タグ別アーカイブ: 岩見沢市

請願案件への迷い

1月の民生常任委員会において、約1000名の署名と共に福祉灯油の実施についての請願がなされました。

その委員会には、私は委員外委員として傍聴させていただいておりました。

請願内容としては、最近の灯油価格の高騰による生活への影響が懸念されることから「福祉灯油の実施、及び灯油価格の上昇に伴う助成制度の実現」を求めるものでありました。

現在、他の自治体でもこの福祉灯油の施策を実施しているところは決して少なくありません。そこで、この岩見沢でも実施するべきであり、ましてや財政調整基金が他の自治体に比べれば余裕のある状況なので、この福祉灯油の実施に伴う数千万円の出費はいたしかたない。という内容でありました。

現状において困っている人が存在する以上、このような福祉施策は必要なことであり、私の頭の中でも「是非とも実施を!」という気持ちがある反面、今後10年間で約130億円が不足するという収支見通しの岩見沢市において、請願通りに高齢者、障がい者、母子世帯のうちの低所得者を対象とすると、その金額はどこで線引きをするかにもよりますが、一回支給当たり数千万円という規模になることが予想され、事は簡単な状況ではありません。

そもそも、今はワーキングプアを始めとする問題も多様化しており、生活保護を受けている方よりも、何とか踏ん張って働いている人の方が苦しい生活をしているという状況も一部で社会問題化しています。また、民間レベルでの低賃金化も拍車をかけています。

そういった事等々も考慮すると、この一律支給というのは慎重に考えていくべきではないかと感じています。また、この灯油価格の高騰は今年1年のものにはならないと思いますし、現在の円安等の社会情勢を考慮すると今後益々上昇することが予想されます。となると、それを毎年支給し続けていけるのかどうか。。また、それが市民公平感として果たして正しいことなのかどうかという事にも疑問を抱きます。

であるならば、優先すべき行政の取り組み姿勢として、苦しい現状にいる方々に対し安易な一律支給を行うのではなく、「自立に向けた社会開発の理念を原則として施策を執り行う」こと。反面、苦境を脱することが叶わない本当に困っている方々には、的確なセーフティーネットを具現化し、「声なき声を拾う構造を構築していくこと」に力を注いでいくべきと感じているところです。

現状で困っている方を想像すると本当に心苦しいことでありますが、上述のようなことを3日開会の本会議の請願案件で不採択の立場から討論させていただきました。私自身、この思いが絵に描いた餅にならないように気を引き締めてまいります。

*1月27日時点での民生常任委員会において請願は反対多数で不採択。
*3月3日の第一回定例会においても請願は反対多数で不採択。

岩見沢シチズン共催 地域除排雪懇話会

平成26年2月21日(金)~上幌向地区
平成26年2月22日(土)~緑が丘地区

上記両日、私たち岩見沢シチズンと地域町会連絡協議会との共催にて、地域除排雪懇話会を開催させていただきました。

これは、今までもずっと述べて来ていた、地域住民、業者、行政の3者が、あまりにも相互理解が進まず、市民は「どうして除雪ではもっと○○してくれないのだろう」という懸念や猜疑的感覚を持ち、業者は決して高いとは言えない請負金額の中で目一杯のサービスを提供しつつも、仕事内容の理解が進んでいないことから批判の対象になってしまう現実がり、そして行政は本来では苦情として発生しないような案件においても、大量の苦情処理に追われるという悪循環が発生しています。

この3者の距離を狭め、お互いに理解を深めることが、それぞれにとって納得度≒幸福度の高い3方良しの「岩見沢型除排雪」への第一歩となるのではないかと信じ、このような検証の場を設けさせていただきました。

今回、何故このような地域にお願いをさせていただいたかというと、住民自治のモデル地区としての長い取り組み実績があること。そして、市内でも2箇所しかない、「地域除雪センター」を設置している地域であることから、非常に先進的な取組を進めている地域であるとの認識の上、上幌向の中田会長様、緑が丘の梶田会長様の両者にご相談・お願いをして、快く共催のお許しをいただいたものです。(平成26年2月25日の北海道新聞朝刊にも大きく取り上げていただけました。)

当日は、我々シチズンだけでは不慣れなため、10年来札幌豊平区において、「地域と創る冬みち事業」の運営をしているコンサルさんであり、炭鉱の記憶推進事業団にお勤めの酒井さんに全体司会とコントロールをお願いし、シチズンメンバーがテーブルリーダーとなって、ディスカッションを進めるというものでした。

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平成26年第一回臨時会

平成26年1月24日(金)13:00~

除排雪費の増額に伴う一般会計補正予算について → 歳入歳出予算の補正の審議が行われました。


-本予算計上の考え方を転載-

平成23年度、平成24年度の豪雪に続き、今冬においても、すでに降雪量414㎝、積雪量138㎝(1月15日現在)と平年を大きく上回る降雪状況となっている。今後も引き続き除排雪に取り組む必要があるため、市民の安全を再優先とした対策を講じるための予算7.3億円(現予算8.8億円)について、第一回臨時会に補正予算として提出。

となっています。

これで今年度の除排雪費は16.1億円となりました。


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その除排雪事業費の追加7.3億円の内訳としては、

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車道排雪の様子

平成26年1月22日(水)pm2:30頃

私の会社の近くの北3条通りで排雪作業が行われています。

これでスムースに車が通行できるようになると共に、生活道路からの出入りも視界が良くなり、安全な要素が増えるのがありがたいです。

せっかくのなので、その様子を動画でご紹介します。

なんの変哲もない動画ですが、大きなロータリー車はあっという間に山盛りに積まれます。これをすぐ近くの路線専用の雪堆積場所に運ぶので、都会に比べると非常に効率の良い排雪が行われています。

願わくば、せっかく綺麗になった道路に心ない民地からの雪出しが行われないことを祈っています。


ちなみに、今朝来た岩見沢市メールサービスの予告の通りでした。

Screenshot_2014-01-22-14-51-35

https://hiranoyoshifumi.jp/2014/01/18/2429

岩見沢市メールサービスの”登録ノススメ”

以前にも一度ご紹介したことがあるのですが、これは登録しておいて損の無いサービスです。

http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/i/etc/mail/mail.htm

iwamizawacitymail

簡単なので、是非上記リンク先から登録してみてください。

一例として、どんな情報が来るかというと・・

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除排雪に関するご意見(1月17日)

このように議員としてwebサイトを活用していると検索エンジンで知っていただけるのか、面識の無い方々からも様々な情報が私の元に寄せられます。

先日はこのようなメッセージをいただきました。(公に届いたものでありましたので、お名前をわからなくした中でご紹介させていただきます)


○○より

岩見沢市の除雪について。はっきり言って今年の除排雪は全くと言っていいくらい対応されてませんね。市長さんが当初公言していた「冬場の渋滞を無くす。」「公共バスの運休を無くす。」は今や口だけの誇大な表現という哀れな感じにしかありません。情けない限りです。街の中はパトロールしてるのですか?今現在も駅前から国道に向かっての駅前通り。6条通りと7条通りはザクザクで埋まってる車も有りました。1週間近くこの状況が続いているのですが対応はしないのですか?バンパーの割れた車もある様です。何もしない岩見沢市。ぶちギレそうです。早急にガタガタ道路を直す様、要請します。


それを受け、早速市内の主要部分を車で走ってみると・・。

やはり状況はかなり悪いのが事実でした。(↓の画像はまだ良い方ですが、車高の低い車では完全に下部が擦る状況です)

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その苦情に関する、私の返答としては、

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街路樹雑記

1月17日(金)朝/晴天-マイナス16℃

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朝から北3条通りのプラタナスの街路樹の雪落とし作業が行われておりました。通行する車両に不慮の落雪が無いように、先にスコップをつけた長い棒で幹をゆさゆさと揺らして落としています。

この街路樹に関しては、昨年4月の敬老会の時に沿線の方々の苦労を聞いて対応を考えなければと思っていたものです。

その苦労というのは、実は大きな葉っぱの落葉ではなく、その強靱な根に関してでした。確かに歩道は植樹桝のところで持ち上がり、歩道を横断する浅い根は、アスファルトの盛り上がり方でどういう経路で根を這わしているかわかるほど。

その延長線上に、境界線を越えて沿線民家の敷地にまで入り込んで悪さをしている模様。

私的なお付き合いがあり、よくお世話になっている樹木のプロフェッショナルに専門家としての見解をお伺いしたところ・・

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北3条町会新年総会&新年会

1月12日(日)

私の地元町会である北3条町会の新年総会に出席してきました。

何せ地元でありますので、来賓という立場と一会員という立場の両方があり、昨年に引き続き特別なものがあります。

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1時間以上に渡る丁寧な総会の後に新年会と称した懇親会へ。

この開会の場面でご挨拶の機会をいただき、少しだけお話させていただきました。

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岩見沢の人口減少から徒然に

平成25年1月11日

先日からの大雪により、市内は混乱をしております。この降雪は見事に村松バンドの影響と報道されておりますので、前々年の恐怖の豪雪を彷彿とさせる状況であります。

さて、話しは変わって人口減少のお話です。

日頃から、まちづくりという活動においての指標の一つとして、「今後、岩見沢の人口は1年間に約1,000人ずつ減っていく」と、大まかな表現で言ってきておりますが、正確な数字でいくと、平成25年の人口は平成24年に比べると1,378人の減でありました。

詳細が記載されていた先日発行のプレス空知さんの記事を参考にすると、、、

DSC_0315平成24年度→平成23年度対比では937人の減少なので、1年間で約1.5倍のペースで悪化してしまったことになります。

ちなみに25年度の減少詳細としては、平成24年度比の増加分が市外からの転入として2,695人、出生が607人の計3,302名の増。翻って減少分においては、市外への転出が3,496人、死亡が1,184人の計4,680人の減で、1,378人の差という事であります。

平成25年は日本全国においても戦後最多の死亡者数を記録したとも聞いており、人口自然減に歯止めをかけることは出来ません。それはこの岩見沢においても同じこと。

であるならば、どうやって人口社会減(死亡等ではなく、なんらかの理由による転出減)を防いでいくかが今後の重要課題となります。

人が減れば活力が減り、経済も縮小し、それは行政における財政縮小にも繋がります。企業で言えば大幅な売り上げ減少でありながら、管理すべき設備等はそのままの規模で残り、むしろ老朽化による負担増が発生。職員構造も、実際に売り上げ・利益を上げる職員よりも、社会保障を多く必要とする扶養層が膨大で、いびつな組織構造となってしまう。ちょっと表現が乱暴ですが、そんな風に言い換えても良い状況であろうと思いますし、これは現実問題として目を背けてはいけない事象です。

人口社会減については、この豪雪に嫌気がさして市外に転出する方もいることと想像します。しかし最も深刻なのは、生産年齢世代が働く環境がなく、やむなく岩見沢を離れなければならないという状況です。

社会構造の大原則として、「人の集まるところに市(いち)ができる」という観点でいけば、まずは交流人口を増やすこと。その延長線上に定住人口の増加を位置づけすることも大事だと思っています。

この岩見沢は交通の拠点としての立地、他、生い立ちから歩んだ空知の中核としての役割、そして190万人都市の札幌が特急でわずか25分程度というアドバンテージを活かし、今、私達が行うべきことは、まちの価値観を高めて交流人口を増やしていくという心意気であろうと考えています。(当然それだけではなく子育て環境を整備していくことで、生産年齢人口層の増加も狙って行かなくてはならない等々、様々なアプローチがあろうかと思います。)

これまでの活動の根幹として、そんな事に注力してきましたが、より一層危機感を持って動いていかなければなりません。

減っていくことを嘆くより、どうやって減らさないか。どうやって選ばれるまちになっていくか。という部分を担うのが私の役割の大きな柱の一つだと考えています。事は簡単ではありませんが、急がなければなりません。

道路幅と除排雪の関係考察

私の家の周辺には北3条通り、北4条通り、北5条通りという比較的大きな道路があります。その3本の道路を例に、雪の堆積状況、歩道の除雪に関して考えてみたいと思います。

[北3条通り]夏期はプラタナスの並木が美しい幹線道路です。(このプラタナスも色々と問題が顕著化してきていますが・・)

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