(1) (2) (3)と続けて記載した上で、最後に補足を追加させていただきます。
参考文献として、「豪雪過疎地域の除排雪における自助共助に関する人類学的研究Ⅱ」[小西信義著]を活用。より大まかな意味合いとして抜粋し、概略として転載します。
(1) (2) (3)と続けて記載した上で、最後に補足を追加させていただきます。
参考文献として、「豪雪過疎地域の除排雪における自助共助に関する人類学的研究Ⅱ」[小西信義著]を活用。より大まかな意味合いとして抜粋し、概略として転載します。
-平成26年1月21日 (火)記載-
つい先日の北海道新聞で下記のような記事が掲載されておりました。
重機のオペレーターが足りないという話しでありまして、これは建設業にとっては1年中を通しての話しとなりますが、特にこの除排雪に関しては深刻な問題でありまして、まず除雪従事者は雪が降っても降らなくても、連日「降る」と思って待機しなければなりません。よほどの確信がなければ、正月だからといって夜更かしてお酒を呑むこともできなければ、冬休みだから家族で一泊旅行でもしようか!という事すらできません。何より、シーズン中は実働時間以外も毎日が待機モードです。
しかし、多くの場合、その心配・拘束に関する対価は得られません。
請負業者の視点としても、路線除雪等では重機と燃料代を考慮すると人件費を上げることは不可能です。記事にもあるように日頃の「人間関係」のつてで、何とか人員を確保している状況かと思います。
これは今後、益々深刻になるでしょうし、夏場の仕事ですら職人不足でモノゴトが進まない時代になってしまっていますので、更に就業時間と休日がまったく予測の付かない冬期の除排雪業務となると、これまた更にハードルが上がることが予想されます。
ただ、不足すれば売り手市場になるのは現実かと思います。
昨年、このツアーがあることを小耳に挟み、現地合流にて美流渡の除雪ツアーに潜入体験をしてきました。(その時の様子はこちらからどうぞ。https://hiranoyoshifumi.jp/2013/02/04/1157)
その雪はねボランティアツアーが今年も開催されています。
ちなみに、本日のプレス空知さんの記事でも掲載されておりました。
平成26年1月18日(土)の北海道新聞にて「地域除雪センター」の記事が掲載されていました。
これは地区協議会単位で町会役員と業者が拠点に詰めて、綿密な除排雪を推進するための取り組みで、岩見沢市においては緑が丘と上幌向地区の二箇所で実施されています。
当然、町会の役員さんも除雪業者さんも、どちらも余計な負担にはなると考えますが、それを差し引いても自分たちの地域の除雪体制をより現実に即したものにしていこうという崇高な取り組みと感じています。
ただ、お恥ずかしい話、まだこのセンターを見学にいった事がないので、ちょっと次回にでも降雪があったときにお邪魔してみようと思っています。この豪雪の岩見沢にとって、地域の役員の方々と業者さんが一体となって取り組む姿勢は、かならず良きモノに昇華すると期待しています。
そして、本当にこのシステムが効果的であるならば、やはりその普及に向けて舵をきっていかなければならないと思っておりますので、まずはその現実をしっかりと見てみたいと思っています。実際の話として、この地域除雪センターは上記2地区と、他にあと2地区が実施できそうな気配があるということで今年度の市の予算計上は4地域で行っていました。
当然、このようなシステムですから、地域が本当にやる気にならなければ、いくら行政が旗をふったところで実現は難しいものがあります。そういった面も含めて、色々と勉強してみたいと思います。
昨年末に道路幅と除排雪の関係考察を投稿しましたが、その後を軽く紹介しておきます。
(↑)これが雪が積もる前の状況で、住宅街の道路としては比較的広々とした道路です。
(↓)この道路もここ数日の大雪のせいで、一昨年に比べれば可愛いものですが、それでもこのような一車線がやっとの状況で車がすれ違う事はできません。
今年も11月に大量の降雪があり、ちょっと心配でしたが、今のところ何とか平静を保っているようです。
せめてここ2年間の豪雪レベルまで達しない、穏やかな冬であることを望みますが、自然環境には勝てませんので心して準備をしたいと思っています。
そんな一端として、各地の除雪に対する考え方等を勉強したく考えておりまして、チャンスがあれば色々と伺っているところです。
ここ最近では札幌市西区が主催する【地域と創る冬みち懇談会】、旭川市議会が主催する【市民と議会の意見交換会~除排雪のあり方とマナーを考える】と題した意見交換会、岩見沢市が主催する鉄北地区の【除排雪説明会】に参加してきました。
9月30日(月)夜
岩見沢シチズンの役員会がありました。
その中の協議により、以前から追っているより良い岩見沢の除排雪に向けた勉強会を開催する運びとなりました。
そのための参考事例として、10月末にはシチズンのメンバー数人で札幌市で行われている市民との懇談会にオブザーバー参加させていただき、色々と先進的な事を進めている事例を肌で感じてくる予定です。
そんな事例とこれまでのまとめを含め、11月4日(月・祝日)に表題のような全員参加型の勉強会を開催する予定となりました。
【開催概要】
事業名:「市民の満足度・納得度を高める除排雪(仮)」
日時:11月4日(月・祝日)
18時より受付 18時15分開会 (予定)
場所:岩見沢市生涯学習センター【いわなび】2階
内容:岩見沢市の除排雪について、“私もあなたも周りの人も”〈納得〉できるような仕組みを作るには、どうすればよいのか。他市町村の取り組みを踏まえて、考えてみましょう。
会費:500円
対象:岩見沢シチズン会員並びに市民(オープン勉強会ですので、一切限定いたしません)
ということで、一般参加者大歓迎でありますので、自分たちのまちの除排雪をより良くしていきたいと感じておられる方は、是非とも参加してみていただけると嬉しいです。
詳細は決まり次第、追って報告させていただきますのでお気軽にご参加下さい。
平成25年1月19日(土)
北海道新聞の空知版朝刊に下記のような新聞記事がありました。
(クリックして拡大してください)
今回の記事の一つの軸としては、住民による道路への雪出しというのがクローズアップされています。
その意見としては、「雪を捨てる場所が近くにないから、(道路に)雪を出すのは仕方がない」、「自分が我慢しても周りの人が出す」と出し続ける住人もいる。
などという市民の意見が掲載されており、最後には”市では主要幹線道路の除排雪に重点を置く一方、住宅街の雪対策を市内部で真剣に検討した形跡はうかがえない。” ー中略ー ”岩見沢市の総合力が問われる。”と締めくくられております。