カテゴリー別アーカイブ: まちづくり的雑記

赤平TANtanまつりから徒然に。

平成28年9月11日(日)

赤平市で行われていたTANtanまつりに行ってきました。

その目的は旧住友赤平炭鉱立抗の内部見学です。

 

赤平市は「炭鉱のまち」というのを前面に出してシティアイデンティティを確立していこうとしていると感じています。

赤平観光協会のwebサイトを見ても、その本気度が良くわかります。

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http://akabirakankoukyoukai.jp/history

 

この大きな立坑は住友赤平炭鉱として平成6年まで稼働していたもの。

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閉山後、有志がこれらの施設を後世に残していくために地道な活動を続けられ、2003年に「赤平コミュニティガイドクラブ”TANtan”」が立ち上がり、その後、着実に活動を継続しています。

今年7月「旧住友赤平炭鉱施設を無償譲渡 所有会社が赤平市と契約」という新聞記事を見た方も多いと思いますが、それらは全てこの様な地道な活動が実を結んで大きな一歩を踏み出したと確信しています。もちろん行政の連携・バックアップの成果でもあろうと思います。

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町会活動色々。

少しブログの更新が滞っている内に、私が住んでいる北3条町会でいくつか行事がありました。

お盆はもちろん「盆踊り」です。

我が町会は8月13、14日の開催です。

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この盆踊りにはそれなりに思い入れがあります。

私が30歳の時に町会の育成部長を任せていただき、様々に町会に関わるようになったのですが、それとほぼ同時期に青年会議所への入会があり、それまであまり関心を持たなかった「地域」というものがとても重要なことに気がつきました。

あの頃は町会も小さな子どもが少なく、育成部の行事をしても参加者はわずか。

それでも青年会議所で経験したことをフィードバックしながら活動していくうちに、新たな住宅街ができてきたラッキーと重なり、気がつけば大勢の子ども達が行事に参加してくれる様になりました。

その様な中、町会の盆踊りの実行委員会では「今年の盆踊りはどうしますか?やりますか?」という議論があり、自分の子どもの頃を思い出した時に、今の子ども達を盆踊りに参加した記憶が無い大人にしてはいけないのではないかという思いと、たまたま立ち上げから関わる機会があった「まちの大盆踊り」で大勢の人が来場している様を見て、絶対にニーズはあるのでやめてはならないと確信し、それまで大きな通りから奥まった場所でやっていたのを西10丁目の現在の場所に移すこととなって今に至っています。

またその頃、育成部の資金を稼ぐために屋台をやりたい旨を相談しても、子ども達にお金の授受をさせる事が馴染まないとして認められず、何とも切ない思いをしたことを覚えていますが、その数回のジャブがあってか、今ではかなり賑わいのある屋台を現行の育成部の方々が展開してくれています。

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そして、この場所に移動した時に、それまで町会外の大人の方が叩いていた太鼓を、何とか地域の子ども達でやらせたいという思いがあり、太鼓を高齢者福祉センターから借りる段取りをし、でも先生が見つからず・・。藁をもすがる思いで岩見沢民謡連合会の方に相談に行き、あまりのレベルの高さに一緒に見学に行った子ども達と肩を落としながら帰ってきたり・・。

結局、町会の中に太鼓を教えてくれるおばさんが見つかり、何とか頼んで即席の太鼓教室を開催してもらって当日へ。

そのような事も、すでに10年ぐらい前の出来事となりました。

しかしその流れは現在も続いており、この様に子ども達が太鼓を叩く姿を見ると、やっぱり感無量であります。

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思い起こせば、自分の子どもがまだ歩くこともままならない頃に始め、数年間太鼓を叩き、今年は小さな子にアドバイスをしてました。

何とも赤ちゃんだったのが、こうやって盆踊り用の投光器などを運ぶ助手に成長。

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時の経つのは早いものです。

でも、地域ってやっぱり良いです。


9月4日は町会の47回目の運動会でした。

数年前から総合体育館で行う様になり、天候の心配がいらなくなりました。

今年はひゃっぴー体操も取り入れられ、一段と華やかに♪

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相変わらず、かなりの参加者で地域の結束を感じます。

最後に行う玉入れ競技は班対抗。優勝班は1年間トロフィーを預かることになっていて、どこの班もかなり真剣に行うので盛り上がります。運動会前に集まって練習する班がいたり、若者の選抜で1軍メンバーを揃えたり(笑)

おかげでみんな顔見知りになっていきます。

運動会が終わった後は、班毎に打ち上げがあり、場合によっては夜も続行・・。本当に楽しめます。


9月10日

例年は岩見沢神社に合わせて15日に開催する「子ども樽御輿」ですが、平日だとどうしても参加者が減ってしまうため、今年から賛否両論ありながらも土曜日に実施することとなった模様。

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天候が心配でしたが、町会の道路を全て練り歩き、家の前からお賽銭をもらう流れになっているので、多少の雨であれば道路で御輿を待っている人がいるのでやめるわけにはいかないという流れ。

子ども達もあらためて、自分たちの地域の道路を歩き、色んなことを感じることでしょう。そして運営する役員さんたちや同行する保護者の方達も、このような行事があるから知ること、見えることが沢山あるはず。

何事も多様化する時代において、町会行事は面倒という考え方もあるかもしれませんが、私はやっぱり大事で尊いものだと思っています。

また来年も工夫しながら継続されていくことを願うし、それができるように支えていきたいと思っています。

くりさわ農業祭スケートパークイベントから徒然に。

平成28年8月28日(日)

色々なスケジュールの合間を見て、くりさわ農業祭に行ってきました。

その最大の目的はスケートパークのイベント。

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子ども達の育成を含め、スポーツの発展に力を注いでいる岩見沢出身の赤前吉明氏に声をかけていただいたこともあり、楽しく見学させてもらいました。

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2年前にもお誘いいただいて見学させてもらいましたが、小さな子ども達が大人に混じって一生懸命になっている様子を見ると、本当にスポーツって良いなと思えます。

14151847_1077991115603104_778701007_o特に近年は、多くの子ども達が部屋の中でスマホやゲームなどでバーチャルな刺激に浸かってしまいがちな事を考えると、このように身体を動かし、尚かつ「痛い」、「悔しい」などを通り越した先の「嬉しい」「もっと!」を体感している子達は、予測不能な将来の困難に負けずに、時代を切りひらいていく逞しさを身につけていくであろうと思うと、心強いと感じると共に、もっと多くの子ども達にこのように「真剣」になって「努力」して、それが「楽しく」なって、コミュニティの中に確固たる「居場所」をつくっていくことを経験していって欲しいと願うばかり。

あまり知られていませんが、このスケートパークは岩見沢の公園緑地環境課が管理しているもの。岩見沢市の担当課は、プレーパークへの関心や、このスケートパークを維持していることを含め非常にアンテナが高く、ありがたい環境をつくろうとしてくれています。あとは市民がどう協力して活用していけるかが重要なところであります。

今、時代は大きく変わろうとしていて、スポーツの世界でも多様化が加速化しています。学校教育の場においても、既存の部活動という括りだけで対応することに違和感が生じ始めています。すでに将来、スポーツで生計を立てていこうと思うと、部活動ではなく特化したジャンルで専門家していった方が可能性が高まると言われています。その後押しとして、学校教育の場ではあらゆるスポーツの根幹を共有し、転用可能な一般的運動能力やソフト面での開発・向上が求められているのかもしれません。

このスケートボードも東京オリンピックには正式競技として採用されることとなりました。

まさしく健全な精神と肉体をつくる環境は多様化してきています。

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これら熱中することはスポーツだけに留まらず、あらゆることに可能性があります。

今を生きる子ども達には、どんな事でも良いから「熱中」する環境を与えてあげられたらと思っています。

ただし、ゲームやインターネットに熱中するのは、脳科学の観点から、ちょっとオススメしかねますが・・・。

*熱中力に関するオススメのお話はこちらもご覧下さい。
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/03/31/2877

小説「馬追原野」(辻村もと子著)を読んで

以前、岩見沢CivicPride探求部の中で、岩見澤「郷土かるた」を調べた時に、恥ずかしながら初めて知った「辻村もと子」さんと志文の開祖「辻村直四郎」さんの存在。

岩見澤郷土かるたを作った和田高明さんがお忙しい中、拙い下記動画を見てくれ、所有していた「馬追原野」の本を送ってくれました。本当にありがたいことです。しかし、どうせ読むなら集中して!と思うあまり、なかなかまとまった時間が取れず、このお盆休みにやっと読むことができたものです。

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「馬追原野」は、岩見沢の志文を開拓した、父、直四郎さんの日記を元にした小説。最初は長沼の馬追の開拓をし、いよいよ念願の自分の土地を岩見沢で手に入れ、さぁ、これから!!というところで小説は終わる。

文中に良く出てくる久樽(くったり)は栗丘。夕張道路は中央通り。幌向川にかかっている鉄橋とはアメリカ製のトラス鉄橋。他にもイメージできる場所が次々と出てくる。

 
もちろん開拓を志した中で巻き起こる様々なストーリーにも引き込まれる。

チュプンベツというアイヌ語の地名に志文という字をあてる。

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線路の灯2016から思う。

平成28年7月30日(土)

幌内線跡で行われるイベント、「線路の灯」に参加してきました。

これは過去数年連続して参加させていただいていますが、とても幻想的で美しく。また、北海道開拓からの背景を透かしてみると何ともノスタルジックでとても気に入っているイベントです。

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詳細は上の画像をクリックしていただけるとわかると思いますが、三笠幌内で採掘された石炭を運ぶため、岩見沢を経由し小樽の手宮まで、国内3番目の早さで敷かれた官営幌内鉄道をルーツとする旧幌内線の廃線跡、約2.5㎞にロウソクの灯りを灯すものです。

例年、なかなか設営から参加できず、非常に心苦しい思いをしていたのですが、今年は昼の12時から本イベント主催でもあるNPO法人炭鉱の記憶推進事業団の理事会があったため、連続して参加することができました。

冒頭の主催者挨拶(NPO法人炭鉱の記憶推進事業団 吉岡理事長)で、このイベントは大勢の人が訪れるのが目的で実施しているわけではない、過去の出来事を通し、事故にあって命を失ってしまった人々に対しての鎮魂の意味もある。言わば精霊流しのようなものと考えてもらえれば。。という意味合いのお話がありました。

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防災、備蓄品に関して

平成28年7月29日投稿

7月25日(月)に総務常任委員会が開催されました。

議案は防災について。もう一つは先日西高の一学級減が発表され、議会でも反対の決議を行った高等学校適正配置計画について。

ここでは防災の事について、当日の配布資料を元に記載します。

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今年の4月に熊本で発生した大地震は、大きな断層のズレによるもので、地表面に現れた断層のズレは横方向に約2mも動いたものでした。

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711赤電車について

47年間、多くの乗客を乗せてきた711系の赤電車。

約1年前にクラウドファウンディングで資金を集め、栗沢の大地のテラス敷地内に置かれて活用されています。

現在も大地のテラス1周年という事もあり、色々なイベントが開催されています。

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そんな赤電車ですが、流石に老朽化も激しく、紫外線の影響とも追われる塗装の劣化なども気になるところ。

現在は北海道鉄道観光資源研究会の皆様が中心となってメンテナンスをしておりますが、地元としても何とかしなければ。という動きが出てきています。

その辺りは、もう少し煮詰まってきて告知できるような事になれば、あらためて投稿したいと思います。

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この711は道々から見ると、何とも言えない角度で配置されていて、まるで現役で走っているかのような佇まいを見せてくれます。

私自身、決して鉄分(鉄道ファン要素)が高いわけではないのですが、いわみざわ駅まる。などに関わっている内に、少しずつその価値を吸収しているところです。

この711は北海道で初めての電車。

SLから電車に変わった時に整備されていた人のお話を聞く機会などがありますが、何とも熱く語っていただけることが多いです。

鉄道のまちとして栄えた岩見沢の証の一つとして、この711も多くの人に愛着を持っていただけたらと考えています。

(↓)先日のJAZZステージの様子。
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色々な気づき

昨年の8月に念願の犬を飼い始め、間もなく1年が経とうとしています。

犬を飼って、ガラリと生活が変わりましたが、その最たるモノは”早起き”です。

毎朝、5時前後にベッドに上がってきて散歩を催促されるので、嫌でも早寝早起きの生活が身に付いてきました。
また、これまで究極の運動不足だったのが、少しウォーキング効果が現れるのか、体調も心なしか良くなり、色々な集中力も高まっている気がします。

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しかし、その様なことを含め、早朝散歩は色々な副産物が得られます。

例えばこちら。

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これは北3条通りの花壇を1人でせっせと整備してくれている人ですが、この方のお住まいはこの場所から600m以上離れた場所。

にも関わらず、この通りの花壇を一通り整備してくれていました。

 

他にも、北5条通りの視線誘導用点字タイルの隙間から映える雑草を、毎朝少しずつ取ってくれているおばあちゃんとお話をしたり。

 

あまり人目に付かないところで、自分のためだけでなく地域の公共物に手をかけてくれている人が、こんなにもいるのか・・。とあらためて気づかされました。

そんなに色々な人が公共エリアを綺麗にしてくれていても、時としてゴミのポイ捨てがあったり、器物を悪戯されたり、花壇を踏みにじられたり・・・。という事があるのですが、それも、この様な人たちが裏方で努力してくれているという事を知れば、簡単に悪戯もできないはず。

人というのは「知らない」「想像できない」というのが諸悪の根源かもしれません。

「知らない」「想像」できないから、「奪う」、「壊す」等の行為が発生してしまう。

これらはまちづくりでも同じで、「知らない」「想像」できないから、”人ごと”になる。ということもあろうかと思います。

 

あらためて、自分自身が「知り、気づく」ことを求めつづけること。
そして想像力を働かせることが重要だと気づきます。
その上で、より多くの人に「気づいてもらう」「知ってもらう」ための活動をしていくのも、私の役割の一つなのだろうと認識を新たにするところです。

そのあたりは、できるところから着実に進めていきたいと思います。

岩見沢青年会議所にて講演の機会をいただきました。

平成28年6月24日投稿

昨晩、私の古巣でもある一般社団法人岩見沢青年会議所の例会にお招きいただき、今年から始めた「岩見沢Civic Pride探求部」を絡めた”まちづくり”全般のお話をさせていただく機会をいただきました。

この様に後輩から呼んでいただけるのは、何より嬉しいコトと感じます。

また、今回の例会は6月第一例会「岩見沢人文化再形成 まちづくりのヒントは若モノ×文化」と題し、若手の他団体交流も兼ね”岩見沢商工会議所青年部”、”JAいわみざわ青年部”、”岩見沢二世会”等のメンバーも参加されておりました。

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まちづくりを切り口としながら、岩見沢のあまり知られていない歴史をメインに「まちの価値」の捉え方についてお話させていただきました。またそれだけでなく、人口減少社会がもたらす経済的側面から見たマイナス効果。それを補うための外貨獲得の方向性等々を交えながら早口で60分。

期待に応えられたかどうかは全く不明ですが、終了後に「とてもおもしろかった!」「知らなかった!もっと聞きたい」等々とお褒め?の言葉をいただくことができました。

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終了後も懇親会に参加させていただき、今村理事長を始めとする多くのメンバー、他団体のメンバーとお話をしながら大いに楽しい時間を過ごさせていただき、あまりの楽しさについ滅多にいかない二次会にも参加。すっかり体調不良です(笑)

そして、、ザワザワと賑やかな環境で大声で会話していたので、喉もガラガラ・・。

おかげさまで5歳ぐらい若返った気分です。

また、新しい話題が提供できるように、日々微速ながら前進していきたいと思っております。

この様な貴重な機会をいただいた現役メンバーの皆様に、あらためて感謝申し上げます。

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6月23日(木)の夜、有難いことに岩見沢青年会議所の例会で講演を依頼していただきました。(その後、市内PTA会長と共に教育長を囲む会の案内がきて、そちらは欠席させていただくことになってしまいましたが。)

後輩に呼んでいただけると言うのは、何より嬉しいことです。

その依頼テーマは、、

「岩見沢人文化再形成 まちづくりのヒントは若モノ×文化」

という非常にハードルの高いもので、現在稼働中の「岩見沢Civic Pride探求部」を絡めたお話で60分という感じです。

当日は商工会議所青年部、二世会、岩青協、JA青年部等々の市内若手団体にも声掛けし、横の繋がりを高める目的があるとか・・。

そのような中で期待に応えられるかどうかわかりませんが、これまであまり知らなかったであろう「岩見沢のへぇ~」をお話できればと思っています。

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現在、当日使用するパワーポイントも地道に作成中。

あまりのボリュームに、途中の空気を見ながら飛ばし飛ばしになるとは思いますが、せっかくなので楽しんでいただき、聞いてくれた方々が何かを感じて貰えれば本望です。

皆さんのツボにはいるかどうかは非常に心配ですが、できるだけ丁寧に準備したいと思っています。(いつもそう思いながらできないのですが・・)

まずは、久々に現役メンバーの空気感を味わうのが楽しみです♪