まちづくり基本条例市民会議0626

6月26日(木)

午前中は議会改革特別委員会の第一作業部会が開催され、午後一番からは「岩見沢市まちづくり基本条例」の市民会議が開催。

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これまで市内で開催されてきた意見交換会の内容を協議する初の場だったため、とても有意義な議論になったと思われます。

市民からの意見の中で良く耳にした言葉として、「この条例が出来たから何が変わるのか?」「具体的に何がどうなるのか?」というものが印象に残っています。

この条例を制定するにあたり、最初の頃は私自身もそのような考えがあり、条例自体に即効性を求めたい気持ちも多々存在していたものの、市民会議での議論が深まるにつれ、私の解釈としては以下の通りとなっています。

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「これまでは行政等が市民に何をしてくれるか?ということが普通の時代でありました。しかし今は岩見沢市においても毎月約100人ずつ人口が減る時代になりました。高齢化率ももの凄いスピードで進んでいます。まさしくこれまで通りでは行政運営ができない状況になりつつあります。だから市民一人ひとりが意識を持って何らかの行動を起こしていかなければならない中、この条例は市民一人ひとりがまちづくりに関する行動を起こす時に、その行動の権利を保障するものであり、更には行政、市長等、議会がその行動を支援をするためのものである」

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という認識をしています。

これにはどうしても即効性はありません。危機感も人それぞれです。何らかの危機的状況がなければ突然市民の意識がパンッと切り替わるようなものではないと思います。

恐らくジワジワとその必要性と効果が発揮されていくものだあろうと感じています。

また、「まちづくり」という表現が曖昧で「住民自治」とすべきではないか?との意見も多々ありました。しかし、これも個人的見解ですが、本条例においてのまちづくりの言葉の定義として「市民生活に係る様々な地域等の課題を解決し、より良い地域社会を構築するための取組をいいます。 」と定めている以上、その多くを包括するネーミングはこの条例の特性にもマッチしているような気がするのです。

他にも様々な議論が展開されましたが、良い意味で新たな課題が見え、市民会議メンバー自体がそれらについて自分の意見として議論ができるレベルにまで来たと言っても良いのでは(当然私を含めて)?と感じました。

残念ながらこの日は15時から青少年問題協議会があり、私が副会長として議事の進行にあたるため、この市民会議は後ろ髪をひかれながらも途中で退席させていただきました。

いずれにせよ、焦ってはいけないと感じています。