〈令和3年2月27日投稿〉
今日は久々の青空が広がる良い天気!
今年の冬は厳しい日々が続いていますが、改めて気象庁の過去の気象データを見ると色々なことがわかると共に、人の記憶というのも曖昧なものだと再認識します。
*過去(平成29年)の投稿
https://hiranoyoshifumi.jp/2017/02/11/8380
今年(令和3年)の岩見沢は、12月から記録的な大雪に見舞われたものの、途中は比較的穏やかな天候が続き、このまま春が訪れそうな感じもあったのですが、やはりそうはいかず、ここ数日の大雪で新記録まであと3cmの205cmの積雪となるなど大変な事態に。
来週、3月1日(月)から開会される第1回定例会で提案される予定の補正予算でも、今季3度目の除排雪追加予算が計上され、これが可決されれば、過去最大の23億1488万円の除排雪費となることに。
そして累積降雪量は本日(2月27日)の午前8時現在で、897cmとなった模様です。
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/content/detail/1504147/
気象庁の過去データを見ると、累積降雪量が[900cm]を超えたのは2012年(1040cm)、1999年(985cm)、1996年(957cm)、1988年(931cm)、1986年(906cm)、1975年(928cm)、1970年(1112cm)、1965年(1019cm)、1961年(1026cm)、1954年(1005cm)と10回あります。
印象としては、積雪10m超えの記録が意外と多くて驚きますが、1970年代以前とは住宅密度や交通手段に格段の違いがあり、現在の私達の生活環境において、大雪が甚大な影響を及ぼすことを身にしみて感じています。
それでも2012年の教訓もあり、現在の岩見沢市の除排雪能力は本当にレベルが高まっていることを実感します。これだけ降っても集落の孤立も発生せず、吹き溜まりなどの交通障害もひとたび天候が回復すれば、あっという間に対応される。
あらためて休日も昼夜も問わず除排雪作業に従事されている方々に敬意を表したいと思います。そして忘れてはならないのは市の職員も高齢者宅のパトロール等々を含め、非常に努力されています。人口約8万人の自治体において、これだけの降雪量でも私達の日々の生活が確保され、最小限の影響で済んでいる影には、多くの人々の努力が存在しています。
現在、道路の拡幅もまだ時間がかかってしまい、場所によってはすれ違いも難しい路線が存在しますが、直接作業に従事されている方々の状況にも思いを馳せながら、雪国ならでは優しさあふれる譲り合いの気持ちを大切にしていけたらと思っています。
春まではあと少しです。
雪に関する様々な事故にも気をつけつつ、短い冬を楽しんでいけたら良いですね。(今日の青空はスキー場も気持ちが良いことでしょう!)