カテゴリー別アーカイブ: まちづくり的雑記

岩見沢赤電保存会第一回例会

〈平成28年12月9日投稿〉

10月に発足した岩見沢赤電保存会ですが、11月の世話役会を経て、この度会員になっていただいた方とともに、炭鉱の記憶マネジメントセンターをお借りして第一回例会を開催させていただきました。

目的は「赤電保存会」の事業計画書を通し、意思の共有並びに懇親が主としての開催です。

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現在は積雪期間なので、保全活動は休止中のため、会員を募る作業等もあまり大体的には行っていないため、非常に静かな船出ではありましたが、4月下旬以降の短期保全活動、6月ぐらいの初夏の中規模的保全活動に向けて準備を行い、合わせて会員を募るための情報を発信していきたいと思っています。

何はともあれ、懇親会も和気藹々と進み、実働に向けて着々と充電中という感じです。

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時期がきましたらあらためてご案内をさせていただきます。

*711系赤い電車に関してはこちらをご覧ください。
http://iwamizawa711.com/

【雑談的】岩見沢市の人口推移考察

〈平成28年12月3日投稿〉

今年も早いものであっという間に年末になってしまいました。
年齢を重ねるごとに1年のスピードが早まる気がするのは、心理学的にもジャネーの法則というのがあり、物凄く簡素化した説明をすると、10歳の1年は10分の1年、しかし50歳にとっての1年は50分の1年という、1年の価値が異なるというような意味合いのものがあります。半ば強引ながら「なるほど」と思わされるものがありますね。

さて、12月5日より第四定例会が始まります。

今回は私も一般質問をさせていただくべく準備をしていますが、それとは脱線した部分で可視化してみたものがあります。

岩見沢市の人口推移の年代別のデータです。

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細かくてちょっとわかりにくい表になってしまっていますが、平成25年11月から、平成28年10月までの大雑把な年代別のデータ比較です(項目等の記載が不親切で自分にしかわからない様な感じかもしれませんがお許し下さい)。

この数値は全て市のwebサイトで公表されているものをまとめただけです。(よって今日現在では今年の11月分の数値が掲載されていないので、10月分までのデータです)

この3年間で、岩見沢市の人口は3,230人減りました。

その年代別で、64歳以下と65歳以上で分けると、なんと64歳以下は5,084人の【減】で、65歳以上は1,764人の【増】となっています。

これは下表のような年齢別人口分布になっているため、今年ぐらいまでは毎年65歳になる人が増えていく傾向だったためでもありますが、来年以降はその傾向も変化していくことが想像できます。

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(引用先:http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php/contents/item/1504241

毎年平均すると1,100人弱が減っていく状況下、65歳以上は増えてきていながら全体が減っているということは、やはり自然減より社会減の方が影響があるという認識で良いのかと思います。

それでも平成28年度は前年度までと比較して減少傾向が抑えられており、特に生産年齢人口においてその傾向が強いので、雇用に関する部分で僅かではあるものの、例年と比較し、何かしらの転出減、転入増となる要因があったと思われ、窓口のアンケート調査の内容に興味が湧きます。

また、上の分布図をみていると、それらの推移とともに、新生児の出生数が減っていること。特に男の子の数が前年より2割以上減少しているのが心配です。単なる偶然なら良いのですが、今後の推移も継続してみていきたいと思っています。

この様な表を作成したり、じっくり見てみたりしても見えてくるものは僅かですが、その中から更に掘り下げるべきものが見えてくることがあります。

また定期的に比較分析してみたいと思います。

 

ちなみに、このデータなどは今回の一般質問に使用する資料ではありません。

他のことを調べている中で気になって整理してみただけでした。よってあくまで雑談的ということでご了承ください。。

緑陵高校情報コミュニケーション科課題研究発表会(平成28年度)

一生懸命さと質の高さから毎年楽しみにしている「緑陵高校情報コミュニケーション科」の”課題研究発表会”ですが、今年は12月17日(土)に開催のようです。

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今年ポスターデザインとして取り上げているのが、「CIVICPRIDE」という言葉と、約130年前に岩見沢市内で架かっていたアメリカ製トラス鉄橋と弁慶号!

このシーンは今年の駅まるイベントの時の情景が思い浮かびます。

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岩見沢市内の高校生が、このトラス橋と過去に鉄道のまちとして発展してきた文化の何かを感じてくれていると想像できること。そしてシビックプライドという言葉が一般化してきていることに、とても嬉しいと感じる自分がいます。

今年の課題発表会も是非全て見させていただきたいと思っております。

毎年感じることですが、頑張っている学生さんは当然のことながら、熱心に、そして上手に生徒を導いている学校環境に心から敬意を表したいと思います。

この課題研究発表会をまだご覧になられていない方は、是非この機会に一度見学されてみては如何でしょうか。

公共施設等総合管理計画(案)へのパブリックコメント募集中

〈平成28年11月30日投稿〉

市内に数多く存在する公共施設の多くは高度経済成長期に整備され、現在は老朽化を迎えつつあります。その為、維持するにも改修するのも多大な費用がかかってしまうことから、今後は方針を定めて計画的に取りすすめていかなくてはなりません。

そのための公共施設等総合管理計画(案)が公開され、現在パブリックコメントを受け付けています。

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http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php/contents/item/1500029

見るのも理解するのも大変な内容かもしれませんが、私達の未来、子ども達世代の現実に影響してくるものですので、是非一度目を通してみては如何でしょうか。

岩見沢市立図書館「午後の朗読会」

〈平成28年11月28日投稿〉

昨日の日曜日、岩見沢市立図書館にて
~辻村もと子生誕110年/宮沢賢治・生誕120年によせて~と題して『午後の朗読会』が開催されました。

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辻村もと子さんの「第1回樋口一葉賞」の表彰状の展示や、所縁の品々と画像等が展示されており、非常に見応えのあるものでした。

メインの朗読も宮沢賢治の『虔十公園林』から始まり、休憩を挟んで、加藤愛夫~辻村もと子 ー 人と文学 ー より 『馬追原野考』『故郷の森に帰る』の朗読がありました。

会場は満席で立ち見がでるほど。

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私も早めに行って席を確保していたのですが、あまりの参加者の多さ(約90名)と年齢層の高さに席を譲り、約1時間半の間、立ち見で参加をさせていただきましたが、朗読会自体が初めての経験だったこともあり、プロが朗読するレベルの高さにあっという間の時間で、テレビやインターネットとは違う、とても質の高い楽しさがありました。

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北海道教育大学岩見沢校 地域プロジェクトⅠでの講義。

平成28年11月7日投稿

2年前にも一度授業でお話する機会を頂いたのですが(その時の模様)、大変ありがたい事に今年もその様な場を与えていただけました。

対象は1年生全員なので、約190名ほどとのこと。「地域プロジェクト」という授業枠で、シリーズ的に岩見沢という地域に関することをテーマに勉強していく様で、今回私は岩見沢の生い立ちや特色、また経済的な話も若干いれながらお話をさせていただきました。

そして先日、その模様を北海道教育大学i-BOXのfacebookページにも紹介していただきましたが、以下の様な感じでした。

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前回は「いわみざわ駅まる。」の活動を中心にお話をさせていただいたのですが、今回は岩見沢シビックプライド探求部で得た内容等を元に、岩見沢の生い立ちから特徴まで盛りだくさんで。

結果として学生さん達にとってはあまり面白い内容とはならなかったかもしれません(汗)

特に岩見沢以外、また北海道外から来ている学生さんが多く、まだ入学して1年に満たない状況下、「手宮」「幌内」「江別」「志文」「宝水」「東町」・・・というような話をしても、ピンとくることも難しいことから、もっと噛み砕いて情報量を抑えるべきだったと反省しているところです。

もう少し、歴史への興味とか土地勘が備わってくるとまた違うかと思うのですが、今回はそう言った面でちょっと私の勉強不足があったと認識しています。いずれにせよ、このような機会をいただき、岩見沢の面白さや良さ、特徴などをお伝えできるのは何よりありがたいことでした。

学生さん達に、どれだけ岩見沢というものが伝わったかは全くわかりませんが、何か一つでも頭の隅に残るようなものがあれば良いなと思うばかり。

 

私はまだまだ修行が必要な様です・・(汗)

徒然ブログ

《平成28年10月23日投稿》

スマホに溜まっている画像をみたら、ちょっとだけ投稿したくなったので。。

 

9月に会社が合併した流れで、私のオフィス環境がガラリと変化しました。
会社としての業務も、議員としての仕事もこれまでとは違い、この場所ですべてできるようになりつつあり、とても効率が良くなる見込み。

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そこで、パソコン画面をみる時間が長すぎるが故、つねに肩こりに悩まされているため、あらためてノートパソコンのディスプレイの高さを上げるためにキーボードを購入しました。Logicoolのワイヤレスで何と2,000円を切っている商品。あまりの使い心地の良さに、もっと早く購入しておけばと後悔。

イマドキの機能で、レシーバーも同期するとマウスとキーボードが一つのレシーバーで対応できちゃう優れもの!関心しました。

そしてもう一つの変化。

ひとりでゆったりと構える場所ができたため、文書類もかなり整理ができました。

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席に座ったままで、市議会関連の過去資料も取り出すことができます。

これまで分散して保管していたので、本当に劇的な環境変化となりました!

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北海道教育大学岩見沢校「地域プロジェクトⅠ」

平成28年10月23日投稿

一昨年の11月に北海道教育大学岩見沢校の「地域プロジェクトⅠ」という授業でお話をさせていただいたのですが、今年も久々にお招きをいただきました.

今年は全回とは大きく変更して、「岩見沢の地域アイデンティティ確立のための考察」というテーマで、岩見沢Civic Pride探求部で培ったものをベースに準備しました。

全回は90分を少し余してしまったので、パワポを111ページ用意して、時間を見ながら端折ってみようと思っております。

地域プロジェクトⅠ

ただ心配もいくつか・・。

岩見沢市内の地名や周辺の地名を言っても、ぱっと理解できる学生さんが何人いるかな?と思うと、少し丁寧に進めなくてはならないかな?というのが一点。もうひとつは、ここ4日間、体調が絶不調・・。

それでも昼夜行事が重なり、無理しっぱなしだったため、ここに来て症状が悪化しているような気がします。

発熱まではいかないものの、咳と鼻水と喉、寒気に苛まれ心身共にどんより。

病は気からという言葉もある通り、なんとか気合いを入れて復調をめざします(笑)

岩見沢赤電保存会発足しました。

《平成28年10月20日投稿》

10月14日(水)夜 鉄道の日に岩見沢赤電保存会が発足しました。

これは何をする会かと言うと、平成27年3月に廃止となった711系赤い電車を、どこにも保存する動きがないことを察知し、それは何とかしなければならないと行動を起こした「北海道鉄道観光資源研究会」の皆さんが、自費とクラウドファウンディング(話題となったREADYFORのページ)で集めた資金を下に、賛同いただき全面協力されたファームレストラン「大地のテラス」と連携し、保存・保全活動を展開してきました。

その赤い電車を「鉄道のまち」として地域アイデンティティを育んできた、地元岩見沢で関わる手段が必要ではないかとの主旨のもと、メインである北海道鉄道観光資源研究会の方々と大地のテラス、岩見沢在住の方々が6月に準備委員会を発足し、準備を重ねて10月14日に発足した会です。

私は、元々鉄道ファンの血は濃くないため、ある程度の外枠ができた後の6月にお誘いを受け、僭越ながら代表として受け入れていただいたという流れになります。

この賛同に至った経緯は、711系赤い電車は、日本初の量産近郊型交流電車であり、また徹底した耐寒耐雪機能を考慮した初の北海道向け電車であり、鉄道関係者にとってもとても貴重な電車であると同時に、この電車で通学をしていた、通勤をしていたという方があまりにも多く、その風貌も合わせ、特別な愛着を持っている人の多い価値の高い電車です。

そこで私の役割としては、生粋の鉄道ファンのみならず、青春の一幕や通勤のドラマなどを感じてくれているごく普通の方々とこの赤電車をつなぐ役割なのかな?という風に認識をしています。

具体的な活動としては、やっぱり保全になります。

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実は外装の塗装も、厳しい自然環境に晒されているため、剥離してボロボロになってきています。

この剥離や劣化を進行させないために、研究会の皆さん達が応急措置として塗装をしてくれたりしていましたが、いずれ大規模な改修も行いたい。そのためには資金が必要になってしまうため、岩見沢赤電保存会に入会していただいた方々の会費並びに寄付金等を貯めて対応していけたらと思っています。

したがって、現在、ツギハギの塗装でガッカリされた方もいるかもしれませんが、これは劣化の進行を留めるための応急措置であり、大規模改修を行うまでの我慢の姿ということをご理解いただければと思います。

そして私の目指す最大の効果としては、せっかの岩見沢。

北海道開拓以来、鉄路の拠点として栄え、日本でも有数の鉄道の町として認知された地域アイデンティティの復権です。

これは決して、今の岩見沢を鉄道のまちとして売り出していこうというわけではなく、過去に歩んできたまちの歴史に目を当て、その延長線上に次の岩見沢の価値を見出していこうとする「岩見沢CivicPride」の原点とも共通します。そのためにも一人でも多くの赤電ファンをつくるのも役割だろうと認識しています。

是非、賛同いただける方のご入会及びご寄付をお願いできたらと思っています。

その詳細は下記公式サイトをご覧下さい。

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http://iwamizawa711.com/


 

ちなみに、設立総会はこの赤電車の中で行われました。

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103と203という2両ある内の203は極力オリジナルを維持できるように努めています。そして103は座席等を全て取り払い、広いスペースとなっているため、この様に会議ができたりイベントスペースや展示スペースとして貸し出すことができるようになっています。

当日は大勢のマスコミの方々にも来ていただき、お陰様で広く告知していただくことができました。

 

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やっと地元としての器作りのきっかけとなる保存会が立ち上がったばかり、これから先の運営等も未知数のところが多くて不安なところもありますが、非情に熱い思いをもった方々が世話役会として集まってくれているので、楽しみながら乗り越えていきたいと思っております。

もちろん、まだまだ多くの仲間に力を貸してもらわなければなりません。

是非、多くの方々のご賛同をお願いいたします。

http://iwamizawa711.com/

新しい観光?

平成28年9月19日投稿

9月17日(金)の夜から、岩見沢青年会議所(JC)が姉妹締結をしている韓国のイクサンJCの現役とOB併せて10名が来岩していました。

私も2009年の岩見沢JC理事長時代に、このイクサンJCの式典に伺ったことがあり、その御縁で今回もOBの一人として様々な行動に同行させてもらう機会をいただきました。

言葉は通じなくとも過去に何度かあったことのある方々と過ごす時間は有意義で、韓国ならではのお酒の強さもあり、アルコールの力も借りつつ随分と充実した3日間を過ごさせていただきました。

その中で、現役メンバーが大変苦労して実施した設えの一つに、百餅まつりの「餅まき」を韓国の方々にやってもらうという企画がありました。

結果、イクサンの方々にとっては、この4日間で最も思いでに残るシーンとなった様です。

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(画像は(一社)岩見沢青年会議所FBページより拝借)

この時の韓国の方々の喜び様は凄いものだったらしく、翌日会った現役メンバーも新しい体験型観光に強烈な手応えを感じたようです。

そこで体験型観光のことを色々と調べてみると、この様なサイトがありました。

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https://trip-u.com/

サイトの中を色々と巡っていくと、興味深いものが沢山。
特に文化という面で見てみると、なかなかインパクトのあるものが揃ってます。
https://trip-u.com/genres/culture

これらに限らず、「岩見沢なら・・」と思考を巡らすと、それなりに需要のありそうな観光体験をつくれそうな気がします。

今回の百餅まつりの餅まき体験とか、冬の雪はね系とか、小グループをつくってみんなでアイデアを出し合えば、それなりに経済活動が伴うプランがいくつも出来そうな気がします。

そんな沢山の観光体験が揃ってしまえば、「迷ったら岩見沢に遊びに行こう!」的な空気感もつくれるかもしれません。こういうのは二番煎じではインパクトが遅いので、【観光体験天国岩見沢】を標榜できるだけのコンテンツを揃えたら行けそうな気がしますね。