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岩見沢赤電保存会第一回例会

〈平成28年12月9日投稿〉

10月に発足した岩見沢赤電保存会ですが、11月の世話役会を経て、この度会員になっていただいた方とともに、炭鉱の記憶マネジメントセンターをお借りして第一回例会を開催させていただきました。

目的は「赤電保存会」の事業計画書を通し、意思の共有並びに懇親が主としての開催です。

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現在は積雪期間なので、保全活動は休止中のため、会員を募る作業等もあまり大体的には行っていないため、非常に静かな船出ではありましたが、4月下旬以降の短期保全活動、6月ぐらいの初夏の中規模的保全活動に向けて準備を行い、合わせて会員を募るための情報を発信していきたいと思っています。

何はともあれ、懇親会も和気藹々と進み、実働に向けて着々と充電中という感じです。

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時期がきましたらあらためてご案内をさせていただきます。

*711系赤い電車に関してはこちらをご覧ください。
http://iwamizawa711.com/

平成28年第四回定例会 一般質問について(4)

前々々投稿前々投稿前投稿より続き

平成28年第四回定例会一般質問の読み原稿(案)その3です。

その主旨は前々々投稿をご覧ください。

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(2)インターネット、ゲーム等電子媒体等への対応について

次にインターネット、ゲーム等電子媒体の普及による懸念から質問をさせていただきます。

先ほど述べた遊び環境への危惧として、現在、最も影響があることの一つがICTの進化だと考えています。幼児期の子ども達の一部において、保護者の「子どもが見たがってしつこいから!」とか、「タブレットで動画を見ていると大人しくて自分の事ができるから」などということもあり、長時間にわたり動画サイトを見続けていたり、心配になるほどゲームに夢中になっていたりすることを見かけることがあります。小中学生は、学校から帰ると友人と遊ぶのではなく、ゲーム機の画面に向かう傾向が強いと感じています。そのゲーム機の中で、時に一人で、時に学校の友人や知らない人とインターネットで繋がってゲームを進める。ゲームの進化は物凄いものがあり、よりリアルに体感でき、またよりリアルに近い状態で様々な人と繋がることができます。これは非常に楽しく刺激的で、いつまでもやっていられる快適な遊びといえるのかもしれません。さらに、ここ数年の大きな変化として、タブレットやスマホの一般化があります。ここではゲームをするだけではなく、動画サイトには玉石混交ながら、一生かかっても見ることの出来ない膨大なコンテンツが溢れ、幼児から大人まで時間が経つのを忘れてしまうほど見入ってしまうものであり、その弊害は脳科学的に完全に証明されたわけではありませんが、マスメディアでも取り上げられつつあります。

幼い子どもだけでなく私達大人に関しても、時にSNSの反応が気になって必要以上にアプリを開いてしまったり、時に意味もなくwebサイトを延々と見続けてしまったり動画サイトを見続けてしまったりすることがあります。これらは脳の深部に操られていると言っても過言ではなく、以前経験したSNSの好反応の再現を期待し続けていたり、たまたまインターネット上で有益・刺激的な情報に巡り合ったりした経験を再現しようと、脳の報酬系が「楽しい、得した気分をまた味わいたい一心」で、延々と心身を操り、次こそは次こそは・・とページをクリックしてしまっている状況だとも言われています。酷く依存するまでいかなくとも、明らかな依存傾向であり自制力のない幼少期に触れさせる怖さを感じています。

また、小中学生の学力に関しても大いに影響があることが科学的にわかってきた様です。東北大学と仙台市教育委員会が連携し、7万人の児童生徒のデータ解析を7年間に渡って調査した結果が著書になっており(「やってはいけない脳の習慣」横田晋務著 青春新書発行)、その中でスマートフォンやLINEの使用が子どもの学業成績に与える影響がデータとして整理されています。

結果は1日の勉強時間が30分未満でスマートフォンを全く使用しない層と、毎日2時間以上勉強してスマートフォンも4時間以上使用する層とでは、2時間勉強している層の方が学力が低いという衝撃の結果が出ています。これも脳科学の知見から考えると、「前頭葉の活動低下」が引き起こされている可能性があるとの認識です。 今、ここで調査結果の詳細を述べることは控えますが、いずれにせよ私達はもちろん、子ども達を取り巻く環境の中に、この進化したICT環境による悪影響が存在しているとの認識を強めるべきだと考えています。

これまでも、岩見沢市青少年問題協議会において「ネット社会を生きる子どもたちの未来のために」というメッセージを発信したり、「家族の約束」というリーフレットを作成し配布したり、尚且つ市内の中学生による「スマートフォン等に関するルールを考える会議」を開催したりと事務局と共に努力をしているところですが、あらためて岩見沢市教育委員会として、現状をどう認識しておられるかお聞かせください。

また、乳幼児から児童に至るまで、この様な悪影響と常に隣り合わせであるという認識を多くの当事者や保護者、市民に訴え続けていくことが重要と認識していますが、今後どのような行動を必要と考えているか、教育長の見解をお聞かせください。

以上、一般質問といたします。

 

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(注)このインターネットやゲームの扱いに関しては、例えば「インターネット 脳科学 影響」などと検索しても、賛否両方が表示されます。

見るサイトによっては、インターネットやゲームの依存は脳の発達を阻害する。また、サイトによっては全く影響はない、寧ろ最新のゲーム機はコミュニケーション能力を含め、神経心理学的なパフォーマンスの向上が見られるなど、まさに両論が展開されています。

私達自身、かなりインターネット等に恩恵を受けている一人で、オフィス、外出先、自宅でと、かなり長い時間、インターネットを含め、電子媒体にふれている傾向があります。それらの事で行き着く先は、人間は簡単に有益な情報や刺激を得られることに依存してしまうと考えられるため、特に子どもたちにおいては、本来、五感を使った遊びで身につけていかなくてはならにことすら、短絡的に得ようとする本能に負けてしまい、結局インドア化し、本当に必要な能力を身につけるチャンスを失っていってしまっているのではないかという懸念です。

だからこそ今回の質問では、遊び環境と同列で扱わさせていただいています。

 

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以上、今回の定例会における一般質問のご紹介といたします。

あらためて公式に議事録がリリースされた時点で答弁と合わせてご紹介させていただきます。

 

* この読み原稿はあくまで予定のため、質問の意図が変わることはありませんが、幾分の変更があることをご承知おきください。

平成28年第四回定例会 一般質問について(3)

〈平成28年12月8日投稿〉

前々投稿前投稿より続き

平成28年第四回定例会一般質問の読み原稿(案)その2です。

その主旨は前々投稿をご覧ください。

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2.子育て環境の整備について

(1)幼少期の遊び環境について

平成25年第三定例会や平成26年第二・第四定例会においても触れさせていただいている、子ども達を取り巻く環境に関連してお伺いいたします。

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平成28年第四回定例会 一般質問について(1)

〈平成28年12月8日投稿〉

今回の定例会では、12月12日(月)の登壇となる見込みです。
その内容と他議員の通告はこちらを参照下さい。
https://hiranoyoshifumi.jp/2016/12/08/7962

 

私は今回は2項目について質問することとなりました。

 

1 岩見沢市指定文化財について

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平成28年第四回定例会〈一般質問通告〉の紹介

〈平成28年12月8日投稿〉

岩見沢市議会のホームページで一般質問通告が更新されてご紹介いたします。
(元リンクはhttp://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php/contents/item/2000314

尚、下記日程に関しては公式ではなく、慣例に基づくとこの様な日程になることが予想されるということになりますので、万が一異なる場合はご了承ください。

 

 

平成28年岩見沢市議会第4回定例会
一 般 質 問 発 言 通 告

 

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公共施設等総合管理計画(案)へのパブリックコメント募集中

〈平成28年11月30日投稿〉

市内に数多く存在する公共施設の多くは高度経済成長期に整備され、現在は老朽化を迎えつつあります。その為、維持するにも改修するのも多大な費用がかかってしまうことから、今後は方針を定めて計画的に取りすすめていかなくてはなりません。

そのための公共施設等総合管理計画(案)が公開され、現在パブリックコメントを受け付けています。

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http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/index.php/contents/item/1500029

見るのも理解するのも大変な内容かもしれませんが、私達の未来、子ども達世代の現実に影響してくるものですので、是非一度目を通してみては如何でしょうか。

岩見沢市立図書館「午後の朗読会」

〈平成28年11月28日投稿〉

昨日の日曜日、岩見沢市立図書館にて
~辻村もと子生誕110年/宮沢賢治・生誕120年によせて~と題して『午後の朗読会』が開催されました。

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辻村もと子さんの「第1回樋口一葉賞」の表彰状の展示や、所縁の品々と画像等が展示されており、非常に見応えのあるものでした。

メインの朗読も宮沢賢治の『虔十公園林』から始まり、休憩を挟んで、加藤愛夫~辻村もと子 ー 人と文学 ー より 『馬追原野考』『故郷の森に帰る』の朗読がありました。

会場は満席で立ち見がでるほど。

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私も早めに行って席を確保していたのですが、あまりの参加者の多さ(約90名)と年齢層の高さに席を譲り、約1時間半の間、立ち見で参加をさせていただきましたが、朗読会自体が初めての経験だったこともあり、プロが朗読するレベルの高さにあっという間の時間で、テレビやインターネットとは違う、とても質の高い楽しさがありました。

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岩見沢プレーパーク研究会-こども環境学会賞〈活動賞〉エントリー

先日、こども環境学セミナー2016in安平町に向けた会議の場で、「岩見沢プレーパーク研究会」の活動は様々な広がりを見せており、「全国的にもかなり珍しいパターンだと思うので、学会活動賞に応募してみたら??」という提案をいただいておりました。

正直、いくならんでも学会賞とは、私たちはあまりにも稚拙ではないだろうかとためらっていたところ、10月25日(火)にメールで応募用紙が到着。まぁ、駄目元でやってみるのも良いかな?と岩見沢プレーパーク研究会の会員用fecebookグループで打診したところ・・・。

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なんと、25日19:03に「学会賞にチャレンジしてみますか?」という打診に対し、普通なら一歩引いてしまう内容であると思われるものの、僅か20分以内に運営の中心的役割を担う二人から前向きな返答!その後も林代表からチャレンジの意思が明確になると、あっという間に戦闘態勢。

この前向きさは、さすが岩見沢プレーパークを引っ張るパワフル母さん達でした。

そして締め切りまでは僅か1週間もないタイトさ。10月31日消印有効という厳しい日程ながら、これまでの活動をふりかえり、書類に落としていっては打ち合わせを行うというルーティンを重ねること僅か数日・・。

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みんなの集中力が実を結び、つい先ほど何とか満足できる内容の書類が出来上がりました。

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これまでの3年間の活動をふりかえると、確かに凄い広がりを見せていて、尚かつ今後の長期的な展望が持てることなど、特筆すべき点が沢山あります。まだまだジワジワという段階ではありますが、岩見沢の子育て環境の変化を感じることができると共に、「あそび」の重要性が認知されてきていることは、活動してきたことに対する自負に繋がります。

これで学会賞という権威ある賞に届くかどうかは、全くの未知数ではありますが、あらためてこのタイミングで自分たちの活動をふりかえれた事は非情に意義深いものがあったと思います。

もし受賞できたら、益々岩見沢という地域の中で、こどものあそび環境の重要性が広がることに繋がると思うし、より一層積極的に広げていくきっかけにもなると意気込んでいます。まぁ、そうは簡単なことではないと認識しておりますが・・。

先ほど、必要部数を印刷し、発送作業をしてくれる深尾さんの手に渡りましたので、あとは明日の消印で発送されるばかりです。

 

ちょっとしたことではありますが、岩見沢プレーパーク研究会の凄さを再認識できた出来事でした。

徒然ブログ

《平成28年10月23日投稿》

スマホに溜まっている画像をみたら、ちょっとだけ投稿したくなったので。。

 

9月に会社が合併した流れで、私のオフィス環境がガラリと変化しました。
会社としての業務も、議員としての仕事もこれまでとは違い、この場所ですべてできるようになりつつあり、とても効率が良くなる見込み。

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そこで、パソコン画面をみる時間が長すぎるが故、つねに肩こりに悩まされているため、あらためてノートパソコンのディスプレイの高さを上げるためにキーボードを購入しました。Logicoolのワイヤレスで何と2,000円を切っている商品。あまりの使い心地の良さに、もっと早く購入しておけばと後悔。

イマドキの機能で、レシーバーも同期するとマウスとキーボードが一つのレシーバーで対応できちゃう優れもの!関心しました。

そしてもう一つの変化。

ひとりでゆったりと構える場所ができたため、文書類もかなり整理ができました。

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席に座ったままで、市議会関連の過去資料も取り出すことができます。

これまで分散して保管していたので、本当に劇的な環境変化となりました!

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岩見沢赤電保存会発足しました。

《平成28年10月20日投稿》

10月14日(水)夜 鉄道の日に岩見沢赤電保存会が発足しました。

これは何をする会かと言うと、平成27年3月に廃止となった711系赤い電車を、どこにも保存する動きがないことを察知し、それは何とかしなければならないと行動を起こした「北海道鉄道観光資源研究会」の皆さんが、自費とクラウドファウンディング(話題となったREADYFORのページ)で集めた資金を下に、賛同いただき全面協力されたファームレストラン「大地のテラス」と連携し、保存・保全活動を展開してきました。

その赤い電車を「鉄道のまち」として地域アイデンティティを育んできた、地元岩見沢で関わる手段が必要ではないかとの主旨のもと、メインである北海道鉄道観光資源研究会の方々と大地のテラス、岩見沢在住の方々が6月に準備委員会を発足し、準備を重ねて10月14日に発足した会です。

私は、元々鉄道ファンの血は濃くないため、ある程度の外枠ができた後の6月にお誘いを受け、僭越ながら代表として受け入れていただいたという流れになります。

この賛同に至った経緯は、711系赤い電車は、日本初の量産近郊型交流電車であり、また徹底した耐寒耐雪機能を考慮した初の北海道向け電車であり、鉄道関係者にとってもとても貴重な電車であると同時に、この電車で通学をしていた、通勤をしていたという方があまりにも多く、その風貌も合わせ、特別な愛着を持っている人の多い価値の高い電車です。

そこで私の役割としては、生粋の鉄道ファンのみならず、青春の一幕や通勤のドラマなどを感じてくれているごく普通の方々とこの赤電車をつなぐ役割なのかな?という風に認識をしています。

具体的な活動としては、やっぱり保全になります。

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実は外装の塗装も、厳しい自然環境に晒されているため、剥離してボロボロになってきています。

この剥離や劣化を進行させないために、研究会の皆さん達が応急措置として塗装をしてくれたりしていましたが、いずれ大規模な改修も行いたい。そのためには資金が必要になってしまうため、岩見沢赤電保存会に入会していただいた方々の会費並びに寄付金等を貯めて対応していけたらと思っています。

したがって、現在、ツギハギの塗装でガッカリされた方もいるかもしれませんが、これは劣化の進行を留めるための応急措置であり、大規模改修を行うまでの我慢の姿ということをご理解いただければと思います。

そして私の目指す最大の効果としては、せっかの岩見沢。

北海道開拓以来、鉄路の拠点として栄え、日本でも有数の鉄道の町として認知された地域アイデンティティの復権です。

これは決して、今の岩見沢を鉄道のまちとして売り出していこうというわけではなく、過去に歩んできたまちの歴史に目を当て、その延長線上に次の岩見沢の価値を見出していこうとする「岩見沢CivicPride」の原点とも共通します。そのためにも一人でも多くの赤電ファンをつくるのも役割だろうと認識しています。

是非、賛同いただける方のご入会及びご寄付をお願いできたらと思っています。

その詳細は下記公式サイトをご覧下さい。

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http://iwamizawa711.com/


 

ちなみに、設立総会はこの赤電車の中で行われました。

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103と203という2両ある内の203は極力オリジナルを維持できるように努めています。そして103は座席等を全て取り払い、広いスペースとなっているため、この様に会議ができたりイベントスペースや展示スペースとして貸し出すことができるようになっています。

当日は大勢のマスコミの方々にも来ていただき、お陰様で広く告知していただくことができました。

 

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やっと地元としての器作りのきっかけとなる保存会が立ち上がったばかり、これから先の運営等も未知数のところが多くて不安なところもありますが、非情に熱い思いをもった方々が世話役会として集まってくれているので、楽しみながら乗り越えていきたいと思っております。

もちろん、まだまだ多くの仲間に力を貸してもらわなければなりません。

是非、多くの方々のご賛同をお願いいたします。

http://iwamizawa711.com/