〈令和元年12月8日投稿〉
昨日、岩見沢郷土科学館で故加藤愛夫氏の企画展を見学した後、以前から気になっていた「岩見沢絵画ホール・松島正幸記念館」へ立ち寄りました。
実は子どもが小さい時に一度行ったことはあるものの、恥ずかしながらかなり久々にお伺いした次第。
というのも少し前、岩見沢の歴史などを学ぶ際の師的立場の人と飲んだ席で、「松島正幸の絵は川が流れている様に見える」という言葉を聞き、とても興味を持ったのがきっかけ。そして従軍画家でありながら、勇ましい絵はほぼ書かず、風景画的なものが主体という人柄を聞き、更に興味を持ったもの。
ここは館長さんの計らいにより、写真撮影自由の張り紙があります。とてもありがたいものです。
あらためてじっくりと見学した中で、この松島正幸さんの奥さん鈴子さんは徳川家の親藩の藩主であった松平家の出ということも知り驚愕。
そして、作品はもちろんのこと、この建物は昭和7年に建てられ、岩見沢警察署として使用されていた趣のある建築物。
階段や各ドア、タイルなどの重厚感は建築ファンにもおすすめです。
ちなみに松島正幸さんは1965年~1972年の間、北海道教育大学岩見沢分校で非常勤講師をされていたご縁により、岩見沢市に絵画を寄贈。それがきっかけとなりこの絵画ホールが誕生しているそうです。
また、この日は北海道教育大学岩見沢校の大学院生でもある津田光太郎さんの個展【渾渾と、沌沌と】が開催されておりました。
油絵がこんな色彩やタッチで描けるのか・・という驚きの作品が多々。ぜひ、ご覧いただければと思います。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
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