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平成29年度 岩見沢市PTA連合会総会&懇親会無事終了いたしました。

〈平成29年4月22日投稿〉

昨晩、岩見沢市PTA連合会総会があり、役員の改選が行われました。

私は議員になった事を機に岩見沢市PTA連合会の会長職を辞し、南原氏に会長を引き継いでもらい、それから4年間、顧問として関わらせていただきました。本当に貴重で何物にも代えがたい経験とご縁を沢山頂戴したと思っています。関係各位に心より感謝申し上げます。

この市P連では、年に2回だけ顧問として私の出番がありました。

それは懇親会の最後の締めの挨拶。

市内の各PTA役員約200名が一同に会し、情報交換や様々なご縁をいただく懇親会は貴重な場であり、とても活気のある懇親会です。

毎回、できるだけ短い時間で、何を伝えようか意識するのですが、今回は開会時に行われた会長挨拶の中から少しヒントをもらい、この様なお話をさせてもらいました。(朧げな記憶なので全く正確ではありませんが、簡単にご紹介させていただきます。)

 

まずは旧役員、新役員の皆様に敬意を表させて頂いた後、今日のこの挨拶の場で自分の長い市P連の関りを卒業させていただくこととなったこと。

それに伴い、少しだけお話をさせていただきたいということ。

その話しは、、

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冒頭の新会長挨拶の中で、子どもたちはインターネット等による莫大な情報に囲まれているという話がありました。これは私達大人も一緒で、情報が多いあまり、世の中全体が批評家みたくなってしまっているのかもしれません。

そこで私は常日頃、この様なことを気にしています。

「知っていること」と「できること」は違う。また、「できること」と「できていること」はもっと違う。私達PTA活動においても、「もっとこうなれば!」「もっとこうしなきゃ!」など、やらなければならないことは誰しも知識として知っていても、なかなかそれを実行するには至らない。たとえ単発のイベントなどで「できた」としても、それが常に「できている」ということに昇華するには本当に沢山のハードルがある。でも、それを目指していかなくてはならないのではないだろうか?

この「できる」を始めるにあたり、なかなか難しいことは沢山ある。

私自身とても弱い人間です。何かを始める時は簡単ではありません。だから自分を鼓舞するマジックワードを持っています。

「目は臆病 手は鬼」という言葉。

これは東北の三陸地方などで言われてきた言葉と聞いています。

目で見るだけだと「嫌だな」「面倒だな」「怖いな」などとネガティブな思考が出はって来る。しかし人間の手は一端動かし始めると鬼のようにやり遂げることができる。

例えば、小さな身近なところでいけば、キッチンに大量の洗い物があれば「嫌だな」「面倒だな」と手をかけるのが遠のく、仕事であれば、机の上に大量の書類があれば途端にやる気が遠のく。しかし、一度手を動かして行動を始めると、必ずやり遂げることができる。

これは様々な活動においても同じことが言えると思う。

是非、目で見て恐れるのではなく。行動を起こしていってほしい。

また、良く「子どもは、親や大人の言ったとおりには育たない。親、大人のやったとおりに育つ」と言われます。是非、私達のPTA活動においても「知っている」という上辺の言葉で子どもたちに伝えるのではなく、「できている」という背中で子どもたちを導いていける。そんな大人たちであって欲しいと願っています。

とは言え、なんだかんだ言っても、この手のものは楽しく無ければ始まらない。楽しくなければ続けられない。是非、今年1年の皆さまの活動が、楽しく、有益であることを心から祈念、ご期待いたしまして、最後、乾杯の挨拶とさせていただきます。

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という様なお話をさせていただいたつもりです。多分・・。

最後の卒業的な場ではありましたが、会場の多くの方々が耳を傾けてくれ、最後に想像もしなかった長く温かい拍手をいただきました。

あらためて、4年間会長職を務めてくれた南原新顧問。新たに大役を担うこととなった前野新会長。そして子どもたちに関わる全ての単Pの保護者、先生、教育行政の皆さまに心より感謝を申し上げると共に、今年1年間のご活躍をご祈念申し上げます。

本当に貴重な経験とご縁をいただき、ありがとうございました。

無事、長きにわたって関わらせていただいた市PTA連合会を卒業させていただきました。少し寂しい様な気もしますが、あらためて応援団の一人として今後も見守らせていただきます。

誘拐などから子どもを守るには。

先日も小学校5年生の女の子が49歳の男に監禁される事件がありました。

そのニュースを見て、自分の子ども達に「学校帰りに知らない人が車で現れて、お母さんが大変だから早く乗って!といわれたらどうする?」と聞いたところ、「そりゃ乗るさ」との返事。

その時は、つい世の中の一面だけみて、そういう時は安易に乗ったらダメだから、一旦家に帰るとか、誰かに確認するように。と伝えてしまいました。

でもこれって、自分の子どもに「世の中悪い人ばかりなので、知らない人の言うことは信じちゃいけません」と言っているようなもので、教育としてはどうだろう?という懸念が拡がります。

そんなことも先日、市P連で来岩してくれた西野さんとも会食の中でお話をしたところ・・・。それはやっぱり間違っている。もっと世の中を信じるようにしなきゃ。子どもが抑圧されているのは親が心配して管理しすぎることが最大の要因。子どもを信じて見守る力が重要だということをあらためて思い出しました。

そして、今回の講演の中でも、誘拐や監禁などの凶悪犯罪は圧倒的に減っている。しかしマスコミが繰り返し報道するせいで、あたかも増加しているような錯覚を受ける。実際に未成年者の殺害事件は、その7~8割は実は血の繋がった親や親類に殺されているという事実がある。とのこと。。

もっと、素直に世間を信じられる心を育てることが次代を良くする決め手になろうと思いつつ、やはりそれが出来ない大人がブレーキをかけるということなのだろう。

そんな事を考えていたところ、ネット上で「誘拐などから子どもを守るには」という記事が出ていました。(元記事はこちら

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岩見沢市PTA連合会研究大会「川崎市子ども夢パーク」

平成26年7月19日 (土)午前

毎年恒例の岩見沢市PTA連合会研究大会が「居場所のちから~子どものいのちに寄り添って」と題して開催されました。

今回の講師は、川崎市の子ども夢パークの西野所長さん。今年の2月に我々の会派シンポジウムを開催したときに、現市P連のN会長と教育長が来ていてくれたこともあり、内容の良さにその場で即決。。

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(平成26年7月23日(水)プレス空知記事抜粋)親も社会も学校も、子ども達に完璧とはいわなくとも、強さや好成績を求めます。『男のくせに』『こんなこともできないの』『弱い子ね』などと子どもにいったことがあるのではないか?

子どもは素直に『私には出来ない、弱い』と言えない環境が子どもを追いつめることになっていると指摘。

「そうしたストレスが溜まっている子は、もっと自分より弱い子がいると、いじめに走ります。いじめは、弱い子を弱い子として認めない風潮がつくっていることとなります。ゆるキャラならぬ、ゆる親になってください。勉強がダメなら、別のことで自信をつけさせてください。」と提案。

子ども夢パークはたき火や木登りなど、子ども達の好きなように遊ばせ、「ケガと弁当は自分持ち」でケガは「自己責任」であることを親から承諾を得ている。「自由の中から自分たちで考え、創造していく。そして、それが自信になっている」という(抜粋終わり)


先日の一般質問でも述べた通り、今の子ども達は自身が自分で判断し行動する機会があまりにも少ないと感じます。その環境を奪ってしまっているのは、紛れもなく大人です。

DSC_1431私達は今一度、自分たち自身の子どもとの関わり方を考え直し、子どもを信じ、社会を信じられるよう努力していかなくてはならないとあらためて感じました。

そのステップの一つとして、岩見沢でもいよいよプレーパークの動きが本格化します。

ここでは子どもを通して、親が成長する場となることでしょう。そんな空気が岩見沢中に拡がることを目指していきたいと思っています。

(左画像)は研究大会前日に西野さんと会食後のいい感じに酔った場面です(笑)
以前も感じたことですが、西野さんからは、実践を繰り返し幾多の重たい経験を繰り返してきた凄さがあります。本物の活動を身を粉にして築き上げてきた今と、それでもまだ途上であるという意識で前に進み続けている凄さです。

また、近いうちに川崎子ども夢パークへも伺う機会をつくり、もう一度新たな視点で感じてきたいことが沢山できつつあります。