カテゴリー別アーカイブ: 子育て・教育

児童虐待の実態と課題

平成26年8月31日 (日)教育を考える市民の会において、

第10会学習会「児童への虐待を考える」
~あなたの救いをまっている~

と題して開催されました。

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近年、非常に関心が高まっているテーマということもあり、開催前に席を追加するほどの来場者にお集まりいただきました。

今回の講師は北海道岩見沢児童相談所の堤茂樹所長様

詳細なデータを元に非常に説得力のあるお話をいただきました。
特に、現状を述べるだけではなく、支援のあり方、幼児期の目指すべき環境づくりに向けての前向きなお話まで大いに参考になりました。

その内容を自身のメモ書きとしてだけでは勿体無いので公開いたします。是非ご覧いただければ幸いです。(その場でタイピングしておりますので、誤字やおかしな文面等あるかと思いますがお許し下さい。)

 

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北海道自治立志塾(札幌トモエ幼稚園)

平成26年8月29日

クラブ会議&議案説明終了後、元恵庭市長の中島興世氏が主宰する、超党派の勉強会、北海道自治立志塾に参加してきました。

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(上記画像は民主党道議会議員の広田氏のブログより拝借。立志塾は超党派勉強会のため、自民系、民主系、維新系、完全無所属系等々、様々な議員が集まるのがこの塾の素晴らしいところです。)

前段は各参加議員からの活動及び質問等についてのディスカッション。

前々から、当塾の「一般質問は理事者の答弁には期待するな。それよりも共感が広がっているかどうかを意識しろ。」という教えを信じています。


さて、今回の勉強会に関しては札幌トモエ幼稚園の宮武大和先生のお話でした。

非常に感銘できる内容だったため、大変失礼ですが、以下、未精査の殴り書きメモを公開します。

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子ども達に必要な環境づくり~居場所の力

先日(平成26年8月23日(土))、岩見沢でプレーパークを実現しようという思いで有志が集まり、無事第一回目を開催することができました。

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https://hiranoyoshifumi.jp/2014/08/23/3651

その翌日の日曜日は、北3条町会育成部による恒例事業、北海道グリーンランド遊園地に行ってきました。

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岩見沢プレーパーク研究会(第一回実践編)

平成26年8月23日(土)13時~

先日投稿させていただいた件ですが、本日、岩見沢市内の東山公園において「岩見沢プレーパーク研究会」の第一回目の実験的実践編として、口コミだけで開催をいたしました。

結果、大人と子どもを合わせて30名の参加があり、それぞれに使えそうなものを持ち寄り、見事に冒険遊び場ができました。

それぞれ持ち寄ったモノは大型の段ボールやロープ系、小さな子が遊びやすい小物や水遊びの道具等々。どれもたわいのないものばかりで、プレーパーク開催自体に費用を要しておりません。

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8月21日 今日の色々。。

平成26年8月21日(木)
午前10時より総務常任委員会があったのでオブザーバー参加してきました。

内容は「岩見沢市子ども・子育て会議」の経過報告について。

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これまでのアンケート等の集計結果や分析、それを踏まえた「子ども・子育て支援事業計画の骨子(案)」の提示がありました。

個人的には「市が独自に実施を想定する事項」に【①子どものあそび環境の整備】という項目が盛り込まれている部分を大きく評価すると共に、それを更に良きものにできるよう微力ながら協力していけたらと考えています。

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総務常任委員会終了後、11時より《北地域ふれあいネットワーク推進協議会」主催のふれあい昼食会にご招待いただき参加。

これは地域の独居高齢者や障がいを持つ方を対象とした昼食会です。

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こういった場を設けて楽しい時間を過ごしてもらうと共に、各々の横のつながりをつくれる場となっています。

もてなすのは町会役員の皆様。そして参加者と役員さんが一緒になってステージに上がり楽しんだりと和気あいあいなものです。

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そして今日はもうひとつ。

緑中学校の熱心な先生と礼儀正しいい学生さんお二人に壁新聞の取材を受けました。

テーマは「駅前通り」ということで、このように鋭い質問がズラリ・・・。

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ここは自分の考えを前面に出すのではなく、純粋に計画のお話を主にさせていただいた次第。

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ただ、その中でも話は脱線し、現在の日本の状況や各地方都市が陥っている状況など、非常に難しい時代であって、活性化に向けた簡単な解決策は存在しないということ。そしてそれを踏まえた上で、様々に考えを結集して魅力あるまちを作っていかなくてはならないことなどをお話しさせていただきました。

しかし、質問の答えに窮してしまうこともあり、何とも学生さん達には不完全燃焼気味の結果になってしまったかもしれません。というのも、個人的な意見ならいくらでも言えるのですが、今回の趣旨には沿わないと判断しました。特に民間に関わる部分においては、行政ではタッチできない領域があるため、結果としてこれまでの市の答弁をなぞるような形になってしまったかもしれませんが、公に壁新聞に記載する内容としては仕方のないこと。

自分の中でも、せめてもう少し「駅前通りが新しくなることで、こんなに凄いことが期待できるんだ!」と胸を張って言えるような状況になれるよう努力を続けていきたいと思います。


以上、今日の出来事でした。

プチプレーパーク「遊ぼう会」の準備

平成26年8月20日 18:30~

先日会場を下見させていただいた岩見沢でのプレイパーク実践準備として、今晩、阿弥陀寺さんをお借りして、最後のチェック&打ち合わせが行われました。

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新しい仲間も増えてきて嬉しい限り。。

まずは今週末、実験的開催として、「プレイパーク」というよりは「気軽な遊ぼう会」として、怪我と弁当自分持ちの趣旨に賛同する身内的規模で実施してみます。

どんな様子になるか楽しみです。

岩見沢でのプレーパーク実践に向けて

平成26年8月19日(火)

岩見沢プレーパーク研究会の代表をしていただいている林さんと、同じ仲間の池島議員と、本日、まずは小さく実践してみようという思いで、近日開催する上で理想としている公園の現地確認に行ってきました。

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その後、市役所の公園担当者と打ち合わせをさせていただき、非常に前向きな良いお話ができました。また、公園管理業者の担当の方にもお忙しい中立ち会いいただき、心より感謝申し上げます。

今の子ども達を取り巻く環境は、まさに危機的な状況にあります。

教育委員会を始めとする関係各位も相当に努力と工夫を積み重ね、より良い環境作りをしていこうとしているものの、それを上回る社会環境の悪化があると感じています。

それは純粋に子ども達が群れることのできない環境であるとか、電子媒体を始めとし、バーチャルに浸かり、小さな成功体験も失敗体験もできないがゆえの五感を磨く機会の損失。

その背景には「キタナイアブナイウルサイ」を嫌う大人の過干渉もあると思われます。
(これまでの思考の経緯は是非こちらをご覧下さい。)

であるからには、本来子ども達が自然と欲する環境を意図的につくり出してやる必要があり、それが今、各所に拡がりつつあるプレーパークが必要とされる理由だと感じています。

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子ども環境学会北海道支部セミナー開催

平成26年8月12日(火)

東京より東京学芸大学名誉教授、東海大大学院客員教授であり、子ども環境学会学会長の小澤紀美子氏が来道され、初となる「子ども環境学会北海道支部セミナー」が開催されました。

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少人数での集まりでしたが、非常に実のある時間。。

とは言え、往きの特急に乗り遅れてしまい約30分の遅刻。せっかくの話を30分も損するという、なんとも勿体ない事をしてしまいました。

しかし、終了後に懇親会。

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これまた実のある時間を過ごさせていただきました。(上記画像は小澤会長のFBより拝借)

私からは、近々岩見沢市内で実施を予定している第一回プチプレーパークのお話などもさせていただいた次第。。

ちなみに、、帰りの列車もホームの階段を走って駆け上がったもののタッチの差で乗り遅れ。

行きも帰りも乗り遅れるという人生初めての経験をしました(汗)こんな日もありますね。。

誘拐などから子どもを守るには。

先日も小学校5年生の女の子が49歳の男に監禁される事件がありました。

そのニュースを見て、自分の子ども達に「学校帰りに知らない人が車で現れて、お母さんが大変だから早く乗って!といわれたらどうする?」と聞いたところ、「そりゃ乗るさ」との返事。

その時は、つい世の中の一面だけみて、そういう時は安易に乗ったらダメだから、一旦家に帰るとか、誰かに確認するように。と伝えてしまいました。

でもこれって、自分の子どもに「世の中悪い人ばかりなので、知らない人の言うことは信じちゃいけません」と言っているようなもので、教育としてはどうだろう?という懸念が拡がります。

そんなことも先日、市P連で来岩してくれた西野さんとも会食の中でお話をしたところ・・・。それはやっぱり間違っている。もっと世の中を信じるようにしなきゃ。子どもが抑圧されているのは親が心配して管理しすぎることが最大の要因。子どもを信じて見守る力が重要だということをあらためて思い出しました。

そして、今回の講演の中でも、誘拐や監禁などの凶悪犯罪は圧倒的に減っている。しかしマスコミが繰り返し報道するせいで、あたかも増加しているような錯覚を受ける。実際に未成年者の殺害事件は、その7~8割は実は血の繋がった親や親類に殺されているという事実がある。とのこと。。

もっと、素直に世間を信じられる心を育てることが次代を良くする決め手になろうと思いつつ、やはりそれが出来ない大人がブレーキをかけるということなのだろう。

そんな事を考えていたところ、ネット上で「誘拐などから子どもを守るには」という記事が出ていました。(元記事はこちら

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岩見沢市PTA連合会研究大会「川崎市子ども夢パーク」

平成26年7月19日 (土)午前

毎年恒例の岩見沢市PTA連合会研究大会が「居場所のちから~子どものいのちに寄り添って」と題して開催されました。

今回の講師は、川崎市の子ども夢パークの西野所長さん。今年の2月に我々の会派シンポジウムを開催したときに、現市P連のN会長と教育長が来ていてくれたこともあり、内容の良さにその場で即決。。

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(平成26年7月23日(水)プレス空知記事抜粋)親も社会も学校も、子ども達に完璧とはいわなくとも、強さや好成績を求めます。『男のくせに』『こんなこともできないの』『弱い子ね』などと子どもにいったことがあるのではないか?

子どもは素直に『私には出来ない、弱い』と言えない環境が子どもを追いつめることになっていると指摘。

「そうしたストレスが溜まっている子は、もっと自分より弱い子がいると、いじめに走ります。いじめは、弱い子を弱い子として認めない風潮がつくっていることとなります。ゆるキャラならぬ、ゆる親になってください。勉強がダメなら、別のことで自信をつけさせてください。」と提案。

子ども夢パークはたき火や木登りなど、子ども達の好きなように遊ばせ、「ケガと弁当は自分持ち」でケガは「自己責任」であることを親から承諾を得ている。「自由の中から自分たちで考え、創造していく。そして、それが自信になっている」という(抜粋終わり)


先日の一般質問でも述べた通り、今の子ども達は自身が自分で判断し行動する機会があまりにも少ないと感じます。その環境を奪ってしまっているのは、紛れもなく大人です。

DSC_1431私達は今一度、自分たち自身の子どもとの関わり方を考え直し、子どもを信じ、社会を信じられるよう努力していかなくてはならないとあらためて感じました。

そのステップの一つとして、岩見沢でもいよいよプレーパークの動きが本格化します。

ここでは子どもを通して、親が成長する場となることでしょう。そんな空気が岩見沢中に拡がることを目指していきたいと思っています。

(左画像)は研究大会前日に西野さんと会食後のいい感じに酔った場面です(笑)
以前も感じたことですが、西野さんからは、実践を繰り返し幾多の重たい経験を繰り返してきた凄さがあります。本物の活動を身を粉にして築き上げてきた今と、それでもまだ途上であるという意識で前に進み続けている凄さです。

また、近いうちに川崎子ども夢パークへも伺う機会をつくり、もう一度新たな視点で感じてきたいことが沢山できつつあります。