〈令和2年7月7日投稿〉
前回の室蘭→安平までの行程が終わり、残すは17枚。
■某月某日
朝、月形に用事があり、ついでに月形樺戸博物館へ。
お仕事の仲間と二人で、せっかくの機会なので早足ではありますが、博物館内見学と月形町内の見どころガイドを実施。
(下)樺戸道路(道道月形峰延線)を囚人が開削していくにあたり、測量の起点として狼煙を上げた円山の展望台からの景色。
遠くに樺戸道路が見えます。
また囚人が植えた国内北限の杉林を見たり、囚人がつくったお寺を見たりと、月形には様々に見どころがあります。
また、先日廃線となった鉄道は少し悲しげな印象を受けました。
■日を改めて某月某日
夕張市石炭博物館にて吉岡館長と打合せがあり、そのついで(?)に炭鉄港カードもいただく。
ここは是非、カードを受け取るだけでなく、博物館の中もゆっくりご覧頂きたく思います。
館内展示はもちろん、地下展示のドラムカッター実演運転は、スタッフによる採炭の説明などとても興味深い内容で、どなたでも「へぇ~!」と楽しめると思います。
また、その地下展示から出ると、現在は近くで見学することはできませんが、合計24尺(約7m)の大炭層の露頭を見ることもできます。
この石炭博物館の次は「道の駅 夕張メロード」でカードが配布されているので、そちらに向かうことに。
しかしその前に、夕張に来たら寄らずにはいられない「吉野家」さんでカレーそばをいただきます。
ちなみに吉野家の店主さんは、地域活動の先輩でもあり、議員としての大先輩でもあります。
そしてついでと言ってはなんですが、今まで一度も近づいたことのなかった「夕張鹿鳴館」を見てみたい衝動に駆られ、ふと寄り道。
残念ながら現在は公開されていませんが、外からでも趣のある雰囲気を感じることができました。
あらためて夕張の面積は広大です(なんと行政面積763キロ平方メートル)。
夕張市は最盛期11万人ほどいた人口が、現在は8千人台。その栄枯盛衰は今の私達に多くのことを示唆してくれます。
これは夕張市石炭博物館の床に描かれている最盛期の夕張の航空写真を見ても感じることですが、夕張はとても広く、炭鉱と共に集落ができて、そして閉山と共に集落が消えゆく。
日本全国、あらゆる産業で起こりうることではありますが、これら栄枯盛衰のストーリーから得られることも、「炭鉄港」が担う側面のひとつだと思います。
□つづく
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