ヒグマの目撃・出没情報について

〈令和元年7月1日投稿〉

昨日、午前6時15分頃と午後4時40分頃に市内でヒグマの目撃情報がありました。
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/content/detail/3129847/

そのうちの一つは、〈岩見沢市東山7丁目見晴通りバス停付近〉ということでありますので、住宅街でもあり、また学生の多い場所でもありますので非常に心配です。



(東山7丁目見晴通りバス停付近)

尚、この熊の目撃情報に伴う市の対処については非常に難しく、出没に関する情報提供や警戒へ向けた広報をはじめ、猟友会の協力の下で巡回、捜索等の具体的な対応が検討されていくと思われますが、市民サイドとしてはとにかく警戒をつづけるしかありません。

過去、岩見沢市内では平成25年に日の出小学校付近に出没し、大いに心配されたことがあります。(結果、その後の目撃情報はなく、程なくして熊は郊外へ出ていったと判断された。)

他にも利根別原生林や緑ヶ丘霊園など、立ち入りが制限される事態も多く、今年続々と目撃情報のある札幌市や江別市などと同様、やはり決め手となる対応ができない可能性が高いと思われます。

その事情等については、平成30年の予算審査特別委員会において質問した議事録がありますので参考までに転載します。


(平成30年3月22日 予算審査特別委員会議事録 転載)

○委員(平野義文君) 予算書の253ページ、参考資料の30ページの鳥獣対策の考え方についてお伺いをさせていただきます。

 近年、熊の出没によって、平成25年には住宅地に近い日の出町において目撃情報があって、なおかつ、平成26年、27年、29年には利根別原生林の公園やキャンプ場の閉鎖、また昨年は緑が丘霊園までも9月から長期にわたり閉鎖された状況にあったと思います。

 熊が出没することでリスク管理として閉鎖をされるというのは、いたし方ないこととは重々考えるんですが、現在、この熊の生息数が増加し続けているということが指摘されている中で、この状況が続くと、今後も毎年のように公園や霊園の閉鎖が繰り返されて、市民の共有財産でありながらも、立入禁止が続き、長期にわたり誰も利用することができないということも考えられてくると思われます。

 そこで、少しお伺いをさせていただくのですが、まず今年度の熊の捕獲状況について教えていただきたいと思います。

 また、管内でも生息数は増加をしているというふうに感じているんですが、今、道の調査も行われているようですが、岩見沢市区域内の生息数について、どのように把握、想定をされておられるかについてお伺いをしたいと思います。

 また、最近の事例の中では、昨年8月に利根別原生林内で熊が出没した際の対応について、どのように対応したかお聞かせください。

 そして、生息数が増えているというふうになれば、今後もますます目撃情報や人間の生活圏への出没が増えることが考えられます。当然、獰猛な野生動物で、人間に危害が与えられるリスクが非常に高いとはいえ、むやみやたらに駆除するのは、各種ルールや、また保護の観点からも道理に反すると思われるんですけども、今後において、利根別原生林に熊が近寄らない、言いかえると、うまく人間と共存、すみ分けできるような方法、考え方について、どのようなものがあるのか、お聞かせいただきたいと思います。

○農政部長 平野委員のご質問にお答えいたします。

 初めに、熊の捕獲状況、29年度でございますけども、6頭というふうな状況となってございます。

 それから、市内の生息数についてですが、熊の生息地域は広いということで、行動範囲につきましては、オスで数百キロメートル、メスでも数十キロメートルということで、山林の中を移動していく習性があるというふうになってございます。

 このため、市独自での生息数は把握できておりませんが、平成27年度に北海道が公表した数字を申し上げますと、平成2年度、あるいは平成24年度の数字が公表されておりまして、それで行きますと、岩見沢市は日高・夕張地域に属しまして、平成2年度が1,800頭プラスマイナス700頭、それから平成24年度は3,300頭プラスマイナス1,900頭ということで、非常に大きな範囲になりますけども、こういう数値が公表されているところでございます。

 それから次に、昨年8月の利根別原生林での熊の出没時の対応についてですが、目撃情報に基づきまして、猟友会の協力のもと、まず目撃現場に赴きまして、足跡やふんなどの痕跡確認を行った結果、熊のものと判断されたところでございます。

 このため、直ちに、猟友会による巡回、捜索を行うとともに、出没周辺地域住民への周知・注意喚起や、いわみざわ公園の管理を所管する建設部に情報提供を行い、封鎖の措置がとられたところであります。

 また、学校の登下校の安全確保のため教育委員会、あるいは警察署などへ情報伝達、それから町会長への連絡、それから市のホームページへの掲載、報道関係への情報提供ということでございます。

 そのほか、目撃情報があった場所に、空知総合振興局の許可を得て、熊のおり2基を設置しましたが、熊の捕獲には至りませんでした。

 それで、利根別原生林に熊が近寄らない対応についてということでございますけども、広大な森林と一体化している利根別原生林におきまして、熊を近寄らせない具体的、あるいは効果的な方策ということについては、現在のところ見出せていないというのが状況でございます。

 このため、利根別原生林などで目撃情報があったり、出没ルートと思われる痕跡が発見された場合には、まず、人身の安全確保が最も重要であると考えておりますことから、猟友会との連携により安全が確認されるまで、やむを得ず、立入禁止の措置をとっているところでございます。

 なお、熊の出没に警戒、あるいは熊に遭遇しないということも含めまして、ラジオや鈴など音の出るものを携帯することや、それから熊の行動が活発な早朝・夕方は注意すること、それから生ごみや食べ物の残渣は絶対放置しないことなど、今後も周知に努めてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○委員(平野義文君) 状況が簡単ではなくて、非常に対策も難しいということは重々認識をしております。

 ただ、その中で、今後大正池も本格的に改修されていって、より市民利用が活発化するのかなという中で、また長期にわたって閉鎖される状況になるというのも、非常にいたし方ないのではありますが、心配と残念が募る状況かなというふうにも思います。

 改めて、熊の生息数が恐らくこれからもふえ続けていくということが予想されていると思うんですが、今後、ますます人間の生活圏と交わることも予想されることから、ぜひ、道やほかの市町村ですね、動向を注視して、また積極的に情報交換しながら、必要であれば予算の考え方も含めて、事故防止と市民活用の両立を図っていただけたらなと思っておりますので、これも答えようがないと思いますので、要望で終わらせてもらいます。

(転載終わり)


この様に、ヒグマの対策には決め手がなく、対応が非常に難しいのが実態です。

まずはくれぐれも事故なきよう、しっかりと警戒していきたいものです。

令和元年 第2回定例会開会しました。

〈令和元年6月17日投稿〉

本日13時より表記の通り、令和元年岩見沢市議会第2回定例会が開会しました。

本定例会の日程は28日(金)までの予定。
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/cassette_content/content_20190614_105626.pdf

 

付議事件は下記の通りとなります。

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https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/cassette_content/content_20190614_105639.pdf

各議案の提案理由説明はこちらになります。

https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/cassette_content/content_20190614_105655.pdf

炭鉄港の気運が高まりつつあります。

〈令和元年6月17日投稿〉

この度、エネルギッシュな岩見沢青年会議所の後輩たちが頑張ってくれ、炭鉄港への関心も高まりつつあります。

6月11日は岩見沢青年会議所の例会日で、私に講演の依頼をいただきました。

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歴史に興味がないと面白くなかったかな?という内容としましたが、JCらしさを強調。「すぐに役に立つことは すぐに役に立たなくなる」の言葉と炭鉄港やJC活動に当てはめながら約1時間。

私にとっては楽しい時間となりました。


6月13日(木)はこれまた岩見沢青年会議所の委員会が年間を通して参画している中央小学校の総合学習の授業で講師をさせていただきました。

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まずは炭鉱の記憶マネジメントセンター奥の石蔵(日本遺産構成文化財)で6年生57名が集まって講義。

講義といっても明治維新等や産業革命などの理解も難しいのかな?と判断し、できるだけわかりやすく◯☓クイズ形式で炭鉄港や岩見沢の歴史を考えてもらいました。

その後、フィールドワークとして駅やレールセンターを視察。

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岩見沢が石炭産業を主体とした「鉄道の要衝」として栄えたこと、そのスケールの大きさなどをお話させていただきました。

また、レールセンターでは小樽や室蘭との繋がりを始め、薩摩の人たちとの関連を説明。ただできるだけやさしく伝えるのは本当に難しく、果たして何割伝えられたのかは不明ですが、それでも最後に沢山の生徒から的確な質問をいただけたのには驚きました。

やはり何かを感じてくれる様で、これをきっかけとして、地域の歴史や誇りにアンテナを張ってくれるようになれば良いなと願っています。

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最後にレールセンターをバックに記念撮影!

とても良い写真なのですが、私自身はこの場での掲載許可をいただいていないので勿体無いけどモザイク処理をさせていただきました。

とても元気で優秀な生徒さんたちでしたが、それも先生たちが素晴らしい土台をつくってくれているからこそ。

この様に子どもの頃から地域の歴史に慣れ親しむのは本当に良いことだと思います。是非、このような気運が高まることを期待しています。

祝!日本遺産!朝日駅写真展

〈令和元年6月17日投稿〉

6月10日(月)午前。

昨年、朝日駅舎を塗装補修した有志の中心人物であるHさんご夫妻さんと打合せ。色々と朝日駅への夢が溢れ、とても素敵な場所になりそうな予感も多々!

そんな朝日駅舎ですが、この度の補修の成果を含め6月22日(土)に写真展が開催されます。
https://www.facebook.com/events/2067548926884210/

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普段は施錠されている朝日駅舎ですが、この日は中に入ることが可能です。

そして中には炭鉱のピーク時に、活き活きとここで生活する人々の写真が展示されます。また、一角には塗装補修したときの有志の紹介も!

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あらためて日本遺産に認定されたこともあり、この朝日駅に注目が集まるのは必至。この日の打合せ中も平日の午前中にもかかわらず5組程度の見学者が立ち寄るなど、活用の仕方によっては非常に大きな可能性を秘めている場所だと感じた次第です。

是非、6月22日は様子を見にきていただけると幸いです!

むろらん100年建造物保存会主催「炭鉄港」日本遺産認定記念特別後援会&祝賀会

〈令和元年6月17日投稿〉

6月8日(土)は朝から第一小学校の運動会の開会式に参加させていただき、その足で室蘭へ移動となりました。

これは炭鉄港が日本遺産認定後、初となる事業で、(一社)むろらん100年建造物保存会が主催したものです。

その名も《祝!令和元年・北海道150年「日本遺産」認定特別記念講演会「炭鉄港・北海道の未来をつなぐ室蘭の誇り 2030年室蘭の近未来ビジョンを考えよう」というものです。

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室蘭市民のみならず、炭鉄港に関連する自治体からも多くの方々が参加されていました。

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(*日本遺産認定書のコピーを掲げて記念撮影!)

講演会後は祝賀会ということで、私は北海道「炭鉄港」市町村議員連盟の幹事長として出席。

非常に多くの貴重なご縁をいただけました。

その後、昨年室蘭で観させていただいた演劇のその後について関係者と協議。本演劇の次の展開として岩見沢でも何か面白いことが出来たら良いな。という思惑もあり、早速6月11日(火)には演劇主催である室蘭VOXの方々が岩見沢で打合せをしています。

その後がどうなるかは未定ですが、新たな情報があればお伝えさせていただきます。

令和元年 第2回臨時議会

〈令和元年6月17日投稿〉

6月6日 議案第30号 令和元年度岩見沢市一般会計補正予算について(第1号)が審議されました。

これは現在工事中の東小学校において、当初再利用可能と見込んでいたタイル床のモルタル下地が、いざタイルを剥がしてみたら劣化が著しく、その下地モルタルごとやりかえる必要が発生したため、費用の追加と工期の延長に関するものです。

結果は原案の通り可決となっています。
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/cassette_content/content_20190607_170647.pdf

民生常任委員会所管事務調査

〈令和元年6月17日投稿〉

報告が遅れておりますが、少し振り返りながらまとめて投稿させていただきます。

岩見沢市議会は議員になると必ず3つの常任委員会のどれかに所属をすることとなります。私自身は、これまでほとんど総務常任委員会(平成27年より副委員長、平成29年から委員長)に所属していたため、この度は議員になって初の民生常任委員会となりました。

その所管事務調査が6月3日に行われました。

最初の所管事務調査は各所管の組織や各資料を元にした内容の説明が主となります。

民生常任委員会の所管するのは〈市立病院〉〈健康福祉部〉〈環境部〉となり、せっかくの機会でありますので、そのすべてで質問をさせていただいています。

いくつかある中でほんの少しだけ紹介すると。。

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備忘録的投稿

〈令和元年6月4日投稿〉

選挙が終わり、その総括もできないままにドタバタとやるべきことに追われています。

そうなるとあっという間に旬を過ぎて、いまさら投稿できないことばかりになってしまうのですが、その中でも少しだけ備忘録として投稿しておきたく思います(紹介できる範疇のものだけですが・・)。それにしても画像すら撮れていないことが多いのは我ながら残念です。

 

 

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今期の役割

〈令和元年6月4日投稿〉

すっかり投稿が滞ってしまっております。

選挙の総括もできていないままに、様々にやるべきことに追われ、なんとも更新ができずに心苦しいところです。

遅ればせながら5月16日に開催された「令和元年第一回臨時会(臨時議会)」において、岩見沢市議会の主な役割が決定いたしました。

https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/cassette_content/content_20190520_135332.pdf

大まかな部分としては新聞報道等でもあった通りでありますので、この場では私自身の役職をご紹介させていただきますが、第一に、議会運営を司る【議会運営委員会 委員長】という大役を仰せつかりました。すでに様々にプレッシャーを感じているところですが、議会運営の要としてしっかりと務めていきたいと考えています。

議員全員が所属する常任委員会では、自身初となる民生常任委員会に所属させていただきました。

これは健康福祉部、環境部、市立病院などを所管する委員会です。私達市民の日常において密接に関与するものとして、しっかり取り組んでまいります。

他には以前、委員長をさせていただいていた「広報広聴委員会」に再度関わることとなり、早速、本日は約1日かけて、あらたな方針の資料を作成し、作業部会の皆様へ配信させていただいたところです。

賛同を得られるかどうかわかりませんが、もしうまく行けば市民の皆様により関心をもっていただける議会活動が展開できるようになると思っています。

他にも様々に公職をいただいています。市民の皆様の期待に答えられる様、しっかり努力してまいります。何卒宜しくお願い申し上げます。

チュプの丘でのプレーパーク

〈令和元年6月4日投稿〉

5月26日(日)は岩見沢プレーパークがありました。

場所は栗沢町上幌のチュプの丘。

この日は、ずっと仲間としてプレーパークの運営に携わってくれたA君の追悼植樹を行いました。

若いのに突然の病によって天に召されたA君を偲び、プレーパークの会場であり、よく子どもたちが遊びまわる丘にジューンベリーの木を植えたのです。

その趣旨に賛同し、A君のお母さんを含め、大勢の人が参加し、あっという間に植え込み完了。

願わくば、すくすくと成長し末永く子どもたちを見守ってくれると良いなと思っています。

 

そしてこの日は、珍しく午前中一杯この場にいました。

子育て関連のお話会も同時開催されていたこともあり、本当に大勢の親子が来ていて、自然の中で子どもたちが遊びまわる姿を見るのは気持ちの良い素敵な時間でした。

ここでは自然に親しむ子どもたち本来の遊びの姿があります。

常々、現在の子どもたちを取り巻く遊び環境に危惧を抱いていますが、その改善のために、まずは足元から変わっていかなくてはならないと感じると共に、議員の一人として「仕組みづくり」に取り組む重要性も認識しています。

その両輪を回しながら、何とか実現に向けて邁進していきたいと思っています。