岩見沢市議会 第4回議員定数等検討委員会が開催されました

〈令和4年7月20日投稿〉

本日、午前10時より議員定数等検討委員会が開催されました。

今回はこれまで各会派で協議してきたものをテキスト化し、それぞれに主張や質疑が行われたものです。

協議内容としては

1)議員定数について
2)議会の活性化について
3)議員のなり手不足について

となります。

1)議員定数に関し、私の所属する市民クラブの定数案としては現状維持の22名です。

その理由についてはいずれ詳細を記述、若しくは動画にしてみようと思っておりますが、そもそも議会とは〈二元代表制の一翼を担う議会として、議会活動の原則である「市長等による事務の執行を監視及びけん制し、評価機関としての役割を果たす」〉というものと考えます。

その上で「あるべき議員像」というものを要約すると以下の様に考えています。


❏二元代表制の一翼を担う議会活動の原則を十二分に理解していること。
❏一部団体及び地域の代表にとらわれず、市全体のまちづくりの視点で福利向上を目指すこと。
❏市政の課題全般について、広く市民の意思を把握し、政策形成に反映すべく行動する。
❏積極的に調査研究、自己研鑽に務める。
❏積極的に情報発信に務め、説明責任を果たす。

これらを踏まえ、市民と共に地域の課題解決に邁進することが信頼につながると思うのです。


■その際、議会活動の原則である「市長等による事務の執行を監視及びけん制し、評価機関としての役割を果たす」ためには、当面の岩見沢市政の規模を考慮すると、現状の〈3委員会×委員数7名(+議長)〉が適切と思われる。

■数値的視点としては、議員一人当たりに対する岩見沢市の人口(人)は〈R4年2月現在 3,539人〉であり、類似団体平均3,491人と比較しほぼ同レベルで標準的である。(今後も議員1人に対し市民3,500人前後という数字を仮置きすると、議員定数は2025年で約21人、2030年で約20人、2035年で19人が適切という考え方ができる。しかし、これらは単純に数値だけのことで、実際には常任委員会数や行政面積等々の諸条件を加味していく必要があります。)

■議会費の視点

年 度議員 定数一般会計予算 (千円)議会費 (千円)一般会計比 (%)市民一人当たり (円)
令和4年度22人48,400,000263,7690.54約3,390
平成25年度26人50,100,000308,8450.62約3,540
平成22年度26人44,000,000265,0850.60約2,940
平成18年度28人37,300,000288,7170.77約3,100

*市民一人当たりの額は若干推移にバラツキはあるも、現在の値は適正と考えると共に、現在の一般会計比0.54%は適正と考える。


〈補足として〉

■現在、行政サービスのメニューは増加の一途であり、議員定数の減少は行政のチェック機能の低下につながり、それは住民福祉の低下につながる。

■定数が減少することによるデメリットとして、議員のなり手不足に拍車をかける可能性あり。

他にも多々ありますが、これらのことから、現時点における議員定数は現状の22名が適切と考えるものです。

*但し、議員個々の資質向上を目指す取り組みを通し、市民からの信頼を高める努力が不可欠と考えています。


現在、定数減少の18名として提案されている1会派+無所属1名は、人口減少、高齢化社会の下での財政悪化を全面に出しているのですが、今後ますます課題が大きくなる状況において、議員・議会が”ネガティブなコスト”であるという捉え方に疑問が残ります。やはり議員一人ひとりがしっかりと働くことで、地域の課題解決を推進する、魅力を高める等々のポジティブなコストへと昇華させていかなくてはならないはず。そのためにも定数削減のチキンレースに陥ることは避けるべきではないかと思うのです。

冷静に考えるべきなのは、〈議会は行政のチェック機関〉であるということ。
その機能が低下したときに、最も影響を受けるのは現在から未来の市民だと言えるのではないでしょうか。

ただ、これは議員一人ひとりが市民に信頼されていて初めて言えることでもあります。

現状においては「選挙でも誰に入れてよいのかわからない。」「日頃議員が何をしているのかわからない」などの状況では、議会は”ネガティブコスト”であると言われても仕方がない面があるかと思います。

よって、まずは議会として「見せる・知らせる」という意思を持ち、市民の皆様に「見てもらう・知ってもらう」という行動が重要だと認識しています。

その上で、多くの立候補者に恵まれ、適切な競争(選挙)のもとで議会議員が構成されることを目指していかなくてはならないと思っています。

大変雑駁でありますが、今回はこのあたりで。

また時期を見て追記したいと思います。


 

ちなみに第1回はこのような感じでした。

第1回 議員定数等検討委員会が開催されました

 

令和4年度の岩見沢プレミアム商品券の申込は7月26日から8月8日まで

〈令和4年7月20日投稿〉

昨日、岩見沢市のホームページにプレミアム建設券の情報が更新されておりました。
(下記画像から市のサイトにリンクを貼っていますので御覧ください)

https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/soshiki/shokoroseika/genyukakakubukkakoutou/9509.html

■1セット10,000円で13,000円分の商品券を購入可能(プレミアム率30%)
■1人5セットまで
■内訳〈地元券7,000円分/全部券6,000円分〉
■使用期間は令和4年9月17日(土)~令和5年1月16日(月)

❏申込期間❏
令和4年7月26日(火)~8月8日(月)

*申込は下記ホームページの応募フォーム(若しくは専用はがき)
https://www.iwamizawacci.or.jp/syouhinken2022/


この岩見沢プレミアム商品券は長引くコロナ禍や物価高騰の影響を受けた市内経済の活性化と市民の生活支援を目的とし、令和4年第3回定例会にて補正予算が可決されたものです。

令和4年第2回定例会閉会

岩見沢市共同募金委員会(第1回理事会)

〈令和4年7月19日投稿〉

本日、赤い羽根共同募金を担う岩見沢市共同募金委員会の理事会が開催されました。

今回は令和3年度の事業報告と令和4年度の事業計画が主となります。

歳末たすけあい運動については、昨年の12月にも記載させていただいておりますが、新たに在宅介護世帯、ひとり親世帯、障がい児養育世帯に見舞金が出されることとなっていますが、申請数が伸び悩んでいる状況とのこと。

子育て世帯等においては、それぞれが心身共に忙しい中、5,000円受給のために申請書を記載して社会福祉協議会へ持参することが見合わないのか、昨年末は見込み数390件に対し、申請は191件にとどまった模様。あらたな見直し策についても協議がなされました。


赤い羽根共同募金については、募金額500円以上につき1個〈岩見沢市ご当地ピンバッジ〉をいただけることになっています。薔薇と百餅祭りのお汁粉をモチーフとしたバッジもなかなか良い感じです!

ちなみに、赤い羽根共同募金も歳末たすけあい運動も金額は毎年減少しています。

募金もどの様に活用されているかわからなければ、気持ちよく参画しにくいものです。

各種募金の使い道等々は社会福祉協議会のホームページも御覧ください。

http://www.iwamizawa-syakyo.or.jp/

空知鉄道さんの延伸開業記念式典が開催されました。

〈令和4年7月18日投稿〉

7月17日(日)生憎の雨の中ではありましたが、岩見沢市北村にある空知鉄道さんの延伸開業記念式典が開催されました。

(式典には新聞社やテレビ局の取材も入る本格的なものとなりました)

実は私自身、9年前にこの地に庭園鉄道が誕生した時から、間接的ではありますがご縁をいただき、その後ことあるごとに間近にその進化を見させていただいた経緯があります。

空知鉄道は民間の敷地に個人で敷設された庭園鉄道です。

代表は金森さん。
最初は宅地1区画で約45mの線路敷設による運営だったのが、3年前に隣接した土地を入手。そこから3年後の7月17日(日)に開業式典を行うと決め、コツコツ・コツコツと作業を進め、この度約90mの延長となり、駅が3つ、車両基地が1つの規模へと成長し、予定通りにこの式典が開催されました。

あらためてその実直さに敬意を表したいと思います。

本式典では、私もご挨拶させていただくき機会をいただき、その実直さと地域を愛する心。そしてこの地を訪れる猫ちゃんとのエピソードがtwitterでバズり、ヤフニュースのトップページに載る強運。さらにこの開業を目前に空知鉄道そのものが存続の危機に合いながらも、持ち前の誠実さで課題をクリアしてきた突破力。

これら「実直さ」「強運」「突破力」「地域を愛する心」があれば、今後の発展も間違いなし。北村のみならず、岩見沢、空知と波及していき、多くの人の笑顔が訪れる場になることを期待している旨をお話させていただきました。


この空知鉄道さんの一般開放は、7月18日、8月21日、9月18日、10月16日となります。

ちなみに式典の翌日は18日は一般開放日で、北海道新聞さんの朝刊にも掲載されたことから、過去最高の来場者に恵まれた模様です。

詳細は下記リンクをご覧ください。

某研修会にて「岩見沢の歴史について」の講演機会をいただきました。

〈令和4年7月13日投稿〉

先日、11日(月)のことですが、市内某協議会の定例会において、「岩見沢の歴史」という演題で60分間の講演依頼をいただきました。

せっかくなので、私が大切にしているシビックプライドのことから始まり、北海道開拓、岩見沢の発展の背景として「炭鉄港」との絡み、そして現在の岩見沢の状況等々をサラッとお話させていただいたところです。

残念ながら、こういった講演は何度やっても決して上手にはなれませんが、少しでも「へぇ~」とか「なるほど」などと面白がっていただき、岩見沢の過去と現在、そして未来に興味を持ってもらえたら良いなと思っています。

もしこの様なご要望がありましたら、できる限り対応したいと思いますので、お気軽にお声がけいただければ幸いです。

年代別投票率等から徒然に

〈令和4年7月9日投稿〉

昨日、安倍元首相が打たれて死亡するという事件がおきました。

とても残念なことです。

 

民主主義国家である私たちの日本においては、環境を変えていくために政治に参画する権利(立候補・投票共に)があります。
 
今回の参議院議員選挙においても、一人ひとりが「それぞれの判断軸をもって」投票することが大切なのだと思います。
 
にも関わらず投票率は毎回低下の一途。
 
政治に携わる側である私としても、情報の発信が滞る、言葉足らず等々、非常に反省すべき点が多々ありますが、やはりしっかりと情報を発信しつつ、民意を汲み取る努力を続けていかなければならないと痛感しています。
 
さて、明日が参議院議員選挙の投票日ですが、ぜひ政治参画の機会、権利を行使していただきたく思います。
 
 
そこであらためて、昨年執行された衆議院議員選挙の岩見沢市内の統計などを調べ、そこから見えてきた年代別の状況などから徒然に動画にしてみました。
 
お時間あればご覧いただければ幸いです。
 
 
そして明日の投票日には、是非老若男女問わず、調べて学んで投票に行っていただければと思います。
 
 

https://youtu.be/8Df6l2hVjxk

私が炭鉄港を大切にする理由について

〈令和4年7月8日投稿〉
 
実は岩見沢市議会議員として活動させていただいている中で、なぜ岩見沢市外の広域を含めた「炭鉄港」を重視するのか?私が「炭鉄港」を大切にする理由を少しだけ記載したいと思います。
 
【①シビックプライド】
 
自分たちの住む地域の成り立ちがどの様なものか。
 
物心ついた時のニュースでは、炭鉱は事故や労働争議などの暗いニュースばかり。
 
しかし日本の産業革命から高度経済成長等を支えたエネルギーの一大産出拠点として発展し、栄華を極める様な活況と衰退という短期間での栄枯盛衰のストーリー。その背景にある人々の喜怒哀楽と地域を発展させた技術と文化。それらを多面的に知ることは、必ずや自分たちの地域に対する誇りと愛着につながるものと信じています。
 
 
 
【②今後訪れる厳しい時代への懸念】
 
著しい人口減少と地域の疲弊。
 
この先を想像するに、時間の経過とともに地方は益々厳しい逆境に苛まれる。
 
それに岩見沢だけで立ち向かえるのか?
 
内需を回し外貨を獲得できるのか?
関係人口を増やしていくことができるのか?
 
だったら点のみに注力するのではなく、同じ境遇を持つ同士で連携して面にできれば、自分たちの地域の履歴が大きな武器になるのではないか?その先例として、スケールの差こそあれ、海外では石炭産業で栄えた地域が空知と同様に衰退するも、視点を変えることでブランドとして昇華し、見事に生まれ変わっている地域もあります。
自分たちの地域の歩みに連携の大義名分がある。
 
簡単ではないけれど、岩見沢のみの〈点〉ではなく空知や小樽、室蘭などと〈面〉として、単体ではなし得ない価値を得る。そしてその面をつくるのは行政はもちろん、民間レベルでの連携も必須。それらが相まってwin-winとなり、結果として岩見沢の価値も高まると考えています。
 
ここではまだまだ言い尽くせないけれど、これが私が岩見沢市議会議員として、より広いエリアの炭鉄港を大事なことの一つと定める理由の一部です。もちろん、これだけでなく大事なことは沢山ありますが。
 
まずは自分たちの地域を知ることから始まる「誇りと愛着」を高めていきたいと思っています。岩見沢のためにも、そして関連する地域のためにも!
岩見沢にも素晴らしい資源が沢山ありますね。

学校の授業シーズンが到来しました〈岩見沢の歴史や炭鉄港〉

〈令和4年7月7日投稿〉

近年、この時期になると学校の授業のお手伝いが始まります。

主に「炭鉄港」に関することや、「岩見沢の歴史」に関すること。
岩見沢の歴史を紐解けば、必然的に「炭鉄港」につながります。

またその目的としてはシビックプライド⇒子どもたちに「自分達のまちに〈誇りと愛着〉を持ってほしい」と願っています。

6月には某小学校6年生に岩見沢駅周辺(私)⇒元町跨線橋(日浦氏)⇒そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター(北口事務局長)という経路でフィールドワークを行い、主に「炭鉄港と岩見沢の関わり」について理解していただけるように務めました。


そして昨日は、某小学校4年生の授業にて、岩見沢の歴史と称して「発祥の地公園」にて授業です。

ここでは、岩見沢市街地定住第一号の狩野末治さんのお話や、岩見沢の地名の由来となった「ゆあみ澤」の話、そして北海道開拓や幌内鉄道、士族移住や開拓の鐘の話などをすることができます。

また公園に隣接して、岩見沢市有形文化財の旧国兼邸があるので、開拓の話の延長で大正時代の家屋を見学することができます。その旧国兼邸に関しては、岩見沢市教育委員会の文化・スポーツ振興課の担当の方々にお力添えをいただき、好評のうちに授業を終えることができました。

この学校の授業等に関しては、私のお手伝いがどの程度需要があり、子どもたちのお役に立てるのかわかりませんが、可能な限り協力していきたいと思っています。

旧万字炭鉱ズリ山にベンチを設置しました。

〈令和4年7月6日投稿〉

万字炭山森林公園にあるズリ山。

これまでにも、小学生や高校生等々と幾度となく登ったりしてきましたが、最近、特にその認知度も高まってきていることを感じています。

小学校5年生と万字炭鉱ズリ山登頂!

その山頂にベンチを設置しようという動きがでて、この度、当地区にて活躍しているメープルアクティビティセンターのホジャティさんご夫妻などが中心となり、実行に移すことに!

当初6月11日(土)の予定でしたが、降雨により現地にて延期判断。

翌18日(土)に実施となりました。

今回は丸太の半切りタイプと既製品の2種類を設置することとなり、みんなで交代しながら山頂まで運びます。

そして無事、この様な立派なベンチが設置されました。

丸太のベンチは固定ですが、手前の白いベンチは移動式。
テーブルにすれば、現地でテレワークもできるので、究極のワーケーションが手軽に味わえるかも(携帯電波バッチリです)!

ズリ山に登るには、上の地図の通り、休憩所をスタートすれば良いのですが、過去に活況を呈していた炭鉱遺産を見つけながらとなれば、近くの管理棟の駐車場からスタートするのが望ましいです。地面には石炭やズリが落ちているし、森林は深いリラックス効果をもたらしてくれるかもしれません。

とは言え、熊にはご用心!

私も幾度となく登っていて、熊の気配を感じたこともありませんが、そうは言っても熊の居住エリアにお邪魔する感覚は必要かと思います。熊鈴をつけていくことをオススメいたします。またおやつなどを持参される方もいらっしゃると思いますが、その取り扱いには十分に注意してください。熊も自然界に存在しない美味しい味を経験をすると、また次を求めて熊鈴の音がご馳走の合図になってしまい、お互いにとって悲惨なことになってしまいます。

よってルールと思いやりを大切に、みんなの公園を活用していけたら良いなと思っております。

岩見沢アールブリュットギャラリー

〈令和4年7月6日投稿〉

最近、色々なことが重なり、なかなか本ブログに投稿するエネルギーが不足する状況でありました。

しかしながら、このままでは良くない!ということもあり、スマホの画像を振り返りつつ、少し投稿していきたいと思います。

まずは5月末に民生常任委員会の所管事務調査があり、書類審査の後、現地調査がありました。

その現地調査では岩見沢市指定ゴミ袋を製造している社会福祉法人を視察し、市内にあるアール・ブリュットギャラリーに立ち寄り、そして昨年開設された、栗沢の市民センターを視察してきました。


そこで今回は岩見沢アールブリュットギャラリーについて、簡単にご紹介したいと思います。

そもそもアール・ブリュットとは?

「アール・ブリュット」とは、フランスの画家ジャン・デュビュッフェが1945年に提唱した概念です。

「生(き)の芸術」を意味し、障がいのある人による作品だけではなく、正規の美術教育とは無縁の、既存の芸術概念や流行、伝統の枠にとらわれない作品を指しています。

〈岩見沢市webサイトより〉

ということになります。

そのギャラリーが岩見沢市の中心市街地(岩見沢市4条西3丁目3)にあります。

5月に行ったときには、このような作品が展示されていました。

これらは近くで見ると本当に緻密。

アール・ブリュット作品には独特の味わいがあります。
現在は(6月24日~7月19日)、下記の様な企画展を実施中とのことです。

是非、お気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。