先日も小学校5年生の女の子が49歳の男に監禁される事件がありました。
そのニュースを見て、自分の子ども達に「学校帰りに知らない人が車で現れて、お母さんが大変だから早く乗って!といわれたらどうする?」と聞いたところ、「そりゃ乗るさ」との返事。
その時は、つい世の中の一面だけみて、そういう時は安易に乗ったらダメだから、一旦家に帰るとか、誰かに確認するように。と伝えてしまいました。
でもこれって、自分の子どもに「世の中悪い人ばかりなので、知らない人の言うことは信じちゃいけません」と言っているようなもので、教育としてはどうだろう?という懸念が拡がります。
そんなことも先日、市P連で来岩してくれた西野さんとも会食の中でお話をしたところ・・・。それはやっぱり間違っている。もっと世の中を信じるようにしなきゃ。子どもが抑圧されているのは親が心配して管理しすぎることが最大の要因。子どもを信じて見守る力が重要だということをあらためて思い出しました。
そして、今回の講演の中でも、誘拐や監禁などの凶悪犯罪は圧倒的に減っている。しかしマスコミが繰り返し報道するせいで、あたかも増加しているような錯覚を受ける。実際に未成年者の殺害事件は、その7~8割は実は血の繋がった親や親類に殺されているという事実がある。とのこと。。
もっと、素直に世間を信じられる心を育てることが次代を良くする決め手になろうと思いつつ、やはりそれが出来ない大人がブレーキをかけるということなのだろう。
そんな事を考えていたところ、ネット上で「誘拐などから子どもを守るには」という記事が出ていました。(元記事はこちら)
(転載開始)
子どもを守るために…
最近お茶の間を賑わせた、岡山県の誘拐事件。行方不明になっていた小学5年生の女の子は11日、警察によって保護されましたが、実に5日間も両親の元から引き離され、49歳の男の家に監禁されていました。子供さんをお持ちの方は、「もしも、うちの子があんな目に遭ったら……」と他人事ではない思いをされたことでしょう。
「不審者に気を付けなさい」と教えるのは簡単ですが、大人は子どもより悪賢いもの。優しい笑顔で近づいて来られたら、子どもは相手を犯罪者だと判断できません。では、どうしたら良いのでしょうか? 素晴らしい対策をブロガーのうえきあやこさんが【子供達へ…自分を守るオマジナイ】という記事で説明してくださっていましたので、簡潔にご紹介させて頂きます。
子どもに教えるのはこれだけでいい!
「パパとママ以外の人から誘われたら、『待ってて、誰かに言ってくる!』と答えて呼びに行きなさい」
[引用元]http://weheartit.com/entry/100769585
うえきさんは次のように説明しています。
連れ去り事件で捜査が難航するのは「目撃情報がないこと」です。 もちろん不審者についていかせないことが第一ではありますが、子供をいかに目撃させるかが「事後を好転させる」鍵になります
私が思う必要な訓練は 「知らない人についていかない」といった言い聞かせではなく 知らない人に誘われたら、「誰かに言ってくる!」と答えて、 誰かに言いに行く。 という訓練だと思うのです。
相手が疑わしくても優しく見えても、 どちらにしても気遣いなく発しやすいです。 良い人なら待ってますし、悪い人ならすぐに離れます。
どの場合にも同じセリフなので小さい子にも難しくありません。全ての人を疑え、と子供心に教え込む必要もありません。 「行っちゃダメ」「その必要はない」などと言う人からは すぐに逃げなさい、と教えれば良いのです。
「待ってて♪誰かに言ってくる!(*^▽^*)」 これだけで、不審者だったらビビります!
子どもは羊の皮を被った狼を見破れない
[引用元]http://www.pinterest.com/pin/141300507032367378
だから大人に判断を委ねよう、というのはとてもいいアイデアですよね。たいていの悪人は怖くなって逃げてしまうと思います。
うえきさんは、色んな状況を想定したケーススタディを小さな頃から行い、「誰かに言ってくる!」→呼びに行くという一連の行動を子どもに繰り返させることが大切だと話しています。詳しく書かれているので、ぜひブログを読んで見て下さいね。
子どもが成長するにつれ、正しい性教育を行ったり、犯罪者の手口を教えることで、相手の本性を見抜く術を身に着けさせるのは重要です。とはいえ、「幼い子に善悪の判断はつかない」という視点に立った、うえきさんの提案は非常に有効な対策だと思いました!
(転載終わり)
子ども達の健全な心と安全を両立させるために、親は真剣に考えて行かなくてはなりませんね。