中心市街地考察(佐賀市わいわいコンテナ③)

(2)より続く。


わいわいコンテナの目的は「どうやって街中に憩いの場をつくるか」そしてそれを「どうやって人と人、人とまちを繋げていくか」という部分に集約できるかと思います。

その手法として空き地を利用し、コストのかからないコンテナを用いて、さらに市民と協働でその場所をつくっていくことが出来ています。

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それは場所だけではなく、行政とまちづくり機構であるNPOとがしっかりと連携をし、共に汗を流して遂行しているところが素晴らしいと感じたし、当初、まち中再生会議を立ちあげ、実際に社会実験まで行うことが出来たというのが何よりも評価に値するのではないかと感じます。

そこにはやはり行政としての危機感と、実際に街中に携わる人たちの熱意があり、更には全体で人を集めるためにどうすべきか?という意識が共有されているような気がしました。

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中でも大型商業施設であるエスプラッツにおいては、岩見沢においても西友撤退後に市がポルタビルを買い取って再整備をした状況とそっくりであり、その中でも明確なのが子育て世代にとって非常に良い環境になっているということでありました。

元々1~3階までが商業施設であり、その上は街中居住を進めるためのマンションとなっています。

その商業施設を市で買い取り、結果として1Fにそのような施設を集約し、2Fは子育て世代にとって都合の良い施設を集めています。今後更にその方向性が強化されていくと聞きました。岩見沢ではであえーる内に教育委員会やひなたっ子などの機能があるものの、そのもう一歩先にはまだ進めていません。

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この様な状況を鑑み、あらためて岩見沢も何とかしなければ!という想いが強まります。

佐賀市と岩見沢市の環境が、スケールは違えどあまりにも似ているところも多く、岩見沢はジョインアライブを始めとするキタオンの音楽イベントがあっても、その万単位の人が市街地に入ってくる理由は作れず・・・。この佐賀市でも5日間で80万人が訪れるバルーンフェスタという大きな要素がありながら中心部には人がくる理由を作れないで様々模索している。スケールこそ異なれど課題は同じ。

また、日常的な課題としてもこれまで述べてきた通り、どうやって街中に人を呼び込むかという事において様々なトライをしているところであります。

そういう過程で成果の出なかったもの、逆に今後可能性が高まっていくもの等を感じ、では岩見沢ならどうする?という事が少し見えてきたような気がします。中心部の再生という面でもこれまでの成功事例は観光を主軸にしたものばかり。実際の生活に密着した部分で再生を目指すには、やはり市民が街中に集う理由と環境が必要であります。

今後、岩見沢市駅前通りに関しても、まだまだ未確定の要素が強く、何らかの形でまちづくりの意思を明確にしていかなければなりません。先日の子ども市議会における答弁でも、現在は「駅前通りまちづくり要領」等を基軸として進行している話となっていますが、事実を知れば知るほどあまりにも市民の期待と現実には差があります。

そして私達は、あらためて中心市街地の意味合いを考えなければなりません。

やはり今後に向けたコンパクトシティの概念はもちろん、エリア内の固定資産税収入(佐賀市の中心部はピーク時300万円/坪だったのが今や30万円/坪というぐらい下落してしまっているようですが)という意味合いにおいての市民意識共有はもちろん、この場所を買い物目当てで訪れるのか、それとも公共サービスを目的として訪れるのか、そんな事をひっくるめて人が”集う”、”群れる”場所として育てていくのか。

そのためにはどんな施策が必要かというところであります。

私は子育て世代にとって魅力のある場所というのを核として進め、その波及効果として全世代における満足度を上げることが順序だと考えています。その想いは前回の一般質問で述べた通りでありますが、まだまだ未熟者ゆえ精査が必要な部分でもあります。

いずれにせよ、ではそれをどうやって?という部分で今後走っていかなければなりませんし、そういう道筋をつくっていく事が二元代表制の一翼を担うものとしても必要なことだと感じています。

願わくば、行政と共に力を合わせながら、そんなことにも汗を流せる環境をつくれたら良いと考えています。


 今回の他都市調査においては、「百聞は一見にしかず。」の感があり、実際には佐賀市のタクシー運転手さんに「わいわいコンテナ」までと言っても、残念ながら通じなかったり、市民の中に完全に浸透しているとは言えない事業でありました。それは岩見沢複合駅舎の取り組みでも全く同じであり、多くの視察や見学がある駅でありながら、ほとんどの市民はその理由を知る機会が無いのであります。このコンテナ事業も約23万人が住んでいる大きな都市の中で、見た目だけで考えると商店街の一角にオシャレなコンテナがあるだけ、、という認識にとどまっているのかもしれず、その認知度が上がることはなかなか難しいのかもしれません。しかし、いずれ市民の活用と、集う理由が正当に評価される時がくると確信しています。(こういう取り組みができるのは、アイデアとしても、それを実行する行政としても凄いことだと思いますし、是非岩見沢市も見習うべき点が多いと考えています。)

 

この岩見沢においても、まずは「まちなか」に行きたい、または行かなければ!という理由を育んでいく必要があります。そのタイミングとして駅前通りの拡幅事業は大いに活用し、これまでのまちづくりから脱皮する好機でもあります。

また、であえーるやナカノタナのあるぷらっとパークももっと目標になるべく要素を身につけていかなければなりません。しかしその方向性を誰がつくるのか?どうやって決めていくのか?というところがあまりにも見えていないのが今の状況であります。それからどうスタートすべきか。そんな事を含め、是非、もう一歩先へ進めるように頑張っていきたいと思っております。

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