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平成28年第四回定例会一般質問動画

〈平成28年12月20日投稿〉

12月16日の投稿にて一般質問の趣旨を記載させていただいております。それらを踏まえた上で下の動画をご覧頂けると幸いです。

281212一般質問
https://www.youtube.com/watch?v=8GCWOb-F4sk&list=PLdl2PIm4fmem4-Tp8UVVpUAqBSgcrVD2A&index=7

 

*初めて自分の質問動画を見ましたが、風邪をひいて鼻をすすり過ぎだし、鼻声だし、、挙句にネクタイ曲がっているし・・と、なかなか良いところがありませんが、これも現実です(汗)

ちなみに、少し画面がワイド方向に膨らんでいると思われます(笑)

平成28年第四回定例会 一般質問について(4)

前々々投稿前々投稿前投稿より続き

平成28年第四回定例会一般質問の読み原稿(案)その3です。

その主旨は前々々投稿をご覧ください。

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(2)インターネット、ゲーム等電子媒体等への対応について

次にインターネット、ゲーム等電子媒体の普及による懸念から質問をさせていただきます。

先ほど述べた遊び環境への危惧として、現在、最も影響があることの一つがICTの進化だと考えています。幼児期の子ども達の一部において、保護者の「子どもが見たがってしつこいから!」とか、「タブレットで動画を見ていると大人しくて自分の事ができるから」などということもあり、長時間にわたり動画サイトを見続けていたり、心配になるほどゲームに夢中になっていたりすることを見かけることがあります。小中学生は、学校から帰ると友人と遊ぶのではなく、ゲーム機の画面に向かう傾向が強いと感じています。そのゲーム機の中で、時に一人で、時に学校の友人や知らない人とインターネットで繋がってゲームを進める。ゲームの進化は物凄いものがあり、よりリアルに体感でき、またよりリアルに近い状態で様々な人と繋がることができます。これは非常に楽しく刺激的で、いつまでもやっていられる快適な遊びといえるのかもしれません。さらに、ここ数年の大きな変化として、タブレットやスマホの一般化があります。ここではゲームをするだけではなく、動画サイトには玉石混交ながら、一生かかっても見ることの出来ない膨大なコンテンツが溢れ、幼児から大人まで時間が経つのを忘れてしまうほど見入ってしまうものであり、その弊害は脳科学的に完全に証明されたわけではありませんが、マスメディアでも取り上げられつつあります。

幼い子どもだけでなく私達大人に関しても、時にSNSの反応が気になって必要以上にアプリを開いてしまったり、時に意味もなくwebサイトを延々と見続けてしまったり動画サイトを見続けてしまったりすることがあります。これらは脳の深部に操られていると言っても過言ではなく、以前経験したSNSの好反応の再現を期待し続けていたり、たまたまインターネット上で有益・刺激的な情報に巡り合ったりした経験を再現しようと、脳の報酬系が「楽しい、得した気分をまた味わいたい一心」で、延々と心身を操り、次こそは次こそは・・とページをクリックしてしまっている状況だとも言われています。酷く依存するまでいかなくとも、明らかな依存傾向であり自制力のない幼少期に触れさせる怖さを感じています。

また、小中学生の学力に関しても大いに影響があることが科学的にわかってきた様です。東北大学と仙台市教育委員会が連携し、7万人の児童生徒のデータ解析を7年間に渡って調査した結果が著書になっており(「やってはいけない脳の習慣」横田晋務著 青春新書発行)、その中でスマートフォンやLINEの使用が子どもの学業成績に与える影響がデータとして整理されています。

結果は1日の勉強時間が30分未満でスマートフォンを全く使用しない層と、毎日2時間以上勉強してスマートフォンも4時間以上使用する層とでは、2時間勉強している層の方が学力が低いという衝撃の結果が出ています。これも脳科学の知見から考えると、「前頭葉の活動低下」が引き起こされている可能性があるとの認識です。 今、ここで調査結果の詳細を述べることは控えますが、いずれにせよ私達はもちろん、子ども達を取り巻く環境の中に、この進化したICT環境による悪影響が存在しているとの認識を強めるべきだと考えています。

これまでも、岩見沢市青少年問題協議会において「ネット社会を生きる子どもたちの未来のために」というメッセージを発信したり、「家族の約束」というリーフレットを作成し配布したり、尚且つ市内の中学生による「スマートフォン等に関するルールを考える会議」を開催したりと事務局と共に努力をしているところですが、あらためて岩見沢市教育委員会として、現状をどう認識しておられるかお聞かせください。

また、乳幼児から児童に至るまで、この様な悪影響と常に隣り合わせであるという認識を多くの当事者や保護者、市民に訴え続けていくことが重要と認識していますが、今後どのような行動を必要と考えているか、教育長の見解をお聞かせください。

以上、一般質問といたします。

 

***

(注)このインターネットやゲームの扱いに関しては、例えば「インターネット 脳科学 影響」などと検索しても、賛否両方が表示されます。

見るサイトによっては、インターネットやゲームの依存は脳の発達を阻害する。また、サイトによっては全く影響はない、寧ろ最新のゲーム機はコミュニケーション能力を含め、神経心理学的なパフォーマンスの向上が見られるなど、まさに両論が展開されています。

私達自身、かなりインターネット等に恩恵を受けている一人で、オフィス、外出先、自宅でと、かなり長い時間、インターネットを含め、電子媒体にふれている傾向があります。それらの事で行き着く先は、人間は簡単に有益な情報や刺激を得られることに依存してしまうと考えられるため、特に子どもたちにおいては、本来、五感を使った遊びで身につけていかなくてはならにことすら、短絡的に得ようとする本能に負けてしまい、結局インドア化し、本当に必要な能力を身につけるチャンスを失っていってしまっているのではないかという懸念です。

だからこそ今回の質問では、遊び環境と同列で扱わさせていただいています。

 

********

 

以上、今回の定例会における一般質問のご紹介といたします。

あらためて公式に議事録がリリースされた時点で答弁と合わせてご紹介させていただきます。

 

* この読み原稿はあくまで予定のため、質問の意図が変わることはありませんが、幾分の変更があることをご承知おきください。

平成28年第四回定例会〈一般質問通告〉の紹介

〈平成28年12月8日投稿〉

岩見沢市議会のホームページで一般質問通告が更新されてご紹介いたします。
(元リンクはhttp://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php/contents/item/2000314

尚、下記日程に関しては公式ではなく、慣例に基づくとこの様な日程になることが予想されるということになりますので、万が一異なる場合はご了承ください。

 

 

平成28年岩見沢市議会第4回定例会
一 般 質 問 発 言 通 告

 

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岩見沢市議会インターネット中継開始

個人のfacebookでは告知していたのですが、すっかり本ブログでの投稿を失念しておりました。

いよいよ本日より平成28年第二定例会が開会します。また、それと同時にインターネット中継も開始されます。

初日の6月13日は、開会の前段に感謝状の授与等があるため、それが終わってからの中継開始になると思われますので、13時丁度ではなく少し遅れての中継開始になる予定です。(また本日は議案の提案等が主のため、あっという間に終了しますので、「あれ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、どうかご了承下さい。)

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尚、極力費用をかけずに中継を実施することを優先し、既存のサービスであるustream(ライブ中継)とyoutube(録画配信)を活用してシステムを構築しています。よって広告等が配信されてしまいますので、そこは低予算で行うがゆえの弊害ということでご理解いただけると幸いです。

議会中継日程は、

6月13日(月) 13時~ 議案説明及び提案(開会が若干遅れる可能性があります)

6月17日(金) 13時~ 一般質問

6月20日(月) 13時~ 一般質問

6月21日(火) 13時~ 一般質問

6月24日(金) 13時~ 本会議〈採決〉

となります。

22日の委員会審査については、現状では配信することができません。 

 

一般質問の通告は本日17時30分までなので、明日にでもそのスケジュールを公表できると思います。

ちなみに現在、私自身はテーマに関して機が熟していないという事もあり、今回の定例会では一般質問の予定はありません。初となるインターネット中継を担当する広報広聴委員会の委員長として中継等の作業状況を見守りたいと考えています。

どうか宜しくお願い申し上げます。

 

youtubeの録画配信は、現在は平成28年3月に行われた第1回定例会の代表質問等の録画は配信されています。

子育て・教育カテゴリー 簡易まとめ版 ~目次~

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①現在の子ども達を取り巻く環境

A) 子ども達を取り巻く環境の変化

B) 教育と遊育 ~幼児期の遊びが大事な理由~

C) インターネット・ゲームが及ぼす悪影響

D) 子育て環境の懸念

②これからの子ども達に大事なこと

E) 創造性を育むために

F) 熱中力の素晴らしさ&居場所の力

G) レジリエンス(回復力・逆境力)を強化すべき理由

③教育・子育てカテゴリーまとめ

H)~まとめとして~


これまで、本カテゴリー内で細々と投稿してきたものが分散し、なかなか本意が伝わりにくくなっていると感じていました。そこであらためて、「現在の子ども達を取り巻く環境」について投稿をまとめてみました。

それをベースに、何が必要か、またどうしていかなければならないのかを考えて行けるように、今後も引き続き努力していきたいと考えております。現在お子さんを育てている世代はもちろんのこと、すでに子育て世代ではなくなった方々、またお子様のいらっしゃらない方々にとっても、社会全体の課題として状況を感じていただければ幸いです。

何分素人文章のため、読みにくい点等も多々あろうかと思いますが、そこは何卒ご容赦いただきたく存じます。

また、叱咤激励を含め、ご意見等がございましたら、是非メールやコメントでもいただければ幸いです。

何卒宜しくお願い申し上げます。

〈平成28年1月21日更新〉

C)インターネット・ゲーム等が及ぼす悪影響

現在、幼いころに良く感じた「あ~ぁ、暇だ暇だ!やることがない!!退屈だ!!そうだ○○しよう!」という様な時間が限りなくゼロに近い様な気がします。それは私が個人的に忙しくなっているから・・。と考えると終わってしまう話ですが、決してそうではなく、ちょっとした空き時間にスマホでSNSをしてしまったり、サイトを見入ってしまったりという「恐ろしく素っ気ないこと」に時間を消費してしまっているからとも感じます。

これは子ども達にとっても同じで、暇あればタブレット等で動画を見たりして時間を浪費してしまっている現状。

実はこう言ったことは、我々の意思ではなく、人間の本能的な部分で悩に操られてしまっていることだと認識するに至りました。これは我々大人にとっても脅威ですが、これから五感をフルに使った遊びを通し、様々な体験をしていかなくてはならない子ども達にとっては、百害あって一利なしと言って良いほどのものだと思われます。もちろん、この様な情報社会において、上手く付き合っていくのは大事なことですが、その前にどのような危機があるのかを大人が把握していなければならないと思われます。

以下は、その危惧すべき状況について抜粋させていただきます。

子育て世代の方々には、面倒でも是非読んでみていただきたいと思っています。


平成26年12月に発刊された「インターネット・ゲーム依存症 ~ネトゲからスマホまで~」と題されたこの本は、これまで私自身が曖昧だった感覚を裏付けするための情報の一つとして大いに参考になりました。

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大ざっぱに表現すると(以下は全て正式な本文引用ではありません。あくまで私の個人的咀嚼の範疇の表現であることをご了承ください。正式には本を購入してお読みいただくことを強くお奨めいたします。)

①人間は目先の事ではなく、将来の「報酬」に向けて努力する。例えば、、スポーツにおいて厳しい練習を乗り越え、結果を出して賞賛される。辛い仕事を乗り越えて成功し評価される。人間はこの様な報酬系の行動を積み重ね、評価されることや、自分で逆境を克服していくことなどで脳が喜びを感じる。

②しかし、現実社会においてはそんなに容易には脳が喜ぶ様な結果を出すことは困難である。反面、ネット環境などでは、いとも簡単に擬似的に脳が喜ぶ要素に恵まれる。言い換えると、脳内に苦労せずドーパミンを放出することができる。

③あらゆる依存症とは、『努力なしに簡単に脳が「報酬」を味わえる』という性質を持っている。

④前述③の様に簡単に「報酬」を得られる事により、脳内において、わざわざ苦労して現実社会において微々たる「報酬」しか得られない行動を頑張ることが無意識下で愚かしく感じてしまう。まるで汗水たらして働くのが当たり前と思っている人が、急に宝くじに当たり続けているようなものになる。

⑤これら依存が進むと、「結果の呈示にだけ反応し、社会的な報酬や金銭的な報酬にさえ、あまり反応しなくなる」という研究結果が明らかになっている。

⑥それら感覚は眼窩前頭葉という脳の部分で「報酬系」という回路をもって機能している。ネット環境に依存する事により、その機能が正常に働かなくなることが科学的にもわかってきた。


◇基本的に「胸がときめくような行為」や「モチベーション、意欲を生む行為」の興奮系の報酬には、脳内にドーパミンの放出を伴う。そして脳は短絡的にその報酬を得られることに気付くと、本人の意思にかかわらず、心を操って依存化していく。そんな容易に心地よさをもたらす行為は、すべて依存性を生む可能性がある。

心地よい結果を生む行動は増え、不快な結果を生む行動は減る。というのが、行動心理学の根本原理である「効果の法則」です。

これらのことは私達の周辺においては極端であり、滅多にないこと。あったとしても非常に高度なオンラインゲーム等にはまっている様な人などの限られた話だろう!と感じるかもしれませんが、決してそうではなく、インターネット自体や単純なゲーム全般にその傾向が満ちあふれ、判断能力が育まれていない子ども達(私達に)にとっては非常に危惧すべき状況となっていると思われます。例えば、、、

◆E-MAIL。脳は心地よい行為を繰り返そうとする習性を持っている。メールチェックしたときに「褒められるような事」「感謝されるような事」「良かった!」と思う様なことがあると、脳はメールチェックをする事で報酬を得られるような錯覚に陥り、頻繁にメールチェックをするようになってしまう。心当たりはありませんか?

◆SNSも同様で、facebookの「いいね!」やコメントが入ることで、喜ばしいことがあったりすると、脳はその味を覚え、いつの間にかまた同じような事がないかと頻繁に繰り返し確認したくなる。ありますよね??

◆大して面白くもないのに、ネットサーフィンや動画チェックを長時間し続けている人も多いはず。これは、たまたま良い情報や刺激的な画像、面白い内容などを見つけた”歓び”の経験に脳が味をしめてしまい、また次もそんな刺激を得られるのではないかと「脳の報酬系が延々と我々を操っている結果」である。これも良く理解できますよね??私達も、つい長々とサイトや動画を見続けてしまいますが、これはたまたま良い情報を見つけた時の歓びを再現したいと悩に操られている結果という状況です。

これら短絡的な行為でドーパミンを放出させる行為に「依存レベル」まで達してしまうと、その反動として「その行為以外の生活において、もう歓びを感じられなくなる。それどころか深い落ち込みや無気力に襲われ、否定的な感情、空虚感や自己否定、希死念慮などに襲われやすくなる。と言われています。


これらをもう少し補足すると、依存に至る過程は行動心理学の「変率強化」で表現できると言います。

この変率強化とは、報酬(ご褒美)がもらえるかどうかが、いつも一定しない予期しえない状況におくことにより、その行動を強化する方法。例えば、部下が同じ様な業績を上げても、いつも同じ対応はせず、ボーナスがもらえたり、逆に叱られるような状況におくこと。

わかりやすくスロットマシーンやパチンコを例にとると、最初の千円で5万円勝つこともあれば、同じ千円をつぎ込んでもあっという間に無くなり、更につぎ込み続けて5万円負けることもある。

人間の習性としてこの「変化」に強く惹き付けられてしまうのです。金銭的に勝つか負けるかはギャンブルをしたくなる表面上の理由であり、その実態は「褒美がもらえるかもしれない」という期待と、それが「裏切られるかもしれない」という不安の間で心が揺れること自体が行為への依存を生み、ついには報酬に関係なく、その行為を繰り返すこと自体が病みつきとなると言われています。

パチンコやスロットマシーンに依存するようになると、勝ち負けには関係なく、とにかく賭けつづけたくなる。言い換えると「賭けるという行為が悩にとっての報酬」になってしまう。人生の大事な時間を犠牲にしてでもゲームやインターネットに興じるのも、その行為自体が報酬となってしまっている事と置き換えられるのです。

メールやSNS等に依存してしまう傾向には、明らかにこの「確立変動」による「変率強化」に影響を受けている。返信や書き込みといった報酬が常に変化することで不安を感じやすい神経質な状況におかれること。更にいつ返信や書き込みがおこなわれるかわからず、なおさら不安になりやすい。こうした不安を鎮めるために、確認行為が誘発されやすくなる。

前述の原理に当てはめると、その変動する確率ゆえに「心は脳の操作に負けてしまう。」という事がわかります。


この長時間ディスプレイに目を奪われてしまうのも、通常サッカーなら90分で終わります。映画も概ね2時間少々。長編小説も終わりが存在します。しかし、今ネット上に溢れている情報には終わりがありません。

MMORPG等のネットゲームにも終了の節目は無いし、youtubeは人生のすべての時間を費やしてもUPされている全ての動画を見ることは不可能な量です。SNSも終わりのルールはありません。そのため、「変率強化」による脳の深部からくる”衝動”によって、貴重な人生の時間を脳の司令による安易なドーパミン放出のために費やしてしまっているのだと思われます。

スマホを手放せない。手元にあるとついチェックしてしまう。

私自身もかなりこの傾向があります。まずはこのような悩のメカニズムを知ることが大事なのかもしれません。

そして、小さな子ども達や、今、様々な体験をしなければならない成長期の子ども達が、家の中でタブレットの画面やゲーム機の画面を見続けている状況に危機感を抱かなくてはなりません。

純粋に刺激的で楽しくて熱中しているのではなく、悩の深部からくる衝動に操られ、もの凄く貴重な機会を無碍に費やしてしまっているだけの可能性が非常に高いのです。


◇次に脳科学から見た弊害として、【当たり前の事ができなくなりつつある現状】を考えてみます。

『Go/NoGo課題と勤勉性』という考え方があります。

これは、小さい頃から「やりたくなくても、やるべきことをやる。」、「やってはいけないことはやらない」と自分の欲求を抑制する能力で、幼い頃から育む必要がある。

ただ、これは何でも我慢することではありません。

長期的にメリットがあることと、デメリットがあることに分けて、メリットがあることは嫌な事でも積極的にやり、デメリットのあることは、短期的にはメリットがあってもやらない。という判断をできることが大事。

こうした思考と行動の積み重ねが、脳の報酬系に勤勉な価値観の体験を創り上げていくと言われます。勤勉さとは、短期的には苦労だが長期的に報われることに励むことであり、短期的に快楽だが長期的には自分を損なう行為を慎むことである。

コントロールの効かない行き過ぎたゲーム・インターネット環境は、この大切な能力を物理的にダメにしてしまうことが懸念されています。だから私たちはもっと真剣に子ども達に対してルール作りをしていき、大人が積極的に守っていく行動が必要なのだと思うのです。


◇ネット環境が子ども達に与える負の面もご紹介します。

例えば、人にあって話をしたり、電話をするのが苦手な子どもがいます。

その子がメールによって緊張せずに自分の気持ちを伝える体験をした際、脳の中ではメールをするという行為と不快な体験が避けられたという結果が結びつけられます。結果、人に会って話をしたり、電話をしたりとすることよりも、メールをするという行為が強化され、益々現実のコミュニケーションに苦手意識が芽生えることとなるのです。

インターネット環境を伴う電子媒体に共通することとして、対面式のコミュニケーションを避けるということがあります。文章を中心にやりとりすることが多く、対人緊張の強い人や、社会的場面が苦手な人にとって、それらの媒体は「直接の対人関係という苦痛を避けられる」という”負の強化”として働いてしまいます。

新しい電子媒体から得られる楽しみといった正の強化だけでなく、直接の対人接触に伴うストレスや不快さを避けられるという負の強化も、益々の依存を生んでしまいます。恐らく私達が望んでいる社会はこうではないはずですよね。


これら、様々な科学的な視点からネット環境の危惧を表現していることが、非常に腑に落ちる展開となっています。

そして本書の第7章ではどうやって依存を克服していくかという事に向かっていくのが本の内容となっていますが、あまりにも長くなってしまましたので、その事についてはまた機会を見てご紹介できればと思います。

少なくとも今の私たちが行わなければならないこととして、インターネット環境を有する電子媒体は非常に便利で快適であるものの、その反面、とてつもなく大きな負の要素が存在しているということを理解すること。そしてその事実を大人も子どもも共有することが何より大事なのだと感じています。

昨年の10月に出すこととなった協議会メッセージにおいても、残念ながらその真意までは表現しきれておりません。

子ども達(大人も)が、なぜyoutubeなどの動画サイトに熱中しているのか。なぜ、長時間ネットサーフィンをしているのか。なぜ、長時間オンラインゲームに熱中しているのか。ただ、現実社会で群れる場所がなく、しかたなくバーチャル上で群れるためにやっているのか。でも実際にはそれだけではなく、脳がその短絡的な刺激を求めて、それに身体が支配されているということを気付かなければなりません。

その様な環境下、大人は子ども達がネットトラブルに巻き込まれない様にと、ただ見守るのみで良いのか?

私はずっと懸念だった事が、この本と出会ったことで明快に言葉になりつつあります。
ネットいじめや、ネットトラブルの当事者になってしまうことも非常に危険な事であり、絶対的に避けなければならない事ですが、人間としての大事な能力を育むべき時期における、貴重な機会・時間の浪費や、Go/NoGo課題と勤勉性という観点から言っても、多大な損失をしていることに気がつかなければなりません。

私自身、行政に関わる機会を得ている者の一人として、そして保護者として、地域の大人の一人として、もう少し、この危惧すべき環境にエネルギーを注いでいきたいと思います。

*青少年問題協議会におけるスマホ等のルールづくりに向けた動き
https://hiranoyoshifumi.jp/2015/02/10/4652

*青少年問題協議会で発行した啓発リーフレット
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/media/k2/items/book/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88_151028021819.pdf

 

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プレーパーク!『利別原生林 みどりの探検隊』の告知

[平成27年10月22日投稿]

今の子ども達を取り巻く遊び環境に懸念を抱き、もっと創造性を豊かに育むために自然や工夫を活かした遊びを沢山経験させたい!という思いの中で立ち上がった岩見沢プレーパーク研究会ですが、早いもので1年と少しが経ちました。

代表の林さんやH田さんを始めとするスタッフの方々の地道な活動により、少しずつ共感の輪が広がりつつあります。

その様な流れもあり、今回は11月1日(日)に「岩見沢市役所建設部公園緑地環境課」主催でプレーパークが実施されることになりました。

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市役所で開催する主旨としては、以下の画像中の文の通りでありますが、岩見沢における貴重な資源である「利根別原生林」のより良い活用にむけた基本計画を策定する過程において、これまで複数回のワークショップが展開され、そのメンバーとして岩見沢プレーパーク研究会の林代表も参加していることから、プレーパーク的な利活用を摸索するものです。

 

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ただ、今回は熊の出没などの要素もあり、場所は利根別原生林ではなく栗沢で開催することに。よって、市役所に集合し、バスで向かうこととなります。

先日から小学校でもチラシが配られていると思いますが、プレーパークってどんなものだろう?と思った方は是非ともこちらをご覧下さい


あらためて参加申し込み書等はこちらです。

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本来子ども達が大好きで、自分の能力を開発していくための「アブナイキタナイウルサイ」を目一杯体験するために、是非、汚れても良い暖かい格好をしてお子さんを参加させてみては如何でしょうか(着替えもあった方が良いですね)!!

ついゲームやインターネット等でズルズルと時間を過ごしてしまう子ども達は、最初はこの様な自然の中での遊び方がわからずに戸惑ってしまうかもしれませんが、すぐに周囲と仲良くなって工夫を伴う遊びを楽しむはず!

その子ども達の【遊びの重要性】に関してはこちらをご参照ください。
https://hiranoyoshifumi.jp/2015/09/17/6568

私も見学に行ってみようと思っています。

スマホ・インターネットに関する対応

平成26年3月26日(木)午後から、岩見沢市青少年問題協議会の中から5人が選出されて設置された専門委員会の第一回目。

その中で、子ども達のスマホやインターネット使用に関する発信の根幹を確認しました。教育現場で感じる生の声も聴くことができ、大いに勉強になりました。また、非常に前向きな委員会メンバーが集まり、非常に有意義な議論になったと感じます。

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私の考えとしては、単純な上辺の時間制限等のルールをつくるのではなく、そもそも何故スマホやインターネットに時間を費やしてしまうのか。そんな根幹が依存にあること、そして未就学児から大人まで、一様に深刻な問題をはらんでいることから、ルールをつくるときに、その一つひとつに納得のいく理由をわかりやすくつけ加える必要性をお話させていただきました。そのネットの諸問題の根幹に関する懸念として、以前にもご紹介したブログをリンクしておきます。参考にしていただけると幸いです。

https://hiranoyoshifumi.jp/2015/02/02/4599

子どもとインターネットとゲームについて

《平成27年2月3日(火)投稿》

昨日、夕方から岩見沢市青少年問題協議会が開催されました。

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前回、昨年6月に開催した会議において、岩見沢市青少年問題協議会からネット社会を鑑みたメッセージを出すことを協議し、その結果、10月に青少年問題協議会メッセージ「ネット社会を生きる子ども達の未来のために」というメッセージを出すに至りました。

その背景は前回記載のブログの通りなのですが、ずっと持っていた、ただ何となくの感覚を補填する情報として、とても良い本と出会いました。その内容を冒頭の開会の挨拶の中で述べさせていただいたつもりですが、私の言葉足らずにより、きっとその真意が全く伝わっていないと思うこと、また一人でも多くの方に一緒に考えてもらえる機会をつくれたらと思い、雑ぱくですが拙ブログにて改めて文章にさせていただきます。

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インターネット依存症の記事から

私が岩見沢市PTA連合会の会長だったころ、前会長の臼杵さんから引き継いだ「小中学生の携帯電話原則所持禁止」というのを掲げておりました。

それは、携帯電話を通したネットいじめやトラブルに巻き込まれる可能性があまりにも高く、いくらフィルタリングを設定しても保護者として目が届かない部分が発生する以上、まずは小、中学生という限定の中で、所持することを否とする決まりをつくって守っていこうというものでした。当時は携帯電話に設定するフィルタリングの条例化を目指す動きについても議論したことがありますが、今やそれを大きく超える状況になってしまっています。

少し前から小さなゲーム機でもインターネットに繋がる環境となり、幼い子ども達ですら可愛らしいゲーム画面の中で見ず知らずの人とコミュニケーションがとれるようになってしまいました。また、あらゆる機器がインターネットに繋がるということは、セルフコントロールの出来ない子ども達にとっては非常に危険な状況であり、更にはスマホの普及により、益々保護者が管理できない領域が増えてきました。それはトラブルに巻き込まれる可能性の拡大に繋がる一方、少しの時間があればインターネットに繋がるという「依存」してしまう環境ができてしまいました。

そんな状況に対する記事が先日新聞に掲載されていました。

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(↑)2014年1月20日 北海道新聞[生活]記事

是非、拡大して読んでいただきたいのですが、気になった部分を抜粋すると・・

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