タグ別アーカイブ: 議員連盟

炭鉄港が日本遺産登録へ!

〈平成30年7月13日投稿〉

昨日、札幌で炭鉄港市町村議員連盟の三役会を開催しました。

37022818_1760556200679922_1712049005854195712_n

画像は左から順に、赤平市議の植村会長、室蘭市議の南川副会長、小樽市議の安斎副会長、そして幹事長の私というメンバーです。

本日の表題ですが、先日のプレス空知さんにも炭鉄港が日本遺産登録を視野に活動を活発化させる記事がありました。

tantetsuko0711

記事によると、来年1月に関係市町村の連名で日本遺産登録申請、順調に行けば4~5月頃に認定の見通しとのこと。

本日投稿されていた美唄市高橋市長のfacebookによると、今日、推進のエンジンとなる「炭鉄港推進協議会」が立ち上がり、会長に赤平氏の菊島市長、副会長に夕張市の鈴木市長が就任した様です。

この推進協議会が立ち上がったことで、これまで動きをリードしてきた空知総合振興局の動きを含め、今後、一気に活発化してくることが期待されます。

我々地方議員が集う炭鉄港市町村議員連盟としても、議員としてやるべきことは何か?ということを踏まえ、今年度の研修事業を企画することとなりました。

また、個人的に課題として感じているのは、現在は炭鉄港を的確に説明できるスキルも人それぞれのばらつきがあることから、できれば1分で説明する炭鉄港とか、5分で説明する炭鉄港等々、多くの人に関心を持ってもらうための「わかりやすさ」が必要ではないかと思っています。

その思いの背景には、炭鉄港とは幕末から近代までのストーリーが根幹にあり、人によってどこを切り取るかで随分と炭鉄港のイメージが変わります。その様な切り口ごとや地域ごとをテーマにした炭鉄港の”中”のエピソードも整理することができれば、より多くの人に魅力と感じてもらえるコンテンツになれるのだろうと思います。

その様なことを踏まえながら少しずつ間口を広め、ゆくゆくは地域全体がエコミュージアム的な展開になれば良いなと勝手に想像しています。

我々の空知地方が小樽、室蘭と連動しながらグッと魅力的な地域になれることを期待しています。

鐵の人 ~「室蘭製鉄業の祖」井上角五郎の半生~

〈平成30年6月22日投稿〉

先週の6月16日(土)室蘭市に行ってきました。

こちらはシアタープロジェクト室蘭VOXさんによる北海道150年記念演劇講演として、表題の演劇が行われたのですが、室蘭の製鉄業の始まりは空知の石炭や北炭という会社等が大きな役割を果たしており、北海道「炭鉄港」市町村議員連盟として後援させていただいたものです。

tetsu

この演劇はプロの役者さんと公募市民が協力して演じる市民参加型のもの。私も関心があり手伝いの傍ら演劇だけは最初から最後まで見させていただき、本当に感激しました。

続きを読む

北海道「炭鉄港」市町村議員連盟 平成30年度定期総会報告

〈平成30年4月24日投稿〉

4月19日(木)小樽の地で炭鉄港議連定期総会が開催されました。

30713034_2037408986472530_5149715781323325440_n

昨年3月に創立してからあっという間の1年となります。

1年目は夕張、赤平、室蘭で研修会を開催し、盛りだくさんの内容となりましたが、今年は少しペースを落としてでも大事にじわじわと浸透していくような活動を展開できればと目論んでおります。

総会終了後は、小樽市総合博物館の石川直章館長様にご協力いただき、「小樽の歴史と遺産を知る」と題してご講演いただきました。炭鉄港の取り組みにおける小樽の重要度を再認識することができます。

続きを読む

炭鉄港市町村議員連盟 研修準備開始

〈平成29年6月23日投稿〉

昨日と今日の北海道新聞の地方版で非常に大きな面積で取り上げていただいた「炭鉄港」ですが、「炭鉄港」市町村議員連盟としても8月17日に夕張研修、9月に空知、10月小樽、11月室蘭というスケジュールで研修を準備中です。

この研修は議員による議員のための研修となります。

今年の活動ポイントとしては、それぞれの地元の議員が勉強をして直接ガイドを行うということ。9月の空知開催の際には、私も準備を進めたいと思っています。

tantetsuko2017

この「炭鉄港」という聞きなれない言葉。

最近、急速に新聞記事等でも取り上げられる回数が増えてきましたが、空知の石炭、それを運び出した小樽の港、室蘭の港と鉄鋼。それらを結んだ鉄道がキーワードになっています。

明治維新後、日本の急速な近代化を支えたのがこの3地域であったと言っても過言ではないほどの価値を持っています。この炭鉄港は現在「日本遺産登録」も視野に入れ、急速に盛り上がりを見せつつあるのです。

その「炭鉄港」の一連の流れを1冊にまとめたものがこの度作製されました。

19457516_1376349245767288_587839673_o

北海道空知総合振興局が炭鉄港ストーリー構築事業として公募プロポーザルを行い、NPO炭鉱の記憶推進事業団がまとめ上げた逸品です。まさしく3地域の価値と未来が見えるようになっています。

残念ながら非売品で、世に出た部数も限られているため、一般の方が見たいと思った場合は「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」で閲覧してもらうしかありませんが、10万字超という膨大な情報量が詰め込まれている素晴らしき「炭鉄港」の教科書です。

しかし、炭鉄港市町村議員連盟に加盟いただいている議員の方々には配布できる部数を提供していただいておりますので、到着まで暫くお待ち下さい。

あらためて、自分たちのまちの価値を再構築する大事な「炭鉄港」が認知されるよう、活動を展開していきたいと考えています。

北海道「炭鉄港」市町村議員連盟無事に発足しました。

平成29年3月19日(日)北海道「炭鉄港」市町村議員連盟、無事に船出ができました。ご賛同、ご参加いただいた議員の皆様に心より感謝申し上げます。

20170319轤ュ驩・クッ隴ー蜩。騾」逶溯ィュ遶狗キ丈シ喟017 

また、これを機に各地の人々が自分達の地域に誇りを持ち、その誇りを各地で連携していく事が出来れば、空知、そして小樽、室蘭の地域は明らかに変化していけると感じています。

日本の近代化を支えた一大価値を誇る空知。北海道の玄関口として栄え、石炭の積み出しを担った小樽。石炭産業の様々な流れが製綱業に繋がった室蘭。それら三都を繋いだ鉄道。「炭鉄港」は、これまでの人口ボーナス期から人口オーナス期に転換した私たちの社会環境に働きかける大きな切り口の一つだと思っています。

その賛同者が8市2町66名+道議会の顧問団11名という大規模なスタートを切れたことに多大なプレッシャーと安堵が共存するわけですが、この切り口は各地がwin-winになれる巨大な器に化すことが目に浮かびます。

すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなるの法則の如く、これからの次代を開拓するキーは、時間をかけて着実に育んでいかなくてはならないと覚悟を決めるのみです。

20170319轤ュ驩・クッ隴ー蜩。騾」逶溯ィュ遶狗キ丈シ喟021

17353494_1285295664872647_5277382058327781189_n

本議員連盟の会長は空知地域、赤平市の植村真美議員、副会長に小樽の安斎哲也議員、室蘭の南川達彦議員という構成で、昨年末より設立の準備を進めてきたこともあり、私は幹事長の役を仰せつかり、事務方最前線の要として活動させていただくこととなりました事をご報告させていただきます。

*********************

あらためて炭鉄港についてはこちらのサイトが参考になると思います。
http://soratan.sakura.ne.jp/3city/
https://www.facebook.com/tantetsukou/

明治維新前後からの流れや、薩摩藩とこの地域との深い関わりなど、あまり近代に関心を向けることがなかった私達にとって、自分たちの地域の成り立ちなど、非常に興味深いことが溢れています。他にも種々「炭鉄港」や「炭・鉄・港」などで検索していただけると色々と情報が出てくると思います。また、今後はこの言葉が一般的に認知され、益々情報量が増えてくることを期待します。

また早速、北海道「炭鉄港」市町村議員連盟のfacebookページも作成いたしました。
https://www.facebook.com/tantetsuko/?hc_ref=PAGES_TIMELINE

 

この活動は北海道150年の節目のみならず、明治以降の日本の近代化を支えた地域であることに誇りを持てるように、地域アイデンティティの一つの大きな要素として、着実に育んでいきたいと願っています。