カテゴリー別アーカイブ: その他議員活動

平成26年第一定例会閉会

平成26年3月25日

本日、平成26年度の第一定例会が閉会しました。

3月3日に開会した時はまだ冬の様相だったのですが、今はすでに春の気配です。

市長、教育長の年度方針から始まり、新年度の予算審査まである非常にボリュームの多い3月議会だけに、日程的にも長いと共に、事前に調査、準備することも膨大なため、いざ終わってみると結構疲労している自分に気がつきます。

振り返れば、初日の請願案件への反対討論をする機会を頂戴し、自分なりにも色々と悩んだことから始まり、膨大な予算書、参考資料との格闘、そして本日最終日には議員定数の定数変更決議、所属会派の合併と盛りだくさん。この期間中にも「ろのじ組」のシンポジウムの提案があったり、自民党青年局の準備と進行があったり、また、その直前から岩見沢シチズンの企画、JC例会パネリスト、会派シンポジウムと運営企画がハードな怒涛のスケジュールだったこともあり、ここに来てドッと疲れがでたのか、今日は朝から一日、風邪による鼻水でティッシュが手放せない状況です。すでに鼻が真っ赤っ赤・・

予算審査特別委員会の質問内容は後日詳しく記載させていただきたいと思います。

今回は本日の出来事である議員定数の確定、会派の合併について触れさせていただきます。

続きを読む

岩見沢の誇るICT農業

もともと、岩見沢市は過去にIT特区の認定を受けていたこともあり、先端技術に対するアンテナの高いまちです。現在も市の担当者の感度も高く、実は農業分野においてもとても優れた取り組みが行われているものの、あまり世間一般には知られていないのが実態。

そこで少しだけご紹介させていただきたく思います。(とは言え、恥ずかしながら私は農業分野は素人同然なので、もしかしたらズレていることも書いてしまうかもしれませんが・・・)


本日(平成26年3月21日(金))の朝、GPSによる農業機械の自動運転等に関するデモンストレーションにお邪魔してきました。

P1060486

場所は市内でも最先端の技術で農業経営をされていると伺っているT様の農場です。

この技術に興味を持ったきっかけは、予算審査特別委員会の農業分野及び、企画財政課の取組みの中に記載されていた項目と、facebookでつながっている農業の方の投稿で、融雪剤をGPSをつかって散布しているのを見て、岩見沢の基幹産業である農業の最先端技術に興味を持ったものです。

早速、10年ぐらい前に、私がJCの委員長時代、岩青協の主力として一緒に様々な活動をしていたD氏に連絡を取り、実際に最先端技術取り入れているTさんをご紹介していただきました。そして本日の見学を受け入れてくださる事となった次第です。

今回はGPSによる自動運転の様子です。

当然、運転者は乗っていなければなりませんが、動画を見ると分かる通り、ハンドルに手を触れていません。GPSによる誘導で設定通りに動いている状況です。(動画中の大勢の人はメーカーの関係者と他地域からの視察の方々です)

こういう技術により、何がメリットになるかというと、、、

P1060489

この図にある通り、農機具のラインを正確に設定することができるので、代掻きなどで農機具がどこを走ったか跡が見えない場合、通常は重複したラインを取らざるを得ないものがロス無く走行できるため、その時間の短縮たるや相当なもののようです。

また、施肥や融雪剤の散布にしても、かなり正確に無駄なく施すことができるため、時間だけではなく材料のロスを抑えることができる。何より、従事する方々の高齢化が顕著になってくると、この運転作業も疲れてしまい、長時間の労働が苦痛になるものが、ほとんどオートマチックになるため、1日中乗っていても疲れが少ないとのこと。

そして、そこまで簡単になってくると、実はベテランの技術がなくても、派遣スタッフでも簡単な操作で作業ができる可能性もあり、農業従事者不足が解消されることも考えられます。

このGPSの技術は、x,yの平面的なものだけでなく、高さを備えたz座標も活用できるため、さらなる可能性を秘めていると共に、すでに十分に実用化が進んでいます。(このあたりの詳細はまた別の機会に紹介させていただきたく思います。)

今回のGPSは人工衛星だけだと精度的な誤差が数十センチ発生するため、畝の間を正確にトレースできず、せっかく育った作物を踏んでしまう恐れがあります。岩見沢市ではその精度を向上させるため、平成25年度に市の予算で大願地区と上幌向地区に基地局を設置。

結果、僅か数センチの誤差になっているとのこと。また、更に広範囲の地域をカバーし、精度を上げるために今年度、基地局をもう一つ設置する計画になっています。

現在、農業だけでなく、除排雪の分野でも実験が始まっており、つい最近では冬期間通行止めで雪で埋もれていた道路を開通させるのに、このGPSのシステムを用いて作業することで、大幅な時間短縮になっているとのこと。

更に、通常の路線除雪にしても、位置管理だけでなく、危険なマンホールの飛び出しや、ひっかける恐れのある構造物などをあらかじめ登録しておくことで、注意を促す警告を出すことができるなど、様々な分野で展開できそうです。民間業務においても、色々とアイデアが閃きます。

現在はこのように、器となる基地局は行政で整備し、受信側の設備は受益者負担という形になっています。今日の自動運転のシステムで約200万円ぐらいと聞きましたので、除排雪の分野とシェアできれば、あっという間に元がとれそうな感じもします。

いずれにせよ、一気に普及していく可能性を秘めていると感じました。

また、岩見沢のICT農業はこれだけでなく、1年以上前に簡単にご紹介した「次世代型農業気象システム」においても全国初の試みであり、様々な観測データを元に、生育予測、収量予測、病虫害発生時期等を算出可能になっています。

これらを称して「地理空間情報高度活用社会(通称:G空間社会)」と呼んでいるそうですが、この岩見沢市は着々とその実績を積み重ね、全国でもかなり進んだ環境を構築しつつあります。

当然、新しいことには課題もつきまとうものですが、その恩恵を考えると益々進化のスピードは早まると思われますので、私達も遅れること無く、アンテナを高くしていかねばならないと再認識した次第です。

研修会のご案内

日付が変わったので本日です・・(平成26年3月21日(金))17:00~ 

北海道グリーンランドホテルサンプラザにて、自民党10区青年局研修会として、渡辺孝一代議士、村木中道議会議員、高橋一太10区青年局長(夕張市議会議長)とのトークセッションを行います。

seinenkyoku演題は「世を変えるには政治の力が必要不可欠!」~あらためて政治とは何か!私たちが出来ることは何かを考えよう~

という事で、内容としては政治離れが著しいと言われる状況下、そうは言っても、最後にモノゴトを決めるのはやっぱり政治の場であります。そんな事を踏まえ、少しでも政治を身近なものに、そして自分たちの事として捉えられるようにした中で、青年世代を中心に、よりよい地域づくりを目指していきたいという思いが根底に流れるものです。

このトークセッションの進行は、非常に心許ないのですが私が行わさせていただくこととなりました。

よって、そのアウトラインだけはつくってみたものの、やっぱりこういうのは臨機応変にその場対応になろうかと思いますので、登壇者の方々の胸をお借りしたいと思っています。

ちなみに、現在100名ほどの参加と伺っておりますが、このトークセッションのみであれば入場も無料です。本研修会に関しては、政治に興味がある方は党員・非党員全く関係ありませんので、是非お気軽にお越しいただき、政治やまちづくりを身近なこととして感じていただきたく思います。

請願案件への迷い

1月の民生常任委員会において、約1000名の署名と共に福祉灯油の実施についての請願がなされました。

その委員会には、私は委員外委員として傍聴させていただいておりました。

請願内容としては、最近の灯油価格の高騰による生活への影響が懸念されることから「福祉灯油の実施、及び灯油価格の上昇に伴う助成制度の実現」を求めるものでありました。

現在、他の自治体でもこの福祉灯油の施策を実施しているところは決して少なくありません。そこで、この岩見沢でも実施するべきであり、ましてや財政調整基金が他の自治体に比べれば余裕のある状況なので、この福祉灯油の実施に伴う数千万円の出費はいたしかたない。という内容でありました。

現状において困っている人が存在する以上、このような福祉施策は必要なことであり、私の頭の中でも「是非とも実施を!」という気持ちがある反面、今後10年間で約130億円が不足するという収支見通しの岩見沢市において、請願通りに高齢者、障がい者、母子世帯のうちの低所得者を対象とすると、その金額はどこで線引きをするかにもよりますが、一回支給当たり数千万円という規模になることが予想され、事は簡単な状況ではありません。

そもそも、今はワーキングプアを始めとする問題も多様化しており、生活保護を受けている方よりも、何とか踏ん張って働いている人の方が苦しい生活をしているという状況も一部で社会問題化しています。また、民間レベルでの低賃金化も拍車をかけています。

そういった事等々も考慮すると、この一律支給というのは慎重に考えていくべきではないかと感じています。また、この灯油価格の高騰は今年1年のものにはならないと思いますし、現在の円安等の社会情勢を考慮すると今後益々上昇することが予想されます。となると、それを毎年支給し続けていけるのかどうか。。また、それが市民公平感として果たして正しいことなのかどうかという事にも疑問を抱きます。

であるならば、優先すべき行政の取り組み姿勢として、苦しい現状にいる方々に対し安易な一律支給を行うのではなく、「自立に向けた社会開発の理念を原則として施策を執り行う」こと。反面、苦境を脱することが叶わない本当に困っている方々には、的確なセーフティーネットを具現化し、「声なき声を拾う構造を構築していくこと」に力を注いでいくべきと感じているところです。

現状で困っている方を想像すると本当に心苦しいことでありますが、上述のようなことを3日開会の本会議の請願案件で不採択の立場から討論させていただきました。私自身、この思いが絵に描いた餅にならないように気を引き締めてまいります。

*1月27日時点での民生常任委員会において請願は反対多数で不採択。
*3月3日の第一回定例会においても請願は反対多数で不採択。

Thinkいわみざわ!! ~子育て環境を考える~ 【報告】

平成26年2月23日(日)に開催した、新政クラブ主催のシンポジウムの内容報告です。

当日はustreamでLIVE配信をしていましたので、それを3分割してyoutubeにアップロードしました。(元々がustreamのため、画像が粗いのはお許し下さい)


①新政クラブ会長挨拶・会派活動報告

 

②第一部 [基調講演]
       演題:川崎市子ども夢パークから見る可能性
       講師:所長 西野博之氏

*第一部の動画は子ども達のプライバシーの関係で公開する事ができません。非常に優れた内容だったこと、幸いに当画像品質が良くないことから、それほど影響ないと判断していただいた場合は公開させていただきます。(是非、一人でも多くの方に聞いていただきたい内容ですが・・。)

③第2部  [トークセッション]子どもを取り巻く現状と私たちがすべきこと

       ゲスト:西村博之氏/平野直己氏(プロフィール等はこちらから)

このトークセッションは進行役を私が務めさせていただきました。

非常に能力の高いお二人の邪魔をしないように!という程度の進行になり恐縮ですが、日頃から実践されてきているお二人のお話は来場した方々の心に大いに響いたことと思われます。

約60分ですが、是非ご覧いただきたく思います。

*冒頭の夢パークまつりの紹介動画は、マイクの音声が上手に拾えておりませんでしたので、こちらに元リンクを貼っておきます。こちらもご覧頂ければ幸いです。

夢パまつり

会派シンポジウム終了

平成26年2月23日(日)

岩見沢市議会 新政クラブ主催のシンポジウムを無事終了することができました。

会場には約30名ほどの参加者がいらしてくれ、岩見沢市議会関連としては恐らく初となったであろうustreamのLIVE配信も行い、その閲覧数は延べで50人弱という状況、、、恐らくじっくりとみていただいた方は一桁台であろうと想像しますが、色々と大事な一歩を踏み出せたと考えています。

内容としては、新聞社さんが取材にいらしてくれていた事もあり、その記事が出てからまとめてレポートできればと思っております。

また、ustreamもLIVE配信と共に録画もしております。

第一部の子ども夢パーク西野所長さんの講演は、子ども達の顔が沢山写っているため公にすることがためらわれます。したがって、残念ですが第一部の公開は控えさせていただきますが、第二部のトークセッションに関しては、後日youtubeにでもUPできるようにしたいと考えております。(ustreamからの取り込みの方法がわからず、現在若干苦労しております・・・)

DSC_0540

 

1655968_604690012957157_228009009_n

まずはご来場いただいた皆様、そしてustreamをご覧になっていただいた方々、誠にありがとうございました。

詳細はまた後日お伝えさせていただきたく存じます。

川崎市子ども夢パーク(2)

前項の(1)で子ども夢パークができるまでの背景や、そのマインドを簡単にご紹介させていただきました。

今回の(2)では、視察の際の画像を用いてご紹介したいと思います。


この子ども夢パークは「子どもの居場所」として機能する場所で、端的に表現するならば下記のようなものです。(データ等の詳細については公式webサイトでご確認下さい。)

hajimenikyp

続きを読む

川崎市子ども夢パーク(1)

平成25年11月27日

所属会派である新政クラブにて、他都市調査を行ってきました。

今回は公共施設設置おけるPFIの有効性に関し、先進地を視察させていただいたものと、岩見沢産の農産物が給食にも使用していただいている東京都板橋区の中で、これまた岩見沢産農産物を取り扱っていただいている大山商店街への視察調査、更には関内においての歴史的建造物の活用等々、密度のある視察となり、最終日にたっぷり時間を取って、メインの視察となったのがこの川崎市の子ども夢パークでした。

P1050997

会派としては勿論、私個人の関心としても、この[子どもの居場所]に重要な意味を感じており、昨年の一般質問でも教育環境に対する質問をさせていただいた部分とリンクするものでした。

続きを読む

中心市街地活性化のこれからを考える。

平成26年2月7日(金)10時~

岩見沢市議会 中心市街地活性化特別委員会が開催されました。

内容としては、これまでの内閣府の認定基本計画申請を一旦取り下げ、今後、より実態に即した「(仮称)まちなか活性化計画」として4月からリスタートを切るにあたっての叩き台資料についての議論となります。

その計画資料としては、近々岩見沢市のwebサイトでも公表され、市民意見募集が始められる予定となっていますので、その時に再度ご紹介したいと思います。

今回は私の考えだけを述べさせていただきます。


その前に中心市街地活性化協議会とは何ぞや?というところからおさらいします。(そもそもの詳細はこちらをご覧下さい)

cyuukatu0207
(図1)

続きを読む

(仮称)岩見沢まちなか活性化計画

これまで実施してきた認定基本計画から、新たなステップとしてより実態に近い計画を策定するためのスタートとなる「(仮称)まちなか活性化基本計画」の策定となります。

DSC_0428

一度、じっくりと目を通しました。

これまでより格段に期待が持てる内容になっていると思います。

あらためてじっくりと咀嚼したいと思います。

中心市街地活性化特別委員会は2月7日(金)開催です。