平成26年9月27日(土)、28日(日)
前半戦に引き続き、後半戦が開催されました。
この後半戦は岩見沢鉄道EXPO2014という位置づけで開催。
以下、その模様を掻い摘んで報告させていただきます。
①お宝自慢
例年、事前申し込みが少なく、当日にならないとどんな事になるかわからない不安たっぷりな事業。
今回も例にもれず事前申し込みは僅か・・。
それでも当日は続々とお宝が集まってきました。
貴重なストーリーのある写真や当時記念品としてつくられたポイント切り替え装置の縮小レプリカ、記念入場券の超レア番号等々。
(↑解説に力が入る審査陣、、中井精也さんと超絶鉄マニアのNPO炭鉱の記憶推進事業団吉岡理事長)
最後には昭和初期の機関車手引き書とでもいうべき教科書まで出現。
そして、これは余談ですが、翌日の新聞記事を見たというおばあちゃんからイワホに連絡があり、35年前に無くなった主人の形見があるのだけれど引き取ってくれないか?というもの・・。
早速引き取りに伺うと・・。
当時、岩見沢工場集材場(現レールセンター)に勤めていたご主人がつくったスライスレールのオブジェや勤続30年で表彰された記念品、思いでのある写真や帽子など。。きっと、岩見沢市内にはまだまだこのような貴重なものが沢山眠っていて、運が悪いと不必要なものとして捨てられてしまうことがあるのだろうと心配します。
(今回の品々は一度我々に譲っていただきましたが、もし来年都合が合えば、おばあちゃんにお宝自慢に参加してもらうお話をしてきました。)
②鉄道ウルトラクイズ
前回までは予選会は筆記試験だったのですが、今回は予選から早押し式。おかげで大いに盛りあがり、決勝戦へ。。
決勝では相変わらずレベルが高く、迫力の戦いが繰り広げられます。
この鉄道クイズも年々進化していきているもので、今後、息の長いイベントとして少しずつ盛り上がっていければ良いなと思う次第。たまたま通行する人も、足を止めて見入る白熱戦です。
③土曜日最後は中井精也氏のトークショー!
相変わらず立ち見がでるほどの人気。
そしてゆるくも感動的な画像と話術で60分間、見事に観衆を引き込んでくれました。
始まる前も、この様にサインをもらいに多くのカメラ女子等が列をつくる様子は見事。。
④今年から新たに開催されているものとしてNゲージジオラマがありますが、これは、大いなる可能性を秘めているということ、また、開催リクエストの声も多かったことから、急遽予定になかった後半戦にも実施されました。
前半戦には無かったものとして進化したすごいもの。新しく仲間になってくれた方が自作のカメラ付き車両も持ち込んでくれたため、このような大盛り上がりの時間となりました。(↓是非ご覧ください。)
これは大人気で、私も食い入るように見入ってしまいました。本当に面白く奥の深い趣味であることを再認識。。
ちなみに、このカメラからは無線で映像が飛んでくるシステムなのですが、複数のモニターに接続可能。それゆえこんなモニターで臨場感を味わうことも!
また、今回の駅まるでも顕著になったのが、岩見沢市内というより、札幌近郊からの来場者がもの凄く増えているということ。埼玉からいらっしゃるリピーターさんもいるほどで、この方は駅まるの準メンバーに入ってもらうことになりました(笑)
これらの要素は本来の岩見沢市観光振興ビジョンにもマッチし、小さな歩みながらも着実に進化してきている証拠だと思われます。
⑤フォトコンテスト受賞作品展示
今回は約280点もの応募があったため、受賞作品のみの展示となりました。
どれも素晴らしい作品。
これが最優秀の作品ですが、初雪が枕木に載っていて何とも幻想的な写真になっています。
ちなみに、にぎやかしぃー的立場で、私も駅舎部門にエントリーさせていただきましたが、箸にも棒にもかからず(笑)選ばれた作品群を見ていると、ものすごくレベルが高くて超関心!!
⑥他にも、トラス橋の担当でもある葛西さんの心意気で、後半戦でも急遽トラス鉄橋の1/10模型を展示、エピソード紹介をすることに。
当時、クロフォードが日本の技術者を指導しながら設置したであろうアメリカ製のトラス鉄橋。現地にはまだその橋げたが残っているので、来春にでも訪れてみたいと思っています。
またまた余談として、、この日は観光振興ビジョンの「たから部会」の”ちょい食べウォーキング”という事業も開催されました。
バラ園からスタートし、駅までくる間に設定されたスポットで楽しいグルメを味わう企画。
最後は駅舎内のイワホでゴールして記念品をもらう仕組みになっています。
⑧日曜日はNゲージ&トラス橋展示。そしてメインが中井精也さんのフォトセミナー。
25名の定員がすぐに埋まってしまう人気企画。
今回も座学のあと、外に出て撮影会。それをまた持ち寄って講評会という流れ。
流し撮りの練習シーンでは、25名が同時に身体をねじっていく姿は圧巻だったようです(笑)
参加していただいた方にも大いに喜んでいただいた企画です。
帰りは中井さんと駅舎設計者の㈱ワークヴィジョンズ西村さん、田村さんを特別バスで送迎。
無事、4日間開催の「いわみざわ駅まる。2014」が幕を閉じました。
過去3回は私が実行委員長を務めさせていただきましたが、今回からは一会員として参加をさせていただいています。また違った見方ができ、様々に思いを募らせることができました。
こういったイベントは、当然経済的にも非常に厳しく、綱渡りで開催しなければならない事業でもあり、元来イベントで収入を得ることが難しいため、これまでは補助金等に頼りがちな状況になっていました。しかし、今回からはその方向性を修正できつつあります。
まずは小さくても良いから、細々とでも続けることが大事。
その中で認知されていけば、いつかブレイクスルーができると信じて、微速前進していくしかありません。
ご来場していただいた皆様、関わっていただいたすべての皆様に感謝申し上げ、今年度のご報告とさせていただきます。
前半戦の様子はこちら
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/09/16/3867
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