2月19日(火)18:30~
士別市において「できないをできる!に変える」と題して、木村俊昭氏のまちづくり講演会が開催されました。
以前、木村さんの講演が近隣であったのですが、その時はどうしても外せない別件があり、やむなく断念した経緯があり、今回は士別市で開催されるということで、友人で士別市会議員の渡辺氏を頼りに参加させていただきました。
話せば長くなるのですが・・・
私はこれまで、JC現役中は勿論、卒業後も様々なまちづくり活動に携わる機会を得ることが出来、今は岩見沢複合駅舎を中心とした「まち再生」への一歩を目指し、《いわみざわ駅まる。》というグループで活動をしています。
これは岩見沢市観光振興ビジョン策定に伴うキックオフプロジェクトとして、3年間にわたり実証実験を行う意味合いをもち、今年で3年目を迎えます。
1年目は僅か5名ぐらいからスタートし、9月のイベント開催時には約30名の年齢、性別を超えた熱い仲間が自然発生的に集まり、岩見沢の歴史、文化にスポットを当てた事業を展開し、見事大成功を収めたといって良い結果を得ました。
それが昨年の10月に2回目を行い、結果としては規模は盛大になったものの、大きく初回から進化させることができず、せっかく集まってくれた多くの仲間との達成感の共有や、更なる意識の掘り下げ、そしてイベントとしての活動意義等々に若干の違和感が発生しはじめました。今後、我々が目指すまちづくり活動を推進していくためには、せっかく集まってくれた秀でた能力を持ち、それぞれがピンで活躍しているような優秀な仲間達が自然発生的に集まった、いわば多国籍軍的なグループの存在価値をもっと高めていきつつ、何より「持続可能」な自立した組織に生まれ変わっていかなければならないという部分で大きな壁に当たっています。
それは、”イベントありき”からの脱却を行い、通年を通し継続可能な地域に根のはやした活動への脱皮が大きな課題になってきた、次のステップへの入り口でもあります。
そんな想いから、何かヒントになるような事がないかと思い、半ば藁をも掴む気持ちで士別まで車を走らせた次第です。
木村氏のプロフィールはこちらに譲るものとして、非常に熱い、そして言葉だけではなく、これまでの経験に裏付けされた実績からくる言葉は大いに刺激を受けました。
講演の話題にはアンテナに引っかかる事が沢山あり、A4ノート4枚に渡って雑メモをとらせていただきましたが、中でも、あらゆるモノゴトに「なぜ?」の思考を常に持ち続けること。ということが我々が抱えている問題をブレークスルーさせる大きなヒントになりそうです。
また、鹿児島の約280人の集落が約5,000人の人が訪れるまでになり、地域ビジネスとしても地域コミュニティの再生としても大成功を収めているやねだんの例を出し、「自主財源が無ければ口先だけになる。」という部分をあらためて実感。その実現に向けた成功例は一集落でもココまでできるという強烈な見本でもあります。(是非インターネット検索してくみてださい)
更にその地域の主たる産業と連携を行うのは勿論のこと、その地域の文化等も含めた独自のストーリーを明確にして発信することの重要性。。これは我々も重々わかっているもののなかなか形にすることができていない部分でもあります。
そして、それらモノゴトを形にしていくためには、例えば行政、商工、JC等団体、各種業界等々において役割分担を明確にしていくことが何より大事 → では、それを誰が行うか・・。という部分も重要。
また、事業構想にはモノサシが必要。
①適正な所得、売り上げを確保できるか。
②人材(財)の確保。
③評価
が重要であり、特に評価が伴わなければ実施する側のモチベーションが上がってこない。
この評価についてはそれまでの活動を地域の図書館に寄贈することや、メディア等々、様々な場面において一緒に参加してくれている人々を露出することが必要。
更に、我々の最終目標である。現状においては「岩見沢と言えば・・・」で明確な答えが出てこない状況下、「岩見沢と言えば○○」という、まちのアイデンティティを構築するためには、明確なストーリーを描いた中で、それをしつこく言い続けなければ根付かない。
等々、、余りある講義をいただきました。(上記はほんの一部の記載であり、これからしっかりと整理し、自分なりに咀嚼していきたいと思っています)
また、主催者の方々の粋な計らいをいただき、よそ者である私も木村先生を交えた20名ほどの懇親会に同席させていただき、市外の人間という遠慮も若干抱きつつ、沢山の気づきをもらえる会話をさせていただきました。
(実は木村先生は私の母校である東京農業大学の教授でもあります。特にオホーツクキャンパスを中心にしているということで、実は私そこの1期生なんです!という話題もあり、とても気さくにお話をしていただけました。)
その後は、更に二次会まで開催され、士別の夜は有意義に更けていきます。
士別の皆様、本当にありがとうございました。
おかげで色々なヒントを持ち帰ることができました。。
そして、お開きになったのが午前2時。
その後、頼って伺わせていただいた士別市議会議員の渡辺氏の事務所で宿泊。
実はこの渡辺氏は私がスノーボードの選手でいたころのライバルであり、一緒に全道各地、日本各地を遠征してまわった仲でもあります。
こんなにゆっくり話せたのはもう5年どころかもっと昔の話。
今回はその頃の思い出話や現在の議会の事等々を話すと互いに止まらずに、気がつけば午前4時。
さすがにそろそろ寝ましょうかとお開きに・・。
ナベちゃん、、ありがとうございました。今度は岩見沢でやりましょう(笑)
そして今回の財産。。
今回の講演内容もたっぷりと詰まった著書を購入。
中には・・・
自筆のサインまでいただき感激。。
これからバイブルの一つとしてじっくりと本が傷むまで読ませていただきます。
*最後に、モノゴトを実現していくには自分一人の能力なんてたかが知れていることから、良きパートナーと良きブレーンを得るのが何より大事なこと。という言葉を授かりました。
私自身、ちっぽけな人間でありますが、前に向かって頑張ってみたいと思います!
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