2023年 選挙活動振り返り〈その3_インターネット選挙について〉

前回までは選挙の投票結果にインターネットの効果が発揮されている感覚はほぼありませんでした。SNS等で多少の盛り上がりを見せても、所詮ごく一部でしかなく、全体を俯瞰した際のインターネットの効果は僅かなものという印象です。

しかしそれから4年が経過し、facebooktwitterは益々利用者が減り、4年前に比べると過疎化が進んでいる印象でした。またSNSの台頭により、静的なブログなどの情報をわざわざ迎えに行く人も減り続け、何事もなければ閲覧数も頭打ちの状況。

いよいよインターネットが選挙に及ぼす影響が小さくなっていきそうと考えていました。

しかし、今回は試行錯誤してみて、結果それなりに力になった印象ですが、その中心となったのがYouTubeです。(Instagramも若干は投稿したものの、今回はターゲットとなる年齢層を高めに設定したため、ほぼ活用していません。)

これらは真面目な投稿ほど閲覧数も伸びない性格上、常に閑古鳥が鳴くような感じですが、それでも選挙情報としては想像より多くの人が見てくれた印象です。

例えば上記3分間自己紹介動画はごく短い期間にも関わらず350回以上の再生をしてくれ、平均再生率も63%と、youtubeをやっている人なら、これがどれぐらい高い数字か理解していただけるものと思います。

上の赤い枠の間が選挙期間なので、選挙期間中にはそれなりに調べて見ていただけた様な印象です。

また、事前にいくつか動画を上げておいたことで、それも同時に閲覧数が増えたこと。選挙期間中は9:10,12:10、17:10の定時ライブ配信を行ったことで、その瞬間の視聴者数は知れているものの、アーカイブを見ていただいた方も入れると結構な閲覧になりました。

よって、岩見沢レベルの地方選挙としては、試行とは言えそれなりの効果があった手応えです。

なにより、頻繁にコメントを入れて応援してくれたりという方もいて、みんな元気をもらえました。


そしてこのライブ配信は、事務所で留守番や作業してくれている方々に、今、遊説隊はどこで何をしている?というのをリアルタイムで見るとこができて、ちょっとは楽しんでいただけたのだろうと思っています。

これまでの選挙で良く言われる「選挙カーで票は取れないが、選挙カーを駆使する遊説隊が頑張ることで後援会全体が感化されて盛り上がり、周囲への声掛けなども活発になる」という側面をインターネットでカバーできることがわかりました。


このように一見過疎化が進むfacebook等のSNSでも、選挙情報を上げることで日頃の状況よりはずっとリアクションが増えたこと。また動画等へのリンクを張ることで、相乗効果が発揮できたと思っています。

相乗効果という意味では、平野よしふみのホームページもアクセス解析で明確な違いが出ていました。

上の赤いエリアが告示から投票日までのアクセス数となります。

日頃は閲覧者もごく僅かな弱小ホームページですが、選挙期間中は通常のアクセス数の4~5倍以上の方が私のホームページを見て、しかもページの離脱率も低く複数のページを見ていってくれていることがわかりました。これに関しては、公選ビラや法定ハガキ、地元新聞の広告などにもインターネット検索をしてただきたい思いで、キーワードやQRコードを記載した効果もあるのかもしれません(ポスターは後述の通り玉砕でしたが)。

この内、どれぐらいが岩見沢市民の有権者かわかりませんが、少なくとも私の得票数に影響を及ぼしてくれているのは間違いないのではないかと考えています。

これらの推移は冒頭でも述べたように、4年前はもっと影響は少なく感じていたのですが、今回はいよいよ地方都市の岩見沢レベルでもインターネットの効果が出てきたことを感じています。

ただ、これらは単発の情報を出すだけではあまり効果はなく、恒常的に投稿を積み上げていく日々の蓄積が重要だとも感じています。恐らく、そういったコトも多少は評価につながったのかもしれません。

やはりこれからの時代は、「立候補者はしっかりと自分の情報を蓄積していくこと。」「有権者はそういう情報を調べていただき、自分で評価して投票する」という流れが必要だと考えています。

とは言え、現在はまだまだインターネットを利用できない方々も多く、その様な方に対し、毎日必ずどこかで直接合って話を聴くことができる〈個人演説会〉を11回設定しました。

そして今回の選挙において、一番、効果を発揮してくれたのがこの個人演説会だったのかもしれません。

次回、その報告を記載させていただきます。

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