教育と遊育 ~幼児期の遊びがとても重要な理由(メモ)~

平成27年9月16日(水)

こども環境学会からの案内で、第20回園庭研究会in恵庭&札幌という講演会に参加する機会を得ました。

8月28日(金)には、こども環境研究会北海道第2回研究会【札幌】があり、そこで恵庭幼稚園の非常に進んだ取り組みを井内園長直々にお話を聞かせていただき、これまで自分でも関わってきたプレーパークの理念や今回のお話が重なって、色々なことが腑に落ちました。

11899805_869274376474780_6474316179634188007_n
(↑8/28 恵庭幼稚園 井内園長の講演)

(↓9/16 NPO法人 園庭・園外での野育を推進する会 天野秀明理事長)
12027689_879148672154017_4394668380094225868_n

せっかくなので、この両方で得た事を少しだけご紹介したいと思います。

続きを読む

岩見沢市議会議員政治倫理規程

本日、議会運営委員会において、以前議長より諮問を受けていた「岩見沢市議会政治倫理規程」の答申が行われました。

結果、正副議長の決裁を受け、この様に議会事務局の前に告示され、これより効力を発揮することとなります。

DSC_1248

DSC_1249

この内容については、細かい微修正を施した最終版のテキストデータが手元にないため、後日ご紹介させていただきたいと思いますが(議会webサイトにも掲載予定です)、まずは関係議員並びに事務局の努力により一つ形になりました。

欲を言えば、規程ではなく条例としてという流れでもありますが、様々に思惑もあり、なかなかそこまでは出来なかったのも事実。この先は倫理条例より更に一歩進めて、議会基本条例の制定に向けて努力をしていく必要があると考えています。

◆岩見沢市議会議員政治倫理規程の全文に関しては、こちらからご覧下さい。
https://hiranoyoshifumi.jp/2015/09/18/6604

岩見沢市あそびの広場設置条例等に関して

平成27年9月10日(木)

第3定例会中において、総務常任委員会が開催されました。各種補正予算等の他に、であえーる岩見沢に整備中の「あそびの広場条例の設定」についてが上程されました。

この施設は、こども・子育てひろば「えみふる」(公募による愛称決定)のひとつの目玉になりうるものと考えており、平成26年第4定例会でも一般質問をさせていただいたもの。

10014620_627748473960706_8146977598165649653_n
(↑平成26年4月18日に開催された総務常任委員会で示されたイメージ図)

 

本施設に関しては、今の子ども達を取り巻く危機的環境を改善するための一つの要素になりうると大いに期待しているものですが、今回の条例案を確認すると小学生以上は100円の利用料がかかってしまう。

これでは残念ながら、本来こどもたちに必要とされる、「自由に群れて遊ぶ中で、社会性や創造性などを育む」という、現在の子ども達を取り巻く環境において、抜本的に不足している要素を補完するものとして機能するのは難しいと感じるところです。

本条例の第一条には、この施設の意味合いを記載した3行少々の文中において、子どもという単語が3回出てきます。

*子どもの成長に応じた安全な遊び場を提供。
*子どもの心身の発達。
*子どもを中心とした交流の場。

この子どもというのは無料で利用できる未就学児だけが対象なのか?という部分では、決してそうではなく小学生等も含むという事です。

教育委員会としても、様々に検討を重ねた中で出てきた結果であるという事を鑑み、まずはこれでスタートすることを了承するものの、しっかりと検証を進めた中で、適切な改善を求める発言をさせていただきました。

というのも、子ども達から100円を徴収することのデメリットとして、他のプレーパークや冒険遊び場的なものを考えると、「あらゆる年代の子ども達が集う」ことで社会性や遊びの伝承が行われると期待されるが、そのハードルが著しく高くなる。

小学校も中学年や高学年になって歳を重ねていくと、このような遊び場自体にあまり関心を持たなくなる傾向があると思われ、自動的に来場者は減ってくる。しかし、その中からリーダー的な立場の子ども達が育ってきて、言わばプレーリーダーの補佐的な役割を担うようになり、それがまた子ども達の社会性を豊かにしていくという好循環が発生することが多々ある。しかし、この100円の徴収は、その機会すら奪ってしまう非常に残念な状況と言わざるを得ない。

さらに、委員会の中では発言しそびれてしまいましたが、100円を徴収することにより、本来、自由な遊び場であるための条件として、保護者や遊ぶ子ども達も共に主体性を持ち、運営者と一体となるという意図に反し、「サービスを受ける側、与える側に分かれる」という意識格差が発生することが考えられ、考え過ぎかもしれませんが、クレームの誘発等、更なる弊害を生むことも考えられます。

まだ実際に稼働していないこと、また最終的な広場環境の確認ができていないので何とも判断することはできませんが、是非、実際の運営をもって検証を進めた中で、しっかりと方向性を定めていって欲しいと願っています。


ただ、今回の条例案を確認し、また、前回の一般質問の答弁や今回の委員会答弁でも垣間見る結果となりましたが、運営側のコンセプトとしては、創造性を育む冒険遊び場的な市民ニーズを満たし、子ども達が成長するためにベストな環境は何か?という視点が主ではなく、保護者の利便性等を最優先とし、あくまで《遊具が整った屋内公園》をイメージしているのではないか?という印象を受けるに至りました。それはそれで一つの正しい方向性ではあると思いますが、行政が一方的にサービスを提供するのは、市民との協働の観点、住民自治意識の醸成からいっても勿体ないと感じています。

表面的にはこの動画と比べる様な性質のものではありませんが、子どもの遊びから創造性、社会性を育むという【マインド】は大いに参考にしていきたいと考えています。

いずれにせよ、多くの親子に愛される施設になるよう、大いに期待すると共に、私達議会としても努力をしていかなくてはならないと思っています。

[ミエルカ]人口増加都市サイトのご紹介

友人のFBから、とても参考になるサイトを知ることができました。

その名も【ミエルカ 人口増加都市】(トップページから地域を選択してご覧下さい)

mieruka

株式会社 社会価値’見える化’研究所( Social Value Visualization Laboratory Co., Ltd.)という民間会社が公開しているデータですが、日本全国の様子を調べることが可能です。例えば、岩見沢市の人口推移等においても、下の表の様に年齢構成別に簡単に見える化ができています。

iwamizawa2014jinko

iwamizawajikosuii_nenrei

他にもパッと目を通しただけでは把握できないほど、沢山のデータが掲載されています。一度時間をつくって、じっくりと眺めてみるとこれまで気がつかなかった岩見沢の姿に気づけそうな気がします。

本データは、下記の公開されているデータを元にして集計しているもので信憑性も高いと思われます。それだけに 当然、今現在の最新の情報というわけにはいきませんが、大いに参考になる情報だと思います。

住民基本台帳人口移動報告
統計でみる市区町村のすがた
市町村別決算状況調
厚生労働省「医療費の地域差分析」
平成21年経済センサス‐基礎調査
工業統計調査

*是非、一度ご覧になってみてください。
http://www.visualization-labo.jp/index.php

 

私も今日から平成27年第3定例会が始まります。
空き時間等の隙を見ながら、じっくりデータを眺めてみたいと思います。