カテゴリー別アーカイブ: まちづくり的雑記

岩見沢civic pride探求部スタートします。

これまで岩見沢のまちづくりに関わるにあたり、どうしても自分達に足りないもの。それが岩見沢というまちが、どうやって生まれ、発展してきたのかという正しい根拠でした。

色々と付け焼き刃で勉強したりしたことはありますが、あらためて色々なところで、”私たちはあまりにも自分たちの”まち”の事を知らなすぎる。”と感じることがあります。

そこで、まずはそんな岩見沢のことを少しでも知る手段がほしいという発想の下に、今回、このように《岩見沢Civic pride探求部》という勉強会を立ち上げることとしました。

目指すは、過去からの延長線上にある正常進化!

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とはいえ、やってみなければわからない!という感じで、最初はあまり堅苦しく考えることなく、ある程度のテーマに沿って講師等を依頼し、それらで得た情報を編集し、少しでもアウトプットして多くの方々と共有していけたらと考えています。

その様なことで、記念すべき第一回の勉強会は、やっぱり岩見沢が誕生したきっかけとなった石炭関連から始めたいと思い、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団の吉岡理事長に依頼をさせていただきました。

石炭と鉄道がこの岩見沢の大きな軸であったことから、まずはその環境をひも解き、ゆくゆくは今現在と比較した中で、今後の岩見沢の方向性にまで導くことができたら・・・という期待の下のテーマです。

まずは第一回目が1月27日です。

何名の方に関心を持っていただけるかわかりませんが、ゆっくり着実に進めてみたいと思っています。

お申し込みは、私までメール(info@hiranoyoshifumi.jp)でいただけるか、FBページへのコメントやメッセージ。若しくはイワホへ直接ご連絡していただいても構いません。講師への謝礼等を受益者負担で行いたいと考えておりますので、参加費として1,000円(ワンドリンク付き)いただきたく思います。

滅多にあることではないと考えていますが、会場の都合上、定員を超えましたらお断りさせていただく事もありますので、その際はどうかご了承ください。

貨物新幹線導入を検討(北海道新幹線)

〈平成28年1月4日投稿〉

元旦の新聞1面に、表題のような見出しが躍りました。

“国土交通省とJR貨物、JR北海道などが、北海道新幹線に貨物専用の新幹線を導入する検討を始めたことがわかった。”

ということで、これまで北海道新幹線に期待する声がある反面、経済的にも厳しいことが予想されている状況等、懸念すべきこともあったのは事実かと思います。

その懸念を解消する一つの考え方として、北海道の農産物等を速やかに運搬する「貨物としての新幹線」ならどうだろう?と身近な人と雑談的に話していたことが多々ありました。そんな背景があったため、元旦に唐突にこの様な記事を目にし、様々に希望が膨らみます。

まず考えられるのが農産物(オールシーズン安定した運行を考えると、農産物では足りず課題が山積ですが)。

これらは鮮度を保つためにも、時間との勝負となります。

例えばトウキビなどを首都圏に運搬するには、朝に収穫したものを飛行機で空輸することも珍しくありません。ただ、コストと輸送量に難があるので、それほど一般的になっているわけではありません。

しかし、大量に運べる貨物列車が、わずか半日+αで北海道から首都圏や関西にまで運べるとなると、これまでの考え方を大きく変えることができるかもしれません。(現在の青函トンネルの貨物列車の運行は51本/日(上下計) 北海道から本州への発送量221万トン、到着量は225万トン *資料へのリンク

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(画像は昭和55年に廃止になるまで、東北以北最大と言われた岩見沢市大和地区の操車場の風景~ピーク時で1日4千輌の取扱貨物車数があったと聞いてます。)

道内各地から一旦大型操車場に集まった貨物は、空港や各港等に行くものと、クレーンでそのまま新幹線に乗せられるものに分別され、また各地へと散っていく。そんな事を想像すると、元々東北以北最大の操車場があったこの岩見沢の地の利を活かすことができるかもしれません。

何せ、元々がこの岩見沢は交通の要衝として、近隣の産炭地から石炭を運ぶための鉄路の拠点でありました。鉄道で何かを運ぼうと思えば、この地の利が活きてくることは間違いない事実であり、また、上の画像の大和地区の操車場跡地は、現在、市が保有する広大な空き地となっています。

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(岩見沢が鉄路の街として発展してきた状況)

とはいえ、貨物新幹線が導入される可能性が高まっても、そもそも既存の操車場のキャパを越え、別途操車場設置が必要とするほど運搬需要が高まるのか?という事や、いきなりこの岩見沢の地に操車場を!というのは、事情を良くご存じの方には「何をアホなことを・・」というレベルの話かもしれません。よって、あくまで私の勝手な都合の良い空想上の話であることを申し添えさせていただきますが、本来の計画から行けば、新幹線は旭川までの延線も視野に入っている事もあり、車両庫を含め、あながち非現実的な話としてしまうには勿体ないと考えています。

これらの事を踏まえ、一度じっくり(こういう性質のものとしては、残された時間も僅かかとは思いますが)と勉強してみたいと考えておりますが、どなたか鉄道に詳しい方のお話なども聞いて、夢を膨らませていけたらと思っています。

と、勝手に夢が膨らむ新年のニュースを読んでの投稿でした。

ある日の出来事。

平成27年12月19日 (土)は色々と重なった1日でした。

朝8時から、岩見沢観光ボランティアの方々に駅舎ガイド

これまでイワホで行っていた駅舎の観光ガイドを、観光ボランティアさんでも出来るようにしたいとの事で、久々に駅舎ガイドをしてきました。

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私の都合で8時という早い時間からのスタートになってしまいましたが、約1時間に渡ってお話をさせていただきました。もちろん、余談的な部分も多々ありましたが・・・。

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議員インターンシップ

《平成27年12月2日投稿》

数日前からNPO法人ドットジェイピーの学生スタッフさんよりご連絡をいただき、議員インターンシップの受け入れについての説明の機会をいただきたい旨のお話をいただきました。

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これまでも若手の議員仲間さんや、北海道自治立志塾等に参加する議員さんで、大学生のインターンシップの方々を連れて来ているのを見ていたので大体の様子はわかっていたつもりですが、いざ自分が受け入れるかどうかとなると、その細やかな対応をする時間をつくれる自信がなく、結果として来てくれる学生さんにも自分にもマイナスになってしまうんじゃないだろうか・・・。という心配もあって、これまで自分から受け入れる体制をつくることはできませんでした。

しかし、いざこうやってスタッフの学生さんが岩見沢まで来てくれて、一生懸命説明してくれると、自分が大学生の頃、その地域の大人の人たちに散々お世話になったことを思い出し、つい「普段やったことの無いことをやるのは自分にとっても良い事だ!」という考えが頭をもたげ、用紙にサインしてしまいました(笑)

早ければ来年2月からインターンシップの学生さんが来ることになりますが、もし来てくれるならば普段は経験できないような事を沢山させてあげられたらと思う一方、果たして希望者がいるのか?という事も思いつつ、お互いに後悔しないように努力しなければと思う次第です。

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さて、今日は第4回定例会の一般質問内容を作っていました。まだまだ勉強不足のところもあり、もう少し精度を上げられる様に努力していかなくてはなりません。

また、本日の15時からは、所属する市民憲章推進委員会で実施している小学校4年生を対象とした絵画作品の審査がありました。

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最優秀賞に選ばれたのは、審査員の中で最も評価の高かったもの。綺麗な色使いでとても上手な作品でした。

この市民憲章というのは、なんとなく空気の様な存在にしてしまいがちですが、積極的な都市では、各章の文章に基づく市民委員会をつくり、その具現化のために活動を展開したりしています。非常にわかりやすい項目だけに、この岩見沢でもいずれそんな機運が高まれば良いなと思いつつ、青年会議所時代から始まり、市PTA連合会の代表として、現在は一市民として、この市民憲章推進委員会に参加する機会をいただいています。

お正月用の門松カード

[平成27年12月1日投稿]

お正月時期にはお馴染みの紙で出来た門松カードはご存じですよね?

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近年はダウンロード出来るようになっているのをご存じでしたか?

下記URLの市民憲章推進委員会のページからダウンロード可能です♪
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php/contents/item/1500006

是非ご活用ください。

「岩見沢市人口ビジョン(案)」「岩見沢市総合戦略(素案)」に対する意見の募集について

[平成27年12月1日投稿]

昨日、岩見沢市議会地方創生特別委員会が開催され、これまでの岩見沢市人口ビジョン(案)並びに岩見沢市総合戦略(素案)の説明と内容に対する質疑が行われました。

あらためて本日、岩見沢市のwebサイトに表記の意見募集が上がっていましたのでご紹介いたします。
(正式なリンク先は以下の通りです。
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php/contents/item/3095776

[以下転載]


岩見沢市では、市政の最優先・最重要の課題である人口減少と地域経済縮小を克服するため、「岩見沢市人口ビジョン」と「岩見沢市総合戦略」の策定に取り組んでいるところです。

現在、市民の皆さまや産業界、教育機関、行政機関、金融機関、労働団体等で構成される「岩見沢市総合戦略等推進委員会」や市議会等からご意見等を伺い、「岩見沢市人口ビジョン(案)」と「岩見沢市総合戦略(素案)」を取りまとめたところです。

今後は、推進委員会や市議会に加えて、パブリックコメントや各団体等から幅広い意見を伺い、最終案を策定することとしております。

そこで、「岩見沢市人口ビジョン(案)」と「岩見沢市総合戦略(素案)」に対する市民の皆さまからのご意見を以下のとおり募集いたします。

【意見募集対象】 「岩見沢市人口ビジョン(案)」及び「岩見沢市総合戦略(素案)」

【意見提出方法】 ①氏名(性別)、②住所、③ご意見を明記の上、次のいずれかの方法で、市 企画室までご提出願います( 電話や口頭でのご意見は受け付けできません)。

・電子メールの場合 pabukome@i-hamanasu.jp にメール送信してください

・窓口提出の場合  市役所企画室、北村・栗沢支所総務課、有明交流プラザ・幌向・朝日・美流渡の各サービスセンターまで提出してください。

・FAXの場合  ( 0126 ) 23 -9977にFAXしてください

・郵送の場合  以下の住所・宛先に送付してください

〒068-8686 岩見沢市鳩が丘1丁目1番1号
岩見沢市役所 企画室

【募集期間】 平成27年12月1日(火曜日)~平成27年12月10日(木曜日)(郵送の場合、当日消印有効)

【問合先】  市企画室 電話( 0126 ) 23 - 4111 ( 内線 423 )

【資料入手方法】  以下よりデータをダウンロードいただくか、書類を市役所2階企画室(5番窓口)、北村支所および栗沢支所総務課、各サービスセンターで12月1日から配布いたしますのでお申し出ください。

●岩見沢市人口ビジョン(案)
 ・本 編(PDF:2,288KB)
 ・概要版(PDF:1,016KB)

●岩見沢市総合戦略(素案)    
 ・本 編(PDF:1,788KB)
 ・概要版(PDF:1,304KB)

●意見提出様式
 ・岩見沢市人口ビジョン(案)に対する意見(様式)(Word:68KB)
 ・岩見沢市総合戦略(素案)に対する意見(様式) (Word:69KB)

【その他】

提出いただいたご意見は、今後の協議の参考とさせていただきます。また、ご意見の概要とそれに対する考え方については、後日ホームページ等でお知らせします。なお、個別のご意見に対する回答はいたしませんのでご了承の上、ご応募ください。

[転載終わり]

 

是非、資料をご覧ください。

ぷらぷらまち歩きin岩見沢 報告

平成27年10月25日

雪がチラつく寒い日曜日、空知管内13箇所で開催された【ぷらぷらまち歩き】の岩見沢開催がありました。

そらち13ぷらぷら速報.ai

ちなみに、岩見沢での案内人は僭越ながら私が行わせていただく機会をいただきました。

せっかくなので、参加してくれた方々が退屈しないように岩見沢の開拓からの生い立ちにスポットを当ててルートを設定!俄仕込みですが何とか形に(笑)

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北3条通りのプラタナス

私の家のすぐ近く、北3条通りは街路樹がプラタナスのトンネルになっています。

とても良い雰囲気でお気に入りなのですが、当然、広葉樹ゆえの落葉があります。

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近郊の住民の方々も、これには賛否両論あるのですが、そんな負担を少しでも減らそうと行政側も努力をしております。

大きな効果を発揮しているのが、秋が深まる前の強剪定。早めに枝ごと落としてしまいます。

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こんな姿が見えてくると、いよいよ冬が近くなってきますね(汗)

アメリカ製トラス橋の錆磨き。

平成27年9月20日(日)、21日(月)の二日間、百餅まつりと同時期に開催される情熱フェスティバルにおいて、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団のブースをお手伝いしていました。

詳細についてはこちらのブログに記載されておりますのでご覧下さい。
http://yamasoratan.blog62.fc2.com/blog-entry-2037.html

と言うことで、、

朝からいつもの葛西氏とコンビで部材の搬入です。

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私もこのトラス橋に関わって早5年になろうとしていますが、その都度、自社のオンボロトラッククレーンで運搬させてもらっています。ちなみに私自身、トラッククレーンを操作するのは年に一回、このトラス橋の部材を運ぶときだけではないか?と思うほどのレア作業です。

しかし、岩見沢市内にこの様な130年前の貴重な鉄橋の部材が見事に揃って野積みされているのは凄いことです。

ちなみに、例年であれば「いわみざわ駅まる。」の中でこのトラス鉄橋を紹介させていただいているのですが、今年の駅まるは10月に開催するため、今回は情熱フェスティバルに出展する「炭鉱の記憶推進事業団」として紹介させていただいた次第。


いつもは駅まるイベントの時に、駅前で淡々とやっているのですが、この様に情熱フェスティバルの会場内で開催すると、本当に多くの人が感心を持ってくれます。

「コレ何?」という感心を持って集まってきてくれる方々に、、

「130年前、岩見沢市内で架かっていたアメリカ製のトラス鉄橋です。せっかくなので錆落とし作業していきませんか?」

「北海道開拓史の助っ人アメリカ人、クロフォードが発注し、ニューヨーク港から横浜、横浜から小樽に着いて、岩見沢市内に架かっていたものです」

「北海道開拓に伴った、幌内-手宮線の開通時には間に合わず、当初は木製の橋でしたが、翌年にはこの鉄橋が架けられました。現地に合わせてつくられたモノではなく、100フィートの既製品を2つ輸入して現地を合わせ、旧幾春別川と幌向側に架かってました」

「大正時代に機関車の大型化に伴い橋が架け替えられ、このトラス鉄橋は栃木県の東武鉄道で双子の橋として連結され、第二の活躍をしていましたが、平成に入り、一つは貴重な遺産としてJR東海の三島工場で復元展示され、もう一つはバラバラになって岩見沢市内で保管されています。」

「この橋はイマドキの鋼鉄と違い、錬鉄というもので出来ています。そのため、錆が内部まで浸透せず、ちょっと削るとすぐに銀色の下地が出てきます。角もしっかり立ってますよね。今の鋼鉄ならこれだけ年月が経っていれば腐って角も無くなっているはず。錬鉄の凄さですね」

「アメリカのフィラデルフィアで、当時の職人が手打ちでつくっているため、表目の凹凸にも感慨深いものがあるんです」

「錬鉄は純度が低いため、鉄としての価値があまり高くないそうです。だからこそ130年間も残ってきたのかもしれませんね。価値のある鉄だったらとっくに溶かして別のものに生まれ変わっていたかもしれません」

「とても貴重なものです。きっと組み立ててしまったら文化財級となって触れることも難しいかもしれません。錆落とししたり自由にさわれるのは今だけかもしれませんね」

小さなお子さん達に「将来、この橋が復元されたら、自分たちで錆落とししたこと覚えていてね」

等々、橋のスペシャリストである石川氏と葛西氏の解説により、沢山の市民の方にこの橋の存在と価値を知っていただけたと思います。

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とは言え、まだまだこれらの類はマニアックなモノと捉えられています。私は、空知や岩見沢が背負ってきた鉄道や炭鉱に纏わる歴史にスポットライトが当たり、きちんと整理していければ、多くの人々に広く認知される「地域の価値」になりうると信じています。

また今回は線路を挟んで真っ正面に岩見沢レールセンターが見えました。これら関連を含めて、岩見沢と空知の可能性が垣間見えます。こんな話を含めて前進していきたいものです。


ちなみに、このトラス橋の内容を調査し、綿密にまとめられたブックレットが500円で販売されています。
興味ありましたら、是非炭鉱の記憶マネジメントセンターでお買い求めください。