方で、若年層のニーズに合致する分野(教育、エンターテインメント等々)への投資が減少することも考えられます。また、労働供給制約社会の中で、もしかしたら若年層が”あまりやりたくない仕事”を仕方なく担わなくてはならないこと等々が起きるかもしれません。さらには税負担や社会保障費の増加が避けられない状況下、可処分所得の減少は、若年層において既存概念的な幸福(結婚や子育て、マイホーム等々)に多きな影響を及ぼす恐れがあります。

今後は何せ若年層には厳しい時代であることが容易に想像することができます。私たち高齢者予備軍、並びに高齢者の方々は、ぜひこういう視点を失わないようにしていかなくてはならないと思うのです。

またグローバルな視点で考えると、今後は日本国民の減少と移民増加による課題や、産業等が国際競争力を失う中でさらなる円安が進めば、燃料から肥料、種子まであらゆることを海外に依存する日本において、食料自給率の改善が叶うのか?また、各種物価高騰に国民が耐えられるのか?エネルギー安全保障は確保できるのか・・・?

様々な懸念が募ります。

ピンチはチャンスと言うけれど、さて、どこまで私たちは好機を見つけることができるのか。

いずれによせ防御をしていかなくてはなりません。今後の行政運営も「今までどうり」では立ち行かなくなると思われ、今後訪れるネガティブな要素をしっかりと見つめ、それを加味しながら行政運営をしていかなくてはならないと思っています。

その思いの一端は、昨年末の12月議会一般質問に入れ込んでみました。ぜひ近日中に、この部分を動画にして紹介できたらと思っています。

何せ私たちの社会は難しい時代へと急激に変化中です。

2025年問題をはじめ、これまではあまり意識しなかったことが色々と影響を及ぼす場面が増えてくると思います。これらはやはり他責思考では好転せず、社会環境の変化を敏感に感じながら、一人ひとりが自分達のフィールドにおいて新たな一手を打っていかなくてはならないと考えています。

年初の投稿にはちょっと重たいお話ですが、現実問題として私自身、覚悟を高めていきたいと思います。


■(出典1)総務省「統計からみた我が国の高齢者」(R6年9月15日報道資料)
https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topics142.pdf

■(出典2)国民負担率データ出典:財務省「令和6年度の国民負担率を公表します」
https://www.mof.go.jp/policy/budget/topics/futanritsu/20240209.html?utm_source=chatgpt.com

時代の変化に合わせて変化しなければならないのは、市役所だけじゃない。議員もアップデートしていくことが大事だと思うのです。

〈令和5年4月21日投稿〉

早いもので選挙戦も本日と明日を残すのみになりました。

私の今回の手法は、騒音や公費負担等を伴う選挙カーを使わないこととし、原則徒歩による街頭演説を繰り返しています。

これは前回の軽自動車を使って、600回近くの街頭演説を繰り返したときに比べると、移動時間がかかりすぎてしまい、まだ200回を少し超えたぐらいしか街頭演説がこなせていません。

しかし、お知り合いから「見かけたよ」「本当に歩いてた!」などの声もいただきながら、地道な活動をしています。流石に徒歩だと効率が上がらないのですが、それでも信じた「こまめで優しい街頭演説」と、会ってみたい・聞いてみたいと思った時に、その機会を担保する最少催行人数1名の「毎日の個人演説会」とポスター等に時刻表の記載。

良い政治をつくるためには、立候補者が日々の活動や実績、想いや理念などを恒常的に発信し続ける事が必要。

有権者は、それらの情報を元に、誰に投票するか様々に調べ、投票権利を行使することが理想。

インターネット世代であれば、それができる時代になりました。

これは今までの、「人に頼まれたから」「挨拶に来たから」などの情が優先するドブ板選挙からの決別と、組織やコミュニティで推してるから、若いから、等々の曖昧な理由での投票ではなく、個々が自分の判断軸を持って、選択して投票が出来る時代になったということなのだと思います。

現在はこれまでのアナログ選挙とデジタル選挙の両方が共存する過渡期の選挙と捉えています。

だから私は半歩先を見据えたつもりで選挙カーは使っていません。

名前の連呼しか法律で認められていない選挙カーで投票先は決められない。ドブ板選挙じゃ政治家としての根幹的能力の選択にはなり得ない。

民意と政治の乖離を脱するためにも、立候補者と民意、双方の選挙変革が必要です。

私は今後もホームページもSNSもYouTubeも情報の発信を益々大切にしていきます。その根幹の想いは「市政を身近に!」

ぜひ有権者の皆様は、これまでの古い選挙から脱却を始めませんか?

投票率の低下は無関心からじゃない。それは結果であって、主たる理由は誰に入れたら良いのか判断ができない事なのだと考えます。だからまずは消去法からでも、自分で調べて、選んで、投票を!

良い政治は政治家だけでつくれるものではなく、選択する民意と一緒でなければつくれないものだと思うのです。

毎日開催している個人演説会は、お陰様で一度お話を聞いてくれた人が、知人を連れて再度訪れてくれるなど、うれしい状況が多発しています。毎回参加者が1人かも、2人かもと覚悟はしているのですが、連日会場が埋まっていく様子は何よりも元気をもらえます。

昨日は教育等に関する話をさせていただいたこともあり、選挙の個人演説会に小さなお子様を連れて参加していただいた方が2組いらっしゃいました。これが私が求めていた選挙であると再認識しています。

選挙は残り2日です。

今日は13時の栄町会館と19時の北ふれあいセンターにて個人演説会を開催いたします。

ぜひお気軽にお越しください。

耳障りの良い言葉だけでなく、厳しい岩見沢の現状と、そして今後の可能性等々について共有させていただきます。


そして今日も、ひたすら仲間と歩いて話して歩いて話して・・。

まもなく出発です。