〈平成30年6月22日投稿〉
本日、無事に6月議会が閉会いたしましたが、何より昨晩のニュースに驚いた方が多かったのではないかと思います。
この殺人予告に関し、たちの悪いイタズラであったことを祈ります。状況としては空知教育局に電話があったのが13時45分ごろ。登録者宛の防犯情報メールがきたのが15時36分(私の手元に届いた時間で、他の人は後述の通りもっと早かった模様)。
〈平成30年5月15日投稿〉
昨日、東川町において開催された「森と自然を活用した子育ち(森のようちえん たいせつネットワーク主催)」に参加してきました。
内容は、国土緑化推進機構政策企画部の木俣知大氏より「なぜ今、森と自然を活用した保育・幼児教育が必要か?」と題した講演から始まり、引き続き、昨年、岩見沢市議会総務常任委員会の先進事例調査でお世話になった長野県県民文化次世代サポート課の竹内延彦氏による「長野県の自然保育の先進事例と今、自治体にできることもとめられていること」と題した講演。
その後、パネルディスカッションを展開。
会場は立ち見が出るほどの満員御礼。
今回は超党派の政治塾である〈自治立志塾(北海道新聞でも塾長のコラムが出ています)〉で受付等作業のサポート。
昨晩は、その立志塾の仲間である浦河町議の武藤氏と共に、最後列の床に座って講演を聞いてきました。
終了次第とんぼ帰りと相成りました。
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以下、個人用の備忘録的メモ書きです(誤字脱字ご容赦ください)。
〈平成29年10月5日投稿〉(①より続く)
今回の視察の核となったのは、この長野県が進める「信州やまほいく」という制度でした。
この制度は、人の育ちに対する「幼児期の重要性」を、保護者、保育者、地域住民、行政など、子どもを取り巻く大人達が共有し、子どもの主体的な育ちと学びを大切にすることを目指してつくられています。
幼児期の育ちの重要性については、私自身、過去から様々な機会でお話をさせていただいたり、本サイトにおいてもまとめとして掲載していることもあり、この信州やまほいくの根底に流れるものと共通の想いがあります。(この制度は、想いだけではなく県内各地で実践していることが何より凄いことなのです)
この信州やまほいくのことを知るきっかけになったのは、この制度の中心人物である長野県県民文化部次世代サポート課次世代育成推進幹の竹内氏の講演を札幌で聞いたことに始まります。
今回はその時の気づきを、私個人だけではなく、岩見沢市の子育てや教育を所管する総務常任委員会のメンバーで共有したい。そして岩見沢での実現に向けて一歩を踏み出したい。その様な想いでお伺いさせていただいたものです。
よって、市の常任委員会の視察先としては珍しい県庁への依頼。そして午前に現場、午後から座学という1日がかりの視察となるなど、非常に力の入った調査となりました。
まずは現場で実際に活動されている「こどもの森幼稚園」でこども達が実際に遊んでいる姿を視察させていただき、その後、県庁にて座学となりましたが、本投稿では便宜上、順序をMIXして紹介させていただきます。
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まずはこの『信州型自然保育認定制度(信州やまほいく)』とは、自然保育の社会的認知、信頼性、質の向上を担保するため「自然保育」に取り組む団体を、選択できる2つの種別と24項目の基準で、長野県が独自に認定し、支援する仕組みです。
認定は、質、量共に自然保育に重点を置いている活動を行う「特化型」と、他のプログラムと併せて自然保育にも積極的な活動を行う「普及型」という2つの種別から選択することができます。
例えば今回視察させていただいた「学校法人 いいづな学園 『こどもの森幼稚園』」は徹底的に外遊びを重視する特化型となります。
(↑偶然的に自然のブランコを発見して遊ぶ様子)
この幼稚園は55名の園児がいます。
飯綱高原という標高1千メートルぐらいの場所にあるのですが、長野中心市街から車で20分程度で通える好立地。前日の天気予報が雨だったため、外遊びのこども達を見ることができないのではないかと心配していたのですが、雨が降ってもこども達は大抵は外で遊んでいるとのこと。
また午前も午後も外で遊び、お弁当も外で食べることが多いとのこと。
よって、こども達の水筒も室内ではなく屋外に吊るされておりました。(↓)
遊具等は最小限で、できるだけシンプルで工夫することが楽しい環境になっています。また50名を超えるこども達が自由に山の中でドロドロになって遊び回っているのですが、当然のことながら子ども達は気づかないものの、先生を始めとする大人たちが見守る器の中で自由に遊んでいる状況です。
(↑)女の子がカエルを捕まえて見せてくれました。このカエルは敷地内に巣があるらしく、ちょくちょく出てきては子ども達に捕まっているとのこと。こども達には通称「神様」と呼ばれているカエル。(表情が豊かでとてもかわいらしい女の子だったのですが、掲載許可をもらってないので残念ながら下半分の表情でお許し下さい。とても自信たっぷりでカエルを見せに来てくれました。)
午後からの県庁庁舎内での座学では、竹内氏よりこれらのやまほいくが重要である視点として、「幼児期の育ちがいかに重要か」そしてその実現に向け「自然保育がどれほど適しているか」という事に関して、様々に説得力のある資料が提示されます。
〈平成29年9月20日投稿〉
9月15(金)、16(土)の二日間、北海道公立学校教頭会研究大会があり、岩見沢市に全道からの多くの教頭先生の代表が集まりました。
私は非常に僭越ながら、その中の特別分科会のシンポジウムで登壇させていただく機会をいただいたものです。
本特別分科会の研究テーマは「学校体育のこれまでとこれから-体力問題を中心として-」というもので、15日(金)の午後2時から北海道教育大学岩見沢校の山本理人教授の基調講演がありました。
この日は議会閉会日だったのですが、閉会後に移動し、無事に時間に間に合って最初から聴くことができました。
ここでは心身二元論等を始めとし、体育そのものの考え方や、年代別の指導要領の変遷と現在。また、海外の体育の傾向などを高密度で紹介していただき、その後、会場を変えて討議が行われる設えでした。
あらためて多くの教頭先生のエネルギーを感じる事ができる活発な議論が進み、会場の熱気は相当なものに。(撮影許可はいただいていませんので、若干ぼかしをいれさせていただいています)
この討議のまとめでは、選ばれたテーブルの発表者が各々話し合った内容を発表。初日ということもあり、それぞれの学校の取組などの意見が多くあったと思われます。
その後、翌日の登壇者と運営側とで打合せを実施。
翌朝は9時からシンポジウムとなります。
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特別分科会のシンポジウムのテーマは「学校と地域が連携した体育向上への取組の可能性」という難しいもので、前日に引き続き山本理人教授がコーディネーターを務め、シンポジストとして北海道教育長留萌教育局義務教育指導班主査の松尾康氏、NPO法人幕別札内スポーツクラブのクラブマネージャーであり幕別町議会議員の小田新紀氏、最後に私が岩見沢市P連元顧問&岩見沢市議会議員として、地域と保護者の目線から提言をお話するという依頼をいただいたものです。
この「学校と地域が連携した体育向上への取組の可能性」というテーマは非常に難解で、何か一点突破的な解決策は存在しないと思われます。
道教委の松尾氏は、日頃の研究内容からデータ等を元にした見識を発表。小田氏は自身が関わってきている地域のスポーツクラブと学校との連携について。私は岩見沢プレーパーク研究会やこども環境学会の視点から「遊び」の重要性と、それを地域で共有する価値観の醸成についてお話させていただきました。
この根幹は、先日、空知社会教育研究協議会でもご紹介させていただいた内容を短時間用にアレンジして、尚且つ、その価値感を地域や家庭と共有し、共に住み分けと連携を行っていくことが重要とする旨のお話となりました。
このシンポジウム終了後、また会場を移し昨日同様の討議が行われ、最後にその結果を元にシンポジストの3名+山本教授がまとめのコメントをするという流れとなりました。
ここで感じたのは、タイムリーに報道されていた「教頭先生の7割が過労死ラインの労働時間」と言われる教頭先生達の熱意でした。シンポジウムでも会場からの質問が活発に発せられ、それぞれ自分の学校での取組に活かすことができないか貪欲に取り組む姿が見え、討議の時間も会場全体が地鳴りが発生したような音になります。
この様な熱意のある先生達によって学校運営がなされていることを改めて感じることができたのは、私自身、本当に素晴らしい経験となりました。また、空知地域の教頭先生が運営を行い、打合せ一つとっても万全の備えをしてきていたことも特筆すべきところと思います。
ただ、私の発言が期待に沿っていたかどうかはわかりません。
日常的に学校環境に接しているプロのお二人の話しの次に、地域・保護者代表とは言え私。
あくまでこの日の私の役割は「ゲテモノ枠&賑やかし的」なものと捉え、日頃の学校生活ではあまり感じることのできないであろう社会環境変化にスポットを当ててお話をしてみました。
特に大事なのは、環境建築家でありこども環境学会の代表理事でもある仙田満氏の論文にあるように、こども達が群れて遊ぶ中で育む5つの能力が、大人になるための人間形成にとても重要な役割を果たしていると感じているものです。
しかし、今の社会環境においては、この「群れて遊ぶ」ことが限りなく難しい状況になっている。
だからこそ、地域、家庭、学校が意図的にその遊びの場を保証してあげる必要があると考えています。とは言え、それが叶わない保護者も多いのが実態なので、何らかの補完をしなければならない。そして、その補完すべき「キー」となるのは学校ではなく、地域と行政なのだろうとも考えています。
この岩見沢においてもプレーパークの様な取組が、その時々に対象となるお母さん達が運営しているだけでは、どうしても新陳代謝がうまく機能しなくなってしまった場合にはその活動が途切れてしまうことにもなりかねません。またプレーパークやプレーセンター等々の様なものに参加できる子とできない子がいる中で、小学校区的な、より身近な地域においても展開できる工夫も必要だと思います。
それらを含め、こども達が群れて遊ぶ環境づくりは、もう行政が介入しなければ実現できないものなのかもしれないと感じています。このあたりは自身の次のステップで研究していきたいと思っています。
まずはこの度、私のようなものにお声がけいただき、重要な機会を与えていただいた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
私自身、非常に有意義な二日間となりました。誠にありがとうございました。
〈平成29年9月15日投稿〉
先日、こども環境学会の会報誌が送られてきました。
その中には5月に恵庭で開催された全国大会の報告がたっぷりと!
私は分科会Cの担当として、この報告書を記載させていただいたので少しご紹介いたします。
(当日の様子はこちらを御覧ください。https://hiranoyoshifumi.jp/2017/06/05/8586)
***以下報告書転載****
【日時】5月28日(日)10:00~12:00
【会場】北海道文京大学本館3階631教室
【話題提供者】
1,林 睦子(岩見沢プレーパーク研究会)
2,勝呂由紀、竹中美佳、松岡千枝(恵庭プレイセンターHug!)
3,宮武大和(札幌トモエ幼稚園主任教諭)
【コーディネーター】
平野義文(岩見沢市議会議員)
こどもの課題の根幹は大人にある。これを切り口とし、「共に遊び 共に育つ」をテーマとして展開した。
最初の話題提供は、岩見沢プレーパーク研究会の林氏。《本活動は平成26年に全くのゼロからスタート。プレーパーク(以下PP)をやってみたいという自身の想いから講演会を主催。それに参加し賛同してくれた人々と実験開催を行い、以来、延べ開催数約50回、約2,000人の参加者を数える。活動を継続していくことで通常とは逆の行政からの事業協力依頼でPPを共催、地元教育大学との連携から大学敷地内でPP実施など広がりを見せている。運営は保護者の得意を持ち寄っている。多くの子ども達に触れる中で多様性に気づき、正解は無数にあることに気づける。正直PPの運営も疲弊する。そこでお母さん達と相談して頻度や開催方法などを工夫する。現在は森のようちえんも画策中。まさしく、こども達が成長する場としてだけではなく、運営する保護者の成長、関わる学生さんや多くの人々の成長の器として継続中。》と発表。
2組目は恵庭プレイセンターHug!を運営している3氏より《プレイセンターはニュージーランド発祥の「親たちによる幼児教育活動」。恵庭市では9年前に道内唯一として開始。Hug!は恵庭市運営のプレイセンターがきっかけで、様々な可能性を広げるためにお母さん達で独立して立ち上げた任意団体。運営は「自由遊び」「親の学習会」「協同運営」で成り立つ。役割や負担が少なく、自分の子だけ見ていれば良く気軽に参加できる支援センターと比べ、プレイセンターは登録制、会費制、学習会、協同運営という面倒な側面がある。しかしそれがメリット。お互いに「誰誰のママ」ではなくニックネームで呼び合う。自主運営なので企画運営を通し喜怒哀楽の中で仲間ができ、親子で成長できる。「子どもが主役になれる場所」を大人がサポートする中で得られる経験は何事にも替え難い。》と発表。
3番目に札幌トモエ幼稚園の宮武氏より《トモエ幼稚園は母親を中心に生後1ヶ月の赤ちゃんから祖父母まで、幅広い年代の家族が園児と一緒に通える園。いつきていつ帰っても良い。多くの保護者が園内にいるので自分の子以外を抱っこしている風景も普通。森の中にあるので、こども達は多様な経験ができる。蛇も種類が判別できれば自分で捕まえて良い。古いバスの上から飛び降りるのも自己判断。それらの環境により親(大人)の変化が生まれる。本来、子育て未経験であれば、親としての能力が発揮できないのは当たり前。また、今の親世代は育てられている時に「育てる」を学ぶ機会が少ない。また、家庭・地域での子育てを支える力が弱くなってきていることから「子どもが育つ」と同時に「親も育つ」場をつくることが必要との視点で1988年から園児家族に毎日開放している。》
このような3者の発表の後、トークセッションを行い「親・大人の育ち」が、より社会認知を得るためのプロセスや、広がりへの課題などを各々の体験談を元に共有。最後に当学会中島興世副会長が会場から発言した、「皆さんのそれぞれの活動は小さなもの。しかし核心をついたもの。日本の子ども達の未来に繋がる正しい運動である」との言葉が本分科会を象徴する言葉として会場に響いた。
***転載終わり***
字数制限があるので、なかなか意を尽くせませんでしたが、とても有意義な内容であったことを補足させていただきます。
〈平成29年9月13日投稿〉
9月16日(土)岩見沢市民会館まなみーる 文化センター中ホールにて、表記特別分科会シンポジウムがあり、その中でシンポジストとしてお話する機会をいただきました。全道の公立学校の教頭先生が大勢集まり、二日間にわたりテーマに基づいた研究協議、討論を行っていく場となります。
お声がけをいただいたのは確か4月のこと・・。まだまだ先だと思っていたら、あっと言う間に9月になってしまいました。
あらためて今回のプログラムを見せていただくと、何とも鼻がムズムズするようなご紹介をいただいていますが・・。
今回の大会テーマは体力問題を中心に掲げた中で、シンポジウムで求められているものは「学校と地域が連携した体力向上への取組の可能性」という非常に難しく重たいもの。
議会開会中ということもあり、なかなか集中してプレゼンを作れずにいたのですが、何とか先程メールで送信させていただきました。
コーディネーターが北海道教育大学岩見沢校の山本理人教授で、シンポジストが道教委の方とスポーツクラブ運営の方、そして私の3名。他の2名はプロとして、私は「ゲテモノ枠」での登壇?と腹を括りつつ、聞いていただける方の時間泥棒とならないように、これまで関わってきた「こども環境学会」や「プレーパーク」等の概念からお話を展開させていただくこととしました。
明日の打合せから3日間、非常に重たいテーマと環境の中、緊張感のある日々となりますが、何らかのヒントやきっかけになるような展開になれれば良いなと考えています。
今回は、ちょっと普段と違って緊張感がありますが、なんとか頑張ってきたいと思っております (汗)
〈平成29年8月29日投稿〉
8月17日に浦臼町にて表記の研修会がありました。これは空知管内の社会教育主事等を対象とした研修会で、この中で私に90分の講演依頼をいただいたものです。(下画像は私の前に講義をされていた模様です。)
講演のテーマは社会教育や生涯学習の趣旨を踏まえ、「あそぶ・学ぶ・動くで育む ~個人と地域の自己肯定~」というタイトルとさせていただきました。
以下、簡単に概略を紹介させていただきます。
〈(注)あくまで沢山正解がある中における一つの考え方ということで捉えていただけると幸いです。〉
①まずは個人としての自己肯定がどんなに大事か。そしてそれを育む大切な要素が「あそび」であるというお話をさせていただきました。
その次に②「自分たちのまちには何もない!」などと言われることが多いと思いますが、実は違って知れば知るほど誇りや愛着を持つことができる。これは地域への肯定感に繋がるのではないかという事を「岩見沢シビックプライド探求部」の活動を通して紹介させていただきました。
そして③私達の住んでいる空知という広域に目を向け、過去から歩んできた延長線上に価値を見出すことのできる「炭鉄港」の取り組みを紹介させていただく。
このような3本柱で90分間お話をさせていただいた次第です。
先日開催した「こども環境学会」全国大会の実行委員の中核の一人であった北大の川田准教授より、表題のフォーラムについてご案内がありました。
全国大会に参加された方には大いに関心の高い事項かと思いますが、以下、川田准教授の言葉を転載してご案内に変えさせていただきます。
***以下転載***
さて、7月8日(土)の午後に、北海道大学・遠友学舎にて添付のフォーラムを開催いたします。
こども環境学会でご一緒した宮武さんにも登壇をお願いしています。こども環境学会との関連で言えば、分科会CとDの延長線上に位置づく企画です。
キーワード「多世代多様な場」「世代間交流」から、「人の育つ社会」を展望します。
基調講演の金田利子先生(静岡大学名誉教授)のお話は、そこからESD(Education for Sustainable Development)にまでつながっていく予定です。
ご参加いただける場合は、以下をクリックしていただけると簡単に申込みできます。
なお、会場の遠友学舎は、新渡戸稲造らが、学校での学びに恵まれなかった勤労青年に対して、
無償で学びの場を提供し、遠来の友を招いた遠友夜学校にちなんだ平屋の建築物です。
http://www.aku.co.jp/project/work/enyu.html
当時、蝋燭の光で学んだことを継承して、自然光を最大限活用した「すこし薄暗い」空間も味わいがあります。
とのことです。
関心ありましたら是非ご参加してみてはいかがでしょうか?
私も調整してみたいと思います。
〈平成29年6月5日投稿〉
大変遅くなりましたが、5月27日(土)、28日(日)に恵庭市文京大学で行われたこども環境学会の全国大会が無事終了しました。
土曜日に開催された基調講演やセミナー等にも上記画像の通り、大勢の人が参加し、こどもと遊びの重要性が認識されてきたと実感します。また、すでに実践している首長をお招きしての首長シンポジウムも大きな反響がありました。その内容に関してはいずれ何らかの形でご報告できればと思います。
本大会での私の出番は主に裏方。受付等の事務サイドにおりましたが、それとは別に日曜日に4つ開催された分科会の内の一つで、コーディネーター役をさせていただきました。(非常に力不足を感じた2時間ではありましたが・・^^;)
分科会のテーマは「共に遊び 共に育つ」
〈様々な育ちの環境の懸念に対し、大人は「子ども」に焦点をあてて対策を考えることが中心になっているように思います。しかし、急速に変化する時代に育った“昔の子ども”がさらに多様に変化していく時代の中で“今の大人”となり、子育てに戸惑っていることも関係しているのではないか?、そう考えると「大人」に焦点をあてることも必要になってくると思います。人間は子を持ってすぐに親としての能力が発揮されるわけではなく、子どもと関わり様々な経験を積みながら親として成熟していくもの。子どもの健やかな育ちを保障するために、大人(親)も育つ環境づくりが必要と捉え「共に遊び共に育つ」をテーマとして、子どものまわりにいる大人に焦点をあて、子どもの遊び場づくりを契機に母親たちが成長するプレーパーク、子どもの自由な遊びを大事にしながら親同士が学び合う関係をつくっているプレイセンター、大きな家族のような人間関係で親を支える幼稚園、この3つの実践を話題提供とし、大人の成長が、子どもの健やかな成長にどのようにつながっていくのか。〉
ということを重視して展開しました。
話題提供者は岩見沢プレーパーク研究会の林代表、恵庭プレーセンターHUGを運営しているお母さん達、札幌のトモエ幼稚園の宮武先生の3者より。
こちらの分科会も前日に引き続き、本当に大勢の参加者に恵まれ、また優秀な話題提供により会場が一つになっていきました。
最後に、とても感動的なエピソードがあり、しっかりと理念を持って蒔いた種は、時間の流れにおいて確実に根を伸ばし、いずれ芽を出すということを実感。
これら大会の模様に関しては、後日報告紙が出たら、そこから抜粋してご紹介できればと思っています。今回は「まずは私的にこのようなことがありました!」という手抜き投稿でお許し下さい。
〈平成29年5月7日投稿〉
本日、午後より恵庭文教大学で最後の実行委員会が開催されますが、5月26(金)~28(日)にかけて、こども環境学会の全国大会が北海道恵庭市にて開催されます。
こどもを取り巻く環境の変化が著しくとも、こども達が健全で健やかに育つ環境はしっかりと社会でつくり出していかなくてはならないとの思いで、本学会にも参加させていただき、些細な部分ではありますが、本全国大会実行委員会にも参画させていただいています。
土曜日の基調講演とシンポジウムは非常に見どころのある内容ですし、日曜日の分科会も4つの中から興味のあるところを覗いてみると新たな気づきも得られるかと思います。(私は分科会Cでコーディネータとしてお話させていただく予定です。そのパネラーの一人は岩見沢プレーパーク研究会の林代表です。)
そしてなんと!
この大会の参加に関しては、北海道民で学会員以外の方は無料で参加できます。
是非、時間調整いただき、ご参加いただければ幸いです。
参加申し込みはこども環境学会公式ホームページからがおすすめです。
http://www.children-env.org/entry/
多くの皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。