炭鉄港カード! 目指せコンプリート!〈その16〉~小樽編~

〈令和2年8月17日投稿〉

その15より続く


1ヶ月以上前に行っていた〈炭鉄港カード巡り〉ですが、小樽以外の全てを集めたものの、なかなか小樽へは行けずにおりました。

そこでこのお盆休みの間。ルコチパークに行った次の日の14日に思い切って行ってみることに。

まずは小樽市総合博物館へ。

ココに来たらじっくり見たいのがこの7100形蒸気機関車。

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小樽には「しずか号」が展示されています。
(この7100形は今から140年前の1880年以来、9年間で8両輸入されていて、整備等の際にそれぞれ部品を融通しあっているため、実際にどの機種がどの名前かというのが非常に複雑になっているようです)

また、以前聞いた話によると、この輸入された7100形は日本仕様ではなく、アメリカ仕様のままで送られてきたということを聞いたことがあります。

その特徴は上記画像の様に、前方にある”牛よけのカウキャッチャー”と、”煙突のひし形の火の粉止め”がついている。煙突の火の粉止めはアメリカの広大な土地を走行する際、石炭が足りなくなったら薪を燃やすことに由来しているらしいです。

薪を燃やすと石炭とは違って火の粉が舞う。それが山火事などを引き起こすと困るのでこのダイヤモンドスタックと呼ばれる火の粉止めがついているとのこと。流石広大なアメリカ!という感じですね。

実際にこの機能は日本では必要ないため、開拓史から払い下げられて北海道炭礦鉄道が鉄道を運営しているときには、カウキャッチャーも外され、煙突も通常のパイプ型に改造が行われていた模様。

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*画像はWikipediaより、カウキャッチャーらしきものが見えますが、煙突は筒状ですね。


この博物館に来ると、この高架桟橋の模型も楽しみです。

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北炭が小樽の手宮港にかけた石炭積み込み用の桟橋。
室蘭港にも全く同じものが設置され、残された古写真ではどちらのものか判断がつかないという話も聞いたことがあります。

大型の船にも積み込みができるよう桟橋の高さを上げるため、貨物列車が登れる緩い勾配で徐々に徐々に高さを稼いでいくことから、その当時の線路跡は博物館駐車場から現在も見ることができます。

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*当時の石炭積み込み用の高架桟橋へと続く鉄路を支えたレンガの擁壁


更に、この博物館に来たら必見なのはこのレンガづくりの機関車庫です。

明治18年竣工という国内最古の機関車庫3号(画像右側)で、国の重要文化財に指定されています。(左は明治41年竣工の機関車庫1号で左3口は平成8年に復元)

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この最古の機関車庫を設計した人は平井晴二郎という方。この機関車庫を設計した後、この経験を活かして明治21年に北海道庁旧本庁舎(道庁赤れんが)を手掛ける。

更に後年には鉄道員副総裁として東京駅を設計する際、赤煉瓦建築の先輩として設計者の辰野金吾を様々にバックアップしてきた模様。この様に、この機関車庫からスタートした赤煉瓦建築が、北海道庁旧本庁舎、そして東京駅へとステップアップしていく様子を感じることができます。

ぜひその様な背景も感じていただきながらご覧いただければ、より一層この小樽市総合博物館の凄さがわかっていただけるものと思います。

*この日、無事に炭鉄港カードをいただきましたが、つい先日この場所でのカード配布が終了したと告知がありました。ぜひ多くの方に見ていただきたい施設だけに残念です!ぜひカードは無くとも、見学に訪れてみることをお勧めいたします。


その16につづく

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