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2025年1月5日(日):岩見沢市の雪の様子から

〈令和7年1月5日投稿〉

連日の降雪で市民の皆様も疲労困憊のところと思います。まさに私自身、やっぱり連日の除雪でヘロヘロです。道路幅員も狭くなり、比較的大きな道路でもすれ違いに「譲り合い」が必要になるなど、これまた厳しい状況になっています。

さて、この雪の状況がどれぐらいかと気になって気象庁のサイトを確認してみました。(下に提示しているグラフ等はこの気象庁のサイトのものですが、データが更新されると変動しますので、本日時点のスクリーンショットで引用しています)

なんと、今朝7時~9時間の積雪深さは149cm!

例年と比較すると・・・

青が今季、黄色線が昨季です。

昨季は年末の大雪で一気に積雪深が増えましたが、そこからは落ち着いた記憶があります。今季は12月中旬から増え続け、年末にかけて一旦下がったものの、ここ連日の降雪で一気に149cmまで来たところです(これを投稿している16時過ぎには、気温が上がっていることもあり139cmまで下がっています)

ちなみに下図のとおり、今朝9時の段階での平年との比較では、なんと240%となっています。

ただ1月6日(月)の天気予報は+4℃という暖気になりますので、雪が締まって積雪量はぐっと減ることが予想されます。ただ、これだけ降った後の暖気は、道路状況の悪化はもちろんのこと、屋根からの落雪や、荷重に耐えられなくなった物置等の倒壊など、新たな心配が募ります。

恐らく6日(月)から仕事初めの方も多いと思いますが、くれぐれも時間に余裕を持ち「いつも通りにはいかない」ことを前提に移動されることをおすすめします。


さて、積雪状況がかなり多いことがわかったので、次に降雪の状況がどうかというと・・・

(↑)12月に入ってから、ほんの少しの休憩を挟んで、ずっと降り続けている様子がわかります。

(↑)平年の岩見沢市の累積降雪量は7mが基準となりますが、今季は1月5日時点ですでに4mを超えている状況となっています。

この先は少し落ち着いてくれると良いのですが、昨今の極端化する気象状況を考えると油断はできません。

参考までに、近年で累積降雪量が多かったのは2012年の1040cmで、この年は同じく積雪深さも208cm(2月12日)という記録があり、北海道知事からの要請を受け自衛隊の出動もありました。まだ記憶に新しい2021年は、シーズン降雪量946cmを記録し、積雪量が2012年に迫る205cm(2月25日)となりました。

https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/rank_s.php?prec_no=15&block_no=47413&year=&month=&day=&view=

これらの年はともに除排雪費が幾度か補正計上されて20億円を超える状況となっています。当然、これだけ厳しい状況になると、今季においても補正予算が組まれていくこととなります。

さて、今年は記録的な状況にならず、これからは落ち着いていくことを祈るばかりです。


流石にこのような降り方をされると、まだ現役世代である私でも体力的に厳しいものがあります。今日も、今季2度目となる屋根の雪下ろしをしましたが、他にも事務所のガレージ等は手つかずの状況で、心なし気持ちも荒んでくるような気がします。それでも隣近所の方々と、時に協力しあいながら除雪をしたり、岩見沢の冬の風物詩とも言うべき「思いやり」や「助け合い」の情景があるのは幸せなことだと感じています。

ただ、連日の降雪は心身ともにジワジワと効いてくるので、もし遠方で岩見沢に実家がある方などは、ぜひお電話などで「大丈夫?」と一声かけていただくか、お近くの方はご実家の除雪のお手伝いなども気遣っていただければ助かるかと存じます。

そのような中において、年末年始も関係なく除排雪に従事される方々の苦労はいかばかりかと心配になるわけですが、下の動画は12月30日に道路幅員が狭まり、車両がすれ違えなくなってしまっている状況を改善するために、カット排雪を行っている様子です。

ダンプトラックで運搬排雪するのは、バス路線や排雪経路が最優先されますが、このような狭い道路においても、極力スピーディーに道路環境が改善されるように、多くの方々が作業に従事してくれています。本当にありがたいことです。

流石にここまで連続して雪が降ると、せっかく排雪した後からどんどん幅員が狭まってしまう状況ゆえ、現在の交通障害も暫し我慢が必要になってきます。岩見沢市の優れた除排雪体制であれば、数日の我慢でかなり状況が改善されると思いますので、どうかそれまでは「譲り合い」「助け合い」「労い合い」の気持ちでお願いできれば幸いです。

これ以上の体制を構築できない理由としては、

下記リンク:間口置き雪など様々な疑問について から抜粋〉
現時点で岩見沢市内に雪が降り、夜中に一斉に市道の除雪作業が行われるとすると、前述のとおり車道除雪延長963km、歩道除雪延長142kmの膨大な作業を朝7時までに完了するために、タイヤショベルが約170台、歩道除雪用車両で更に22台と約200台ほどの重機が一斉に出動していることを想像してみたいと思います。そこに助手が同乗する必要なケースも含めると約230人(排雪は除く)が深夜に重機に乗ってくれているということを考えると、改めて岩見沢の除雪体制の尊さを感じます。(ちなみに、この数字はあくまで市道除雪のみなので、市道排雪、国道、道道、民間駐車場や間口処理業者等々を入れるとどれほどの台数になるのか見当もつきません)
[抜粋終わり]

と、人口7.4万人ほどの自治体で、これほどの体制で除雪を実施していることの凄さを想像してみていただけると幸いです。

例年であれば2月末になれば少し春めいてきます。それを考えるとあと2ヶ月間、なんとか「助け合い」「思いやり」の気持ちを保ちつつ、岩見沢市の暮らしを明るく過ごしていきたいものです。


■岩見沢市の冬のくらしガイドブックもご覧ください
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/shiseijoho/seisaku_keikaku/toshi_keikaku/1/1/6906.html

【以下参考情報】

■あらためて、私が以前まとめた投稿がありますので、除排雪に関して疑問点等ありましたらご確認いただければ幸いです。

◯間口置雪など様々な疑問について
https://hiranoyoshifumi.jp/2024/02/23/15853

◯大雪による自衛隊の災害派遣は?
https://hiranoyoshifumi.jp/2021/03/02/13622

◯除雪体制に関する苦情について
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/01/17/2413

◯道路幅と除排雪の関係考察
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/12/26/2359

◎他、上記リンクを含め、除排雪に関する投稿はこちらにまとめてあります
https://hiranoyoshifumi.jp/2016/02/02/7094

大雪のため自衛帯災害派遣を要請しては?という意見について

【※令和4年2月9日追記】
本年は札幌市近郊の大雪により当投稿へのアクセスが増えていることから、若干の補足をいたします。本投稿は令和3年、岩見沢近郊にて発生した豪雪の影響から、当方のSNSでお寄せいただいた「自衛隊派遣を要請しては?」という意見についてお答えした内容がベースになっていますことをご了承ください。


〈令和3年3月2日投稿〉

本日は低気圧の影響で全国的に大荒れの予報となっています。すでに私の事務所の玄関前も吹き溜まりでどっさりと締まった雪が積もっています。

このような状況下、やはり市民の方々も心配が募るようで、先程、SNSのコメントに「なぜ自衛隊の出動を要請しないのか」という意見が届きました。同様の意見は12月の大雪の時点から多少聞こえていたこと、また大いにその気持も理解できるつもりでありますので、これを機に私の意見を記載させていただきます。

自衛隊災害派遣要請への意見

これに関する私の返信は上画の通りですが、改めて下記に補足を含めて記載します。

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今日は久々の良い天気ですね。

〈令和3年2月27日投稿〉

今日は久々の青空が広がる良い天気!

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今年の冬は厳しい日々が続いていますが、改めて気象庁の過去の気象データを見ると色々なことがわかると共に、人の記憶というのも曖昧なものだと再認識します。

*過去(平成29年)の投稿
https://hiranoyoshifumi.jp/2017/02/11/8380

今年(令和3年)の岩見沢は、12月から記録的な大雪に見舞われたものの、途中は比較的穏やかな天候が続き、このまま春が訪れそうな感じもあったのですが、やはりそうはいかず、ここ数日の大雪で新記録まであと3cmの205cmの積雪となるなど大変な事態に。

来週、3月1日(月)から開会される第1回定例会で提案される予定の補正予算でも、今季3度目の除排雪追加予算が計上され、これが可決されれば、過去最大の23億1488万円の除排雪費となることに。


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間口置き雪処理などの冬の暮らし支援事業助成金について

〈平成30年9月27日投稿〉

昨日、民生常任委員会が開催され、委員外議員として傍聴してきました。

議案は老朽化し入居者数も減少し続けている軽費老人ホーム清和荘の今後について、そして、以前から話題になっていた路線除雪の際に間口に置かれる置き雪の間口除雪助成についてです。

この置き雪処理の間口除雪は、これまで実施されてきた屋根の雪下ろし助成(昨年より対象年齢が広がりました)と同様に、70歳以上の高齢者と障がい者を対象としたものです。

条件としては以下の通りです。

■市民税が非課税または均等割のみ課税されている世帯であること。
■世帯構成者が次のいずれかに該当すること
・高齢者~平成31年3月31日時点で満70歳以上のみで構成されている世帯
・障がい者~身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保険福祉手帳のいずれかを所持している方が居住している世帯

となります。

岩見沢市内の対象者としては70歳以上が3250世帯、障がい者が430世帯、両方の条件を満たすのが780世帯で、計4460世帯が対象となるようです。

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11月の降雪量に驚きます。

〈平成28年11月30日投稿〉

11月でありながら、降雪累計が125センチを超えてしまっています。通常の年に比べると本当に多いと感じますが、幸いなことに気温が高い時に少し融け、また降ってを繰り返し、積雪深は30センチに留まっています。

それでも11月という事を考慮すると非常に多い状況ですね。

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いよいよ本格的な冬がやってきてしまいます。

岩見沢市で作成した除排雪ガイドブックも更に内容が充実していますので、是非ご覧いただき、思いやりのある快適な冬を過ごせればと思うところです。
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php/contents/item/1504153

 

また、私なりにこれまでの投稿や考え方をまとめたページもあります。
https://hiranoyoshifumi.jp/2016/02/02/7094
当然、様々な考え方もあることを認識していますので、ここに記載の内容に関しては、あくまで私の考え方ということでご了承いただければ幸いです。

また何か除排雪に関してもっとこうなれば良いのに!あれはどうなっている?などのご意見があればコメント欄に記載していただけると助かります。何卒宜しくお願い申し上げます。

除排雪についてのまとめ

[平成28年2月2日投稿]
(令和6年3月30日追記)

2024年2月23日投稿分

岩見沢市民の方から間口除雪に関する要望をいただきました。ありがたい機会と捉え、様々に考え、事情を共有してみたいと思います。
https://hiranoyoshifumi.jp/2024/02/23/15853


~これまでの投稿まとめ~

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昨日の24時間降雪が50㎝を越え、岩見沢が全国一となった模様です。

さすが豪雪の岩見沢の本領発揮でありました。

そこで、これまで投稿していた除排雪に関する投稿を少しわかりやすく見出しを付けてピックアップしてみたいと思います。

【*各記事の記載内容(状況、数値等)は投稿日現在のままで修正等をしておりません。あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。】


◇2012年11月26日投稿分

私がブログで除排雪のことを投稿するようになったきっかけになったものです。
除排雪の仕組みについて、市民の皆様の素朴な疑問に答えることから始めてみました。

『除雪について』
https://hiranoyoshifumi.jp/2012/11/26/786

『除雪について その2』
https://hiranoyoshifumi.jp/2012/11/26/788
(ここに記載のQ&Aの仕組みはすぐに実現しました。また、多くの方々からお寄せいただいたコメントもご覧いただけると幸いです。)


◇2013年12月26日投稿分

道路幅と除排雪の関係を図解してみました。雪が物理的に存在するという事は、簡単に移動したり消したりすることができないことを想像していただけると思います。

『道路幅と除排雪の関係考察』
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/12/26/2359

上記の続編的投稿 『北4条通りの現状(1月15日現在)』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/01/15/2394


◇2013年2月1日投稿分

【一般質問】自身初となる本会議一般質問(平成24年第四回定例会)の項目の一つに「除排雪について ~市民、業者、行政の三方良しの実現に向けた質問~」を実施した際の議事録です。
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/02/01/6939


◇2013年9月9日投稿分

【一般質問】平成25年第二回定例会において、「除排雪事業について」 と題し、改善項目と官民パートナーシップの推進及び情報共有のあり方について一般質問を実施した議事録です。
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/09/09/1834


◇2013年11月20日投稿分

岩見沢市のより良い除排雪体制の摸索をするにあたり、各地の優れた取り組みを視察してきました。そのレポートとなります。

『各地 除排雪への取り組み【前編】』
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/11/20/2214

『各地 除排雪への取り組み【後編】』
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/11/20/2224


◇2013年11月28日投稿分

平成25年第二回定例会の一般質問でも提案させていただいた「市民との情報共有」のツールの一つとして、除排雪に纏わるガイドブックが全戸配布されました。*現在もダウンロード可能です。

『岩見沢市の「冬のくらしガイドブック」』
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/11/28/2260


◇2014年1月17日投稿分

市民の方からブログコメントに届いた苦情に対しての私の考え方等を投稿したものです。

『除排雪に関するご意見(1月17日)』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/01/17/2413


◇2014年1月27日投稿分

過疎地における除排雪の実態。そして今後、多くの地域が陥るであろう社会構造の課題克服に向けた札幌発の「除雪ボランティア」に同行調査させていただいた記録です。企業の社会的責任(CSR)との関係等も大いにヒントになります。是非ご覧下さい。

『美流渡除雪ボランティアから徒然に(1)』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/01/27/2483

『美流渡除雪ボランティアから徒然に(2)』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/01/27/2492

『美流渡除雪ボランティアから徒然に(3)』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/01/27/2509

『美流渡除雪ボランティアから徒然に(補足)』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/01/27/2513


◇2014年1月28日投稿分

札幌市の非常に進んだ相互理解のしくみづくりの一つと認識している「冬みちアドバイザー認定講座」を見学してみたいと思っていた矢先、念願叶ってスタッフの一人として関わるありがたい機会をいただきました。その模様をお伝えします。

『冬みちアドバイザー認定講座の素晴らしさ。』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/01/28/2537


◇2014年2月25日投稿分

より良い相互理解を深めるための取り組みとして、岩見沢シチズンと地域町会連絡協議会との共催にて、地域除排雪懇話会を開催することができました。その内容にについて報告したものです。市民、業者、行政が膝を突き合わせてお互いの事を知る機会として、とても有意義なものとなりました。

『岩見沢シチズン共催 地域除排雪懇話会』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/02/25/2715


◇2014年6月3日投稿分

岩見沢シチズンで作成した「岩見沢市における除排雪に対する提言書」を発行し、電子書籍で無料配布できるようにしたものです。

『岩見沢市における除排雪に対する提言書』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/06/03/3208


◇2014年9月3日投稿分

【一般質問】克雪に向けた取り組みについて、平成26年第二回定例会で一般質問した議事録です。
主に市民参画を促すための体制づくりと補助制度のあり方について実施しています。
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/09/03/3781


◇2014年8月27日投稿分

行政と市民の関係は、サービスを提供する方と受ける方に意識が完全分離してしまうと、どうしても適切な判断が叶わずに、解決すべき課題が見えなくなる傾向が強まると考えています。その切り口の一つとして「市民満足度」を高めることを理想とするのではなく「市民納得度」を高めることが何より重要であると認識をしています。あらためて札幌市では、この様に進んだ取り組みを摸索しておりました。大きく参考になると思われますのでご紹介させていただきます。

『雪とわたしたちのくらし(討論型世論調査)』
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/08/27/3699


岩見沢市は下図の様に、村松バンドという雪雲の筋が通る場所として、時折危機感を覚えるほど雪が降り続くという豪雪地です。
であるかたこそ、近所でも助け合い、労りあえる人としての優しさを感じることができます。是非、その優しさをもう一歩進め、市民と業者、そして行政の三方良しの構造を実現し、みんなで笑顔で助け合えるまちにしていけたらと考えています。

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尚、このまとめページに掲載していない「除排雪に関する投稿」はこちらからご覧いただくことが可能です。

 

*今後の必要に応じて追加していきたいと思っています。

ツルツル氷路面

平成26年12月22日(月)

岩見沢には珍しく、まとまった雪が降らずに暖気と寒気が繰り返され、氷のツルツル路面になっていました。

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それぞれに自己防衛されていたことと思いますが、やはりこういう状況になると年配の方などから「危なくてゴミ出しにも行けないので何とかならないだろうか?」という電話が来たりします。

実際には岩見沢中がこうなっていることから、行政の仕事として全市的に滑り止めの砂を撒いたり、はたまた氷を重機でめくり続けるといった事も不可能です。

そこで、はたして岩見沢市の除排雪対策本部にはどれぐらいの苦情、要望の電話が鳴っているのだろうかと心配して行ってみると・・。

「全然来てません!」とのこと。現場の対応を確認すると、勾配があったりして著しく危ない箇所や、通学路の主要部分には砂を撒いている状況。

 

まずは苦情がそれほど届いていない事に一安心。

 

こういう全市的な状況になると、物理的な面と費用面の両面において全てに対応することは不可能です。

やはりそれぞれにスパイク付きの靴を履いたり、滑り止めのついた杖を持つなど自己防衛していくしかないのだろうと思います。また、facebookを見ると、人によっては自宅前の危ないところに砂を撒いたりして通行する人の安全を確保している方もいました。

まずは自己防衛、そして周囲との助け合いが何より大事だと思っています。

今年の冬は雪が少なくて良いなと思っていた反面、わずかの期間でありましたが、このような氷路面が出現して驚きました。

今季は何事もなく、穏やかな普通の冬になってくれるとよいのですが・・。

一般質問原稿 ②克雪に向けた取り組みについて

◇一般質問原稿 ①岩見沢市まちなか活性化計画について より続き


1)ボランティア活動の推進について

岩見沢市の豪雪を克服するために、今後不可欠と考えるボランティア活動の推進について質問させていただきます。現在、岩見沢市においても官民連携による自主排雪、地域除雪センターの設置等を行い、克雪に向けた取り組みを実施しているところであります。しかし、今後は高齢化並びに人口減少が加速していく状況が避けられない中において、現状の除排雪体制では市民ニーズを満たすことは難しく、多くの「不便」と「危険」が伴う不安要素が加速度的に増加することが想像されます。しかしながら、今後予想される厳しい財政状況を勘案すると、私は除排雪に対する会計比率をこれ以上高めていくのは決して得策とはいえないと考える一人であります。

その課題を解決していくにあたり、最初に取り組むべきことは、地域による助け合いや、もう少し広い範囲を視野にいれた共助の精神の醸成であると考えます。したがって、行政の担うべき役割としては、その助け合いの風土をより後押しできる施策を推進するべきであり、これは豪雪を克服する先進地として、近い将来訪れる高齢化社会の対応に向けて、今すぐにでも検討を進めなければならないものであろうと考えます。

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岩見沢シチズン共催 地域除排雪懇話会

平成26年2月21日(金)~上幌向地区
平成26年2月22日(土)~緑が丘地区

上記両日、私たち岩見沢シチズンと地域町会連絡協議会との共催にて、地域除排雪懇話会を開催させていただきました。

これは、今までもずっと述べて来ていた、地域住民、業者、行政の3者が、あまりにも相互理解が進まず、市民は「どうして除雪ではもっと○○してくれないのだろう」という懸念や猜疑的感覚を持ち、業者は決して高いとは言えない請負金額の中で目一杯のサービスを提供しつつも、仕事内容の理解が進んでいないことから批判の対象になってしまう現実がり、そして行政は本来では苦情として発生しないような案件においても、大量の苦情処理に追われるという悪循環が発生しています。

この3者の距離を狭め、お互いに理解を深めることが、それぞれにとって納得度≒幸福度の高い3方良しの「岩見沢型除排雪」への第一歩となるのではないかと信じ、このような検証の場を設けさせていただきました。

今回、何故このような地域にお願いをさせていただいたかというと、住民自治のモデル地区としての長い取り組み実績があること。そして、市内でも2箇所しかない、「地域除雪センター」を設置している地域であることから、非常に先進的な取組を進めている地域であるとの認識の上、上幌向の中田会長様、緑が丘の梶田会長様の両者にご相談・お願いをして、快く共催のお許しをいただいたものです。(平成26年2月25日の北海道新聞朝刊にも大きく取り上げていただけました。)

当日は、我々シチズンだけでは不慣れなため、10年来札幌豊平区において、「地域と創る冬みち事業」の運営をしているコンサルさんであり、炭鉱の記憶推進事業団にお勤めの酒井さんに全体司会とコントロールをお願いし、シチズンメンバーがテーブルリーダーとなって、ディスカッションを進めるというものでした。

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