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岩見沢市議会フォーラム”元気UP岩見沢”終了報告

平成28年2月20日(土)

無事に岩見沢市議会フォーラム〈元気UP岩見沢〉が終了いたしました。

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前期(18期)から繋がる岩見沢市議会議会改革の流れにおいて、前年度に実施した第1回他都市調査報告会をベースに、どうしたらより良き市民との接点をつくっていけるかという議論を広報広聴委員会で繰り返し議論し、今回は下記の様な設定にさせていただきました。

①[第一部]議会活動の根幹といっても過言ではない常任委員会単位での報告、発表
②[第二部]広聴の機能を重視した質疑応答・意見交換

の2部構成です。

IMG_1112第一部の常任委員会報告は、本来であればそれぞれに掘り下げ、各委員会ごとにある程度の持ち時間にできれば、市民の方々もより関心を深めていただける内容になったかもしれませんが、そうなれば途中の入れ替え等の時間も考慮すると、報告だけで事業全体程度の時間を要し、全体に長丁場となってしまうため、それはそれで課題も残ります。そこで今回は、まずは全体の時間を約2時間と想定した中で、初めて開催する第2部の質疑応答・意見交換の時間をできるだけ長めに取るということを優先し、各委員会15分程度という設定にさせていただきました。

この評価については、回収させていただいたアンケートでも二分しており、テンポが良くてわかりやすかったという反応と、上辺だけで何が言いたいのか良くわからなかった的な感想が入り交じっている状況でありました。ただ、今回はあくまで話題提供的な位置づけで設定させていただいた事を冒頭の趣旨説明でも申し添えさせていただいた事から、それなりのご理解はいただけたものと想像をしています。

これらの手法等については、広報広聴委員会の中で次年度に向けた考え方を固めていきたいと思っています。

IMG_1147また今回、最も重要視していたのは、第2部において多様な意見を聴かせていただくという部分です。

と言うのも、これまで議会全体で市民の意見を聴く場というのは、少なくとも私が所属している年数では皆無であったと認識をしていますが、議員が個別で市民の意見を聞く機会というのは当然存在しているものの、その多くは自分の支援者的な位置づけの人からの意見が殆どであるという認識をしています。そこで議会全体として、あらゆる方向からの意見を議員全員で聴くという機会が何より重要で、今後の議会のレベルを向上させていくためにも不可欠なことであると認識をしています。

この第2部で出された意見は、他都市調査のあり方や議会活動の見えづらさ、中心市街地や人口減、空き家対策、市の財政に関する考え方等々、かなり厳しいご意見も頂戴しました。これらは、日頃議会としての情報発信が全く足りていないことを痛感すると共に、まだまだ市民の期待する活動レベルに議会が達していないことの表れだと真摯に受け止めることができました。

こういった意見交換を続けていく中で、個々の議員のスキルや議会全体のスキルも向上し、また市民の理解も進む中でより良い意思の疎通が可能となり、そこで本来の姿である真の市民代表という立場に近づけるのではないかと手応えを感じました。

いずれにせよ、今期、せっかく頂戴した広報広聴委員会の委員長という立場を無駄にすることなく、少しでも市民理解が進むよう、また、市民の意見を汲み取る事が出来るよう努力を続けていく所存です。

何卒宜しくお願い申し上げます。

*下画像は本事業を取材していただいたプレス空知さんの記事です。

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岩見沢市議会フォーラム開催のお知らせ

平成28年2月20日(土)15時より

岩見沢市議会フォーラム ”元気UP岩見沢!”と称して広報広聴事業を開催いたします。

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事前申し込み不要、入場無料となっています。

昨年開催した他都市調査報告会で得た反省と検証を元に、今年は3常任委員会が日頃の所管の中から1委員会15分程度で簡潔に活動を報告。その後、第2部としてご来場いただいた市民の皆様と広範囲にわたる意見交換の時間を設けさせていただきます。

どうかお気軽にご来場いただけると幸いです。

産炭地域活性化フォーラム〈メモ〉

平成27年9月3日

北海道空知総合振興局主催で、産炭地域活性化フォーラムが開催されました。その様子はこちらをご覧下さい。

http://yamasoratan.blog62.fc2.com/blog-entry-2023.html

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6月の一般質問でも若干関連する内容とさせていただいていたこともあり、この開催は非常に楽しみにしておりました。

せっかくなので、自分用にメモしたものを差し障り無さそうな範囲で公開しておきます。

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産炭地活性化フォーラムから徒然に。

平成27年1月24日(土)

空知総合振興局主催のフォーラムがありました。その詳細については予告ブログのこちらをご覧下さい。

当日はフォーラム開会前にエクスカーションとして、岩見沢複合駅舎&岩見沢レールセンターの見学会を開催されました。私も少しばかりそのお手伝いもしてきました。

この週末は何とも素晴らしい晴天に恵まれ、とても気持ちの良いシチュエーション。

その様な中、まずはレールセンターの見学から開始。

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普段は身近に目にすることが出来ないレールセンターに参加者の多くは興味津々!

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人口減少問題フォーラムin空知

[平成26年7月25日投稿]

平成26年7月23日(水)

元総務相であり、現、北海道顧問、日本創生会議座長、東京大学大学院客員教授である増地寛也氏による講演会がありました。

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文化センターの中ホールとは言え、会場はほぼ満席。

非常に関心の高さが見て取れました。

内容としては、人口問題の表面をなぞっただけという印象もやむを得ませんが、このような危機感を報道等で知り、それぞれに問題意識をもって参加した方がほとんどであろう事から、非常に有意義な講演会であったと思います。

あとはその人口減にどう地域が対応していけるかという事が何より大事だと思っています。

単純にイメージだけ働かせれば、人口が減れば経済規模の縮小は免れず、これは雇用機会の喪失や、収入減に繋がることは間違いありません。また歪な人口年齢構成による高齢者への社会保障は、恐ろしいほどの負担となっていくでしょう。更にはこれまで存在した自治体の中が「鬆」のように歯抜けになることや社会インフラの老朽化が同時に発生することなどを考えると、これから10年後、20年後に自分が今努めている会社は安泰だと言える人がどれぐらいいるのでしょうか。

これは、明日の岩見沢シチズンのフォーラムのパネルディスカッションでも、もしチャンスがあれば掘り下げてみたいと思っていますが、このまま行けば、『全日本自治体対抗定住人口争奪戦!』みたいな世の中が訪れます。また、今現在はそれを目指し、自治体間の生き残りをかけて挑戦していくことが自治体の進むべき正しい道だとも考えています。

でも、最終的に行き着くところは本当にそこなのだろうか?

明日、来岩される徳島県神山町が進めていることは、その地域に住む人たちが違いに自分たちの強みを持ち寄りながら支え合って存在している。そこには高い報酬などが必要ない環境が垣間見えます。

これから私達が目指さなければならない社会とは、恐らく「人に迷惑をかけないで!」と育てる社会ではなく「生きている以上、必ず誰かに迷惑をかけていくのだから、それぞれが他人からの迷惑に寛大な社会」になることではないかと感じています。そして、それぞれに得意なもの、できうることを持ち寄り、お互いに足りない部分、必要とする部分を補填しあいながら、持ちつ持たれつの関係を構築していくこと。

せかせかした市場原理主義から、表面上の苦労は増えるかもしれませんが、もう一歩先の心豊かな社会へ。

きっと、これがこれからの日本が国際社会で生き残る大事な要素なのではないかと思います。しかし、こういったことは経済成長が政策の大前提である内は非常に狭い範囲でしか成り立たないことだろうと想像します。だからこそ、今はその非常に小さい範囲でそのような社会をつくりつつ、小さな成功例を沢山つくっていくことが重要なのだろうと考えています。

まさしく国際情勢、国内の人口問題等から考えれば、経済成長第一主義から次の段階へ移行する過渡期なのだろうと考えています。その過渡期は十数年なのか数十年なのかはたまたもっとロングスパンなのかはわかりませんが・・。

そんな事を踏まえ、自分のできることに全力を尽くしていきたいと思う今日この頃です。