カテゴリー別アーカイブ: まちづくり的雑記

防災、備蓄品に関して

平成28年7月29日投稿

7月25日(月)に総務常任委員会が開催されました。

議案は防災について。もう一つは先日西高の一学級減が発表され、議会でも反対の決議を行った高等学校適正配置計画について。

ここでは防災の事について、当日の配布資料を元に記載します。

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今年の4月に熊本で発生した大地震は、大きな断層のズレによるもので、地表面に現れた断層のズレは横方向に約2mも動いたものでした。

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711赤電車について

47年間、多くの乗客を乗せてきた711系の赤電車。

約1年前にクラウドファウンディングで資金を集め、栗沢の大地のテラス敷地内に置かれて活用されています。

現在も大地のテラス1周年という事もあり、色々なイベントが開催されています。

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そんな赤電車ですが、流石に老朽化も激しく、紫外線の影響とも追われる塗装の劣化なども気になるところ。

現在は北海道鉄道観光資源研究会の皆様が中心となってメンテナンスをしておりますが、地元としても何とかしなければ。という動きが出てきています。

その辺りは、もう少し煮詰まってきて告知できるような事になれば、あらためて投稿したいと思います。

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この711は道々から見ると、何とも言えない角度で配置されていて、まるで現役で走っているかのような佇まいを見せてくれます。

私自身、決して鉄分(鉄道ファン要素)が高いわけではないのですが、いわみざわ駅まる。などに関わっている内に、少しずつその価値を吸収しているところです。

この711は北海道で初めての電車。

SLから電車に変わった時に整備されていた人のお話を聞く機会などがありますが、何とも熱く語っていただけることが多いです。

鉄道のまちとして栄えた岩見沢の証の一つとして、この711も多くの人に愛着を持っていただけたらと考えています。

(↓)先日のJAZZステージの様子。
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色々な気づき

昨年の8月に念願の犬を飼い始め、間もなく1年が経とうとしています。

犬を飼って、ガラリと生活が変わりましたが、その最たるモノは”早起き”です。

毎朝、5時前後にベッドに上がってきて散歩を催促されるので、嫌でも早寝早起きの生活が身に付いてきました。
また、これまで究極の運動不足だったのが、少しウォーキング効果が現れるのか、体調も心なしか良くなり、色々な集中力も高まっている気がします。

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しかし、その様なことを含め、早朝散歩は色々な副産物が得られます。

例えばこちら。

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これは北3条通りの花壇を1人でせっせと整備してくれている人ですが、この方のお住まいはこの場所から600m以上離れた場所。

にも関わらず、この通りの花壇を一通り整備してくれていました。

 

他にも、北5条通りの視線誘導用点字タイルの隙間から映える雑草を、毎朝少しずつ取ってくれているおばあちゃんとお話をしたり。

 

あまり人目に付かないところで、自分のためだけでなく地域の公共物に手をかけてくれている人が、こんなにもいるのか・・。とあらためて気づかされました。

そんなに色々な人が公共エリアを綺麗にしてくれていても、時としてゴミのポイ捨てがあったり、器物を悪戯されたり、花壇を踏みにじられたり・・・。という事があるのですが、それも、この様な人たちが裏方で努力してくれているという事を知れば、簡単に悪戯もできないはず。

人というのは「知らない」「想像できない」というのが諸悪の根源かもしれません。

「知らない」「想像」できないから、「奪う」、「壊す」等の行為が発生してしまう。

これらはまちづくりでも同じで、「知らない」「想像」できないから、”人ごと”になる。ということもあろうかと思います。

 

あらためて、自分自身が「知り、気づく」ことを求めつづけること。
そして想像力を働かせることが重要だと気づきます。
その上で、より多くの人に「気づいてもらう」「知ってもらう」ための活動をしていくのも、私の役割の一つなのだろうと認識を新たにするところです。

そのあたりは、できるところから着実に進めていきたいと思います。

岩見沢青年会議所にて講演の機会をいただきました。

平成28年6月24日投稿

昨晩、私の古巣でもある一般社団法人岩見沢青年会議所の例会にお招きいただき、今年から始めた「岩見沢Civic Pride探求部」を絡めた”まちづくり”全般のお話をさせていただく機会をいただきました。

この様に後輩から呼んでいただけるのは、何より嬉しいコトと感じます。

また、今回の例会は6月第一例会「岩見沢人文化再形成 まちづくりのヒントは若モノ×文化」と題し、若手の他団体交流も兼ね”岩見沢商工会議所青年部”、”JAいわみざわ青年部”、”岩見沢二世会”等のメンバーも参加されておりました。

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まちづくりを切り口としながら、岩見沢のあまり知られていない歴史をメインに「まちの価値」の捉え方についてお話させていただきました。またそれだけでなく、人口減少社会がもたらす経済的側面から見たマイナス効果。それを補うための外貨獲得の方向性等々を交えながら早口で60分。

期待に応えられたかどうかは全く不明ですが、終了後に「とてもおもしろかった!」「知らなかった!もっと聞きたい」等々とお褒め?の言葉をいただくことができました。

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終了後も懇親会に参加させていただき、今村理事長を始めとする多くのメンバー、他団体のメンバーとお話をしながら大いに楽しい時間を過ごさせていただき、あまりの楽しさについ滅多にいかない二次会にも参加。すっかり体調不良です(笑)

そして、、ザワザワと賑やかな環境で大声で会話していたので、喉もガラガラ・・。

おかげさまで5歳ぐらい若返った気分です。

また、新しい話題が提供できるように、日々微速ながら前進していきたいと思っております。

この様な貴重な機会をいただいた現役メンバーの皆様に、あらためて感謝申し上げます。

岩見沢JC例会

6月23日(木)の夜、有難いことに岩見沢青年会議所の例会で講演を依頼していただきました。(その後、市内PTA会長と共に教育長を囲む会の案内がきて、そちらは欠席させていただくことになってしまいましたが。)

後輩に呼んでいただけると言うのは、何より嬉しいことです。

その依頼テーマは、、

「岩見沢人文化再形成 まちづくりのヒントは若モノ×文化」

という非常にハードルの高いもので、現在稼働中の「岩見沢Civic Pride探求部」を絡めたお話で60分という感じです。

当日は商工会議所青年部、二世会、岩青協、JA青年部等々の市内若手団体にも声掛けし、横の繋がりを高める目的があるとか・・。

そのような中で期待に応えられるかどうかわかりませんが、これまであまり知らなかったであろう「岩見沢のへぇ~」をお話できればと思っています。

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現在、当日使用するパワーポイントも地道に作成中。

あまりのボリュームに、途中の空気を見ながら飛ばし飛ばしになるとは思いますが、せっかくなので楽しんでいただき、聞いてくれた方々が何かを感じて貰えれば本望です。

皆さんのツボにはいるかどうかは非常に心配ですが、できるだけ丁寧に準備したいと思っています。(いつもそう思いながらできないのですが・・)

まずは、久々に現役メンバーの空気感を味わうのが楽しみです♪

岩見沢市まちづくり基本条例

平成28年6月3日(金)18:00より

いわなび2階研修室にて、岩見沢シチズンの勉強会があります。

今回はあらためて「岩見沢市まちづくり基本条例」を読み解く内容となります。

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これを機会に、是非触れてみては如何でしょうか。

どなたでもご参加可能です。お気軽にお越し下さい。

殿、利息でござる!から徒然に。

平成28年5月30日投稿

IMG_20160405_122935昨日の日曜日、大事な用事を午前中に済ませたあと、ハチ吉(右画)に悪戯されて傷だらけになってしまったメガネを新調しに札幌へ。そのついでに、5月中旬に公開され、見たい見たいと思っていながら叶わなかった映画、「殿、利息でござる!」を見にいってきました。

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この題名とビジュアルでは、何となくコメディータッチの時代劇と思われそうですが、その中身は全くそんなことはなく見事な感動大作でした。

どうしてこの映画を見たかったかと言うと、この映画の原作は「武士の家計簿」などで有名な、磯田道史氏の作品「無私の日本人」に納められた3作品の中の一つ「穀田屋十三郎」であり、その実話に基づく強烈な史実は、今の日本人にこそ持ち続けなければならないものと認識をしてます。

3~4年程前にこの原作が発表された直後、縁あって手に取ることができ、その内容に大きく感銘を受けたことから、その年の正月休みの期間に東北へいく目的の一つとなりました。

ところが、いざ現地の吉岡宿(大和町)へ行くと、どこを見るべきか、事前に調べたごく僅かのインターネット情報以上のことがわからない。よって役場に聞きに行ったら、窓口も、そして窓口か聞いてくれた別の部署の方々も何の事かわからない・・。

行く前に調べた町議会の議事録でも、これからはこの史実をまちの誇りとして・・的なやりとりがあったのですが、実際には全く浸透していなかったことに、違った衝撃を受けたものです。

という様な事を過去のブログに投稿したら、原作者の磯田道史さんから吉岡宿のゆかりのあるスポットを記載した地図と共にお手紙をいただくという、大変光栄な事がありました。(その時のブログ

その時はこの大和町自体もあまり関心の高くなかった話題(水面下では志を持って着実に進行中だったのかもしれませんが)だったと思われますが、この様に映画化されるとかなりホームページの情報も整理されていました。

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是非、もう一度現地に行ってみたいと思います。

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そしてこの出来事を岩見沢に当てはめてみると・・

岩見沢市は開拓から高々130年少々ではありますが、その中でも歴史と文化というのは何より大事なことだと感じます。

その思いから現在「岩見沢CivicPride探求部」を主宰していますが、それらを進める内に、我々自身、無知ゆえの勿体なさを沢山思い知ることがあります。

例えば、

・宝水の地名の由来は、岩見沢の東町等の付近において、開拓が進み水田が増えてきたことによる水不足を解消(当時の水争いはどこの地方も死活問題につながるので、壮絶だったと想像します。)するために、あのあたりに沢山のため池をつくったことから、まさしく宝の水「宝水」という地名になったこと。

・道内で唯一現存するという勧業の鐘があり、その使用に纏わる背景・・。

・こんな所に松浦武四郎が泊まっていたのか!とか、

・岩見沢発祥の地付近では、榎本武揚やライマンが野営していたり・・。

・etc.etc.・・・

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市内某所で眠っているアメリカ製トラス鉄橋だって、とてつもない価値を持っている。

自分たちのまちの事を知れば知るほど面白い。(その勉強会の一部はこちらから見ることができます。間もなくトラス橋の回も公開されると思うので、それはまた強烈に面白いのでお楽しみに。)

 

また、岩見沢が発展してきた軌跡として、鉄道と炭鉱があります。この発展の背景は、興味がなければなかなか取っつき難いものではありますが、その奥深さは強烈なものです。

つい先日も、駅北にある岩見沢レールセンターがどれだけ岩見沢にとって価値を持つものかというのを、北地区振興協議会で30分ほどお話をさせていただきました。

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講演させていただいた対象は年配の方々が多く、ずっとこの駅北で活躍されてきたばかりのため「恐らく知っていること?」という懸念もあったのですが、皆さん真剣に聞いてくれて「全然知らなかった!」「それは凄い!」「これまで必要無いと思っていたが、本当に貴重なものだ!」などと大いに盛り上がっていただけました。

やはり知ること。それを1人でも多くの人と共有すること。それが地域の誇りに繋がるものと確信しています。

観光一つとっても、何も関連のないことを取って付けた様な手法を行えば、一部の旧産炭地の様なことになってしまう。やはり自分たちの地域で脈々と流れてきたものを感じ、その延長線上に新しい価値を見出していくという手法を目指していきたいと考えるのです。

そしてこれら地味な作業は、吉岡宿の大和町の例にもあるとおり、やはり行政が先頭を切って・・というのはなかなか実現できないものと考えています。それはこの岩見沢に流れる文化、歴史を掘り起こすのも同じで、まずは市民サイドからムーブメントをおこす。それに行政がアンテナを張っていてくれ、しかるべき時に何らかの連携がとれればありがたい。という感じです。

 

今、これらの岩見沢に纏わる情報は、追々発信していく準備が整いつつあります。

その新展開時にはまたご紹介させていただきますが、楽しみながら地道に少しずつ進めていきたいと思っています。

 

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最後にあらためて!

映画「殿、利息でござる!」は本当に素晴らしい作品でした。

私が見たときは小さな会場で自由席。それほど人気の無い状況でしたが、この映画はからなず評価される時がくると思います。是非、1人でも多くの人にみていただきたい。そう心から思える作品でした。

そして映画を見た後に、また原作「無私の日本人」を読み返していただければ更に深まることと思います。3作品中の他の2作品も本当に素晴らしい内容です。

是非見てみてください。

岩見沢人口考察(平成28年3月→4月)

平成28年5月24日投稿

3月末と4月上旬は市役所に行くたびに、市民サービス課のカウンターに多くの人が訪れていて、市民生活が活性化しているのがわかります。

その大きな要素の一つが転入出ということもあろうかと思い、どれだけの増減があるかwebサイトをチェックしてみました。

資料は今年の3月から4月の移り変わりです。

(↓)平成28年4月分

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(http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/media/k2/items/book/toukei201604_160509085701.pdf)

 

人口割合

0~14歳以下

4,601

4,423

9,024

10.70%

15~64歳以下

23,268

24,325

47,593

56.41%

65歳以上

11,608

16,145

27,753

32.89%

合計

39,477

44,893

84,370

100.00%

となります。

ちなみに3月分は、

 

人口割合

0~14歳以下

4,595

4,412

9,007

10.68%

15~64歳以下

23,261

24,374

47,635

56.50%

65歳以上

11,579

16,095

27,674

32.82%

合計

39,435

44,881

84,316

100.00%

となります。

何と人口全体で54人の増加。

社会動態を想像すると年度替わりは社会減が発生するのかと考えていましたが、実際には増えていることがわかりました。

そこで平成27年度の3月→4月を見てみると21人の減。4月→5月期を見てみると、90人の減少となっていました。

と言うことは、今年も5月分を見ると減少に転じることが予想されますので、またデータが公表されたら見てみたいと思います。

この人口推移に関しては、いずれ時間を取ってじっくり分析してみると何かが見えてくるかもしれません。(今回は別の事を調べている間の脱線だったので、軽く触れる程度でお許し下さい)
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php/contents/item/1504241


ちなみに、、

平成27年1月から12月までの人口動態は以下の様になっています。
(総務常任委員会資料より)

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1年間で1,245人の減少。

1年間の出生数は491人、死亡者数が1,080人。よって自然減が589人。

社会動態としては、転入が2,741名、転出が3,397名で656名の減少。合計で1,245名という内訳となります。

初任者のための炭鉱講座

平成28年4月27日

今日は炭鉱の記憶推進事業団による新しく炭鉱産業関連に付随する仕事につく方々を対象とした「初任者のための炭鉱講座」があり、その冒頭の月形町櫻庭町長の講演を聞いてきました。

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北海道開拓の下支えに大きな力を発揮してきた樺戸集治監の背景、そしてそれを誇りとしたまちづくり。関連する歴史をもの凄く良く勉強されていて、明治維DSC_1013新前後の国全体の動きと現在の月形町周辺のことまで一本の線で繋がる話はとても高い共感を得ました。まさに私たちが現在スタートを切った「岩見沢CivicPride探求部」の方向性と合致しています。

グローバル化や一極集中、市場原理に翻弄される地方都市が元気になるには、住んでいる人々が自分たちの地域に誇りを持って、その延長線上に明るい希望を持ち、原理原則に基づいた活躍をしていくこと。これが何より大事なことだと考えています。

そのために何をすべきか。
どうやって魂を込めることができるのか。

しばらくは摸索の日々だとは思いますが、諦めずに努力あるのみと思っています。

嬉しいプレゼント(馬追原野&地方自治創造の悦び)

平成28年4月25日

富山で「こども環境学会」の全国大会があり、自宅に帰宅したのが日曜日の23時過ぎ。

久々に家に戻ると、何やら宅配が届いておりました。

中を開けると、非常に貴重な本が二冊。

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一冊は古本で買おうとしたら、あまりの金額の高さに断念した辻村もと子著「馬追原野」です。

辻村もと子さんは、岩見沢生まれ岩見沢育ち。
岩見沢志文開拓の祖である、父辻村直四郎さんの開拓日記を元に小説化したもので、第1回樋口一葉賞を受賞されています。小説の内容としては長沼地域を開拓した時のことを記してあり、志文に移住する少し前で終わっているものの、北海道開拓の背景が良くわかる貴重な小説です。

この辻村もと子さん、直四郎さんの事は、前回の郷土かるたを教科書にした勉強会でも触れていますので、是非ご覧下さい。
(下記動画の48:45からが辻村さんの部分です)


もう一冊が、千葉県銚子市長、2代目、4代目岩見沢市長を務めた川村芳次氏の著書で「地方自治創造の悦び」という本。

これも非常に貴重なものであると感じます。

 

これらの本は岩見沢CivicPride探求部で大変お世話になった方からのプレゼント。

何とも嬉しいと共にこんな貴重なものを送っていただき、とても背筋が伸びる思いがします。

しっかり勉強させていただきます。誠にありがとうございました。