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岩見沢市の人口推移の一面を見てみましょう。

〈令和元年12月4日投稿〉

現在の岩見沢市の人口は約8万人とちょっと。
10月末で80,622人であります。

私の若い頃(今から25年くらい前)は岩見沢市の人口と言えば8万4千人ぐらい。という印象が残っているのですが、実際には平成18年に栗沢町、北村と合併したことを考えると、果たして旧岩見沢市という括りでいけば、現在は何年前の人口レベルになるのだろうか・・・という疑問がありました。

そこであらためて、旧岩見沢市、旧北村、旧栗沢の人口がどうなっているのか調べてみました。

web201912041https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/content/detail/3135712/

上記、岩見沢市の公式サイトに各人口統計が掲載されていて、中にはCSV形式のものもあるので流用が簡単です。

早速旧3地域ごとの人口を調べてみると。

■旧岩見沢市 〈73,234人〉
■旧栗沢町  〈  4,932人〉
■旧北村   〈  2,456人〉

 合計    〈80,622人〉

という状況となります。

ではそれぞれの人口は、果たして何年前の人口と同じぐらいなのか比較してみると・・・

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何と旧岩見沢市は既に50年近く前の1971年(73,244人)と同水準にまで減ってしまっていることがわかります。

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岩見沢市の今年の少雪から徒然に

〈平成29年1月23日投稿〉

公私共々お世話になっている方のwebサイトに、この様なデータが掲載されていました。

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http://blog.068.jp/?eid=1028571 

「50年に1度レベルの少雪か(岩見沢)」と題された投稿を要約すると、現在の岩見沢市の雪の降り方は過去観測史上最低積雪だった1963年と同じような推移をしているということ。また、積雪深ではなく降雪量で見ると、平年は約7m前後降る中で5mを下回る少雪の年は過去に4回のみ。にも関わらず今年は1月22日現在でまだ313cm。

このまま行くとどうなるか・・・。というところです。

(是非、上記リンク元[blog: http://blog.068.jp/]をご覧ください。)

 

しかし、今季少雪なのは岩見沢を始めとして普段から雪が多く降る地方であり、逆に平年はそれほどでもない札幌や千歳などで大雪になっている。そこで、岩見沢が過去最低積雪だった時の全国的な状況を見てみると・・。

何と、岩見沢は観測史上最低の積雪深であった1963寒候年は、他地域は「三八豪雪(さんはちごうせつ)」などとも呼ばれる。日本中で豪雪の被害があった年だったそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%AD%E5%92%8C38%E5%B9%B41%E6%9C%88%E8%B1%AA%E9%9B%AA

スケールは違えど、道内でも年明け前に札幌市等、普段あまり降らないところでまとまった雪が降っている様子など、今年とちょっと似たような感じであると捉えられないこともないです。

では、他に過去4回、岩見沢の降雪量が5mを下回った1963年以外の年、1959年、1991年、2007年(寒候年)の他地域の状況はどうだったのか?

この相関が分かれば、今年の岩見沢のこれからの降雪傾向もわかるかと思って少し調べてみたものの・・。

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誠に残念ながら、「岩見沢と札幌」、「岩見沢と太平洋側」などを比較しても、その相関は読み取ることは出来ませんでした。まさしく自然はそんな単純なものではないという事をあらためて認識させられます(力不足&中途半端な結論で申し訳ありません・・(汗))

 

いずれにせよ市民の関心としては、今後1月後半から春までの降雪がどうなるか?大方の予想の様に「辻褄が合う」ような降雪があるのか、それとも他地域が降っている現状も含め、観測史的にも少雪のまま収まっていくのか。

またあまり降らなければ、ツルツル路面の発生による危険の増加や、除排雪に関連する方々に関しては経済的懸念も大きいと想像されます。

直接的な市民生活にとって少雪はありがたいですが、通常の降雪に備えた環境を維持する自治体としては、あまりにも想定と乖離するのも深刻な課題です。しかし、いかなる状況であっても、行政も市民も備えだけはしっかりとしていかなくてはなりません。

 

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〈予測と異なり、思ったより中途半端な結論になってしまったので少々追記〉
 

◆本日、利根別川の水位が上がる消流雪が実施される模様です。

こちらは幾春別川の水を利根別川に導水路を整備してポンプで組み上げ、水位の上がった利根別川の橋の上からダンプで運んできた雪を川に投げ込み融雪する仕組みです。市の中心部に近い場所で実施できるため、ダンプの運搬距離が短く、より少ない台数で効率的に排雪できる優れたシステムだと思っています。
http://www.sp.hkd.mlit.go.jp/kasen/10chisui100/jigyo/j054.html

ちなみに、この幾春別側から水を汲み上げる場所は、公園として整備されているのをご存知でしょうか?

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以前紹介した私の犬の散歩コースの一つでもありますが、夏は清々しく、秋は紅葉の美しい場所です。ここでポンプアップした水が導水路を通り、利根別川を増水させて雪を融かしてくれるのです。

 

◆岩見沢市のホームページにも雪に関する情報が載っていますので、そちらもご覧ください。
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php//contents/item/1500326

決算審査特別委員会終了しました(2)

(1)にひきつづき。

平成28年1月19日(水)に閉会した平成27年度決算審査特別委員会ですが、最後の歳入のところでも質問をさせていただきました。

(下の表をみてもらえるとわかると思いますが、直接市に入る税金の推移を見ると色々と考えさせられます)

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今回の質問の要旨としては、以下の通りです。

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過去3年程度の推移を見てみると、人口減少等による影響もあり、特に市税の中で大きなウエイトを占める市民税の減少が大きいと感じています。また、平成26年度から10年間は東日本大震災からの復興に関し、「地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源確保に関わる臨時特例」によって500円の均等割額があるため、数字としては若干減少率が緩和されている様子もありますが、平成27年度決算、そして平成28年度の予算も含めた推計でいけば、確実に税収が減少していく様子が見て取れます。

そこであらためてお伺いしたいのですが、中長期財政計画においても、今後の取り組むべき方向性の中で、「歳入確保に向けた取り組みが重要」との記載があると思います。市税に関するところとしては、「徴収体制の強化等による税収の確保」が対応の主体であると認識しますが、実際には毎年減少していく金額を考慮すると収入率が100%になったとしても、それ以上の前年比減が発生していきます。よって、収入率を上げることは大変重要なことでありますが、歳入減に対する抜本的解決に向けては、市税の増加に向けた取り組みを進めて行かなくてはならないかと思うのですが、現状の対応として何らかの税収増加に向けた取り組みを考えておられるかお伺いしたいと思います。

 

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この質問の主旨で導きたかったこととして、再質問でもお話をさせていただいたのですが、地元で経済を循環させることで市税収入が上がる可能性があるということ。そのための取り組みを行うべきではないだろうか・・・。という思いが根幹にあります。

 

例えば、

単純なことですが、タバコは岩見沢市内で買う、買い物やサービスなどの依頼も市内業者を優先する。そうすることにより、市内企業の所得が増え法人税が増える。また、雇用機会の減少も抑える事ができて、より個人・法人税が増える。更に市内商業地の価値が上がれば市に入ってくる固定資産税も増える等々。一見雲を掴む様な話で、「風が吹けば桶屋がもうかる」というような、直接には目に見えないことかもしれませんが、決して市民は自分の目先の利益を追求する人ばかりではないと思うことから、この様な好循環が起こりうる、もしくは悪循環に陥ってしまうということを、市民に周知をして知って貰うことが重要だろうと思っています。

これはふるさと納税にも共通すると思いますが、過度な返礼品で煽るよりも、やはり純粋に岩見沢市を応援してくれる方々を増やす取り組みを行う。また、それと同時に、岩見沢市民が市外に寄付することで、岩見沢市への税収が減ってしまうという事実をもっと市民に知って貰うことも大切だと思っています。 

その様なことから、現在もプレミアム商品券や建設券などで市内経済を循環する取り組みが行われていますが、そこからもう一歩進んで、市民に税収等に対するしくみと状況を知ってもらい、自分たちの行動が市内経済に大きな影響を及ぼすという知識を深めるための活動。そして自分たちの地域に愛着を伴う行動をしてもらう意思表示、たとえば「岩見沢ファースト運動」、「ローカルプライオリティプロジェクト」でも、「岩見沢ラブ推進運動」でもネーミングはなんでも良いと思うのですが、《市民意識の醸成》を図る取り組みが重要ではないだろうか。さらにこういった取り組みは市内事業者の意識も高めるきっかけにもなり、新たな好循環に結びつけることができるよう、市単独ではなく、各関係機関と連携して、歳入増加と市民参画意識の醸成を図っていくことが重要だと考えています。

 

再質問の際には、ふるさと納税の事が主のような感じに捉えられてしまった感もあったのですが、本当に言いたかったことは上記の様な市民に税金のしくみを知ってもらう。そこで岩見沢を大事にする感覚を育んで貰う活動が必要ではないだろうか・・。というところです。

 

でも、単純に「(仮称)岩見沢LOVE推進運動」とかキャンペーンで旗振りを行い、”できるだけ地元を大事にして経済を循環させよう!”それができれば、風が吹けば桶屋が儲かる的な、法人税が増えたり、個人所得が上がったり、尚かつ雇用が増えたりでどんどんと好循環になりえること。逆にそれをしなければ、マイナス方向に転がる悪循環に陥いり、市税の減少が行政サービスの低下に直結する恐れがあることをアピールすることって大事なことと思います。

決して岩見沢市民は自分の目先の利益を求める人ばかりではないと思います。そして、それを粋に感じて努力する企業が増えれば、今度は外貨も稼げる体質となり、益々好循環が生まれる・・というのは、あまりにも絵に描いた餅かもしれませんが、何より意識の問題です。そんな心構えからスタートできれば、良い岩見沢市になれるような気がしています。

何もしなければ、中長期財政計画にもあるとおり膨大な収支不足に陥ること。また公共施設マネジメントの分析も近く公になると思いますが、かなり深刻な状況が予想されることから、私達はできることをためらってはいけないのだろうと感じています。

[ミエルカ]人口増加都市サイトのご紹介

友人のFBから、とても参考になるサイトを知ることができました。

その名も【ミエルカ 人口増加都市】(トップページから地域を選択してご覧下さい)

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株式会社 社会価値’見える化’研究所( Social Value Visualization Laboratory Co., Ltd.)という民間会社が公開しているデータですが、日本全国の様子を調べることが可能です。例えば、岩見沢市の人口推移等においても、下の表の様に年齢構成別に簡単に見える化ができています。

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他にもパッと目を通しただけでは把握できないほど、沢山のデータが掲載されています。一度時間をつくって、じっくりと眺めてみるとこれまで気がつかなかった岩見沢の姿に気づけそうな気がします。

本データは、下記の公開されているデータを元にして集計しているもので信憑性も高いと思われます。それだけに 当然、今現在の最新の情報というわけにはいきませんが、大いに参考になる情報だと思います。

住民基本台帳人口移動報告
統計でみる市区町村のすがた
市町村別決算状況調
厚生労働省「医療費の地域差分析」
平成21年経済センサス‐基礎調査
工業統計調査

*是非、一度ご覧になってみてください。
http://www.visualization-labo.jp/index.php

 

私も今日から平成27年第3定例会が始まります。
空き時間等の隙を見ながら、じっくりデータを眺めてみたいと思います。