街路樹雑記

1月17日(金)朝/晴天-マイナス16℃

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朝から北3条通りのプラタナスの街路樹の雪落とし作業が行われておりました。通行する車両に不慮の落雪が無いように、先にスコップをつけた長い棒で幹をゆさゆさと揺らして落としています。

この街路樹に関しては、昨年4月の敬老会の時に沿線の方々の苦労を聞いて対応を考えなければと思っていたものです。

その苦労というのは、実は大きな葉っぱの落葉ではなく、その強靱な根に関してでした。確かに歩道は植樹桝のところで持ち上がり、歩道を横断する浅い根は、アスファルトの盛り上がり方でどういう経路で根を這わしているかわかるほど。

その延長線上に、境界線を越えて沿線民家の敷地にまで入り込んで悪さをしている模様。

私的なお付き合いがあり、よくお世話になっている樹木のプロフェッショナルに専門家としての見解をお伺いしたところ・・


(以下、概要抜粋)

・岩見沢に限らずどこの市町村でも同じ悩みを抱えているようです。
・特に北3条通りのプラタナスは「みどりのトンネル」としては素晴らしいのですが、良さが強調される反面ご指摘された根が民地を侵略し、日陰や大きな葉の落葉が問題になっています。
・一時期ほとんど無剪定だったことが、地上部を繁茂させ、それを支えるための根が張り根元付近が一層太くなった原因と思います。

【プロの個人的な意見として】

1)もともと北3条通のような緑地帯のない狭い場所で「みどりのトンネル」は無理がある。
2)樹冠部が車道側にせり出し、全体としてアンバランスな樹形のため、歩道側に根を張らなければならない構造となっています。(はみ出した根で現在の自分を支えている)
3)根の私有地への浸食を解決するため、はみ出した根を除去すれば樹木は衰弱し、また強風による倒伏の恐れがあります。
4)すでに地上部と根とのバランスを失っている街路樹といえます。従って「みどりのトンネル」とはみだした根の除去とは両立できない。(緑地帯のない街路樹の耐用年数を考え、市民も受け入れる時期に来ているのでは)

【残された現実的な選択肢として】
1)大幅な強剪定とはみ出した根を切除して「みどりのトンネル」をあきらめる。
2)樹木を抜倒、除去して新しい街路樹を植え、画一的ではなくきちんとした剪定管理を行っていく。
適正な樹種を選ぶ際、住民の皆さんの意見も大切ですが、希望通りの種類を植えることが正しいかという問題があります。まず最初に、街路樹としての適正を議論して情報共有を図り、進めていく必要があると思います。


という、なかなか現実は厳しい模様です。

あの緑のトンネルは夏場は非常に見た目も良く、天気が良い日に通行すると何とも気分が良く素敵な通りとなります。

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上記画像は空知総合振興局のページから借用しました。

このトンネルの背景には、車道側へ張り出した枝の重さに対し、プラタナス自身がバランスを取るために民地側へガッチリとした根を伸ばしており、それが塀を圧迫したり、沿線民地の庭に太い根が蔓延っている原因になっている様です。

落ち葉だけの問題であれば、有志のボランティアを募る等もできるかと思いますが、この根の問題は事が事だけに根が深い問題です。何とか良い解決方法があれば良いのですが・・・。

あらためて市の担当と情報交換してみたいと思います。

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