消防出初式終了後、時間の隙間をついて、栗沢で開催している岩見沢プレーパーク研究会のあそび現場へ(なんと今回は冬に一泊で開催です)。
寒さをものともせず外で群れる子ども達を見ていると、今の子ども達にとって、あらためてこういう環境が不足していることを実感します。
ロバート・フルガムの「人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ」と言う言葉に集約されるように、子ども達は群れながら遊びを通して社会性を育んでいく。でも今は残念なことに、その環境は大人が意図的につくってあげなければ、なかなか子ども達の前に現れてはこない。何故ならそれほどまでに電子媒体は子どもにとっても、子育てする親にとっても便利で魅力的だから。
受動的な刺激であるゲームやインターネットを全否定するつもりはない。しかし残念ながらその様な社会性を育んでいく器になるには何かが足りない。
子ども達は、普段はゲームばかりしていたとしても、こういう場を与えられたら群れながら一心不乱に遊ぶ。そして年齢を超えたコミュニケーションと、自然にできる役割の中で自分が何かの役に立つことを知っていく。さらに色んなバランスを身につけていく。
あとは大人がどれぐらい覚悟を決められるか。
それ次第で子どもが社会的に成長する機会はいくらでも取り戻せるのだと思う。そのために行政としてどんなアプローチをすべきか。
その観点を中心に平成26年12月の第4定例会で一般質問をしました。その答弁は正式に議事録が公開されたらご紹介させていただきたく思いますが、残念ながら噛み合ったとは言い難い内容となっています。
今、全国に440ほどの団体がこのようなプレーパーク等の活動をしていると言われています。その中で、直接的、間接的に行政が携わっているのは僅か60ほどと言われています。
それを多いと考えるか少ないと考えるか。
自分達の環境を鑑みながら、しっかりと仮説を検証していきたいと思っています。