道路幅と除排雪の関係考察

私の家の周辺には北3条通り、北4条通り、北5条通りという比較的大きな道路があります。その3本の道路を例に、雪の堆積状況、歩道の除雪に関して考えてみたいと思います。

[北3条通り]夏期はプラタナスの並木が美しい幹線道路です。(このプラタナスも色々と問題が顕著化してきていますが・・)

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[北4条通り] 近所のスーパーへの通り道として、住宅街の割には比較的交通量の多い道路です。

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[北5条通り] 西10丁目から西はバス路線ですが、東側は違います。子どもの通学路として多くの学生が通ります。

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この内、北3条と北5条は歩道除雪も入り、子ども達が通学するのも危険が少ない状況ですが、北4条通りは歩道除雪が入りません。また、北4条通りは滅多なことでは排雪も入らず、接続している生活道路からの押し雪もあり、頻繁にジグザグの一本道のような状況になってしまいます(バス路線以外の北5条通りも酷い状況になりますが)。

そんなことから、地域の声として、どうして北4条通りは歩道の除雪や排雪ができないのか?という声を多く聞きます。

しかし、実は一見広く見える道路も北4条通りはガクンと規格が狭くなっているのです。


それがわかりやすいように、下記の様な図面を書いてみました。黄色の色つけ部分が置き雪を想定したものです。(クリック拡大してご覧下さい)

 

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北3条と北5条通りは全体幅員が18m(車道11m+歩道3.5m×2)であり、図の様に車道の除雪による置雪が大量になっても何とかカット除雪をすれば、車が2台すれ違え、歩道ロータリーによる歩道除雪も可能です。

 

しかし、北4条通りは・・

 

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現地や写真で見るとそれなりの広さを感じるものの、実際には全体幅員12m(車道8m、歩道2m×2)という状況で、図面の通り、車道の置き雪分だけで歩道が埋まってしまう状況です。

 

恐らく岩見沢中で似たようなイメージのところがあるかもしれません。

比較的広い道路なのに、どうして歩道除雪をしてくれないのだろうか?と思っても、実際には上記北4条通りのように、そのスペースすら確保できないのが実情です。また、こういった道路を全て排雪するとなると、膨大な費用がかかるため、それを実施するのは賛否両論渦巻くこととなり、私自身としても、決して経費を増やして除排雪の規模を拡大するのは望む状況ではありません。(それよりも、個人、民間請負業者等の道路への雪だし防止を徹底した方が、全体最適の観点からいくと相当な効果がありそうな気がします。)


私だけかもしれませんが、雪というのは暖かくなると融けて無くなってしまうので、物質としてあるのか無いのかわからないような錯覚をすることがあります。それゆえ苦情の一端として、除雪車に100m先に空き地があるんだから、そこまで雪を持っていってもらえないだろうか。とか、道路脇の堆積スペースの事を考慮せず、もっと道路を広く開けられないのだろうか?等々、様々な要望がでることと思います。

しかし、もしこれが砂や土だったら・・と考えてみると(非常に極端な発想ですが)、その物資はあくまでそこに存在するので、それを移動するエネルギーはとてつもないものです。いくら砂や土と比べると雪の単位堆積重量が軽いとは言え、雪という物の質量はそこに存在するのです。

空から降ってくる量が多ければ、その分、押し場も無くなるし、道路脇の雪の置き場も無くなります。排雪するにしても、降れば降るほどその量が膨大なものになってきます。それは全て経費がかかることになるし、作業量自体を考えても日常通りには行きません。

きっと私たちは、そのような物理的なことも頭に置きながら、官民及び近隣と協力し合い、この類い希な豪雪地で明るく暮らしていかなければならないのだろうと思います。

だからこそ、行政も出来ること、出来ないことを明確に発信していく努力をしなければならないし、住民としても行政が出来ないなら、自分たちはどうすべきか。ということを考えていく事が必要であり、この岩見沢もそういう時期にきているのだと感じます。

こういうことは、市民満足度ではなく、市民納得度の追求が大切なのだろうと感じています。

3 thoughts on “道路幅と除排雪の関係考察”

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