-平成26年1月21日 (火)記載-
つい先日の北海道新聞で下記のような記事が掲載されておりました。
重機のオペレーターが足りないという話しでありまして、これは建設業にとっては1年中を通しての話しとなりますが、特にこの除排雪に関しては深刻な問題でありまして、まず除雪従事者は雪が降っても降らなくても、連日「降る」と思って待機しなければなりません。よほどの確信がなければ、正月だからといって夜更かしてお酒を呑むこともできなければ、冬休みだから家族で一泊旅行でもしようか!という事すらできません。何より、シーズン中は実働時間以外も毎日が待機モードです。
しかし、多くの場合、その心配・拘束に関する対価は得られません。
請負業者の視点としても、路線除雪等では重機と燃料代を考慮すると人件費を上げることは不可能です。記事にもあるように日頃の「人間関係」のつてで、何とか人員を確保している状況かと思います。
これは今後、益々深刻になるでしょうし、夏場の仕事ですら職人不足でモノゴトが進まない時代になってしまっていますので、更に就業時間と休日がまったく予測の付かない冬期の除排雪業務となると、これまた更にハードルが上がることが予想されます。
ただ、不足すれば売り手市場になるのは現実かと思います。