炭鉄港:市役所廊下に並んでいた2枚のポスター

〈令和元年12月10日投稿〉

今朝、岩見沢市土地開発公社と振興公社の監査があり、その前の廊下で撮影した写真。見事に炭鉄港並びです。

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【左】「鐵の人」昨年、室蘭で観させていただきましたが、とても素晴らしい演劇です。明治39年、岩見沢に本社があった北海道炭鉱鉄道会社が鉄道国有化の際、鉄道資産売却により室蘭に本社移転、その際、アームストロング社とビッカーズ社との合弁企業としてつくったのが日本製鋼所。まさしく室蘭が鉄の街としてスタートを切ることになります。

この演劇はその時の専務である井上角五郎の半生を描くもの。まさに炭鉄港の貴重なワンシーンでもあります。

12月18日、19日は札幌でも行われますので、ぜひ見てみてください。(私は2日間とも見に行こうと思ってます!)前売りチケットは炭鉱の記憶マネジメントセンターにも売ってます。本当に素晴らしい演劇です。

主催:室蘭VOX
https://muroranvox.exblog.jp/


【右】約30年前に宮沢りえさんが主演した映画「ぼくらの七日間戦争」が2020年を舞台にリニューアルされアニメ映画として公開されます。その名も漢数字ではない「ぼくらの7日間戦争」です。

ポスターを見て気づく人も多々いると思われますが、モデルとなっている場所は赤平市の住友赤平炭鉱立坑!他にも空知の炭鉱関連資産が登場するらしい。

いよいよ産業的自然〈インダストリアルネイチャー〉を含めた産業遺産の価値が高まりつつあります。

公開は12月13日(金)
これが話題になれば、実際に中に入ることができる赤平の立坑は聖地巡礼で話題になるかもしれません。その時は炭鉄港の価値が高まり、他のまちも大チャンス!

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「炭鉄港で飯が喰えるか?」的な考えもあるのかもしれませんが、これから益々難しくなる時代において、自分達の地域の歩んできたことに誇りを持てずに未来を描けるのか?と私は声を大にして言いたい。

「今だけ金だけ自分だけ」が通用する時代はもう長くは無いはず。

もっと利他的な気持ちの中で”成熟した社会”をつくっていくためにも、自分達のまちの歩みを知り、この地域の価値を理解し、しっかりと誇りをもっていくのが大事だと思っています。そしてそれを語れる人が増えることは、この地域をより魅力的にし、あらゆる好循環を呼び起こしてくれると信じています。

そのためには岩見沢市単独でどうこうではなく、やはり広域での連携が必要。本当はそのリーダーシップを取るのが空知の中核都市としての役割だと思うのだけれど、「今だけ自分達だけ」の変化を嫌う閉塞的な空気感を打ち破るにはまだまだ私は力不足と痛感中。

 

何はともあれ、レッツ炭鉄港♪

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