平成26年7月16日
今朝、いつも大変お世話になり、また敬愛するプレス空知さんで、大きく市の敬老会交付金のあり方について報道されていました。
(概要抜粋)岩見沢市では、これまでは70歳以上を対象に報奨金(敬老会参加者に1,500円、欠席者に1,300円、記念品贈呈のみの場合は1,000円)が出ているのですが、来年度からは「敬老会に参加する人のみ」とするほか、交付金も減額することとなる。
加えて、70歳以上が対象だったものを毎年1歳づつ引き上げ、5年後には75歳以上とするとのこと。(概要抜粋終わり)
ちなみのこの画像として、先日我が町会で開催した敬老会の様子が掲載され、最後の方に「老老敬老会」の実態に触れ、、、
(抜粋)今回の北2条、北3条では合同で敬老会を開催しているが、運営する実行委員会の約半数が「70歳以上の敬老対象者」。このため、今年初めて準備、運営ボランティアを募集。69歳以下の人が3人名乗り出てくれたという。(抜粋終わり)
とありますが、ここはかなり本来の意図と異なる表現になっていますので、実行委員会の想いとして、この場で補足をさせていただきます。
◇実行委員会の半数以上が70歳以上というのは、昨年度の話です。
[平成25年7月7日の敬老会終了後の投稿]
https://hiranoyoshifumi.jp/2013/07/25/1739
それを打破するために、今年度は数多くの議論を行いながら、実行委員会は70歳未満で構成を原則とし、どうしてもやむを得ない一部のケースの他、その年に町会の班長さんを担っている敬老対象者の方だけでは申し訳ないけれど班長としての役割を全うしていただき、恒例であるテーブルでの世話係となっていただく。という取り決めで行うことができました。
そして敬老対象者が運営主体から外れる事で、人数が不足する分をボランティアという形で補うために回覧板を廻し、その回覧板のみで協力してくれることになった30代~40代の女性が3名もいたということです。
[平成26年7月6日の敬老会終了後の投稿]
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/07/07/3385
これらの記事に対し、関心を持って読んでくれている方がどれぐらいいるかもわかりませんし、こうやって文章にしてみればどうという事のないものですが、実際にこれを実現するためにはかなりの行き違い等を補正するエネルギーが必要で、こちらが良かれと思ってやったことも、ある一方の人にとっては理解できず、余計なことと写ってしまうことが多々あったと認識しています。それは非常に手間と時間がかかることでした。
冒頭の新聞記事に戻ると、、
このような敬老会を単なるセレモニーと捉えれば、対象年齢の引き上げや全市的な合同開催などということで目先の問題は先送りされるのでしょうが、事の本質は全く違っていて、今回の我々の敬老会においても、回覧板のみで賛同してくれ、そして新しくお手伝いをしてくれる人がいて、更に、「今後20年以上、自分が敬老対象者になるまで、ずっと頼むね!」というと、「わかりました」と言ってくれる仲間ができる。
地域の繋がりを不必要と考える人が増える一方で、逆に地域を大事にしていかなくてはならないという思いを持つ人も増えていると感じています。だからこそ、このような諸事業を通して、地域内の良好な関係をつくり出していかなくてはならないのだろうと思うのです。
だからこそ、市役所の本来の役割として、本当はこのような事業を単なるセレモニー的扱いにせず、地域内の繋がりを強くするため、市民の活動を後押しする施策をとるべきだと感じています。その内容に関しては、そのうち機会があれば追記したいと思います。