岩見沢駅周辺ガイドツアーの開催

〈令和3年10月15日投稿〉

緊急事態宣言が明け、少しずつではありますが以前の生活が戻りつつあるような気がします。とはいえ、まだ慎重に考えていくことが大切だとは思います。

さて、10月10日(日)は午前と午後の2回に分けて、岩見沢駅や岩見沢レールセンターのガイドを行いました。

午前は空知ワーケーションモニタ&取材ツアー

午前は岩見沢市観光協会が事務局となっている、そらちワーケーション・テレワーク推進プロジェクトの一環で、北海道カメラ女子の会による「空知ワーケーションモニター&取材ツアー1泊2日」の1コンテンツとしての駅周辺ガイドでした。

参加者は約15名。

それぞれカメラを趣味とした女性やライターさんなどが主となり、空知、岩見沢周辺の様々な魅力を切り取っていくものですが、最終日には取材内容のまとめや発表がある本格的なもの。

(美しい方ばかりでモザイクはかけたくないのですが、許可をいただいておりませんので、残念ですが加工をご容赦ください。)

この駅舎周辺ガイドは約1時間。

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【緊急企画】岩見沢「炭鉄港」モニターガイドツアー開催します。

〈令和3年10月7日投稿〉

誠に急なお話ですが、今週の日曜日に岩見沢駅周辺で「炭鉄港」モニターツアーを開催します。

詳細は下記画像をクリックしてください。

実はこの日の午前中は、駅を中心とした別のガイドツアーを実施予定で、午後からフリーになるので時間がもったいないと思っての企画です。というのも、実は週末はずっと予定が詰まっていて、日曜にこのような活動ができるのは、今年最初で最後になりそうな気配。よってちょっと無理をしての開催です。

とはいえ、あまりにも急な企画なので、何名の方が興味をもっていただけるかわかりませんが、最少催行人数1名から実施したいと思っています。

もし興味ありましたが、お問い合わせのメールアドレスにご連絡いただければ幸いです。

ただしコロナ禍を考慮し、先着15名様程度で締め切る予定となっておりますことをご了承ください。

新型コロナウイルス感染症に係る緊急経済対策(新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金対象事業)

先日の第3回定例会において追加議案として上程された、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時給付金について報告します。

小規模サポート給付金について

感染拡大に伴う外出自粛や緊急事態宣言により特に売上が減少した事業者を応援することを目的として、一般給付並びに特別加算を含めた小規模事業者等経営サポート給付金が実施されることとなりました。申請は10月1日からを予定していますが、詳細については後日正式なアナウンスがされる予定です。

■一般給付として、対象は卸・小売業、飲食業を対象に5千5百万円。

想定する内訳としては、以下のとおりとなります。

■また上記に加え、影響を受ける宿泊・観光等事業者を対象に特別加算が以下の通り決定しています。

これら合計で事務費20万円を含めて、7千620万円の追加補正となり、その財源は全額(10/10)が国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金となります。

詳細については市のサイトが更新されておりますので、こちらを御覧ください。


新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金

■ワクチン接種体制確保事業(実施期間延長による体制構築に係る経費)

・期間延長に係る会場使用料や人件費、接種予約システム委託料
・12~15歳の集団接種実施(3回 6日間)
・未接種者への勧奨チラシ配布業務

となり、1億円の計上でその財源は、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金として国から全額(10/10)支給されるものとなります。

 

 


以上取り急ぎ、第3回定例会において、新型コロナウイルス感染症に関する補正予算の状況をお知らせいたたします。

岩見沢市水道事業給水条例の一部改正について

〈令和3年9月20日投稿〉

令和3年第3回定例会が9月17日(金)に閉会しました。
今回の議案の中には「岩見沢市涙道事業給水条例の一部改正」が提案されておりました。

これまでは1ヶ月当たりの基本料金として以下の通り(浴場用、臨時用等は掲載割愛)です。

用途 水量 料金 超過料金
家事用 7m3まで 840円 180円/m3
業務用 10m3まで 1,500円 246円/m3

今回の提案では〈↓〉

用途 水量 料金 超過料金
家事用 7m3まで 1,130円 216円/m3
業務用 10m3まで 2,020円 295円/m3

と改定されることで議案提出がなされ、議会として賛成し条例の改正が決定しました。

本条例の施行期日は、令和4年4月1日からとなります。

 


本件について、約35%の値上げ幅となることから、4,428名の市民の方々より値上げ反対の署名が集まり、共産党の上田議員を紹介議員として請願も提出されました。

私自身の考えとしては、この度の水道料金の値上げはやむを得ないものと判断し、本議案に賛成しています。

これは前期まで所属していた桂沢水道企業団議会で行った質問等も判断基準となっています。老朽化し耐震基準も未達の旧浄水場を、現在稼働している新浄水場へ更新する際、これまでの自然流下を最大限に活用した構造から、ポンプアップや加圧が必要となる最新鋭の「膜ろ過方式」への変更に伴い、新浄水場の更新費用だけでなくランニングコストも増加することとなっています。これも時代に合わせた安心安全の優先に伴うもので、やはり受益者負担が増加する要素の一つとなります。

〈下記リンク参照〉

また、浄水場のみならず、老朽化した給水管等の更新費用も発生します。岩見沢市では過去より計画的に更新作業が行われてきていると認識していますが、今後はさらなるコストも発生し、それを減少しつづける人口や、高齢化による社会保障費の増大、税収の減収などが予想される中で負担をしていかなくてはなりません。

しかしながら突然の市民負担の増加が正しいかというと、家庭用はもちろんですが、業務用の値上げは大量に水を使用する業態であればあるほど影響を受けることから、少しでも値上げの影響を緩和する措置も必要と考えます。市の方針としても、本来であればもう少し大きな値上げ幅になるところを、一般会計からの繰入により少しでも影響を緩和する方法を取っています。この一般会計からの繰入もやはり諸刃の剣的な要素もあるため、こちらも影響を極力抑えるバランスが必要と考えています。

よって、今回の値上げを先送りすることで発生する将来負担の増加は深刻なものになることを懸念し、私は市が提案する値上げに賛成の立場を取らせていただいた次第です。

値上げに反対の意見を持つ方も多くいらっしゃると思われますので、私が賛成の立場をとらせていただいた考え方を記載させていただきます。

岩見沢神社を詣でる。〈巌見澤紀碑(有形文化財)を見て色々考える。〉

〈令和3年9月15日投稿〉

本日は朝10時スタートの総務常任委員会から始まり、11時から私が委員長を務める民生常任委員会。13時から経済建設常任委員会と立て続けに常任委員会があり、更に14時からは議会改革委員会の第2ワーキンググループで議会基本条例の協議と、長いこと市役所議会棟に詰めておりました。

その帰り道、、

本来であれば今日は神社まつりで賑わっているはずの日だったことを思い出し、せめてお詣りぐらいしていこうかと岩見沢神社に立ち寄りました。

そこで目にするのが「巖見澤紀」という石碑。

これは岩見沢市の有形文化財にも指定されているもので、明治38年に開基20年を記念して石黒長平さんが建立されたもの。岩見沢の地名の由来が記されています。


(↓)その文字は漢文で非常に難解ですが、資料を元に紐解くと・・。

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この度の一般質問について〈ふるさと納税・市ホームページ〉

〈令和3年9月3日投稿〉

本日、13時より令和3年第3回定例会の3日目が行われます。

私の一般質問は2番目の登壇となります。

現在も新型コロナウイルスの感染拡大が収まっていないため、申し合わせにより質問の持ち時間が半減していますので、質問項目も大きく2点だけとしました。

今回の質問の要点を記載します。

まずふるさと納税についてですが、総務省のデータを見るといろいろなことが見えてきます。

 

総務省 ふるさと納税ポータルサイト

特に「令和2年度受入額の実績等」というデータを見ると、他市と岩見沢市の状況を客観的に把握することが可能です。

上記エクセルデータをもとに分かりやすくグラフにすると、全国的な状況は令和元年度に一度、額・件数ともに落ち込みを見せますが、令和2年度には一気に回復しています。

その額は約6,700億円にもなります。

この傾向を踏まえて岩見沢市を見てみると

令和元年度までは右肩上がりで推移していたものが、令和2年度には額として前年比約65%、件数として約半分に落ち込んでしまっています。

先日の報道でもありましたが、お隣の美唄市はふるさと納税が前年比で約10倍の実績となり、それに伴い一般会計が黒字決算になるとのこと。この様に他市のふるさと納税の伸びが顕著にみられ、その影響を受けてしまっている状況と見受けられます。そのようなことから、以下の質問を作成しています。

一点補足すると、この質問は令和2年度に実績が大幅に下がったことを責める趣旨ではありません。

担当部局も常に努力していることを理解していますし、このふるさと納税制度自体が、当初のふるさと応援の趣旨を大きく外れて返礼品競争になっていることから、行政としても非常に難しいフェイズになっていることを認識しています。よって、現在の認識と今後の対応についての確認と、もっと理念とか意義を育て上げ「モノ」より「コト」を重視し、本当に岩見沢市を応援していただける方々を増やしていくことも大事なのではないか?という視点からの質問となります。

 


以下、質問原稿です。


□ふるさと納税について
近年の市政方針においても、〈国の「ふるさと納税制度」の活用により、岩見沢を応援していただく寄附金を広く募り、岩見沢の魅力の発信やまちづくりの充実を図っていく〉という想いが述べられておりましたが、やはり人口減少や経済活動の縮小等による厳しい財政状況が続くことが予想される中、あらゆる制度を活用し、歳入の増加を目指すことはとても重要なことと共感いたします。

このふるさと納税に関し、総務省による全国の寄附受け入れ額の推移を見ると、平成26年度が約390億円、平成27年度が約1,650億円、令和2年度においては約6,700億円と、平成26年、27年を境に急激に増えていることがわかります。その中で、令和元年度のみは前年比約95.1%と若干の落ち込みを見せたものの、令和2年度は前年度比約138%と一気に回復し、全国的な傾向としては、ふるさと納税の活用が益々活発化していると捉えることができます。この状況を踏まえ岩見沢市の推移を見てみると、平成28年が約1億9千万円、平成29年度が約4.4億円、平成30年度が約6.3億円、令和元年度が約7.5億円と、関係各位の努力もあり順調に増加傾向で推移してきたものの、令和2年度においては4億8587.2万円と前年比64.8%にとどまり、寄附件数では40,324件から前年度比49.5%となる19,965件と非常に大きな減少が見られます。そこで北海道内の179市町村も確認してみると、一気に10倍以上の伸びとなった美唄市を筆頭に142市町村が増加。逆に前年より減少したのが37市町村。その37市町村の中で岩見沢市は3番目の減少額であり、市としては返礼品の目玉になっていた高額所得者向けのオーダースーツの工場が撤退し、その影響でふるさと納税額が大幅に下がってしまった芦別市に次ぐ2番目に多い減少となっており、その状況に危惧をするものです。あらためて、この令和2年度の大幅な減少はどのような要因で発生しているか見解をお聞かせください。

また、現時点における今年度の岩見沢市へのふるさと納税の傾向はどのようになっているか、更に年間の推定に関してもどのように分析されているかお聞かせください。

岩見沢市民が他の自治体にふるさと納税として寄附されたことにより、岩見沢市への市民税の控除が発生します。平成30年度の寄附に関しては約4,000万円の控除があったと聞いておりますが、やはり全国の利用が増加傾向にあることから、岩見沢市民の他自治体への寄附が増加し、市民税控除も年々増えているのではないかと想像しますがいかがでしょうか。その推移もお聞かせください。また参考までに何名ぐらいの市民が当制度活用による控除を受けているかもお知らせください。

現在はこの制度の利用者は、より利便性を高め利用しやすくするために、確定申告ではなくワンストップ特例で簡単に税控除を受けられる様になっています。一般的にふるさと納税による税控除は、確定申告の場合はふるさと納税を行った年の所得税と、翌年度分の住民税が減額されることとなりますが、現在一般的になっているワンストップ特例の場合は、所得税からの控除は行われず、その分を含めた控除額の全額が翌年度の住民税の減額となります。単純に考えると所得税は国、住民税は岩見沢市が賦課・徴収を行うことから、国への所得税控除が減った分、岩見沢市と北海道の住民税控除額が増えてしまうという不合理が発生することになると考えて宜しいでしょか。その影響はどのようなものでしょうか。

そもそもふるさと納税は、自らのふるさとなど、縁や思い入れのある地域を応援することを目的に始まったはずですが、現在では返礼品競争が過熱し「寄附を通じた応援」という理念から外れ、様々に課題が生じていると認識しています。その側面として返礼品による地域内経済循環も非常に重要な要素で大切にすべきですが、あらためて原点に立ち返ることも必要ではないかと感じます。

市では現在も「ふるさとづくりの推進」「青少年健全育成」「スポーツ・文化の振興」「農業振興」の括りで、意図を持った寄附協力をいただいていますが、より具体的な一例として、岩見沢の生い立ちに関連する鉄道や炭鉱に関することの利活用支援、基幹産業である農業において、先進的なスマート農業のより強力な推進のための支援など、地域の特徴や目指すものを明確に絞りながら、クラウドファンディング型などのふるさと納税で支えていただいたり、現在IPCCの第6次評価報告書が発表され、気候変動に関し更なる関心が高まることが予想される中、ゼロカーボンシティの実現に向け、再生可能エネルギーの地産地消の推進等々、「モノ」だけではなく「コト」としての魅力や理念、意義を発信し、賛同者に応援していただくという方向性も重要ではないかと思うのですがいかがでしょうか。 また、市内企業や、スポーツ、文化系団体等から、支援していただきたいプロジェクトや返礼内容等を公募するなど、新たな視点は検討されているかお伺いいたします。


また、もう一点、岩見沢市のホームページは、閲覧者から不評で、重くてなかなか開かない。見たい情報が見つけにくいなどと指摘を受けていました。それが現在、ホームページリニューアルに向けた公募プロポーザルを実施中ということもあり、どのような変化を目指しているのかを確認するものです。

以下、読み原稿を転載します。

 


市のwebサイトについて

自治体のホームページは企業等のサイトとは異なり、膨大な情報量を掲載する都合上、サイト内検索を上手く活用しなければ、目的の情報を探すにもコツが必要で大変でありますが、市民の方々や岩見沢市に関連する情報を必要とする方々にとって、正確な情報を迅速に取得できる重要な場であります。またゆくゆくはweb上で電子申請などもできるようになれば、窓口手続きの簡素化等、業務の効率化も進んでいくものと思います。

しかしながら現在のwebサイトは知りたい情報にたどり着きにくい、また動作が非常に重く表示速度に不満が募る等々、ICT化の推進を標榜する岩見沢市としては誠に残念な状況でありましたが、この度、ホームページのリニューアルに向け、「岩見沢市ホームページリニューアル業務」公募プロポーザルが現在実施中ですが、9月7日締め切りの企画提案書は何社の応募があったかお聞かせください。

また、今回の公募の案内を見ると「スマート・デジタル自治体としてふさわしいICTやAIなどの未来技術を活用した機能やサービスを目指す」とあり、どのような機能が実装されるのか非常に楽しみでもあり期待が持たれるところです。そこで、ホームページのリニューアルにあたり、あらためてどのようなポイントを重視し、何がどのように変化するのか考えをお聞かせください。


(2)双方向性の活用について
 私達の社会において、インターネットはなくてはならないものとして確立されています。各自治体のホームページにおいても、情報を一方的に発信するだけではなく、市政への市民参加手段の一つとして、直接的に意見を伝えることができる双方向性の活用が一般的になってきています。岩見沢市のホームページにおいても、パブリックコメントの募集だけでなく、「市政に対するご意見・ご要望」や「ホームページに対するご意見・ご要望」というフォームを設け、市民の方々の意見を賜り、改善に向け努力される姿が見えます。

そこでお伺いいたしますが、このホームページの「市政に対するご意見・ご要望」へは、どれぐらいの数でどの様なご意見が寄せられているか。同様に「ホームページに対するご意見・ご要望」への状況もお聞かせください。

 さらに、このホームページからご意見やご要望があった場合、どの様なプロセスで検証し、反映されているのか、その流れについてもお聞かせください。

 また市ではSNSも積極的に活用しています。これに関しては、他の自治体と同様にコメントの返信は行っていない状況です。その方針については議会SNSにおいても、議論を重ねた中で同様の対応を取っていることからも、十二分に理解をするところですが、いただいたコメント等について、確認、検証、反映等に結びつける仕組みは有しているのかどうかお聞かせください。

 

以上、本日予定している一般質問となります。

岩見沢市議会youtubeは以下のURLです。
https://www.youtube.com/channel/UCjjSzdyAOXBFq_yRLRIS7gg/featured

MAYA MAXXさんの素敵な絵〈旧美流渡中学校校舎〉

〈令和3年9月12日投稿〉

前回投稿した東部丘陵地域の研修の途中、2年前に閉校した旧美流渡中学校の窓部分を覆う板に絵を描くプロジェクトが行われているので、立ち寄ってみました。

上記、前回の投稿ですが、今回は新たな展示とギャラリートークのイベントのお知らせです。

本来であれば、9月に開催される予定だったイベントが緊急事態宣言の延長により、10月に延期されたものです。ぜひ一人でも多くの方に知ってほしく、そして訪れてほしいと思って投稿します。

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万字炭山森林公園等々の下見

〈令和3年9月12日投稿〉

今後、東部丘陵地域に関する授業対応が増えてくることから、NPO炭鉱の記憶推進事業団のスタッフさん達と下見に行ってきました。

まずは旧万字炭鉱ズリ山登山から。

生憎の雨模様でしたが、足元はばっちり。
しかしながら山頂はガスがかかって周囲は何も見えない状況・・。

この万字のズリ山は、管理棟から徒歩約20分でズリ山登り口の駐車場に行け、そこからゆっくりで25分ぐらいで登頂できます。帰りは横から下り森林の中を戻ってこれますが、ここの景色がまた最高です。

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小学校6年生の「岩見沢と炭鉄港」フィールドワーク

〈令和3年9月9日投稿〉

6日に開会した議会も現在は議案調査のための休会日となっています。

その合間を縫って、昨日は市内某小学校のフィールドワークのお手伝いをしてきました。
実は昨年も同様の授業を行っていますが、その時に私が作成したスケジュール&内容を、本年は先生がブラッシュアップしてくれての開催となりました。

ただ通常であれば、このフィールドワークの後は、修学旅行で小樽の総合博物館に行き、関連の調査を進めるという取り組みをしていたものの、今年は緊急事態宣言によりそれが叶わなかった模様。学校現場も様々に苦慮している様子が見えました。

 


さて、授業の手法としては、今回も2組に分かれて3つのポイントを正順と逆順で巡るパターンとなります。
場所は駅舎+レールセンター⇒元町跨線橋(初代駅舎周辺)⇒そらち炭鉱の記憶推進事業団という3箇所です。

岩見沢複合駅舎と岩見沢開拓期における鉄道の関係を説明

私の担当としては、最初は2組同時に駅前のメタセコイアの前で集合し、石炭やその素となったといわれるメタセコイアの話。その後2組に別れて、駅舎+レールセンターにて、岩見沢の生い立ちと鉄道の発展との関係、そしてレールセンターの解説を含め、炭鉄港との深いつながりをお話しました。

有明連絡通路にて線路を見ながらの解説

子どもたちは、この後、新聞をつくるとのことで、随分真剣に話を聞いてくれました。

駅周辺の目玉はやっぱり岩見沢レールセンターです。
この生徒さんたちは、たまたま数日前にも写生会でレールセンターを訪れており、詳細はわからないものの身近に感じてくれている状況でした。

この岩見沢レールセンターは1899年に作られ、明治期に岩見沢において北炭の本社が置かれ、北海道鉄道総合工場として発展してきた歴史を語る、現在唯一の現存物であり、その背景には炭鉄港のスタートアップになくてはならない薩摩との関わりが見えます。この場には沢山の人に知ってほしいストーリーが詰まっており、私自身、緊急事態宣言が解除されたら、ぜひ市民の皆様を対象に駅周辺ガイドツアーなどを企画してみようと思っています。

明治期の画像と現地を比べながらのお話

今回の授業では、そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター担当の北口事務局長さんが、緊急事態宣言下における対応に配慮し、内部での時間を縮小して外からの見学時間と解説を増やしての開催。相変わらずの上手な語りで小学生にも容易に理解できるお話を展開されてました。元町の跨線橋では、今回の授業の窓口となっている日浦氏が初代駅舎周辺と岩見沢村当初の街並みについて解説をしていただきました。

この炭鉄港に関することは、知れば知るほど可能性を感じるもの。

知識がなければ歴史というのは全く面白くないものですが、少しわかってくると、これまで見えなかったものが見えてくる不思議な魅力があります。ぜひ子どもたちには、岩見沢のことをもっと知ってもらって誇りを抱いていただきたいと思っています。そのために学校の先生達も凄く頑張ってくれています。

是非この動きを止めぬように私も努力したいと思っています。