岩見沢シチズン1周年記念事業

6月29日(土)13:30より

どーすりゃいいのわたしたち。~市民と行政が目指す地域づくりとは~と題し、基調講演、並びにパネルディスカッションが開催されました。

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1部、2部通して非常に稔りのある内容でありまして、これを独り占めしておくのはあまりにももったいないので、その場で簡単に打ったメモを抜粋して掲載します。

取り急ぎ第2部のみ。

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シンポジウム第2部

パネラー
逢坂誠二
中島興世
内田茂伸

コーディネーター
浅野一弘

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◎岩見沢の印象は?

 

「中島氏」
岩見沢=農業
通常のスイカは接ぎ木。しかし岩見沢で自根スイカをつくってもらっている。非常に美味しい。
これは、収穫できなくともリスクは発注者。収穫も発注者。管理をお願いしている形。

農業は素晴らしい資源である。

この農業と市民のつながりをつくることは大事。

北村、栗沢、農村地が合併ー農家の関係と豊かな関係が個性をつくる。地域の誇りにもなりうる。

「内田氏」
10年間カナダにいた。帰ってきて、寂れたという感想とともに懐かしいにおいがした。
娘が自分と同じ学校、教室に暮らしている。故郷には安心がある。子供にも岩見沢を愛してほしい。

岩見沢のこと。同世代に岩見沢を思う仲間が多い。この人材は財産である。

「浅野氏」
我慢と議論が必要とありました。世の中会議が多い。プロセスが大事なことを改めて感じた次第。

「逢坂氏」
地域づくりをみてきて感じること=基本ルールを知らなすぎる。
自治体の入札等でもそう。地域づくりは我慢、議論が大事であるが、それプラスルールを知ること。

これを知らずにトラブルを招くことはたくさんある。市役所職員等は特に心がけるべし。

岩見沢は農業といわれた。自分の地域をどこまで知っているか。まちづくりをどうのと言っている人に限って意外と自分たちの町を知らない。

白い紙に自分のすんでいる概要を書けるかどうか?イメージしておくこと。
好き、愛している。から具体的に眺めてみる。知ってみる。必ず良さが見えてくる。函館は函館山からの夜景が良いといわれるが、反対からみる函館もとても良い。
まずは知ることが大事。

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◎恵庭等での事例

~中島興世氏プレゼン~

恵庭も岩見沢も札幌に近い。
恵庭でどんな戦略をたてているか。
【地域社会の問題解決】という使命が大事。
どう考え、どう取り組んでいくか。

恵庭がどうしてガーデニングになったか?

家からみてではなく道路からみてきれいなお庭をつくるのが大事。

1990年に恵み野で始めた。
この団地は1980年に分譲開始~新しい住宅街で古くても10年しか経っていない。
しかし、もっと経つとどうなるか?
衰退の色がでる。放っておけばそうなる。

年数が経っても恵み野は美しくいれるのか?その問題を発見したのがきっかけ。
それを多くの人に呼びかけた。

プロとして、ランドスケープアーキテクチャーのアドバイスをもらい、ニュージーランドのクライストチャーチを参考にした。ここは道路から見た景色でコンテストをしている。

視察をし、戻って300回以上市民の方々に見てもらった。

そして恵み野フラワーコンテストを始めた。日本一のものにしたいと思った。
しかしそれは、きれいなものをつくろうという意識ではなく、衰退を防ぐための問題解決がまちづくりに繋がった。

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子供たちの読書の問題
NHKニュースで紹介。

ーー動画再生ーー

恵庭市は7万人の人口
教育の柱に読書を掲げる。

市民の要望もあった。
生後9ヶ月の乳幼児検診で2冊の絵本が配られる。ブックスタート事業。
これはただ配るだけではなく市民がサポートしている。市民ボランティア団体による読み聞かせをしてくれている。

団体は週に1回読み聞かせの練習をしている
そんな方々が36団体、500人近い人がいる。
全国一の読書のまちである。

これは小学校に入っても続く。
毎朝10分間必ず読書を行う。上級生が読み聞かせもする。
恵庭市では公立高すべてに学校司書が常駐。

貸し出しが大幅にアップ。
キレる、暴力化するのは、言葉で表現できないことが原因になりうる。人間の成長に言葉は重要。

テレビ、ビデオ、受動的文化が原因。
言葉を覚えられない。これは実に深刻。この解決に向けての取り組み。

~高齢者へかけるお金はコスト。子供にかけるお金は投資~
戦後に義務教育を6,3制にした。これは素晴らしいこと。今も大変な時代。子供の成長を促すことが何より大事。

ここに力を入れるのが札幌から人を呼び込むことに繋がる。

ブックスタートは市民ボランティア。
怖い話は男性、楽しい話は女性。
人口7万人の内のボランティア500人はすごい数。

9ヶ月の時に初めて2冊、次に1歳の時に親子で1冊選ばせる。
各施設にも絵本の予算をつける、そして貸し出してもらう。

図書館に子供をつれていける戦略。
小学校に入ったときは読書環境が身についている。
効果が素晴らしい。

不登校児もなく、関係性も良好になる。問題行動を起こす子が減る。学力も上がる。
こう言った事をやりきる努力。

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読書以上に大切なもの=遊び
朝から晩まで遊ぶーーこれで社会性を身につける。

ーーー動画再生ーーー

鳥取県の幼稚園事例
森が学びや。

どんな天候であろうとも森にいる。
絵本も弁当も森の中。
子供たちは森の中で助け合う。つながりは深くなる。

智頭町
人口8000人、森林面積9割を越える。

朝9時、森の幼稚園登園。
http://marutanbou.org/(リンク先は森の幼稚園web)

子供を自然の中で育てたいという親たちによって作られた。
森でのルールを確認、危険を避けること。

4名いるスタッフーー手出し、口出しを押さえる、見守ること。
子供同士の関係を育む。

よほど危ないこと以外はやらせる。何かあったら怪我がない事を確認する。

NHK福祉ネットワークによると、引きこもりは予備軍をいれると300万人。
年齢が上にいくほど増える。社会の厳しさに負ける。親の年金にぶら下がる。親の死後は生活保護に依存する。なぜこんな事が??

幼い頃に0歳、1、2歳頃の、母一人・子一人の密室環境が非常に危険。

人間は祖母がいる貴重な生物~これには理由がある。人間の子は極端に未熟で生まれる。その子を育てるには母一人では無理。だから家族がいて、祖母、祖父も子育てに関わる。これが、極端に変化してきており、現在の母一人、子一人の密室育児は人類最大の危機的状況にある。

また、3歳以上でも朝から晩まで遊びつづけることが希有。これは何とかしなければ。

北海道のアウトドアポテンシャルは非常に高い。
そんな中で、子供たちが元気に遊べる環境をつくっていない。
幼い子供が自由に遊べる空間を作る。

雪も遊び道具。大雪の岩見沢であるから、そういったものをアドバンテージにすべき。
子供の笑顔を増やす。

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美しい町、本に親しむ町、自然にふれる町
フィンランドやニュージーランドで子育てをしている母親は自信を持っている。

北海道で子育てしたいと思わせる施策。
農業、商業、みんな大変。しかし、子供のためであれば、心を一つにできる。
地域の未来を開く、危機を突破する。

それが他の地域から尊敬される、誇りをもてる地域とできる。

ーーー中島氏プレゼン終わりーーーー

パネルディスカッション再開

「浅野氏」

雪はアドバンテージとする。
岩見沢、ブックスタートが今年から始まる。
恵庭はボランティアが500人。
まちづくりって何?広辞苑=住民が主体となって行うものも言う。

「逢坂氏」
住民が関わるものそのものが「まちづくり」である。
ニセコでも恵庭から学ばせていただいた。

移転する郵便施設を購入ーー運営は本好きなボランティア。現在はNPO。
図書館なのにイベントをやっている。子供たちにとっては楽しさ。

これがまちづくり。

設計から関わってもらう。
立派なものよりも、実際に機能するもの。という選択に。。

「中島氏」
子育て支援、、サービス?問題の当事者が誰なのか?をはっきりさせる。
当事者が主体となって、手を取り合って行うことを支えるべき。
シングルマザーの解決をする、できるのはシングルマザーの人たち。
役割と権限を与える。自助努力を発揮するようにする。

そこに投資する。

問題解決能力があるのは当事者である。
私たちが暮らしてきたのは、経済政策の時代。
お金で解決してきた時代。

地域でお金が回る、解決されていく。
しかし、我が国は経済危機が続く。少子高齢化。経済は大事。しかし、これで解決できるものではない。

311の後、世界は略奪が起きない状況に驚いた。日本には文化、DNAがある。
世界が新たな問題解決の道を求めている。それは日本から起こす。

深刻な地域社会に立ち向かう。
日本の再生というのは経済でではない。
助け合う自治の精神。環境づくり。
自治の力を高めるべき。

みんなで話し合って地域社会の問題を解決していく。
それが私たちの道である。
それが期待されている事である。

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「浅野氏」

役場、役所でつとめていた二人が言うのは、住民が主体となるべき。岩見沢は??

「内田氏」
岩見沢市にもそういう人がいる。

「浅野氏」
冒頭の基調講演。
条例があれば人が変わっても大丈夫?
会場からの質問ーー条例は必要か?

「逢坂氏」
条例がつくるのが目的ではなく、プロセスが大事。
つくるのが目的になると最悪。自分たちのまちづくりの歴史は何か?ということから進めるべき。

それを十分に勉強する、過去はこうです。今はこう。これからは?という議論。

「中島氏」
法律をつくるということ。
法律が必要であることの合理性を支えるものは何?
ニセコの条例は旧態依然たる自治の慣例があった。それを解決するために試行錯誤し、住民にも理解をいただいた。首町が変わって元の黙阿弥になることがあるので、そうならないように条例を決めたいと考えたものと考える。

これはニセコのまちづくりにとっては必然であった。

岩見沢にそれが必要か?
北海道にも自治基本条例がある、札幌にもある。
それで何がどうなった?

全国に300番目になるのかどうかのレベル、他にやることがあるのでは?

「内田氏」
条例をつくるというのは、一本の筋をつくるという作業。
市民憲章もある。検討会議もある。

「逢坂氏」
必要かどうかの議論から始めるのはナンセンス。
自分のまちがどうなりたいのか?から始まるのが大事。
ニセコでは、人口は増えなくても良い、観光客も程々で良い。
そんな意見交換から始まっている。

経済性では後ろ向きかもしれないが、本物の評価を必要とする。
その考え方を後に残しておきたいと考えたら紙に残すべき。

「中島氏」
条例づくりを始めたのであれば、実りあるものにするべき。
子供たちのためになるもの、岩見沢をどうしていったら良いのかを議論する場にしてほしい。いい条例づくりの手続きを大事にしてほしい。エール

「浅野氏」 
プロセス←ー→議論が重要。
それがまちづくり。
つくることがブーム。議会基本条例をつくっても投票率があがらない。
中身の議論が足りない。

「中島氏」
議会基本条例
議会のルールとは実にいい加減である。
議会は気楽な立場。執行部に対して、どうした?これやれ?と言っていれば良い。

本来の姿の議論がない。
しっかり議論しようという考えがない。

議会とは何か?
監視機関と書かれる。しかし立法も議会のはず。
議会は条例をつくってくださいと執行部に向かって言っている。
学校図書館に司書をおきたいという話。それなら首長に頼むのではなく、責任をもって学校図書館司書設置条例をつくれば良い。

自治基本条例も議会でちゃんと議論をしようとなっている。

「逢坂氏」
勘違いが多い。
現在議会で行われているルールは変えられないというのが間違い。
条例等をつくるべきというのも、質問の回数も勝手に決めて良い。
議会は本来自由なものである。

「中島氏」
議会が悪いと良く言うが、市民の責任は?
市民がちゃんと立ち上がらなければならない。
高齢者で一人1万円ずつ集める。若い人を公募する。
若くて心のある人はたくさんある。それが組織の世話になるとか壁が厚い。
地方議会活性化には市民が公然と関わっていくべき。
震災のあと、被災企業を市民ファンドで応援した。
議会も同じでは?

年齢の壁を越える社会活動。
例えば、高齢者1万円議員応援ファンド。
人任せにしないことは議会改革にも繋がること
それが新しいエネルギーを生むことになる。

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「内田氏」
自分たちの地域で何ができるか?
若い人の中から政治にどれだけ参画できるか?

「逢坂氏」
新人を押し上げた中で、小さなミッションをどう実行させるか?
議員立法までサポートすべき。

「中島氏」
選挙までは一生懸命やる。
あとは放置。当選させっぱなしにしない事が大事。
議員の勉強会でいう3つのこと。

1)議場で大声を出すな。
2)ひたすらひたむきに訴える
3)理事者の答弁ーー自分の主張したことに共感が広がっているかどうかを心がける。

この3つで政治家として成長していける。

自ら行う立志塾がある。そこで若い議員をサポートしている。
選挙権を18歳からにするという考えがあるが、被選挙権も20にすべき?

「逢坂氏」
そうすべき、だめなら変えればよい。

「浅野氏」
やってみよう、チャレンジしよう。という意識が市民と融合すれば最高。
岩見沢は?

「逢坂氏」
地域づくりに理念が必要。
どういう地域にするのか?というのが大事。
しかし、それだけではできない。中島さんも言っていた、子供政策一つ深く語れるかどうか?

それを市民が共有できるかどうか?
それを小さなことから実現していく。

「中島氏」
最初は小さいということ。
恵庭は日本一と思っていた。しかしフィンランドを見て世界一だと実感した。

左遷されて図書館長になった。

あるお母さんの話、、赤ちゃんを図書館に連れて行った時にハラハラする。
これはおかしい。赤ちゃんにこそ図書館に開かれるべき。

これを言うとスタッフのキーパーソンの一人がのってくれた。
ベビーカー、授乳室などを充実。来やすい雰囲気。

日頃赤ちゃんを連れていく場所がない。

図書館で泣いても苦情がゼロ。
図書館が明るい雰囲気になった。

それからブックスタートに繋がった。
ベビーフレンドリーライブラリー。これが原点。。

政治家はトップの志が大事。
市民としても要望が通らなければ理解がないと言われる。
しっかりとした市民世論が作れれば実現できる。
そこから目をそらせば理解がないと言われる。
だから世論をつくる。

司書設置に関して、沖縄の学校図書館を視察に行った。
そして共感者を増やしていった。

女性ばかりで男性に対する理解がなかった。案内を出すと意外ときてくれた。
議員にも働きかける→質問してくれたら礼状を送る。

効果があった。。

読書の集会をやるときに、女性の数より男性の数が増えた時に市長が決断した。
市長やってくれ!というのは簡単なこと。しかし、世論を動かすのが何より大事。

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「浅野氏」

理念を持つことが大事と言っていた。
二人は行政の中にいた。その経験者が首長になるメリット、デメリットは?

「逢坂氏」
どっちでも良い。
問題把握能力があれば大丈夫。
要求、要望を処理するのが首長ではない。
自治体出身者だろうが、民間出身者だろうか、物事の進め方をしらない方がくるとしんどい。基本ルールはある程度知っている必要がある。

「中島氏」
北海道は危機だというけれど、その地域の問題を解決する能力があるのかどうか?で選んでいるか?あの人は良い人だということで選んでいないか?

素晴らしい能力を持った人はたくさんいるが、そういう人が地域のリーダーにならない。選挙に関わりたくないということがまかり通る。世のため、人のためになるという純粋な気持ちが発揮される市民風土を築かなければならない。議員についての前述の運動でもあるが、これは首長の選出にも使える運動である。恵庭なら500人集まれば500万円用意できる、それでどことも利害関係のない候補者を出すことができる。

市民が積極的に関わっていける空気をつくりたい。

「浅野氏」
まちづくりを議論する中で、地域のリーダーを選ぶという議論にまでいかない。

 

『まとめ」』

「逢坂氏」
中島さんが政治との関わりを話した部分が肝。
政治に関わるのが胡散臭い。ねこまたぎ。という雰囲気がある。
しかし、私たちの資源は限られている。その資源の割り振りは政治が行う。
片目で政治を利用できる準備をすべき。

「中島氏」
赤ちゃんのDNAは本来、ちゃんと成長するようにできている。
その小さなこと変化を与えてあげる体系的戦略が必要。
読み聞かせと遊び体験。

この二つが日本の抱えている問題を打破する肝。
それを実行する執念。

子育て体感ツアーというのを地下鉄の駅に出し、参加者にきてもらった。
学校が開く前に生徒が並んでいる。始まると読書の静かな時間が流れる。
それらを見てもらった。

ガーデニングをみてもらった。
野菜の直売所をみてもらった。

来てもらったお母さんの多くに、恵庭にすむ事を決断してもらった。
この岩見沢でそのような事が実現できれば、誇りをもてる。
是非、そんな夢をもってほしい。

「内田氏」
岩見沢になければ誘致するなど、無い物ねだりが多いかもしれない。
しかし、今ある資源をどう生かすか?
プロセスが大事・コミュニケーションが肝。

まちの魅力を発見して、コミュニケーションをつかってどうステップをあがっていくかが大事と感じた。

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「浅野氏」 
ネットワークは基調な機会。
授業でやっていていうこと。
ニセコの条例はPAPE(?要確認ー浅野一弘教授の本を後日確認)の要素がキーワード。

議論を深めることが大事。
想像力も重要。

これをもてるかどうか?もてなければどうするべきか?

それが地域づくり。

 

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以上、取り急ぎ抜粋まで。
途中、私の聞き間違いや、勘違い等もあるかもしれません。

それがわかったらその時点で修正させていただきたく存じます。

あくまで私の個人的メモを公開しているだけとご了承下さい。

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いずれにせよ、素晴らしい内容でありました。

終了後の懇親会でも、「中島興世さん」「浅野一弘教授」とともにお酒をのみながら大いに話を聞かせていただきました。とても貴重な時間でありました!

この得たものを自分の中で風化させてないように、時折自分に問いかけていけるようにしたいと思っております。

2 thoughts on “岩見沢シチズン1周年記念事業”

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