桂沢水道企業団議会一般質問について

〈令和7年11月28日投稿〉

11月26日(水)に桂沢水道企業団議会が開催され、そこで、懸念事項をベースに一般質問をしましたので、以下にその要約を掲載します。

今回の前提条件として、構成市全体の人口減少も著しく、将来的に水需要が減る状況にあること、その一方で設備の更新からは逃れられず、今後の経営状況には大きな懸念があること。また、現時点で新浄水場が設置されてからの経営状況は厳しく、令和3年度に料金改定を行ったが、今後も5年ごとに料金を見直すこととしているため、都度の値上げが避けられない状況にあるのではないか?と感じているため、今回はそれらの確認の意をもって、シンプルな一般質問としています。


■一般質問(ラフ原稿)

通告に従い一般質問をいたします。

改めて桂沢水道企業団の課題ということを考えてみると、令和2年12月に策定した「桂沢水道企業団水道事業ビジョン」にもあるとおり「持続」「強靭」「安全」という枠組みの中で、どう課題を解決しながら、今後の未来を描いていくか、ということに他ならないのだろうと思います。そのような観点から、少し質問をさせていただきます。

企業団では令和3年度に2部料金制を含む料金改定を実施しましたが、新浄水場稼働に伴う減価償却費の増加などにより、令和4年度以降は経常収支比率が100%を下回り、令和5年度には約6,500万円の純損失を計上しています。さらに、令和7年度予算では1億円を超える収益的収支差額(赤字)を見込んでいます。

中長期的に人口減少等で水需要の減少が避けられない状況下、管路等各種更新事業や耐震化事業における投資費⽤を確保した上で、健全な財政運営を持続させるための具体的な方針が求められますが、これは現在顕著に影響がでている物価高騰などの悪影響もあり、水道事業ビジョンを策定した令和2年当時と比べると、更に難易度が上がっていることと思います。

そこで、、

(1)経営収支の改善に向けた料金戦略と将来への展望についてお伺いします。

公営企業会計の原則である料金収入を基本とする健全な財政運営を維持するため、今後、料金の適正化をどのような頻度、あるいはタイミングで行う計画になっているか、計画上では令和3年度の見直しの後、5年ごとして、次は令和8年度に供給単価を見直しという記載もあったかと思いますが、改めて中長期的な財政計画を踏まえた見通しについてお聞かせください。

水道事業ビジョンにおいては、「供給収益以外の収入に関する研究」として、将来的な水需要減による供給収益の減少が見込まれる中で、費用縮減、特定財源の確保などに務めるとともに、資金による利息以外にも収入を得る方策の研究などが掲げられています。先日稼働したマイクロ水力発電もこのような意識のひとつかと想像するところですが、改めて、料金改定に過度に依存しない経営効率化に関する展望や進捗状況を伺います。

    次に、(2)基幹管路の強靭化についてお伺いいたします。

    本年1月に策定した「上下水道耐震化計画」では、今後約30年間で耐震化を図る計画になっていて、特に令和11年度までの5年間を初期の重点期間とし、被災時の影響が極めて大きい「急所施設」の中から、耐震性能がない浄水池および1号導水管の非耐震区間の対策を最優先としています。

    そこで以下についてお伺いいたします。

    1.送水管耐震適合率が令和5年度末で39%であり、令和11年度末時点での耐震化目標値が40%と、今後直近では約1%しか手をかけられないこととなっています。これは限られた予算の中で、計画的な優先度を設けてのことと十分理解をしていますが、長期的なリスクを抱え続けていくことになるのも事実です。そこで万が一、大規模地震発生時における水道用水供給停止のリスクに対する評価と、構成市への影響をどのようにシミュレーションされているかお聞かせください。


    ◆ 答弁(要約メモ)

    ● (1)-1 料金改定の頻度・タイミングについて

    水道料金の算定期間は、日本水道協会の基準で「3~5年」が目安。
    企業団では「5年ごとに見直す」と決めており、次の料金改定は令和8年度に向けて構成市と協議中

    ● (1)-2 経営効率化や収入確保について

    ・浄水場の運転効率化により、薬品や電力の使用量削減に努めている。
    ・国庫補助の活用、構成市からの業務受託(水質検査等)、 マイクロ水力発電の売電収益など、収入源の多様化にも取り組んでいる。
    ・ただし施設の維持・更新費など固定費が多く、大幅な削減は困難であり、人口減少で水需要と収入が減る見込みのため、料金改定で収入確保が必要と考えている。

    ● (2)-1 大規模地震時の影響想定

    ・石狩低地東縁断層帯主部において地震が発生したことに伴う被害想定のシミュレーションを実施。導・送水管は通常は1条であるが、当企業団では2系統化されておりリスクは軽減されていると考える。
    ・地震のみならず大規模災害時においても取水から浄水処理まで確実に行い、給水車などにより構成市へ水を供給できることを最優先する。


    答弁から気になった点としては、公式な再質問とはしていませんが、料金改定において例えば経常収支比率や料金回収率など、何かしらの財政指標が大きく下振れした場合、その指標が一定の水準に達した場合には、5年周期を待たずに料金改定を検討するトリガーを設定しているのかどうか。という部分も気になっており、耐震化についてはBCPの定義づけ等にも確認が必要かと思っています。

    これらはまた別の機会にて確認してみようかと考えています。

    いずれにせよ、こういった水道事業等は、通常の市ごとの一般財政とは異なり、なかなか表立って見えるものでないながら、将来的にかなり厳しい財政状況が想定され、今回、久々に桂沢水道企業団議会の議員として参加することとなったので色々と勉強しながら、少しでも懸念を解消できるように務めていきたいと思っています。

    また何かあれば紹介させていただきます。

    中国からのインバウンドその後

    〈令和7年11月17日投稿〉

    先日の政府見解により、日中関係に懸念が広がっています。
    (私個人の印象としては、決して間違ったことは言っていないとも感じていますが・・)

    この状況をchatGPTに簡単に400字程度でまとめてもらったのが以下の内容です。


    高市早苗首相が「台湾有事は日本の存亡にも関わる」とし、武力行使も辞さない可能性を示唆した発言に対して、中華人民共和国(以下「中国」)は即座に強く反発しました。以下、その中国側の主な動き・行為を簡潔に整理します。

    中国外務省が、「日本が台湾問題に関与すれば侵略行為とみなす」「日本が責任を負うことになる」と警告し、発言の撤回を求めています。

    中国は、日本に渡航する中国人に対し「当面日本への渡航を控えるように」と通知・助言を出しました。観光や留学に対しても慎重姿勢を呼びかけています。

    並行して、領有権を巡る争いのある尖閣諸島(中国名「釣魚島」)周辺で、中国海警局・海軍艦艇やドローンなどの活動を活発化させ、実質的なプレッシャーをかけてきています。

    中国政府系メディア・外交官が、SNSなどで高市首相を「トラブルメーカー」「代償を払うことになる」といった強い言葉で批判し、挑発的な論調を展開しています。

    このように、中国は声明発信+実務的な制裁・警告(渡航制限、軍・海警活動)+メディア言論を組み合わせて、日本と台湾を巡る安全保障上の事態に対して抑止的な姿勢を示しており、地域の緊張を高める要因となっています。


    こういった情勢に対し、中国版SNSのRED上でも様々な投稿がなされており、それを見ると「さほど大した影響はないのでは?」と考えていたことが、特に観光業においては、かなり深刻な状況を招く懸念も感じています。

    中国のSNSを見れば、安全上の問題が言われ、旅行のキャンセルについても随分と投稿があります。

    それらの投稿に対するコメントでは、「どうしてもキャンセルできなければ、韓国人やシンガポール人を装う」などのコメントや、中には「無理して日本に行っても良いが、刺されても大使館に逃げ込むなよ!」などのコメントがあったり、殺伐とした雰囲気も散見されます。

    この度の問題は、日本人としてはさほどのことに感じませんが、これらSNSの投稿やコメントを見ていると、日本は危険だから自粛せよ!とされている中にも、日本人が中国人を敵対視しているとのイメージが流れているのかもしれません。

    つい先日まで、私のアカウントにも「熊は大丈夫か?」などのコメントが連日入っていましたが、ここ数日はピタリと止まっています。これらの投稿はまだ軽いものですが、色々と見ていけばかなり過激な発言なども見られ、自分が当初考えていたよりも影響は多大ではないかと感じるようになりました。

    昨年も様々にインバウンドの動きも学び、一般質問にも繋げ、いよいよこれからプラスとマイナスの要素をコントロールできるようにしていかなければ!という段階で予期せぬ事態が発生したという感じです。


    実は今年の10月6日には岩見沢市が主導し、インバウンド関連の会議も開催されたところでした。

    今後、どのようになるかは全くの不透明ですが、少なくともSNSの投稿を見る分には、飛行機やホテルのキャンセルに悩んでいる人が相当いて、国内観光業には大きな打撃となりそうです(多くはキャンセル料がかからないなら、すぐにキャンセルしたいという意見で、航空会社によってはこの度の事態を鑑み、キャンセル料がかからなくする判断もあるとの投稿があるようです)。

    岩見沢市において、これがどれほどの影響があるかはわかりませんが、昨冬は少なくとも飲食業を中心に多少の恩恵があった中、今季はそれが見込めないとなれば、それ相応に期待が外れる状況が予想されます。

    改めて国家間の駆け引きと、それぞれの思惑に翻弄される難しさを実感するとともに、私自身、今後の状況を注視していきたいと考えています。

    岩見沢市議会市民との意見交換会【議員定数、議員報酬、議員のなり手不足】を中心に

    〈令和7年11月6日投稿〉

    10月28日(火)の夜に開催した市民との意見交換会ですが、その中心となるテーマは【議員定数、議員報酬、議員のなり手不足】についての対話となります。

    今回にあるのは、議員定数等検討委員会にて議論中のものであり、ぜひ議員だけの議論ではなく、多くの市民の皆様の声も聞かせていただきたいとの思いで、広報広聴委員会と合同開催することとなった次第です。

    今回の意図としては、話し合いを行う前に、できるだけ定数や報酬等々について、客観的な情報を共有した中で、イメージだけではなく具体的な数字を交えて議論を深めることができたらと思ったものです。

    また当日参加できなかった方々からも、ぜひより多く声を聞かせていただければということで、ダイジェスト版ですが当日の様子を動画公開し、それを視聴していただいた上でアンケートに多様なご意見をいただきたくお願いをするものです。

    約30分の動画となっております。

    ぜひ上記動画をご覧いただき、11月末までの期間限定ではありますが、アンケートにもご協力いただければ幸いです。

    何卒宜しくお願い申し上げます。

    日本遺産フェスティバルin倉敷へ参加してきました

    《令和7年10月30日投稿》

    10月25日(土)、26日(日)の2日間

    日本遺産フェスティバルin倉敷

    に参加してきましたので、少し報告をしたいと思います。

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    日本遺産フェスティバル参加に関する通常の目的としては、ブースを出展し、炭鉄港を全国にPRすることが主体ですが、今回は第3シンポジウムの「シリアル型日本遺産のあり方~広域連携が生む日本遺産の魅力」にお招きをいただき、パネリストとして参加させていただく機会もいただきました。

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    これは前理事長の吉岡宏高さんが確立した炭鉄港の枠組みの質の高さ、そして初期の炭鉱の記憶事業等から関わっていただいた関係各位の努力の賜物であり、その延長線上に、今、私がこのようにPRする機会をいただけていることに改めて感謝と敬意を表す次第です。


    まずは少し順を追って紹介します。

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    会場となったのは、倉敷市のアイビースクエア。

    多くのレンガ工場郡が立ち並ぶ、クラボウの工場跡地です。

    隣接して倉敷市の美観地区があるため、海外からの観光客も非常に多く、週末はものすごい人口密度を感じた環境です。

    会場の中では沢山の日本遺産ブースが並び、炭鉄港推進協議会も物販のみならず、石炭の重さ当てクイズやSNSフォローキャンペーン等を精力的に実施。

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    2日間にわたり、常時来場者が途切れない多忙な時間が続き、炭鉄港の認知を高めることができたかと思います。


    1日目の終わりには総会がありました。

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    次回開催地は古墳が数多く残る宮崎県となります。

    ここで日本遺産推進議員連盟を設立された赤池まさあき前参議院議員と名刺交換をさせていただく機会に恵まれ際、大変光栄なことがありました。

    実は「北海道の炭鉄港の平野と申します。」と名刺を差し出した際、赤池先生から「あんたが平野さんか!」とおっしゃっていただき、何のことだろうと思ったら、昨年12月に開催した炭鉄港フォーラムに祝電を寄せていただいた際に、私のホームページなども見ていてくださり、「地方議員で良く頑張っているのがいるので、一度連絡しようと思ってたんだ」という身に余るお言葉でした。

    【炭鉄港フォーラム】
    https://hiranoyoshifumi.jp/2024/12/16

    その後、非常に重たい宿題もいただきましたが、すぐにはできなくとも、何とか尽力していきたいと考えています。

    次は懇親会へ。

    この懇親会については首長級を対象としていたものらしく、私のテーブルには来賓の赤池先生や公益社団法人日本観光振興協会総合研究所顧問の丁野先生の他、近隣の市長、町長さんがずらりと・・・。これは間違った・・・と思わざるを得ない非常に身の丈に合わない特殊な経験をさせていただきました。

    そんなことであっという間に1日目が過ぎていきます。


    二日目もブースは大盛況でありますが、この日はメインのシンポジウムが開催されます。

    朝から第1シンポジウム「酒~風土が醸す物語を活かす~」、第2シンポジウム「古墳~遺跡が示す古代日本の姿を今に活かす~」と続き、第3シンポジウムに「シリアル型日本遺産のあり方~広域連携が生む日本遺産の魅力~」となります。

    第3シンポジウムでは

    ■No.35 鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 ~日本近代化の躍動を体感できるまち~

    ■No.39 荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~気前船寄港地・船主集落~

    ■No.68 本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~

    の3地域でパネリストとして参加。

    そして、コーディネーターは 海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群〜御食国(みけつくに)若狭と鯖街道〜を擁する小浜市の嶋田主査となります。

    我々の炭鉄港としては、先日開催した炭鉄港3-DAYS Weekender 2025の取り組みを中心に地域連携のお話を展開させていただきました。

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    各地で先進的に取り組まれている皆様のお話も聞かせていただき、大いに刺激をいただきました。

    我々としても、現在取り組んでいる地域連携の手法はもちろんのこと、炭鉄港の魅力や価値についても理解していただけたのではないかと手応えを感じています。

    ※ただ、一地域単位としては非常にタイトな時間配分だったので、なかなか意を尽くすことはできませんでしたが、楽しい時間となりました。下画像は登壇の4名にて。

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    最後の総括は、今回も様々にお世話になった公益社団法人日本観光振興協会総合研究所顧問の丁野朗先生(下画像左)。

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    終了後には会場の皆様からも種々ご縁をいただき貴重な場となりました。

    改めてお招きいただいた関係各位に感謝申し上げます。


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    倉敷は北海道の寒さとは全く違いとても過ごしやすい気候と景観で素晴らしいまちでした。

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    2日間を通し、全日程が終了した夕暮れ時に、レモンピール入のビールを外のベンチで飲めるほどの気候!なんとも羨ましい環境!!

    取り急ぎ、簡単ではありますが、日本遺産フェスティバルin倉敷の報告まで!


    本投稿はこちらの「炭鉱の記憶だより」に投稿したものを修正して投稿しています。

    https://yamasoratan.blog.fc2.com/blog-entry-3601.html

    岩見沢市議会 市民との意見交換会を開催します

    〈令和7年10月22日投稿〉

    2025年10月28日(火)18時30分より市民との意見交換会を開催します。

    テーマは「議員のなり手不足」、「議員定数」、「議員報酬」大いに関連する3つの要素を主体に対話を進める予定です。

    ただ、何も前提情報がない中では対話も深まらない可能性もあり、まずは冒頭20分程度で上記3つのテーマに沿って、単純な他市との比較のみならず、その内容についてもできるだけ客観的に情報提供を行ってから意見交換に進められたらと考えています。

    どうぞお気軽にご参加いただければ幸いです。

    https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/soshiki/gikai_jimukyoku/iwamizawashigikai/3/4325.html

    ※当日18時からは議場見学も実施しています。

    岩見沢市内におけるヒグマの目撃について

    〈令和7年9月30日投稿〉

    昨日、岩見沢市からの情報発信で、9月29日(月)10時30分ごろに利根別原生林において、18時40分頃にあやめ公園付近、そして21時30分ごろに上志文町559にて、同じ個体と見られる親子連れクマの目撃情報が寄せられているとのこと。

    改めて目撃地を地図上で確認すると、1件目の利根別原生林の中はまだしも、あやめ公園付近と上志文町559は人家もあり心配が募ります。ただ、いわみざわ公園や緑が丘霊園などにも以前から目撃例があることから、この利根別原生林を中心とした森林地帯には、やはりクマの出没は避けられないであろうと考えます。今後もうまく共存していければ良いのですが、これ以上、人間の生活環境に入ってこられると緊張感を持って対策をしていかなくては深刻な状況になることも考えられます。

    まずは自衛が重要になりますので、市から発信される情報を取得しつつ、慎重に行動されることをおすすめします。


    ■目撃情報(岩見沢市が作成したgoogleMAP)
    https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?ll=43.177529684879616%2C141.79714115313038&z=15&mid=1bNxlz2ZKHAY27yyqlcUUtzgYB7j2FFY

    ■岩見沢市のヒグマに関する情報ページ
    https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/kinkyu/16189.html

    ■岩見沢市公式LINEへの登録もおすすめします。
    https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/soshiki/hisho/koho/1/3/9562.html


    そして熊対策としては、最近は各地のニュースでも見るとおり、本年4月に鳥獣保護管理法の改正があり、9月1日より自治体の判断で猟銃の使用が可能となりました。ただこれには様々な課題があり、環境省からガイドライン概要等も公表されていますが、現実は簡単ではありません。

    上記画像:環境省_令和7年度第1回クマ被害対策等に関する関係省庁連絡会議 (概要)より
    https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/kuma-docu-r070911.pdf

    本改正鳥獣保護管理法については私自身、一足先に本年6月の本会議一般質問において、取り上げています。市民の安心安全を守る体制づくりを確立するのはやはり簡単なことではありませんが、今後も注視していきたいと考えています。



    余談ですが私自身、近年3年間は毎年ヒグマを目撃しています。

    一番最初に見たのは3年前。夕張から芦別に向かう道中、シューパロ湖周辺でガードレール脇に佇む小さめの熊を始めて見ました。昨年は岩見沢市内の道道38号線沿い万字の巴橋の近くで、私の車の直前を隆々とした大きく逞しい熊が横切って肝を冷やしました。そして今年はNPO法人炭鉱の記憶推進事業団で指定管理を受託している夕張市石炭博物館の開館日。最終入場時間も過ぎて人気が無くなった頃に突然ガラス越しの眼の前に小さめの熊が現れました。

    これがその時に私が撮影したものです。

    比較的小さめだったのと、また現れては困るので、もう二度と来ないように扉を開けて大きな声で威嚇したら走って逃げていきました(現在は狼の尿など忌避剤を配置して結界的な対策を行っており、この日以降、全く気配はありません)。

    この時の熊はまだ人間を怖がってくれましたが、近年のニュースを見ると、どうも人馴れしている個体も多いようで心配です。

    現在においても特に郊外では人口減少が進行し、場所によっては大正期の三毛別羆事件石狩沼田幌新事件が発生した頃の人口密度になっている場所も多々あり、やはり予断を許しません。あらためて正しく恐れ、しっかりと対策を練ることが必要だと再認識しています。

    行政としても非常に難しい課題の一つですが、様々にバランスを考慮しながら対策を詰めていく必要があると認識しています。市民の皆様におかれましても、正しく恐れながら自衛をしていくことが重要だと思っています。お互い気をつけてまいりましょう。

    炭鉄港3-DAYS Weekender 2025の開催について(特に岩見沢市内開催イベントの紹介)

    〈令和7年9月17日投稿〉

    昨年の12月に炭鉄港日本遺産継続に向けたフォーラム(日本遺産は認定から6年目で再認定かどうか文化庁の厳しい審査があります)でプレゼンさせていただいたことの一つが、各地に点在する価値を面に転換する取り組みを進めるコト。その中で浮かんだのが年に1度、特別な3日間を作ること。

    春から準備を進めてきて、いよいよその開催が間近に迫ってきました。

    炭鉄港を構成する15市町のうち、参加可能なところだけで、まずはそれぞれができる範囲で小さく始めましょうというコンセプトでしたが、準備が深まってくると13市町の参加で非常に賑やかなプログラムとなりました。

    詳しくはこちらのサイトも御覧ください!
    https://3city.net/post/18436/



    そしてここからは岩見沢市議会議員として、岩見沢のことだけを紹介させてもらいます。

    大きく4つのイベントを開催します。

    1)岩見沢操車場跡地見学会

    岩見沢は石炭を運ぶ鉄道の拠点として発展してきましたが、その象徴とも言えるのが東北以北最大と言われた大操車場で、当時は下図のような広大なエリアで24時間貨物車の入れ替えが行われていました。*場所は大和タウンプラザの裏手全域になります。

    現在は広大な草地になっていますが、その中に下のような立派な櫓を立て、過去の画像等を見比べながら、そして実際に働いていた鉄道OBの方々から話を聞かせてもらうという企画です。

    続きを読む

    岩見沢市のごみ処理について(ごみ袋の料金値上げの背景)

    〈令和7年9月1日投稿〉

    本日から令和7年第3回定例会が開会となります。

    この時期の定例会においては、10月下旬の決算審査特別委員会も関連していきます。その辺りはまた投稿させていただくことになると思います。


    さて、本日より岩見沢市のごみ処理手数料の値上げ、すなわち「燃やせるごみ用袋」「燃やせないごみ用袋」と直接搬入の料金が値上がりします。


    その料金は40L(5枚入)で400円から600円と1.5倍になってしまいます。

    しかしこれは人口減少の続く日本の地方都市においては、致し方ない要素が強く、いよいよ様々な悪影響が目に見えてきたことに他なりません。


    なぜなら下表のとおり、岩見沢市のごみ排出量は平成27年度には市全体で24,908tあったものが、令和6年では22,178tと対H27年比で約89%まで減少しています。


    ごみの排出量が減ることは一見すると良いことなのですが、残念ながら物価高騰を含め、岩見沢市のごみ処理にかかる全体的な費用は増加の一途をたどり、税負担割合が高まってきています。


    そのため、費用負担の公平化と税負担とのバランスを維持していくために改定が必要となったものです。

    なお、国の基準額では1L当り約12円となりますが、岩見沢市ではその3分の1を市民負担額として設定しています。


    最近は他自治体においても、財政の厳しさが増し公共施設料金の値上げなどもニュースになっていますが、公共サービスの維持には一定の費用がかかり続ける中で、人口が減り続けると一人当たり負担額が増加せざるを得ないという構造が存在します(さらに老朽化に伴う更新と強烈な物価高騰が大きな懸念を招きます)

    当然、岩見沢市も他市も、極力市民負担を増加させない方向で努力をしていますが、「無い袖は振れない」かの如く、この時代の流れはごみ処理のみならず、各要素において、より一層の拍車をかけていくことになるのは間違いありません。

    あらゆる知恵と工夫を駆使することにより、市民負担の増加を避ける取り組みは必須ですが、日本を取り巻く人口オーナス現象は、簡単には抗えない非常に深刻な影響を私達にもたらしてしまいます。

    私自身、一議員として、全力を尽くしていきますが、どうしても市民負担の増加は避けれれない社会構造上の問題が大きいことをご理解いただければ幸いです。

    ※ここまでの図表は広報いわみざわより転載しています。
    https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/material/files/group/1/2505_P08-P09.pdf


    話は変わって、、

    ■岩見沢市のごみ排出量推移の資料を紹介します。(所管事務調査資料より)

    ぜひ参考にご覧ください。



    令和7年度の春の所管事務調査の説明であったことですが、現在の「いわみざわ環境グリーンプラザいわぴか」では1日100tの焼却が可能な状況下、現在はごみ排出量の減少により、令和6年実績で約83%の稼働率となっているとのこと。

    今後は広域連携といった枠組みもより一層重要になってくることから、現状で行っている近隣他市との連携もより強化、拡大していく方向性が大切になってきます。

    下表は令和5年3月末でちょっと古い資料ですが、各地ではこのような連携体制になっており、現在は夕張市が模索している状況とも聞いています。

    ぜひ長期的な視点で、持続可能な地域づくりを進めていかなくてはなりません。

    日本遺産「炭鉄港」その後

    〈令和7年8月21日投稿〉

    日本遺産は現在104地域が認定されています。

    国の方針として、これ以上増やすことは想定していないため、丸5年が経過すると再認定に向けた審査があり、そこで評価が至らなければ、しかるべき機会に認定が剥奪となり、代わりにウエイティングしていた地域が認定されることになります。

    炭鉄港は今年がその審査の年であったため、炭鉄港推進協議会事務局が中心となって作成した各種書類提出の後、5月には文化庁より審査員が訪れる現地審査がありました。私は貴重なこ゚縁の中でその審査にも同行する機会をいただき、非常に緊張感のある空気を味わうことができました。

    その懸念していた結果が7月末に公表されたのですが、炭鉄港は無事に「継続認定」となり、それだけでなく他の日本遺産のモデルになりうるものとして、全国12しか選定されていない「重点支援地域」という身に余る評価をいただきました。

    あらためて、これまで様々な活動にご尽力された方々に敬意と感謝を申し上げる所存です。

    これまではコロナ禍もあり、各地でそれぞれに魅力の深化を進めてきたものの、いよいよ面としての連携を図るべく、今年の10月には炭鉄港3-DAYS Weekenderという催しを行います。これはなかなか各地をめぐる仕組みが作れなかった中で、点を面にするための起爆剤的な位置づけで、最初は小さく、そして徐々に大きく育てていきたいと思っているところです。


    さて、その様な取り組みもありますが、やはりより盛り上がっていくためには、政治の力も必要と考えています。実は【北海道「炭鉄港」市町村議員連盟】という組織があり、これは日本遺産認定前に、何とか日本遺産認定を実現したいという思いで、そのバックアップのために2017年に植村真美氏(現北海道議会議員)と共に立ち上げたものです。

    現在は当初の目的を達成し、今後の取り組み強化にむけ、まずは議員レベルが知り学びを深めていくことを目指して活動が継続されています(私は会長職を南川室蘭市議会議員に委ね、現在は相談役)。

    その議連の研修会が昨日、小樽で実施されました。

    各地の議員が集まり、それぞれの地域の現状や魅力、課題などに触れ知見を深める貴重な場となりました。

    この炭鉄港は、まさに「今すぐには役に立たないかもしれませんが、いずれ必ず役に立つ」という言葉に即した、これからの時代に最も重要と思われる取り組みの一つです。

    なぜならこのまま進めば、私達の地域は消滅可能性都市ばかりなのです。

    よって他とは違う「共通の地域に存在する歴史文化」を活かし、良質な「ヒト・モノ・カネ」がめぐる地域にするために不可欠な要素であると確信しています。

    よって、まだまだこれからが本番です。

    多くの方々と力を合わせ、しっかりと実現に向けて取り組んでいきます。

    *消滅可能性都市についてはこちらもお読みください

    一般質問の目的と成果について

    〈令和7年8月17日投稿〉

    幾度も議員として種々質問をさせていただいてきましたが、この度、少し視点を替えて、自分の質問にどのような目的と成果があるのかを整理してみました。


    一般質問等を行うことの目的の1つ目は、やはり監視・チェック機能だろうと思います

    これは行政施策や各種執行状況が適切かどうかを確認し、必要に応じて是正を求める「議員本来の機能」とも言えると思います。その質問を行うことによって、不適切な支出や運用の是正、施策実施の透明性の向上、行政への緊張感の付与があろうかと思っています。ないに越したことのないジャンルの質問とも言えます。


    2つ目は、政策提言機能です。

    これは新たな施策の提案や改善案を提示することで、新規施策の検討や導入につながること、また、既存施策の改善につながること、政策形成への議会の関与強化にもつながるものなどがあると思います。


    3つ目は課題の掘り起こしと可視化です。

    これは、社会に埋もれている課題や、まだ認知されていない課題などを取り上げることで、世間の関心を高める意図があると思っています。例えば、あまり知られていない課題が見える化されることによって、行政対応の契機となること、また、メディアや住民の関心を喚起すること、当事者の声を政策に反映することなどがあげれらると思っています。


    4つ目は市民との橋渡し・代弁機能です。

    市民の声を公の場で取り上げることで行政に届けることとなります。例えば、各種市民ニーズの政策反映や行政への住民意見のフィードバック、市民との信頼関係の構築などが上げれると思います。


    5つ目は情報発信と共有機能となります。

    これは政策・行政方針等の市民周知や議員の政策姿勢の可視化、市民の議会への関心向上などが目的となってくると思います。


    ざっくりとですが、私が考える一般質問等の機能がこの5つに分類できるかな?

    と思っていますが、それぞれに質問を作成するときに、どのジャンルに重点を置くかを意識することで質問の作り方が変わってくると感じています。

    例えば、前回の一般質問であれば、、、

    このインバウンド対応については、まずは〈1,課題の掘り起こしと可視化〉が重要となり、できるだけ早い時期に多くの市民や行政との課題共有を図りたいと考えました。その上で、心配している市民の声を拾い上げる〈4,市民との橋渡し・代弁機能〉を入れ込み、今後の体制づくり等への〈2,政策提案機能〉が含んだつもりです。


    この太陽光発電所の懸念については、市民のあんしん安全に関わることと感じていることから、第一に〈1,監視・チェック機能〉を優先しつつ、あまり問題が表面化していないことから〈3,課題の掘り起こしと可視化〉を目指しました。


    JR北海道苗穂工場移転誘致に関しては、ぜひ今後の気運の高まりにつながることを意識して〈3,課題の掘り起こしと可視化〉並びに行政としての実働につながるように〈2,政策提言機能〉を意識して作成したものです。


    当然、これら全てが意図したとおりに進むほど、私は有能ではありませんし、社会構造も単純ではありません。しかし、自分の中で明確な意図を持つことで、どのような答弁になっても、自身の質問という行為が一定の目的に達することができると思っています。

    市民の皆様も、ぜひそれぞれの議員の質問が、何を意図し、どのような目的で行われているのか?いう視点でチェックしていただければ幸いです。