岩見沢市青少年問題協議会(平成26年6月26日)

平成26年6月26日 多忙な一日

午前中は議会改革特別委員会第一作業部会、午後は岩見沢市まちづくり市民会議があり、それを中座し、こちらの岩見沢市青少年問題会議に参加しました。

この協議会の会長は松野市長であり、今回は公務多忙により開会挨拶は舛甚教育長が行いました。

その後の議事進行は副会長役を仰せつかっている私の役目となります。

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通常は各種関連事業の報告並びに今年度の事業計画、基金の運用状況、子ども達の補導状況等々が報告され、淡々と進行していくものですが、今回は教育行政担当者としての危機感と、私自身の危機感が様々に合致し、現在のスマホ、インターネット依存等についての話し合いの時間を設けることとなりました。

この依存については、前々から当拙ブログでも記載しているとおり非常に深刻な状況であり、強度の依存は子ども達の健全なコミュニケーション能力の育成を阻むものと考えています。勿論、これだけの時代ですから、全く使用禁止にするというのは何よりもナンセンスであろうと思いますし、是非とも上手につき合っていける環境を構築していくべきだというスタンスを持っています。

そのためにも、岩見沢という地域として何とか改善を図っていく努力をしなければと思っています。

このインターネット依存というのは、本人にとってそれより楽しい事があれば、どうということなく解決するものです。ただ、多くの子ども達にとって大人がつくりあげる環境下においては、そのネットより楽しいものが見つけられないのが実情だろうと思っています。

子ども達にとって多感で重要な時期において、インターネットにどっぷりと浸かってしまうことによる問題は、大きく二つあると考えています。

①幼いころから、群れて遊ぶことでコミュニケーション能力を育んだり、実体験を通した様々な失敗、成功を積み重ねて人間としての健全な成長の機会を奪ってしまうこと。

②学校生活においてのイジメや、実社会における事件、事故に対し比較的容易に当事者となってしまう恐れがあること。

この二点が考えられます。

学校や行政としては②の問題に全力を挙げ、今回の会議においても各校の取り組み事例や広報誌の紹介など、これまでPTAを通して感じてきた様に、学校は本当に頑張っている。ということが感じられます。

しかし、①の方は全ての大人が真剣に考えていかなければならないことで、今や観光地の温泉ホテルに泊まったとしても、大人の脇で小さな子ども達が各々黙々とDSなどのゲームをしている状況。(このゲーム機もその多くは見事にネット端末として、あらゆるサイトを見ることが出来、多くの人間とバーチャルで繋がることができます。)

私の印象から行けば、こんなトコロまで来てゲームなんてしなくて良いのに・・。と思うのですが、子どもにとってはそれ以上の楽しいことをしらないので、いつどこにいてもゲームやネットが居場所になってしまっているようです。

そういう子どもの周囲の大人は、このような子どもの行動が、いかに危惧すべきものかを気付いていたとしても行動に移せていません。

だからこそ、今回のような「岩見沢市青少年問題会議」においても、教育や子育てを仕事としている人、また犯罪等々にも思慮の深い方々の集まりとして、何らかのアクションを起こしませんか?ということを事務局と共に提案させていただきました。

その参考になるべきものは、東京都青少年問題協議会で今年の2月に出された緊急メッセージです。

岩見沢市においても、現状を今一度掌握し、その状況に見合った緊急メッセージを出すことで意見がまとまりました。

しかし、その宣言だけでは、「言うだけは誰にでもできること!」でありますので、もう一歩進んで約束をつくるべく協議をしました。その参考として、ある市内の学校の通信でもピックアップされていた、アメリカで話題となり、瞬く間に日本国内でも拡散された「スマホ18の約束」を例とし、事務局から説明がありました。


***以下転載***グレゴリーへ

メリークリスマス!あなたは今日からiPhoneを持つことができます。
やったね!あなたは責任感のある利口な13歳なので、このプレゼントはあなたにふさわしいとおもいます。

しかし、このプレゼントを受け取ったからにはそれなりの約束を守ってもらいます。

以下の約束を読んでおいてください。
こんなルールがなくてもリテラシーを守ってテクノロジーや技術を享受できる健全な青年であることとわかっていますが、こうすることが私の役割だと理解してくれると信じています。
これら18個のことが守れないようならすぐにiPhoneをとりあげますよ。
あなたのことを本当に愛しています。これからあなたと数千のメールをやり取りすることを楽しみにしています。

1.これは私のiPhoneです。私が買って、あなたに貸してあげています。私ってやさしいでしょ?

2.パスワードは常に私に報告してください。

3.これは電話です。鳴ったらマナーを守って必ずでて下さい。それがママかパパだったら絶対に出ること。

4.学校のある日は午後7:30に、休日は午後9:00にママかパパにiPhoneを渡しなさい。次の朝7:30までシャットダウンしておきます。友達の親が直接出る固定電話に電話出来ないような相手ならその人には電話もSMSもしないこと。自分の直感を信じて、他の家族も尊重しなさい。

5.iPhoneを学校に持って行ってはいけません。メールでやり取りする相手とは直接会話を楽しみなさい。会話は生きる上で大事なスキルです。

6.もしトイレに落として水没させたり、地面に落として破損、紛失した場合は、修理費用は自己負担です。庭の芝刈りや赤ちゃんの世話、誕生日でカバーしてください。

7.このテクノロジーを使って嘘をついたり、人を馬鹿にしてはいけません。ネットいじめに関わるようなこともしてはいけません。人のためになることを第一に考え、喧嘩に参加しないこと。

8.人に面と向かって言えないことを、この携帯を使いメールで言わないでください。

9.友達の両親の前で言えないようなことをメールでしないこと。自己規制してください。

10.ポルノは禁止です。私と共有出来るような情報をネットで調べてください。もしわからないことがあるようなら、誰か人にきくようにしなさい。なるべく私かお父さんに聞いてね。

11.公共の場では電源を切るか、サイレンスモードにしなさい。特にレストラン、映画館など他の人としゃべっているときは気をつけなさい。あなたはだらしない人ではありません。iPhoneがそれを変えるようなことがあってはいけません。


12.あなたや他人のプライベートな写真を送ったり受け取ったりしてはいけません。バカにしてもだめです。あなたは賢いですが、そういうことがしたくなる時期がやってきます。それはとってもリスクが大きく、学校生活だけでなく人生さえも壊してしまう可能性があります。サイバースペースはあなたより巨大で強力です。一度広まってしまったら、解決するのはとっても難しいです。


13.膨大な数の写真やビデオを撮らないでください。すべてを記録する必要はありません。経験を大切にしてください。全てはあなたの記憶に残ることでしょう。


14.ときにはiPhoneを家に置いて行きなさい。iPhoneはあなたの人生でもあなたを拡張するものでもありません。携帯なしで生活することを覚えてください。携帯を失うことを怖がるようなソーシャル依存症になってはいけません。


15.友達が聴いているような平凡な音楽ではなく、クラシックや前衛的な音楽をダウンロードして聴いてください。現在は昔と比べ音楽を簡単にダウンロードしたり聴けるようになりました。この環境を活用してあなたの視野を広げてください。


16.言葉ゲームや難しいパズルを解いて、脳をきたえなさい。


17.あなたの周りで起きることを良く見てください。窓の外を見て鳥の声を聞いて、散歩に出かけ、知らない人とも話すようにしなさい。グーグルに頼らないで探し求めなさい。


18.問題があるようなら、iPhoneを没収します。そして一緒にそのことについて話し合います。またやり直しましょう。あなたと私はいつも何かを学んでいる。私はあなたのチームメイトです。一緒に答えを出して行きましょう。

これらの約束を守ってくれることを願っています。これらはiPhoneだけでなく、人生にも通じることです。あなたは早く変わり続ける世界のなかで成長していきます。

刺激的で魅力的な世界です。できるだけシンプルに物事を考えて行ってください。
自分自身の力強く大きな意思やこころを信じて、機械やガジェットなんかに負けないでね。

あなたを愛しています。
iPhoneを楽しんでね。
メリークリスマス!

xoxoxo
お母さんより


有名な内容なので知っている人が多いと思いますが、やはり安易に所持を制限するのではなく、このように自主的に約束を守れる人間に育って欲しいのが親の本音でもあると思います。

だったら、岩見沢市青少年問題会議としても、他機関としっかり連携をした中で岩見沢型の約束事をつくりあげ、地域と子ども達が一丸となってそれを守っていく空気をつくりたいと考えます。

この青少年問題協議会でスマホやネット依存についての議論をするというのは、前日の晩に行われた「教育長を囲む会」の中で、参加した多くの市内単PTA会長さんの前でもお話をさせていただきました。

こういう動きは、だれかが勝手に淡々とやっても拡がらないと思います。だからこそ、多くの賛同者を得ながら一気に形にしていくことが重要と考えますので、色々と手を尽くしてみたいと思っています。

市の教育委員会としても高い問題意識の中で行動を起こそうとしています。
今後の展開にご注目下さい。

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