一般質問原稿 ③豊かな人間性を育む教育について

一般質問原稿 ②克雪に向けた取り組みについて より続く


1)平成26年度版 子ども・若者白書の特集等から見る教育課題について

東海大学名誉教授の川崎一彦氏の論文を参考にさせていただくと、今、人類は狩りを生活の糧とする「狩業」の時代から、約1万年の「農業時代」そして約200年前の産業革命より「工業時代」へと移行し、現在は急速な知識産業、知恵産業としての「知業」の時代へと移りつつあります。すでに欧米では就業者の3分の1以上が「考える事」を職業にしていると言われています。それはこれから社会が必要とする能力とは、「何を知っているか?」ではなく「知っていることで何ができるか?」ということを求められていると言い換える事ができると思います。

『第三の波』の著者であるアルビン・トフラーは、今日の日本の最大の問題を教育と断言しています。「日本が国際社会で生き残るためには、何よりも-Think-考えることです。教育の現場を見て下さい。時間通りに生徒が教室に集まり、大人数で授業を受ける。これは、工場で働くための練習みたいなものです」と指摘しています。(http://www.sci-utokai.jp/jhe/jhe_No3_1.pdf

これを裏付けるような事象を、つい先日内閣府より公表された「子ども・若者白書」から垣間見ることができます。白書の中で特集として取り上げられていたのが、日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査です。

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一般質問原稿 ②克雪に向けた取り組みについて

◇一般質問原稿 ①岩見沢市まちなか活性化計画について より続き


1)ボランティア活動の推進について

岩見沢市の豪雪を克服するために、今後不可欠と考えるボランティア活動の推進について質問させていただきます。現在、岩見沢市においても官民連携による自主排雪、地域除雪センターの設置等を行い、克雪に向けた取り組みを実施しているところであります。しかし、今後は高齢化並びに人口減少が加速していく状況が避けられない中において、現状の除排雪体制では市民ニーズを満たすことは難しく、多くの「不便」と「危険」が伴う不安要素が加速度的に増加することが想像されます。しかしながら、今後予想される厳しい財政状況を勘案すると、私は除排雪に対する会計比率をこれ以上高めていくのは決して得策とはいえないと考える一人であります。

その課題を解決していくにあたり、最初に取り組むべきことは、地域による助け合いや、もう少し広い範囲を視野にいれた共助の精神の醸成であると考えます。したがって、行政の担うべき役割としては、その助け合いの風土をより後押しできる施策を推進するべきであり、これは豪雪を克服する先進地として、近い将来訪れる高齢化社会の対応に向けて、今すぐにでも検討を進めなければならないものであろうと考えます。

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一般質問原稿 ①岩見沢市まちなか活性化計画について

◇平成25年第二定例会における一般質問原稿(ラフ)を記載します。(1/3)

①岩見沢市まちなか活性化計画について

*岩見沢市まちなか活性化計画はこちらから見ることができます。
http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/i/sangyo/tyuusin/matinakakassei/index.htm


1)現在の課題並びに今後の見通しについて

今年度より新たに「岩見沢市まちなか活性化計画」が動き出し、ビジョン編として10年間、プラン編として5年間を計画期間として策定がされました。これは今までの中心市街地活性化基本計画を見直し、より現状にあった計画として推進するものと捉えていますが、その記載内容はまだまだ抽象的であり、誰が?いつ?どうやって?という視点が足りない状況のままです。この計画をより実効性のあるものへと昇華していくために、現在課題として捉えていること、並びに今後の見通しについて市長の考えをお聞かせください。


2)前向きな計画推進にむけた仕組みづくりについて

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