カテゴリー別アーカイブ: まちづくり的雑記

備忘録的投稿 290703

〈平成29年7月3日投稿〉

昨日の日曜日は随分と慌ただしい日となりました。

まずは朝8時から岩見沢赤電保存会の補修作業開始。

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この作業日を決めた時には、スケジュール確認が甘く段取りができた時点で、栗沢から北村へ移動しなければならない状況に。

その理由は朝9時から開始される岩見沢消防組合の消防演習。

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岩見沢と月形から総勢400名を越える団員の方々集結。

毎年思いますが、この消防団というのは本当に大事な組織であります。団員はみんなそれぞれに仕事を持ちながらこの様に訓練を行う大変さに頭が下がります。近年は自然災害なども頻発する状況下、益々その重要度は上がってきていると認識していますが、是非、実際に出動する機会は無いことを祈りますが、それでも万が一に備え、訓練されている様子は本当に心強いものです。

 

この消防演習が9時から、その後は11時から地元の北2条・北3条町会合同敬老会へ移動。

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この地元の敬老会は、町会役員が運営することで敬老者が敬老者のために運営する違和感を持ち、4年前、ある町会副会長さんと共に呼びかけて実現し、現在は若い有志が運営に協力してもらえる様になりました。昨年までは少しその実行委員会の動きにも気を配り、内々で相談にのったりもする機会がありましたが、今年は完全にオートマチックになっており、もの凄く進化をしておりました。

お陰で一部の班長さんを除き、地元の敬老会は対象年齢以上の役員さんは、本当にお客様扱いとなり、対象年齢以下の実行委員が運営を行う素晴らしい形になっています。

私の出番は最後の締め。

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これまでは実行委員であり、来賓であり・・という微妙な立場でしたが、今年はすっかり名前だけの実行委員になってしまっておりましたので、堂々と締めの挨拶をさせていただきました。とは言え、少し余裕がでれば是非、実行委員でどっぷり運営にはまりたいという想いもあります。

地元の敬老会も出席率は4割にも満たない状況。

やはり元気な方が参加されるのですが、その背景には参加したくてもできないという方が一定数いると想像できます。次はそういった方々に対し、どのような事ができるのかを少し考えてみたいと思っています。

 

さて、話は変わって、、

 

今日の午前中、空を見上げたら太陽のまわりに丸い虹がかかっていました。

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ハロ現象(日暈)がありました。

肉眼ではもっと色は曖昧ですが、イマドキの画像処理は素晴らしいですね。ちょっといじるとこんなに綺麗に見えてきます。

このハロ現象は、特段雨を予告するものではないという事ですが、実際に夕方に雨が降り出したので、やはり昔からの言い伝えというのも大事だと再認識します。

 


そして今、後援会役員の皆さんが催しを準備してくれています。

7月30日(日)の午後にビールパーティー的な小さな夏祭りを開催してくれることとなりました。近日正式な案内をさせていただきますので、もしお時間あればお越し戴けると幸いです。

市役所新庁舎に関する市民アンケート集計中

〈平成29年7月3日投稿〉

ただ今、所属会派である市民クラブで実施している新庁舎に関する市民アンケートを集計中です。

先日、途中経過として部会の4名で一つずつ拾い上げながら仮集計したものを打ち込み、グラフとして見える化を進めています。またそれと並行して自由記述で書いていただいた内容を抽出し、整理しています。

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現時点で400以上の回答をいただき、明日、会派内での持ち寄りが集まってくると思いますので、500件は越える貴重な資料となりそうです。このアンケート結果の公表につきましては、また後日、全てのデータが出揃った後にご紹介させていただきたく思いますが、まずは明日、会派で北広島市の新庁舎視察を行いますので、その道中で会派内報告ができそうです。

 

このアンケートは随分と多くの方が想いを書き連ねてくれており、一部の方々の関心の高さと想いの強さに触れることが出来る反面、かなりの比率の方々において無関心さが目立つ側面も見えました。今後最低でも50年以上使用すると考えれば西暦2070年、途中で手をかけつつ、超寿命化で80年以上持ちこたえさせるとしたら22世紀まで使用されていく庁舎です。私たちがこれまで経験したことのない人口減少や高齢社会、ICTテクノロジーの変化において、我々のまちの市役所庁舎がどのような役割を果たすべきなのか、そのような要素も含め真剣に考えて行かなくてはならないと思っています。

 

話は変わって、先日の某会合で、とある先輩から「アンケートなんてとってどうするのよ!もうどうしようもないんだろう?」という言葉をいただきました。しかし、あらためてこの膨大なアンケート回答を見ていると、これまで自分で考えていたイメージが少しずつ変化してくることを実感しています。やはり多くの人の声を聴くというのは議員としての原点なのだと思うばかり。

この思考の変化は、これから提示されるであろう基本計画案の途中報告でも、自分なりの判断軸を持つことができる大事な引き出しの一つとなりそうです。

 

ただ、以前も記載した通り、選択肢としては大きく2通りかなと考えています。

合併特例債を活用し、徹底的にローコストで本来の市役所庁舎機能のみを追求していく方向と、今後の岩見沢のまちの形をイメージし、その付加価値や場所を含め、じっくりと議論をし直す方向です。

 

そして今、このアンケートの結果として、約8割の回答が「1年間の内、ほとんど市役所へ行く機会がない。」という様な回答をしており、それをどう判断していくかも大事なポイントだと思っています。

 

まずは今は思考の引き出しを増やしていく努力をします。

節目色々

〈平成29年6月23日〉

5月まで岩見沢市議会広報広聴委員会の委員長でしたが、後期人事では総務常任委員長という大役をお預かりすることになったのは、以前ご紹介させていただいた通りです。

それもあり、本日、遅ればせながら2年間活用してきた広報広聴委員会の打合せ用facebookグループが不必要になったため削除させていただきました。この時はたまたまfacebookをやられているメンバーが多かったため、実験的にFBグループで簡単なやり取りをさせていただいておりました。

これは岩見沢市議会としてはとても珍しいことです。何せ未だに主なやり取りは郵送とFAXが主体になっている中では快挙でもありました(笑)

広報広聴委員会では、色々と新しい取り組みをさせていただきましたが、それもこのような前向きな方々が委員会メンバーにいてくれたからとあらためて感じます。後期ももちろんやる気に溢れている方が多いので、新たな広報広聴事業が楽しみです。

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そんな事を思いつつ、整理するのを忘れていたグループを思い出して整理した次第です。何事も削除というのはちょっと淋しい想いが過ぎったりするのは仕方の無いことですね。

ちなみにFBグループの削除は、まずはグループのメンバーを一人ずつ削除してから、最後に自分が退会するとグループ自体が削除されるというのを初めて体験しました。

 

 

さて、節目と言えば・・

 

岩見沢駅が仮開業したのが10年前の今日。(複合駅舎としての市の施設も含めた全体開業は2009年3月)

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新しい駅が使える様になってから今日で10年か・・と思うと、何とも月日の過ぎるのは早いと感じます。実はここで展示されているパネルの多くは、過去の「いわみざわ駅まる。」で作製し、我が家の物置で保管していたもの。

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この度の展示に向け、駅長、副駅長さんが直々に受取にきてくれたものです。

今日はその御礼と展示を見るために議会閉会後に駅へ行ってきました。

記念のポケットティッシュなども頂き感無量!

 

あらためて10年の歳月が思い浮かび、2年後の完全開業10年は何か盛大にやりたいという気持ちが出てきます。

どんな仲間でどんな事がやれるか楽しみです。

炭鉄港市町村議員連盟 研修準備開始

〈平成29年6月23日投稿〉

昨日と今日の北海道新聞の地方版で非常に大きな面積で取り上げていただいた「炭鉄港」ですが、「炭鉄港」市町村議員連盟としても8月17日に夕張研修、9月に空知、10月小樽、11月室蘭というスケジュールで研修を準備中です。

この研修は議員による議員のための研修となります。

今年の活動ポイントとしては、それぞれの地元の議員が勉強をして直接ガイドを行うということ。9月の空知開催の際には、私も準備を進めたいと思っています。

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この「炭鉄港」という聞きなれない言葉。

最近、急速に新聞記事等でも取り上げられる回数が増えてきましたが、空知の石炭、それを運び出した小樽の港、室蘭の港と鉄鋼。それらを結んだ鉄道がキーワードになっています。

明治維新後、日本の急速な近代化を支えたのがこの3地域であったと言っても過言ではないほどの価値を持っています。この炭鉄港は現在「日本遺産登録」も視野に入れ、急速に盛り上がりを見せつつあるのです。

その「炭鉄港」の一連の流れを1冊にまとめたものがこの度作製されました。

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北海道空知総合振興局が炭鉄港ストーリー構築事業として公募プロポーザルを行い、NPO炭鉱の記憶推進事業団がまとめ上げた逸品です。まさしく3地域の価値と未来が見えるようになっています。

残念ながら非売品で、世に出た部数も限られているため、一般の方が見たいと思った場合は「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」で閲覧してもらうしかありませんが、10万字超という膨大な情報量が詰め込まれている素晴らしき「炭鉄港」の教科書です。

しかし、炭鉄港市町村議員連盟に加盟いただいている議員の方々には配布できる部数を提供していただいておりますので、到着まで暫くお待ち下さい。

あらためて、自分たちのまちの価値を再構築する大事な「炭鉄港」が認知されるよう、活動を展開していきたいと考えています。

赤電補修作業開始しました!

〈平成29年6月5日投稿〉

先月、今季初となる清掃活動を行ったところですが、昨日はいよいよ劣化が著しい外部塗装の維持活動に入りました。

とは言え、現在は全く資金が足りないので、「今の錆を進行させない」という事に重点を置き、当面はツギハギ塗装となる、なみすぼらしい状況になってしまいます。

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やはり屋外の過酷な状況で保存しているものゆえ、ひと冬超えると塗装の剥離が倍増します。まずは浮いてしまった塗装を剥がし、錆を落としてから錆止めを塗るというところまでが目標です。

外気温が1桁台で、時折小雨がぱらつく過酷な状況でしたが、何とか目標達成です。

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次回はこの錆止めの上に赤を塗り、また次に今回手をかけることができなかった剥離部分の錆止め作業という手順で繰り返していく予定です。

いずれにせよ、なかなか過酷な作業。

私もすっかり背筋と腕が筋肉痛になってます。

今回は僅か12名程度の参加でしたが、是非多くの皆さまのお力添えを賜われれば幸いです。

作業日程等はこちらのサイトからご確認いただけます!
https://www.facebook.com/iwamizawa.711

尚、引き続き会員の募集、並びに寄付を募っております。
その詳細はこちらをご覧ください。
http://iwamizawa711.com/

これっとNo.12 2017年6月号発刊のお知らせ

〈平成29年5月30日投稿〉

以前もご紹介した岩見沢のフリーペーパー『これっと』の最新号が出ました。

私の連載はこれで2話目となります。

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第二話と第三話(予定)は、岩見沢複合駅舎を絡めた話しになっています。

是非、見かけたら手にとってみてください♪

インターネットからのダウンロードもできます。
http://i-collet.info/

 

是非ご覧ください♪

岩見沢の情報誌『これっと』No.11号のご紹介

〈平成29年3月30日〉

市内の方は知っている方も多いと思いますが、岩見沢のフリーペーパーの一つである『これっと』は、関わるスタッフの皆さんに女性が多く、丁寧でオシャレな内容が特徴的。

その中で若干場違いではありますが、今回から少し参加させていただくこととなりました。そのきっかけはズバリ「岩見沢シビックプライド探求部」です。

私達は意外と自分たちのまちの事を知らない!という自身の思いから始めた小さな活動ですが、この度、「紙面でも少し紹介してみない?」というありがたいお誘いをいただき、貴重な機会なので有難く参加させていただいた次第です。

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記念すべき第一話は、前振り的に「まちの生い立ち」からスタート。

次回は少し寄り道して駅を中心としたお話。それ以降は結構知られていない、岩見沢の小さな「へぇー!」を色々と紹介してみたいと思ってます。

ちなみに、我が家のハチ吉もさり気なく紙面デビューです(笑)

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とは言え、何分このような執筆は素人です。

紙面の中にも書かせていただきましたが、私は歴史の専門家ではないので、何かの文献で読んだこと、聞いたこと等を元にご紹介させていただきますが、その根拠となる一次資料を探して確認して・・。という様なことまではしていませんので、もしかしたら間違ったことを言っているかもしれませんのでお許し下さい。でも、これがきっかけで地域の事に関心を高めてくれると嬉しいなと思っています。

その辺りは寛大で温かい目で見守っていただけると幸いです。

何卒宜しくお願いいたします。

 

これっと、、、是非お手にとって見て頂けると幸いです。岩見沢市内の色々な情報が掲載されていて楽しいです♪

 

[『これっと』は市内の色々なところで配布されていますが、インターネット上からもダウンロード可能です。http://i-collet.info/

マチュアライフ北海道

2月末に投稿した赤電車のTV取材ですが、告知する間もなく放送日が来てしまいました。3月26日(日)午前11時からでした。告知は忘れても録画はした(汗)ので、今朝、早起きして見てみると、結構赤電車の事も取り上げてくれており、内容も30分番組にも関わらず、よく凝縮された素晴らしい内容でした。

主役の原田さんの人柄もにじみ出て、非常に見やすかったです。(自分のシーンは別にして・・)その番組は、TVHのマチュアライフという個人の趣味を追っていくもので、今回は鉄道をテーマにしたものです。http://www.tv-hokkaido.co.jp/info/maturelife/

第一回目の放送は終了してしまいましたが、ウェブサイトを見てみると再放送があるようです。

平成29年4月1日(土)深夜27時です。

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是非、見てみてください。

そして、赤電保存会に賛同していただける方は、こちらから会員お申込みを宜しくお願いいたします。http://iwamizawa711.com/

北海道「炭鉄港」市町村議員連盟無事に発足しました。

平成29年3月19日(日)北海道「炭鉄港」市町村議員連盟、無事に船出ができました。ご賛同、ご参加いただいた議員の皆様に心より感謝申し上げます。

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また、これを機に各地の人々が自分達の地域に誇りを持ち、その誇りを各地で連携していく事が出来れば、空知、そして小樽、室蘭の地域は明らかに変化していけると感じています。

日本の近代化を支えた一大価値を誇る空知。北海道の玄関口として栄え、石炭の積み出しを担った小樽。石炭産業の様々な流れが製綱業に繋がった室蘭。それら三都を繋いだ鉄道。「炭鉄港」は、これまでの人口ボーナス期から人口オーナス期に転換した私たちの社会環境に働きかける大きな切り口の一つだと思っています。

その賛同者が8市2町66名+道議会の顧問団11名という大規模なスタートを切れたことに多大なプレッシャーと安堵が共存するわけですが、この切り口は各地がwin-winになれる巨大な器に化すことが目に浮かびます。

すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなるの法則の如く、これからの次代を開拓するキーは、時間をかけて着実に育んでいかなくてはならないと覚悟を決めるのみです。

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本議員連盟の会長は空知地域、赤平市の植村真美議員、副会長に小樽の安斎哲也議員、室蘭の南川達彦議員という構成で、昨年末より設立の準備を進めてきたこともあり、私は幹事長の役を仰せつかり、事務方最前線の要として活動させていただくこととなりました事をご報告させていただきます。

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あらためて炭鉄港についてはこちらのサイトが参考になると思います。
http://soratan.sakura.ne.jp/3city/
https://www.facebook.com/tantetsukou/

明治維新前後からの流れや、薩摩藩とこの地域との深い関わりなど、あまり近代に関心を向けることがなかった私達にとって、自分たちの地域の成り立ちなど、非常に興味深いことが溢れています。他にも種々「炭鉄港」や「炭・鉄・港」などで検索していただけると色々と情報が出てくると思います。また、今後はこの言葉が一般的に認知され、益々情報量が増えてくることを期待します。

また早速、北海道「炭鉄港」市町村議員連盟のfacebookページも作成いたしました。
https://www.facebook.com/tantetsuko/?hc_ref=PAGES_TIMELINE

 

この活動は北海道150年の節目のみならず、明治以降の日本の近代化を支えた地域であることに誇りを持てるように、地域アイデンティティの一つの大きな要素として、着実に育んでいきたいと願っています。

北海道「炭鉄港」市町村議員連盟の発足について

平成29年3月10日

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《平成29年3月14日追記》

3月19日(日)15時30分より、グリーンランドホテルサンプラザで開催する記念講演を、急遽一般公開することといたしました。事前申し込み不要・参加費無料です。
下記をお読みいただき、「炭鉄港」に魅力を感じていただけましたら是非ご参加ください。(まず無いとは思いますが、満席になってしまった場合は立ち見等をご了承下さい)

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先日、どこかから情報を察知してくれた北海道新聞岩見沢支局の町田記者に取材のお話をいただき、早速今朝の北海道新聞朝刊の第3社会面で取り上げていただきました(14日追記:今朝は毎日新聞が大きく掲載してくれました)記事画像を掲載したいところですが、残念ながら著作権上問題ありの模様。]が、現在、3月19日設立に向けて”北海道「炭鉄港」市町村議員連盟”の発足準備をしています。

その発起人会は昨年12月に立ち上げ、代表は言い出しっぺである赤平市の植村議員、私が事務担当、他に小樽の安斎議員、室蘭の南川議員の4名で立ち上げたものです。現在、空知管内13の市町議会に声掛けをさせていただき、小樽、室蘭を入れると15市町議会にご案内をさせていただいたところで、本日現在で9市町41名にご賛同いただき、13日の取りまとめ日までにはもう少し伸びることを予想しています(15日現在:三笠市議2名が加わってくれることとなり9市2町66名)。さらに、地域が広域になる事から、北海道議会へもお伺いさせていただき、ご理解とご協力のお願いをさせていただいたところです。

 

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そもそも”炭鉄港”とは何か?というと、空知の「石炭」、それを積み出した小樽の「港」、石炭産業がベースとなる室蘭の「鉄鋼(&港)」そしてそれら三都を結んだ「鉄道」という括りでの「炭鉄港」というストーリー展開を掲げ、2010年から民間サイドで連携が図られてきたものです。

炭鉄港
http://soratan.sakura.ne.jp/3city/#

この取組は2016年度には空知総合振興局においてもストーリー構築事業が公募プロポーザルで発注されるなど、いよいよ官民共に動きが活発化してきたところです。

その背景としても、平成25年に世界遺産登録された「明治日本の産業革命遺産」の流れが、北海道開拓期より薩摩藩などの意向により直接的にこの地域につながっていること。また、前述世界遺産が国内広域にわたり、なおかつ現存物が少ないことなどに対し、本炭鉄港は僅か100km管内に現存する貴重な遺産が沢山ある。それらを踏まえると、大いに今後の展開が期待されるものです。

すでに日本国内は急成長を遂げた人口ボーナス期から、人口オーナス(重荷・負担)期へと完全にシフトしており、尚且つ観光的視点に関しても、より歴史文化、ヘリテージ系に関心が高まりつつあることから、あらためて交流人口拡大の有効性を発揮するための核として、この近代日本を支えた炭鉄港地域に大きな可能性を感じることができるのです。

また何より、石炭産業の衰退に合わせ、ピーク時には約80万人を数えた空知の人口が、今や30万人少々というぐらいまで落ち込んだことにより、今、これらの地域に住む人々の意識が、石炭産業の華やかな価値を忘れ去り「負の遺産」「負の記憶」という認識に結びつけられているのでは?と思われていることに危惧をするのです。実際には、空知は明治期より昭和半ばまで日本を支えるエネルギー産出拠点として一大価値を誇り、小樽は北前船でも有名なその港から北海道開拓民を受け入れてはエネルギーを中央へ運び出していた。室蘭は太平洋側の港の拠点として意味をなし、そして石炭産業の系譜が製鉄産業を産み根付かせた。それらには身震いするような活気があり、各地を鉄道が結び価値を確立していったという、日本の近代化を支えてきた確固たる歴史があるのです。

しかし私達はなかなかそこに気づくことができずに今を生きています。

「温故知新」

まさしく古きを訪ね新しきを知るという言葉もある通り、自分たちの暮らす地域の歴史を見直して、各地の誇りを取り戻し、そこから新しい時代を見いだしていかなくてはならない。そのような活動を推進していく中で、まずは行政ではなく、市民の代表である議員から地域連携を行い、様々なレベルで発生するであろう取組を下支えしていくための器づくりをしたいと考えています。

それが今回新聞記事でも取り上げていただいた北海道「炭鉄港」市町村議員連盟となります。

この炭鉄港の認識には、地域や個人において大きな開きがあります。まずはそれを狭めていくこと。議員同士でこれらの価値を共有することで、各地域においての活動を支援しムーブメントにつなげていくことを想定しています。

まずは3月19日(日)

一人でも多くの賛同者と共に、北海道「炭鉄港」市町村議員連盟の立ち上げができるよう、もうひと踏ん張りしたいと思っています。

 

そして私事になりますが、これらの活動はあらためて北海道、空知の中における岩見沢の価値を再構築するものとなり、これまで自身が取り組んでいる「シビックプライド」の流れにピッタリとマッチするものでもあります。もちろん岩見沢以外の地域ともWIN-WINでなければ意味の無いものです。

それぞれに ~自分たちの住む地域に愛着と誇りを~

それはまずは知ることから始まるのだと思うのです。知った上でなければ見えてこない道筋がある。

色々と重なり大変ではありますが、私の見据える先は1方向のみ。

頑張ります。